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#4088 秋刀魚はなぜ不漁になったのか?:KJ法やBS法での議論を期待 Sep. 25, 2019 [8. 時事評論]

 根室さんま祭りの記事を#4087でアップしたので、続編として秋刀魚資源について仮説を考えてみたい。わたしが気になっているのは、次の三つの事実である。

 ①漁場が太平洋中央部(根室から1000㎞東)へ移動しているように見える
 ②秋刀魚がこの数年間で痩身化、小型化しつつある
 ③台湾船が太平洋公海上で大型船で秋刀魚漁をし続けている

 9/10時点で昨年同期比20%の漁獲量、つまり激減してます。それだけでなく、獲れる秋刀魚の小型化と痩身化が進行しているようにも見えます。形はそこそこ大きくても痩せているのです。

 漁場が根室沖数十㎞から、太平洋公海上(1000㎞)へ動いてしまったのはなにか理由があるはずで、問題はそれが一時的なものなのか構造的な変化が絡むものなのかということだ。
 根室沖の「日帰り秋刀魚漁場」から秋刀魚の食べる餌が激減していると仮定すると、漁場が移動した理由の説明がつく。

 餌の密度が数年前まで根室沖にあった餌場よりも太平洋公海上の餌場の密度が薄いとしたら、大きくなっても痩せた秋刀魚が増えたことにも説明がつく。
 太平洋公海上に大型船が居続けて、秋刀魚漁をずっとやり続け、船内冷凍した秋刀魚を輸送船が運んでいる。それまでの、小型船や中型船の漁獲総量に匹敵する。大雑把にみて、2倍とっている計算になるから、秋刀魚の小型化と資源の枯渇が心配になる。
 漁獲量制限に関する国際的協議で決まった割り当て量は、不漁で現実には獲り切れないほどの量が割り当てられている。つまり取り放題。

 漁場が根室沖から太平洋公海上へ1000㎞以上移動したのが一時的なものではなく、なんらかの構造的な変化が原因であるとしたら、プランクトンの供給が激減した理由は何が考えられるのか?

 気になる事実の提示や仮説のある人は投稿欄へコメントしていただけるとありがたい。ネットを通じて、KJ法やブレインストーミング法での検討を期待しています



KJ法
http://www.internalcontrol-navi.com/impruve/flow/kj.html

ブレインストーミング
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブレインストーミング

*#4087 第27回根室さんま祭り9/21・22 Sep. 23, 2019 
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-09-23



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