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#4012 啓雲中と光洋中が統合 Jun. 6, 2019 [89.根室の過去・現在・未来]

 根室高校が6/4日から前期中間テストをやっている。金曜日までの4日間、まあのんびりしたもの。これが終われば7月初旬の学校祭へ向けて準備期間が始まる。ほとんどの生徒が勉強のほうはお留守となってしまう。2年生と3年生は、ほどほどにして受験勉強と両立させることを考えるべきだが、毎年なかなかそうはならないで、8月9,10,11日の金刀比羅神社の例大祭が終わるまで、お祭りモードは切り替わらない。

 啓雲中学校が光洋中学校へ統合されるという記事が今日の北海道新聞朝刊に載った。2021年4月だそうだ。「元々光洋中学校が10クラス420人ほどに膨らんだので37年前に啓雲中学校ができた、2年生の時に光洋中から啓雲中へと引っ越した」と昨日髪をカットしながら世間話で聞いた。
 啓雲中の統廃合によって元の光洋中に戻ることになる。元に戻るなら校歌も校章もそのままでいいから、手間も最小限で済む。これはこれで実務的な案だ。
 もっとさかのぼれば光洋中学校は根室中学校が手狭になり、柏陵中学校ができて、光洋は1学年10クラス550人の規模で57年前にスタートした。団塊世代のわたしたちが光洋中学1期生であった。柏陵中出身のヒロシに訊いたことがある。大正町(常盤が丘)にあった旧根室高校校舎から机に椅子を重ねて手で持って柏陵中学校校舎まで運んだそうだ。あの年に根室高校は大正町から牧の内へ新校舎を建てて引っ越した。木製の重たい机と椅子だったから、駅前を過ぎたあたりから、急に重みが増したに違いない。女の子はたいへんだったろう。柏陵のスタート時は5クラスくらいかな。昭和37年に市街化地域の中学生徒数が2248人だから、光洋中と柏陵中合わせて1学年平均749人。郡部が884人だから1学年平均294人の生徒数になる。子どもが多かった。
 現在は市内全部の中学校を合わせても1学年200人程度しかいない。
*資料
https://www.city.nemuro.hokkaido.jp/material/files/group/7/suisinn.pdf

 いずれ柏陵中学校も統廃合でなくなるのだから、最後には「根室中学校」という旧名称に戻せばいい。
 2040年には根室市内全部で1学年110人くらいになるという年齢別人口推計データが公表されている。弊ブログでも紹介した。

 柏陵中学校が1学年30人程度になれば統合せざるを得なくなるだろう。郡部の歯舞中、海星中、落石中、厚床中は生徒数の減少でその前に統合対象になるだろう。道路が整備されてるから、無料のマイクロバスで通学できれば便利だ。ついでに郡部から通う高校生も乗っけてあげたらどうか。その際に根室交通への配慮は必要だ。上手にやらないと公共交通機関であるバスが根室から消えてしまいかねない。

*#4013 根室の小中学校の統合をコスト面から考える Jun. 8, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-06-07



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