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#3944 春が来た:大学卒業の挨拶と就活事情そして台湾からのツアー客 Mar. 5, 2019  [87.根室の話題]

 道立高校入試が始まっている。1時間目が終わったところか。

 昨日、F田君が来た。大学を卒業して四月から会社勤めをするのだという。にこにこ、高校生の頃の笑顔がそのまま。春休みで帰省したのかと思って、今度4年かと訊くと、
「卒業しました」、
「え、あれからもう4年もたったの!」

 いつ頃就職が決まったのか訊くと、昨年7月だという。周りもだいたい7月頃に決まっていたとのこと、就職状況はすっかり売り手市場になっている。北星学園大学の経済学部へ進学したのだが、12月ころに志望校を決めたので、そのあと2か月間がたいへんだった。数学の問題集を2冊やった。毎日塾へ来て勉強していた、そして時間がどんどん迫ってくるので、あせって別人のように目が吊り上がっていたのも懐かしい。
 一人暮らしを始めて、最初にご飯をたいたら大失敗、でもなんとか四年間を過ごして一人暮らしに自信がついた様子。就職先は道内では大手の会社の運輸部門の子会社だから、経営は安定している。
 どうしてそういう視点(経営の安定している企業)で就職先を決めたのか、尋ねてみた。大学のゼミがブラック企業をテーマに取り上げていたのだそうだ。北海道ではおなじみの大手の会社の運輸部門子会社なら、ブラックではないとの判断。会社組織や諸制度(諸規程)は大部分が親会社のそれをコピーするから、なるほどと思った。
 わたしは大学院を終えて数か月ぶらぶらしてから新聞募集をみて2社に応募した。その際の選択基準は前職とは違う業種、そしてスリリングな企業だった。赤字と黒字を繰り返す産業用エレクトロニクスの輸入商社を選んだ。最先端のさまざまな電子機器が技術部に無造作に置かれていたのも魅力だった。入社直後から社長直属のプロジェクト5つを任され、仕事のしかたを根こそぎ変えて、その会社を3年で優良会社(高収益、財務安定性の高い会社)に変えた。そして2年後に辞職し、転職した。F田君の話を聞いて時代が変わったと実感した。


 最初の3か月間、手を抜かずに全力で仕事に励めと激励。3か月やれたやつは、その後の3年間をそのスタイルで押し通し、10年たったら仕事で大きな差がつくもの。
 時々は様子をメールで知らせるように言って別れた。笑顔で「がんばります!」、うれしい1時間だった。
 どうやら春が来た。

<余談:東根室ツアー客>
 観光バスが道路向かい側で止まった。ツアー客がなかなか降りてこない。しばらくすると降り始めた。みなさんサングラスをかけている。家の前で写真を撮ったりしているので、出て話しかけてみた。全員台湾からのツアー客だった。日本語がわからないようなので英語に切り換えたら話が通じた。10時20分ころ着いたが、列車が来るのは11時3分。30分以上ある、東根室駅はトイレがないので、寒い時はきびしい。10時の気温はマイナス1.2度。
 若い人で日本語の話せる人がいて、その人と日本語と英語で話し始めた。ずいぶん若く見えるが、さらに若い女性と一緒だから夫婦のようだった。日本語が上手ですねと褒めると、高校2年生の時に留学していたという。もうずいぶん昔で、自分は41歳だという。30歳くらいにしか見えない。横にいる人はずいぶん若くて細身で小柄な人だった。ひょっとして奥さんかもしれないと思い、訊いたらそうだという。20代前半かと思ったら、5歳の子どもがいるときいてびっくり。35歳だという。笑っていた。台湾の人は実年齢よりずっと若く見える。コンビニはないかと訊くので、突き当りにあると教えてあげた。セイコーマートがある。他の人へは彼が説明してくれるだろう。トイレに行きたい人もいる。40人くらいいた。

 東根室駅は日本最東端の駅だから、観光スポットになっており、訪れるツアー客も多い。北海道JRは大赤字だ、根室市の負担で東根室駅にトイレの設置ぐらいしてもいいいのではないか?汽車通学の高校生もいる。
 トイレはきれいでなければいけないランニングコスト(清掃費)がかかる。JR花咲線自体が廃止になるから、無駄な投資か?花咲線の宣伝に使っている市の予算も同じことがいえる。




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