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#3856 日露平和条約:国後島と択捉島は北方領土の93% Nov. 15, 2018 [21. 北方領土]

<最終更新情報>
11/16朝、柏原先生のニュースステーションインタビューに関する感想と昨年亡くなった岩田先生のことを追記した

 安倍総理が2島返還で決着をつける方向へ舵を切った。ロシア大統領プーチンの思惑通りである、喜んで手を叩いているだろう。北方領土の7%に過ぎない歯舞諸島と色丹島だけを返還して領土問題に決着がつけられる、そしてシベリア開発に日本の技術と資本が利用できるようになる。平和条約締結後は米国といさかいを起こして経済制裁されても痛みはずっと軽くなる。国際政治で日本という有力なカードを手に入れることができるのだ。

 平和条約締結の目的は三つ。
①戦争状態の公的な終結
②請求権問題の解決
③領土境界線の確定

 ①と②は日ソ共同宣言で解決済みだから、平和条約をいま結ぶとしたら③の問題が確定すること以外にはない。2島返還で平和条約を締結すれば、それで領土境界が確定することになる。国際法上領土返還請求権が消滅する。
 国際法とは畳分としてあるのではない。国際的な取り決めである条約や、国際慣習法で構成されている。平和条約には領土境界画定が含まれるというのが国際的な常識である。平和条約が締結されたら、以後2国間に領土問題は存在しないということ。存在しない問題に継続協議なんてありようはずもない。

 千島歯舞居住者連盟の宮谷内根室支部長(理事)がテレビで2島返還で平和条約を締結し、そのあとで国後島と択捉島の返還交渉をすればいいと言っていたが、「のんきな父さん」だ、取り返しのつかぬことになる。宮谷内さん(国後島出身)はこれで国後島の返還はなくなったとわかって言っているのです。立場上、本音が素直に言えない、気の毒ですね。顔に苦渋の色を浮かべていました。

 米国と2国間FTA交渉はしないと安倍総理が言い続けてきた。商品だけの貿易交渉TAGを始めるとアナウンスされた。TAGはFTAではないと茂木経済担当大臣も説明している。ところが米国側の文書にはTAGの文字はないことがマスコミ報道によって明らかになっている。正本は英文のほうだから英文原本を見なければならない。英文原本にはFTA交渉と記載してあるらしい。最近日本へ来たペンス副大統領も商品に続いてサービスと投資についても交渉すると記者会見で言明したから、二国間のFTA交渉が始まるのだろう。為替の円安誘導についてもやめる方向でテーブルに載せるつもりのようだ。通常のFTA交渉よりもさらに幅が広い。これをTAGだと言い、FTAではないと国民に説明しているのだから、あきれる。ここまできたらこんな詭弁に騙される方が悪い。

 政府は日露平和条約締結後に国後・択捉の2島半間交渉を続けると言い募るのだろう。だが、平和条約締結の目的はもう③の領土境界の確定以外にはないのである。国後島と択捉島をロシアにくれてやるということだ。平和条約締結後に国後島と択捉島の返還交渉をするというのは詭弁である。

 千島歯舞居住者連盟はメンバーにちゃんと説明して、2島返還で領土問題は決着とする合意をまとめるべきだろう。四島返還の筋論を通すなら、日ロ平和条約締結は四島返還が譲れない前提条件だとはっきり主張すべきだ。いったいどっちなの?
 政府の方針に唯々諾々としたがって来たのは政府の補助金で運動が支えられてきたから。今回もそうなのだろうか?これでは国民の関心が薄くなるのは当然だ。存命の引揚者は残りあとわずか、引揚者であるわたしの叔母も80歳を過ぎた、そして10年後には住んだことのあるほとんどの人がいなくなる。いまのままでは運動の支え手が消滅し、日本人はだれも住んだことがない島ということになる。
 先週まで政府の方針は四島一括返還だと国民に説明していたではないか。こんなに大きな方針転換をするなら、領土にかかわる重大問題だから、2島返還で国民投票と衆議院解散を行い国民の信を問うべきだ

 それにしても、日本の外交交渉は下手だね。面積で2等分しましょうくらいのしたたかな主張ができないのかな。北方領土返還運動団体もそれくらいの要求をまとめられないのかね、ちっとは頭を使ってくださいよ。

<母は択捉で生まれ育ちました>
 おばあさんのお墓がありますが、母は一度も択捉島の土を踏むことなく平成23年に亡くなりました。千歳の叔母は母より先に逝きました。どちらも一度も古里である択捉の土を踏むことはありませんでした。
 爺さんは宝島と言ってました。そうとしかいいようのないほど水産資源が豊富だったのです。

<柏原先生と岩田先生:11/16朝追記>
 昨夜(11/15)午後9時からのニュースステーションでインタビューを受けていた柏原栄先生(元花咲小学校、光洋中学校、根室高校教諭)もうつむいて、「明るい光ではない、鈍い光が見えただけ、今までと変わらない、素直に喜べない」、重苦しい表情で語っていた。国後島や択捉島出身者の知人や一緒に運動してきた人たちのことを慮(おもんぱか)っての発言である。先生は水晶島出身者で終戦後、命懸けで小さな船でオホーツクの海を渡って根室まで逃げてきた。そうした先生の表情に年輪を重ねて磨かれた人格の輝きを見た気がした。中学校の時に1年間だけ「歴史」をならったことがある。2002年晩秋にふるさとに戻って小さな塾を開いてから数年後に、写真店展があり満開の桜の写真に先生のお名前を見つけた。都内ではなさそうなので電話をかけて撮影場所をお尋ねしたことがあった。大阪造幣局だった。いつまでもお元気でいてほしい。
 習ったことはなかったが、岩田先生が昨年亡くなっている。岩田先生はebisuの母親と同じ択捉島出身で、千歳の叔母とは幼馴染だった。母は岩田先生にとっては近所のお姉さんだったのだろう。千歳の叔母はもう10年ほどまえに逝ってしまった。4人いた叔母のうち存命なのは末っ子の「語り部叔母さん」のみ、ebisuとは一回りほどしか年齢が離れていないので、叔母というよりお姉さんという感覚である。昨年7月に択捉島蘂取村出身の山本昭平さんの講演会を聴きにニホロの北方館まで行ったときに、叔母の紹介で56年ぶりにお会いした。ニコニコしながら、「話をしに遊びにおいで、退屈してるから」そう言ってくれた、半年もしないうちに旅立つとは思わなかった。昔話のできる人たちがいなくなる。高齢だから今日元気でも一月後はわからない。
 ebisuの母親は平成23年に一度も島の土を踏むことなく逝った。自分の母親の墓参りが気になっていたようだった。できれば長男のわたしに墓参りしてほしかったに違いない。秋になると鮭が家の前の川に遡上してきて、川に竹竿を挿すと倒れないほど魚でびっしり、兄の初男さんが河口付近で川に入り鮭を手で救い上げて川岸に次々に放り投げ腹を裂いて、樽に筋子を入れる、「そんなにとっても腐るだけだからよしなさい」とのどかな秋の風景を懐かしそうに話すことがあった。長男の初男さんは満州の国境警備の任に当たっており、終戦時に侵攻してきたソ連軍と戦って死んでいる。満州の荒野に一本立っている木の根方に眠っている。霊感の強かった母はその光景を夢に見ていた。戦後満州から引き揚げてきた戦友が最後の様子を知らせに訪ねてきたことがあったという。母親が夢に見た景色を言うと、「どうして知っている、だれか伝えに来たのか?」と不思議がったと言っていた。〇〇さんがなくなったといい、窓辺にお酒を備えることがあった。あとでその人が死んだと知らせが入るのである。
 二女の叔母が一番霊感の強い人だった。前もって見えてしまうのである。幼いころに病床に就いた父親がなくなると1か月も前から泣くのである。訊くとそうではない、両方とももうすぐ亡くなるというのだ。父親の死後、1週間で元気だった母親が急逝してしまう。このように未来が見えるというのは人を幸せにしない。何が見えても人に言わないようになっていった。高校柔道部の同級生が腎不全でなくなったときに、ちょど亡くなった時間に二階のリビングに叔母と一緒にいた。大きな敷布のようなものがゴーッと音を立てて飛んで行った。あわてて窓を開けたが何もなかった。叔母に「みた?」と訊いたら、「見た」と一言。翌日死亡通知の折り込み広告が入った。ちょうどその時間に亡くなっていた。腎臓が悪くてしばらく釧路の病院に入院していたのだが、お盆のころ戻ってきていた。歩いていてすれ違い、「N西、治ったのか、よかったな」と声をかけた、当時は人工透析がなく、治療の方法がないので退院したことが後でわかった。「オー、よくなった」といって笑顔で別れて数日だった。霊感の遺伝子は女系に伝わっている。やはりときどき時間と空間を超えて見えてしまう能力のある者が身近にいる。見たくなくても見えてしまうことがある、本人に選択の余地がないのだから、始末に負えない。択捉に眠っている婆さんが、一番の霊能者だったようだ。その婆さんの墓参りに行ってみたかった。墓の前に立てば、婆さんが母親のことで何か孫に伝えたいことがあるはず、それを聞くくらいのことはできるのだろう。スキルス胃癌と巨大胃癌の併発で胃の全摘、胆嚢全摘、大腸一部切除をしたので、体力的に無理。3日間船上暮らしをしたら2週間ほど寝込み、体重を元に戻すのに2か月間もかかることになりかねない。小さな私塾をやっている間は無理。
 岩田先生には一昨年に北方領土返還運動関係者の講演会があり、五十年ぶりにお会いした。末っ子の叔母が「貞子お姉さんのところの長男」と告げると、「遊びにおいで、話し相手がいないので退屈しているから」きさくにそう言われた。なかなか行く機会がみつけられないまま、半年たったころに逝ってしまわれた。ご自宅へ線香をあげに伺ったら、奥様と話しているうちに厚岸の「てっちゃん」と同級生だということが分かった。「てっちゃん」はebisuの婆さんとてっちゃんの父親が兄弟だから、母親の従弟であるが、てっちゃんが中学生の時にちょっとの間一緒に暮らしたことがあるので、わたしにとっては兄弟のような人、このように択捉島を通じて、人間関係の網の目がいろんなところに広がっている。択捉島で暮らしたことのある人々は年々減って、あと10年もしたら一人もいないなんてことになりかねない。
 それでも、政府には「四島返還がなされないなら、未来永劫日露の経済協力はなしだ」というぐらいの毅然とした返還交渉をお願いしたい。(16日朝追記)


<国後島と択捉島の面積>#3304より引用
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-28
 国後島と択捉島は北方領土全体の93%です、それを放棄して7%だけでいいのでしょうか?2島返還論を声高に主張していました。
 根室の町にはいろんな意見があります。水産関係の人のようでしたから、切羽詰って自棄(やけ)を起こしているようで、いい大人が駄々っ子のように見えました。根室の町のためだそうですが、話を聞いていてわたしにはさっぱりうなずけませんでした。おそらく中学生に聞いてもらっても大半がわたしと同じような感慨を抱いたでしょう。2島返還ならそれはそれで結構ですが、60歳を過ぎたらもっと説得力のある意見が言えなくては情けない。もっと大人の議論が聞きたかった。
 4島の面積がどうなっているのか、それすら挙げずに議論しても不毛でしょう。事実を踏まえて意見を述べてもらいたかった2島返還論を主張するときには、「歯舞色丹群島は北方四島の面積の7%に過ぎない、国後島は沖縄本島よりも大きいし、択捉島にいたっては沖縄本島の2.6倍あります」ちゃんと事実関係を説明してから、自分の意見を述べるのが大人のやり方、違いますか?

 弊ブログ#2794で各島の面積を挙げて論じているのでご覧ください。

*#2794 争点整理④: 北方領土問題 Aug. 31, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-08-31
=======================
 北方四島が返還されたら、羅臼の漁師は漁獲量激減で困窮するだろう。違法操業はしなくても安全操業A地域とB地域へ出漁しているから、根室の漁師への影響も小さくない。
 つまり、根室管内の漁師たちは北方四島が帰ってこない現状の方が都合がよい。2島返還で国後島と択捉島が戻ってこないことが根室管内の船主にとってベストチョイスだ。北方領土の面積は5,038平方km国後島1,499平方km択捉島3,184平方kmの2島は北方領土全体の93.0%を占めている。比較のために書いておくが択捉島は沖縄本島1,206平方kmの2.6倍も大きい
 北方領土面積の93%を占める国後島と択捉島を外した返還交渉はありえない話だ。7%に過ぎない歯舞群島と色丹島の2島返還でいいならロシアはいつでもそれで決着をつけるだろう。
=======================

 2島返還なんて言い出したら、日本が世界中からバカにされます。尖閣列島や竹島問題にも影響しますよ。日本は領土問題で原則論を簡単に曲げる国だと中国にも韓国にも思われるでしょう
 四島返還はありえないとお二人の方が仰いましたが、自分の智慧が足りないとは考えないのでしょうか?

#3564 セルツェ(心)ー遥かなるエトロフを抱いてー July 2,
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-07-02


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サリー

塾長がおっしゃるように、(ズル)賢いプーチンの思惑通りですね。(^_^メ) 
もともと、旧ソ連が戦後のどさくさに紛れて侵略して武力で奪った島々ですよ。二島返還と言いますが、小島の寄せ集めのような歯舞群島と小さな色丹島を返して平和条約を結ばせて経済協力させようとするんですから、卑怯な交渉です。 特に群島は山がないパンケーキ型?なので、巨大津波が発生したら全滅かもしれない場所です。 必要価値がないと思う島だけを手放して、国後と択捉は99%の確率で絶対に返さないと思います。せめて、島分割ではなく、面積分割にしてもらって、国後の半分とか択捉の一部だけでも返してもらう約束で交渉すべきです。 
日本政府は大臣や首相が変わるたびに、のらりくらりと下手な交渉を続けてきましたが、その政府の補助金に支えられてきた例の連盟団体も似たようなもの。 今や、四島一括返還を求める人は少なくなったとは言います。完全に無理と思っているからです。 しかし、二島返還となった暁には、政府も運動団体も、国後・択捉の返還要求していくフリはするでしょう。 さんざん国費を使ってきたのだから、小島と狭い領海だけで日本側にメリットがあるのか、ロシアに経済協力ばかりして将来損をしないか、国民全体の総意を問うべきです。 妥協と譲歩がイヤで一括返還を主張するなら、平和条約なんか結ばずに、こちらも経済援助など一切せずに武力で奪回するくらいの気構えがないとだめですね。
中国や朝鮮などの国に、島を経済汚染されないうちに、何とかしてもらいたいです。

引揚げ者である父は82歳になりました。
ボートで行けそうな所に生まれた島があります。目の黒いうちに返還されるといいのですが。(*^^*)

by サリー (2018-11-15 22:14) 

ebisu

サリーさん

長文のそして威勢よいコメントありがとうございます。
択捉島だけで北方領土の6割を占めています。国後島をいれても4割だから、択捉の南部も含めて面積の半分返還、その線で交渉に入りたいと言えないのでしょうか。
それなら択捉島の元島民も二世のわたしもあきらめがつきます。

先ほど10時のニュースステーションに柏原栄先生が出ていました。下を向いて、「明るい光ではない、鈍い光だ…今までとどこが違うのか、喜べない」とうなだれていました。柏原先生は水晶島のご出身です。だから、苦しいものの言いようでした。ともに返還運動してきた国後島や択捉島の関係者の落胆が理解できるからです。自分だけよければいいという利己的な態度は微塵もありませんでした。いい先生です。
花咲小学校を一緒に「卒業」し、柏原先生は光洋中学の先生になりました。中2の時に「歴史」を習いました。不揃いな大きさで独特な板書をする先生でしたから、よく記憶に残りました。
高校で倫理社会の時間に一度だけ担当の先生が出張で見えられたことがあります。いきなり普通科でやった政治経済の定期テスト問題をやらせました。
尊敬できる先生の一人です。柏原先生らしいインタビューをみて懐かしさが一杯です。

旧知の岩田先生は昨年亡くなられました。終戦後引き上げてきた方たちで残っているのはわずかです。
叔母たちも末っ子の一人を除いてみな亡くなっています。

日本政府は毅然と交渉してもらいたい。向こうが交渉に応じないなら、経済断行するくらいの意地を見せてもらいたい。
それくらい強気の交渉をしなけらば、面積の半分の返還は不可能でしょう。

あ、サリーさん、一度北方領土へ行ったんでしたね。写真をたくさんブログにアップしてくれていました。思い出しました。
by ebisu (2018-11-15 23:18) 

名無しのゴンベイ

大昔、に自由に闊歩して生活していたアイヌが和人に土地を奪われ生活の変容を余儀なくされた。
昔、日本人が生活していた土地がロシアに奪われて追い出された、もしくは、不便を感じて脱出した。
今、すでに多くのロシア人が生活を営んでいる。
将来、この人達を追い出して、もしくは、不便を感じて移住することになるかもしれない土地の所有者を変えることになるのか?
主権と所有権が違っても良いのかもしれん。住んでる者の事を考えてあげたらば。
by 名無しのゴンベイ (2018-11-21 09:50) 

ebisu

戦って負けたら、土地も財産ものうなってしまう。
平安の昔から東北、そして北海道、北方の島々で和人とアイヌの戦いが、そしてロシアとの戦いがあった。負けたら盗られる、勝てば分捕る、それだけのこと。
領土と領海をめぐる戦争はこれからも隣接する国との間で起る。
経済を武器にして戦えばいい。
やれんじゃろな、もうけが先だわい。幸か不幸かカルロス・ゴーンと根っこのところは一緒の日本人が増えている。
by ebisu (2018-11-21 15:20) 

名無しのゴンベイ

いや、わしの言うとることは、この4島が心底必要なもんが今の日本におるのか?ということや。そりゃあればあったで経済開発やらに名乗りをあげるもんもおろうけど、それは余剰のことや。今現に島で生活しているもの達にとっては心底今の状態が続く方がええと思うてるやろ。日本に返還となったらまた新たな悲劇を生み出すことになる。住んどるもんには何の罪もないのにや。
色んな面子もある、うまく話合うて返還して所有権は名目上日本とするが、主権は今のままロシア、ちゅう線もええなあと思う。みんなの面子が立つやろ?
by 名無しのゴンベイ (2018-11-21 18:19) 

名無しのゴンベイ

誰でも故郷へのノスタルジーはある。
ノスタルジーやない、実際に辛い体験もある。
そしたら相手のこともわかるやろ。
生活の拠点が変わる事がどれだけ辛いことか。
政治や経済といったうわべに囚われていたら個々の人の生活が見えんようになってしまう。そして戦争や。
大事なんは実際にそこに住んどるもんの生活やないやろか?
by 名無しのゴンベイ (2018-11-21 18:37) 

ebisu

武力を使って土地を分捕り、住んでいる人全部を追い出す、そしてたくさんの人を送り込み定住させる。70年たてば、そこで生まれた子供も中年になっており、さらにその子供たちが生まれている。
それを是とするなら、沖縄が中国に分捕られて、140万人が沖縄を離れて各地に住むことになる。そして70年が過ぎたら、同じことをいうんかのう。

沖縄の次には次には九州と四国かもしれん。阿波の国からも日本人が追い出され、中国人が住む。

「政治や経済といったうわべに囚われていたら個々の人の生活が見えんようになってしまう。そして戦争や。」

なるほど、戦争しないという選択肢もあるわな。
ほんとうにいいのかね、おぬしのふるさと阿波の国を子どもたちが追われて、余所に住むことになっても、同じようにのんきなことが言えるのかい?
日本なんてものはいらぬというてるように聞こえるわ。

だけどな、この言は当たっとるわ。
「この4島が心底必要なもんが今の日本におるのか?」
大した数はいないだろうよ。漁場の権利だけで1か所十億円を超えるところもあるだろう。国後島も択捉島も「宝島」なんよ。
水産資源が豊富だからこそ、戻ってきたら困るもんもおる。入漁料を支払って、国後島の前浜で漁をしているオホーツク海沿岸の漁師たちがその一例だろう。島が戻ってきたら3割程度水揚げが減少することになるだろうから、死活問題になる。贅沢になれとるからな。
島を追われた者も、いまさら漁師がやれる人はほとんどおらぬわ。何人か集まってそこそこの規模の水産会社を創ることくらいはできるだろう。いま根室にある、どの水産会社よりも規模が大きく、経営内容のしっかりした水産会社がいくつもできる。道東の雇用条件をいい方に変えることになるだろう。人を大事にしない既存の水産会社は頭数が確保できずにバタバタつぶれるだろう。それでいいのだと思う。道東に水産業が盛んになれば、若い人たちの生活が豊かになり、人口減少もとまる。
ロシア人が住んでいるから、現状肯定、あきらめなはれというわけやな。

終戦間際に戦を仕掛けてきて、占領し、島民全部を日本へ追い返したロシアが利口だったちゅうわけや。
沖縄や点々とある島々そして九州の皆さん、気いつけなはれや。(笑)
by ebisu (2018-11-21 23:07) 

名無しのゴンベイ

あんたの主張は
今あの島に住んでいる人達を追い出すことになる、
悲しませることになるかもしれんけど、
それを超える程の価値があるんやろか?
今の状態でこの日本で憂いてる人の価値と、
もし変換になったら憂うことになる人達の価値と、
を比べて勝るんかいな?
by 名無しのゴンベイ (2018-11-21 23:23) 

ebisu

価値があるのかないのかと問われたら、あるんよ。
理不尽なことには妥協はしないという意志を見せることは、価値のあることなんよ。
そのうえでの外交交渉に意味があるんよ。どういう形の返還が実現できるのか、具体的な検討が必要なんだろう。

たとえば、主権も権利関係も戦前に戻す、そのうえで、ロシア人住民の数を半分にして居住を認めることだって、外交交渉のまな板にのせられる。
な~にもせんと、ただ現状追認は納得いかんというこっちゃ。

このままあと二十年の時が過ぎたら、島に住んだことのある人間はきれいさっぱり一人もいなくなる。ふるさとへのノスタルジーがなくなり、静かになるわ。それでおしまいっちゅうことや。

そういうことが、「隠れたカリキュラム」になる。ロシア相手に真っ向から領土返還交渉すらできないヘタレだと、中国は日本をなめてかかる。
73年前にロシアがやったことは、いま中国ならずっとスマートにできると思うだろう。接続海域に中国潜水艦が出入りするようになった。既成事実をどんどん積み上げて侵食してきおる。尖閣列島だけでなく、沖縄も危うくなる。
琉球王国は中国へも朝貢していた歴史があるから、中国の一部だくらいのことはいいよる。日本の未来は危ういのう。ここからは退かぬというラインがない。
by ebisu (2018-11-22 00:14) 

ebisu

名無しのゴンベイさん

いつも切れ味の鋭い投稿ありがとうございます。
ゴンベイさんと同じ意見の人が少なくないだろう。わたしの意見に賛成してくれる人もいるかもしれん。

こういう楽しい議論は本欄へアップしたくなるのがebisuの悪い癖や。
論がぶつかり合う方が読んでるみなさんは楽しいやろ。
本欄へアップしていいかの?

by ebisu (2018-11-22 00:23) 

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