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#3829 CCS実証実験と地震発生の理論仮説 Sep. 30, 2018 [12. 自然災害への備え]

 地震発生に関するユニークな新説、石田昭工学博士の提唱する理論を弊ブログ#3826と#3827で紹介した。

 石田氏は2004年10月23日の中越地震と2007年7月16日に起きた中越沖地震が、長岡で2003-2007年まで行われていたCCS(液化二酸化炭素地下埋設)実証実験によって引き起こされたものであると推定している。
 新潟県長岡市で行われたCCS実証実験は地下の帯水層へ液化二酸化炭素を高圧で1万トン注入するものであった。その結果を踏まえて、苫小牧では10倍の規模のCSS実証実験を2016年から行っている。日本CSS調査株式会社の資料によれば今年度いっぱいまで苫小牧の実験は続く、その規模は年間10万tで3年間30万t、長岡の10倍である。2020年から実用化に移行するために事前評価として行われている。実用段階ではさらに10倍の100万tが予定されている。

*米国の学者が、CCSが脆性岩石に大量の二酸化炭素を注入することで地震が起きる危険性を2012年に指摘…AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/2885691

**日本におけるCCS実用化への取り組み状況…日本CCS調査株式会社
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/jisedai_karyoku/pdf/002_s01_00.pdf

 今日(9/30)午後5時54分に胆振中東部を震源とする震度4の地震が起きた。9/6の本震と同じ深さ40㎞である。9/24午後6時17分にも同じところ同じ深さを震源とするM4.2震度3の地震が起きている。
(10/1朝11時22分また同じところを震源とする地震が起きた。震度4である。今度は深さが30㎞だから、震度4の範囲が狭い、札幌は震度3である。深さが40㎞だと逆円錐の描く上底面の半径が大きくなるから、震度4の範囲が広がり札幌の地盤の弱いところも震度4になる。:11時45分追記)


 石田理論では液化二酸化炭素を超深度に高圧で注入することで、地殻の罅割れを通じて広がり、岩石に含まれる水が水素と酸素に解離する。地下は高圧・高温なのでそういう現象が起きるのだそうだ。解離した水素と酸素は何らかの事情で温度が上がれば大規模な爆発を起こし、その振動が地表に現れる。震源から円錐をひっくり返した形で地殻がもちあがり、円錐の上底面に沿って逆断層を形成するというもの。逆断層は地震の結果であって、原因ではないというところが、通説とまったく異なる。
 石田理論が正しいかどうかは間もなくわかる、今年度いっぱいCCS実験が予定されているから、胆振東部を震源とする地震はまだ数か月間は断続的に続くということ
 石田氏は気になることも言っている。気圧が大きく下がると、それも地殻には刺激となり、結合水の乖離が進行するという。大型の台風24号が近づいている、そういう時に震度4の「余震」である。

 米国は核汚染水の地下3000m超の埋設実験をしたが、実験中に群発地震が起きるので1年足らずで中止した。住宅に被害が出たからである。youTubeにアップされた石田氏の解説に出てくる。

<解離水爆発が地震の原因であるという石田説>
地震は解離した水の爆発現象である
https://www.youtube.com/watch?v=MvlS76p5kHs&t=0s&list=PLC9EF9022D3A7E3AB&index=


*資料-1:「平成30年7月25日(水)「苫小牧CCS実証試験センター市民現場見学会」が開催されます。」苫小牧市役所ホームページより 
http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kigyoritchi/oshirase/H30ccs-shimin-kengakukai.html

**資料-2:CCS実証事業の安全な実施にあたって平成21年8月
経済産業省産業技術環境局
二酸化炭素回収・貯留(CCS)研究会
http://www.safety-tohoku.meti.go.jp/kozan/topics/h25topics/sarukawa3-6.pdf#search=%27CCS%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%AA%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%9F%E3%81%A3%E3%81%A6%27


<中越地震>ウィキペディアより
https://ja.wikipedia.org/wiki/新潟県中越沖地震
新潟県中越地震(にいがたけんちゅうえつじしん)は、2004年平成16年)10月23日17時56分に、新潟県中越地方震源として発生したM6.8、震源の深さ13kmの直下型の地震である[1]1995年兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)以来、観測史上2回目の最大震度7を記録した。

<中越沖地震>
https://ja.wikipedia.org/wiki/新潟県中越沖地震
新潟県中越沖地震(にいがたけんちゅうえつおきじしん)は、2007年(平成19年)7月16日10時13分23秒 (JST) に発生した、新潟県中越地方沖を震源とする地震である。地震の規模を示すマグニチュード (M) は6.8、最大震度は6強。


#3826 地震はなぜ起きるのか:地震は爆発現象であるという説 Sep. 23、2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-09-23?comment_success=2018-09-26T20:27:08&time=1537961228

 #3827 胆振東部地震は苫小牧で行われているCCS実証実験が原因では? Sep. 26, 2018 
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-09-26








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