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#3826 地震はなぜ起きるのか:地震は爆発現象であるという説 Sep. 23、2018 [12. 自然災害への備え]

 浅発地震は断層がずれることによって生じ、深発地震は大陸プレートが日本列島の下部に移動することで圧力が高まり、跳ね上がることで起きるというプレートテクトニクス理論を否定する地震理論=地震爆発説がある。
 石田昭という工学博士の説がyouTubeにアップされていたが、この人だけの論ではなくて、以前から何人もの人が唱えているという。水素爆発説と解離水爆発説の2つがある。元々はハプグッドという米国の学者が唱えた説でアインシュタインが深く共鳴したという。その後なぜか地震学会からは無視されている。石田氏自身が説明しているが、石田理論はハプグッドのそれとは少し違うようだ。

 石田氏の説は解離水爆発説であるが、興味深い説なので話の要点を書きだしてみたい。
●地下の結合水が高温と高圧下で水素と酸素に解離して蓄積され、圧力の変化と温度上昇で爆発する
●余震は「結合⇒解離水⇒爆発⇒結合水⇒解離水⇒爆発⇒結合水⇒…」の過程を繰り返し、平衡状態になるまで続く
●断層は地震の原因ではなくて、解離水の爆発によって結果が地層に逆断層として刻まれたもの
●浅発地震と深発地震とではS波とP波の伝わり方が異なるが、マントルを液体と仮定するとうまく説明できる、つまり、地殻の下にあるのは固体の層ではなくて流体である。

●マントル層はは固体の岩石層ではなく液体というところが、石田説が通説と大きく異なるところ
●これらのことから、ポールシフトは地殻のどこかが浮き沈みすることでバランスが崩れると、ずるりと地殻全体が動くのでポールシフトが生ずる。この説だとマンモスの胃の中に草があって、そのまま凍死していることに合理的な説明がつく。地殻が移動しその場所がとつぜんに極地になったと考えられる。石田説から地球全土を覆う氷河期というのはなかったという結論が導かれる

 既存の地震理論では余震が続くことを説明できない。断層がズレることやユーラシアプレートが跳ね上がることで地震が起きるなら、本震後に数百回も起きる余震の説明がつかない。だからプレートテクトニクス理論をベースにした地震のメカニズムは現象と一致していないことは理解できる。
 引っ張りこまれたプレートが跳ね上がったり、断層が一度ズレたら圧力が解放されて地震が起きるなら、その後数十年間は動くはずがない、まして余震の起きる余地があるはずもない。
 9/6の胆振東部地震では2週間たっても余震がおさまらない、震度3の地震がたまに、そして震源地では人体が感じる地震が無数に起きている。21日にもM4.1震度3、深さ40㎞のところで地震が起きている。活断層でこれらの余震は説明がつかない。深さ40㎞という震源は地殻とマントル層の境目の辺りである。地震の震源は深さ100㎞のこともあるから、マントル層で起きる地震が多い。60㎞から2900㎞までがマントル層。地球の半径は6370㎞だからおよそ半分の深さまでがマントル層である。

*胆振東部地震の6-15日までの余震推移データ
https://weathernews.jp/s/topics/201809/160065/


 解離水が爆発することで地震が起きるなら、直下型の地震では直下で解離水の爆発が起き、上にもちあがるような振動が伝わることになるから震源地の震度と被害は大きくなる。爆発地点から地表面に向かって円錐型に地殻がもちあがり、周辺に逆断層帯ができる。逆断層とは上盤が下盤に対してずり上がってできた断層をいうから、爆発説なら震源地が円錐状に押し上げられることになるので、事情をよく説明できる。奥尻島の津波を起こした地震の時は、ゴォーという底鳴りがしたという証言が多い。地下深部で解離水の爆発が起きたと仮定するとよくわかる。
*断層図解(地震本部):https://jishin.go.jp/resource/terms/tm_fault/
 逆断層は過去の解離水の爆発の痕跡、つまり、そこを震源とする地震があったとということになる。この学説によれば、逆断層は解離水の爆発の結果だから、逆断層のないところが安全だは言えない。解離水の分布や蓄積の状態をモニターできないのだから、日本列島で安全な場所など確認できないということになる。日本列島に直下型の地震の起きない場所は現在の技術では確認するすべがないのだから、原子力発電所を造ってはいけない。したがって、この学説は政府のエネルギー政策を根底からひっくり返すことになる
 地殻に歪がたまれば圧力が変化するのでそれが解離水の生成に影響する可能性を否定できないが、メカニズムは不明。地下の圧力と温度変化で解離水が生成されたり、爆発が起きたりするというのが、解離水爆発による地震発生理論である。GPSによる精度の高い測量は無駄ではなさそうだ。

 3000mを超えるような深さの井戸を掘り、高圧で水や液化CO2を注入すると、地殻の罅割れを通じて広がり、安定している解離水のバランスを崩し、解離水の爆発を引き起こす。非常に危険なことだと米国と日本の新潟の例を挙げて説明している。米国で注入したのは放射能汚染水、月間1.6万トンから3.2万トン注入している間に月間90回地震が頻発し、家が壊れるような被害が出た。注入をやめるとおさまる。地震が頻発するので米国の実験は1年ほどで中止された。日本では新潟県長岡市で国家プロジェクトCCS(二酸化炭素を液化して地中に注入する)実験が行われ、中越地震と中越沖地震が起きたと石田氏が主張している。
 解離水が存在するかどうかは地殻の底まで穴を掘って観察して試料を採取して分析すれば確認できるが、そこまで掘削できる技術はまだない

 この説から一つ気になることがある。グリーンランドの氷が解け始めており、氷河の中に川がたくさんできて溶けた水が海へと流れている。グリーンランドに載っている氷が小さくなれば、地球全体の地殻の重さのバランスが変わってくるマントル層が固体の対流層ではなく流体だということが真実だとしたら、ずるりと滑ってポールシフトが起きる可能性がある地殻全体がマントル層から滑って傾くのだ。その結果短期間で北極と南極の位置が変わる。この理論を前提にすると、氷河期というのはポールシフトが起きて、温暖な地が極地となっただけで、地球全体が冷えたわけではないということになる。
 地殻の重さのバランスは大陸塊に載っている氷が溶けだすことでも狂うことは想像に難くない
 グリーンランドだけではない、南極の氷も解けだしている。とくに巨大な棚氷が大陸塊に載っている2000-4000mの厚さの氷を引きずりながら南氷洋へ流出したらやはり地殻の重さのバランスが崩れるのである。そうなれば南極の氷は短期間に全部溶け、あたらしい極地となった別のところへ氷の蓄積が始まる。太平洋があるいはヨーロッパがあるいは北米が極地になるかもしれない。
 南極の氷が全部溶けると、2000-4000mの厚さの氷で押されていた南極大陸が800mももちあがるという試算がある
 グリーンランドの氷が解けてしまうと海水面が5m上昇するというが、それだけではすまない、ポールシフトを引き起こしてしまう可能性があるということ。
 根室で5m海水面が上がったら、弥生町・本町・緑町・梅ヶ枝町・汐見町・千島町は水没する。国道も一部が水没してしまう。釧路市の市街地は大半が水没だろう。東京は江東区や墨田区が水没するだろう。大阪も海岸近くは水没する。人口が半分になっていたら、被害は小さくできるだろう。経済縮小と人口減は日本人が生き延びるためにありがたいことなのかもしれぬ。

 地球内部のことでわたしたちが知っていることはわずかである。プレートテクトニクスという既存の地震理論はそういう地球内部に関する「空想」に基づいた一つの仮説にすぎないのである。異論を排除せずに、謙虚に現象を観測し、調査分析と実験を積み上げて地震の発生メカニズムに関する理論を再構築する必要があるのだろう。

 ポールシフトは数十万年単位の話だが、地震はそうではない。プレートテクトニクス理論と解離水の爆発による地震発生理論とどちらが説得力があるだろうか。
 受け止め方は人によってさまざまだろうから、みなさんはどう感じるだろう、youTubeで石田氏の説明を視聴して意見を投稿してもらえたら幸甚である。

<解離水爆発が地震の原因であるという石田説>
地震は解離した水の爆発現象である
https://www.youtube.com/watch?v=MvlS76p5kHs&t=0s&list=PLC9EF9022D3A7E3AB&index=4

 ネットで検索してみたら石田氏は幸福の科学の信徒であるというのがあった。
*http://www.ailab7.com/log/eqlog1871-1890.html
 真偽のほどは定かではないし、その説と信仰は別と考える。youTubeで石田氏は淡々と解説しており、エキセントリックなところは微塵もない。

<胆振地方厚真で震度3の地震>25日朝追記
 震源地の深さは本震と一緒の40㎞、M4.2、いまだ余震冷めやらずである。
 台風24号が915hPaに発達し沖縄南方海上にある、巨大台風といってよい。いまのところ進路は不明で、北へ進路が変わると沖縄へ。

*<ロシアの超深度掘削実験:コラ半島12000mで断念>
 
コラ半島はフィンランドの東方、北緯75度付近にある。ロシアは1970-1994年まで24年間断続的に掘り続けた。目標は15000mだったが、予想外の高温(180度)にぶつかり12262m掘削したところで断念した。技術的に掘削不能になったようだ。地下水は存在せず高温高圧化で岩石由来の水が存在する。岩石は「石としてよりもプラスチックのような役割を果たしている」と書いてある。
 粘性が高いということか?大陸の地殻は60㎞とされているから、上から1/4の部分で岩石がプラスチック状だとすると、地殻下部はもっともっと粘性が高くなり、温度も上がるのではないだろうか。地殻の下にあるマントル層が流体だとすると、地球の自転でマントル層も回転しているということになる。その回転速度はマントル層の粘度に依存すると考えるべきだろう。
 ロシアの超深度掘削実験結果データは、地殻のさらに下層にあるマントル層が硬い岩石だという通説への反例になりそうである。高温高圧化で水を含んだ流体のマントル層の上に硬い岩盤の地殻が載っているという石田の説が正しいのではないか?

https://logmi.jp/106428

*#2675 East Antarctica at risk of thaw : 東・南極辺縁部の巨大氷河が南極海へ落ちる? May 13, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-11-1

 #2681 南極大陸周辺の謎(1)問題提起:思考トレーニング May 21, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-21

*#2683 南極大陸周辺の謎(2):海面上昇値を計算してみる May 23, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-23-1

 #2912 爆弾低気圧が根室へ:小中高全部休校(釧路および根室管内) Dec. 17, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17

 #2913 緑町の一部が冠水 :爆弾低気圧の影響?  Dec. 17, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17-1

 #2914 予測の範囲だった爆弾低気圧と高潮被害:地球温暖化と関連ありやなしや Dec. 18, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-12-18




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tsuguo-kodera

 地震の面白い学説の紹介を楽しみました。ありがとうございます。このような異端の説が科学の進歩に貢献するのは間違いありません。
 感想も頂きたいとありました。専門外ですので、直感だけ。私は基本はプレートテクニクスありきで良いと思います。この先生の諸現象もプレートテクニクスから説明できると思いました。でも色々な原因が輻輳し、大地震が起きるように思えます。
 ナマズは一筋縄ではくくれないのかも。(笑)

 
 
by tsuguo-kodera (2018-09-26 12:19) 

ebisu

koderaさん

おばんです。
日没が速くなりました。
ご意見ありがとうございます。バランスがとれた気がします。(笑)

プレートテクトニクス理論だとプレートが太平洋の東の果てで生まれて日本列島の下に沈み込むまで2億年だそうですが、海底には4-5億年の地層があるそうです。
地球の内部がどうなっているのか知る由もありませんが、60000m掘ったらどうなっているのか結果を見たいものです。
掘削技術は進化しているのでしょうから、どこかの国あるいは企業がが超深度掘削プロジェクトを実行してくれないものかと夢想しています。

ところで、相撲協会、貴乃花親方引退がテレビでわんわん報道されています。改革を主張して、結局孤立、これではまるで村八分です。イジメといってもいい、大人がこれでは、あきれてものが言えません。公益財団法人の指定取り消しをしたらいい。

日本では1300年間「和をもって尊しとなす」ですから、異論を唱えたらつねに致命傷になりかねません。ムラ全部を敵に回すことになります。
北の湖理事長がいたときは自由にやれた、後ろ盾がないのですから、周到にやるべきですが、貴乃花親方の美学に沿わない。22回優勝の大横綱をこんな形ではじきだしてしまった。
白鳳の相撲はとっくに横綱相撲ではなくなっています。いきなり顔を張るなんて見たことがない。見苦しいだけ。いい相撲取りだったけど、引退の時期を間違えるとこういうことになる。
相撲はニュースだけで十分、観る気がしません。
by ebisu (2018-09-26 17:27) 

tsuguo-kodera

 以前、先生の記事があり、コメントしました。およそ1年前だったのでは。突然ではなく、むしろここまで来るのが遅すぎたと思います。
 貴乃花が辞めたいと言っているのは真っ当です。しかし、相撲協会がいちゃもんを付け、訴訟になるような気がします。要するに貴乃花を野に放たず、塩漬けにするでしょう。裁判は長引くでしょう。
 勝てる弁護士が付けば良いのですが。有名な無罪請負人に頼むべき。私の同級生です。お金は掛かりますが。
 これが日本の社会の現状なのです。学校も、政府も、野党もです。みんな夜盗集団のようなもの。本当に情けない。
 中国の韓非子の教えそのものを見ているようです。経済や国力や軍事力だけでなく、日本は中国より遅れたと私は思っています。ますます酷くなるでしょう。
 私は73。と言うことは敗戦以来それだけ経ったと言うこと。そしてまた世襲の上意下達の世の中になりました。異論を述べる奴は組織から出られず、塩漬けにされて抹殺される。
 残り少ない命なのが私は救いですが、哀れ貴乃花、獄死ならぬ、裁判漬け。何もできない。国民が劣化して、変になった。
 それは73年間の教育の蹉跌の結果。今は、私の小学校の時の、父と叔父の話に出てくるような世の中だと思えます。仕方ない。
by tsuguo-kodera (2018-09-26 17:51) 

ebisu

たしかに、ありました。
昨年11月に以下の二つのトピックスに貴兄から投稿いただいてます。

#3643 医療用ホッチキス10針 Nov. 22, 2017
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-11-22


#3647 日馬富士に遠慮があるのでは?:論理と情のはざまで Nov. 25, 2017
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-11-25-2

by ebisu (2018-09-26 18:05) 

ebisu

苫小牧でCCS(液化炭酸ガスを埋設する実証実験)が行われていました。
石田昭博士の警告を無視して。
CCSは中越地震と中越沖地震の原因になったと石田博士が主張しています。苫小牧でもやられていました。胆振東部地震のは苫小牧のCSS実証実験が引き起こした可能性があります。CSSは危険すぎます、ただちに中止すべきです。
ことし7月に見学会が開催されています。


http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kigyoritchi/oshirase/H30ccs-shimin-kengakukai.html
by ebisu (2018-09-26 20:19) 

ebisu

資料:
「CCS実証事業の安全な実施にあたって」平成21年8月
経済産業省産業技術環境局
二酸化炭素回収・貯留(CCS)研究会

by ebisu (2018-09-26 20:27) 

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