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#3800 もったいない:育てそこなっている貴重な人材群 Aug. 5, 2018 [29. 道東の地域医療を考える]

 根室の人口は26098人(7/1現在)である。高校1年生は175人いるが年々減っている。そんな状況でも1学年に3人くらい、上手に育てたら国立大学医学部へ進学可能だと思う。

 7月に初めて全国模試を受験した生徒が三科目総合偏差値が目標通り75-80の間だった。この生徒は小学5年生の1月から指導しているポイントは数学の先取り学習日本語音読指導にあった。英語は考えるところがあって中学生になってから教えているが、数英の二科目偏差値だとほとんど80である。偏差値80は1000人中トップ。進研模試は46万人が受験しているから、偏差値80は進研模試受験生の中で全国上位460人ということ。有名私立進学高校の生徒たちが参加していないので、それを考慮すると上位3000人以内くらいと考えておこう。

 東京では国立難関校へ進学する生徒たちは小4からスタートだ。個別指導塾で中学受験の勉強をし始める同じシステムで小4から教えたら、根室の子どもたちの中には高校1年の最初の進研模試で三科目偏差値が80を超える生徒が平均して1学年に3人ほど出てくるだろうこのうち2人が国立大学医学部へ進学してくれたら、根室の地域医療は劇的に変わる
 35歳まで奨学金の返済は猶予しよう、よそで腕を磨いてから35歳くらいで2年に1~2人が戻ってくるとすると30年で22名である。市立根室病院の常勤医不足は根本から解消できるし、17億円の赤字を年間5億円以上改善できる。常勤医一人分を派遣医で賄うとすると年間8000万円かかるのである。年間5億円のコストカットが無理なくできる、いや診療精度を上げて実現できる。10年間で50億円違ってくる。30年前にこういうことをしていたら、根室の地域医療はまったく違ったものになっていただろう

 道東の地域医療の未来を切り拓くためにやることはたった二つ
①地域医療に責任をもつ国立道東医科大学を釧路に誘致すること
②根室から医学部進学者を増やすこと
 この二つが長期戦略上重要である
 道東の人口は95万人である。人口百万人以下の県は香川県、山梨県、福井県、徳島県、高知県、この五つの県の中で医学部あるいは医科大学のない県は一つもない。道東には地域医療に責任をもつ医科大学があって当然である。

 9月に市長選挙がある。次の市長は地域医療の未来について明確なビジョンを市民に率直に語ってもらいたい。未来に夢の描ける根室市であってもらいたい30年後に向けていま打てる手を打とう、それが当代のわたしたちの責任である

*#2709 偏差値と「100人(百校)中の順位」対応表 June 22, 2014
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22


 #1861 "先生、みて!" : うれしい学年トップ Mar. 1, 2012
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-03-01


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<国公立大医学部合格ライン>投稿欄から
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  過去の模試の成績上位者の志望先やサンデー毎日「大学入試全記録」の合格数をもとに、京大や国公立大医学部合格圏人数を推定しますと全国で16000人程度となります。これは同世代上位1.4%程度にあたるため、根室の高校生1学年当たり3人くらい、上手に育てたら国立大学医学部へ進学可能という推測は妥当だと思われます。

参考
京大合格圏16000名の推定進学先
東大:3100
京大:2900
国公立医学科:5000(理三京医除く)
他大非医:5000(一橋900東工600阪大700東北350九州350名古屋300慶応500早稲田300北大200他800)
by おわたり (2018-08-05 22:06)
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おわたりさん

面白いデータの提示ありがとうございます。

全医学部の定員9262人(H28年)となっています。文科省のデータです。
*http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/10/__icsFiles/afieldfile/2015/10/21/1363060_3.pdf

このうち国公立の医学部定員4923人
*http://college-rank.org/igakubu-hensachi-2

旧7帝大の医学部定員は797人

京大合格圏の16000名で切ったところを国公立医大合格者4923名の足切りラインと仮定したわけですね。

確認のためわたしも計算してみます。
高校1年生の人口を104万人と仮定すると、

 16000/1040000=1.54%

根室の高校1年生は175人ですから、
 175人×1.54%=2.69人

やはり2-3人ですね。平均値で見ると3人くらいは国公立医大に合格させられる可能性ありということのようです。

そして進研模試偏差値80オーバーなら、三人とも難関国立大学医学部受験が可能になるのでしょう。。

16000人の足切りラインがとっても参考になりました、ありがとうございます。

by ebisu (2018-08-05 23:15)
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コメント 54

おわたり

過去の模試の成績上位者の志望先やサンデー毎日「大学入試全記録」の合格数をもとに、京大や国公立大医学部合格圏人数を推定しますと全国で16000人程度となります。これは同世代上位1.4%程度にあたるため、根室の高校生1学年当たり3人くらい、上手に育てたら国立大学医学部へ進学可能という推測は妥当だと思われます。


参考
京大合格圏16000名の推定進学先
東大:3100
京大:2900
国公立医学科:5000(理三京医除く)
他大非医:5000(一橋900東工600阪大700東北350九州350名古屋300慶応500早稲田300北大200他800)
by おわたり (2018-08-05 22:06) 

ebisu

おわたりさん

面白いデータありがとうございます。
全医学部の定員は9262人(H28年)となっています。文科省のデータです。
*http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/10/__icsFiles/afieldfile/2015/10/21/1363060_3.pdf

このうち国公立の医学部定員は4923人。
*http://college-rank.org/igakubu-hensachi-2

旧7帝大の医学部定員は797人

京大合格圏の16000名で切ったところを国公立医大合格者4923名の足切りラインと仮定したわけですね。

確認のためわたしも計算してみますね。高校1年生の人口を104万人と仮定すると、
16000/1040000=1.54%

根室の高校1年生は175人ですから、
175人×1.54%=2.69人

やはり2-3人ですね。全国平均並みの努力で3人くらいは国公立医大に合格させられるということのようです。

そして進研模試偏差値80オーバーなら、三人とも難関国立大学医学部受験が可能ということになりそうですね。

16000人の足切りラインがとっても参考になりました、ありがとうございます。

by ebisu (2018-08-05 23:15) 

tsuguo-kodera

 医学系私立大学の問題がいろいろ言われています。でも、私はかなり異なった見方をしています。何時か陽にコメントしますが、今までのコメントから、ebisu先生なら推論できると考えて、今日は医学者で要求される条件を記述します。全くの私論ではありません。私のバドクラブの経験談と法医学者の持論を参考にしています。
 まず、医者は知識より臨床経験が大事です。諦めない根性もです。疲れていたら処置の考察が不十分になり、大事な検査データに思いが至らない。
 外科と内科の融合領域や薬剤や電子の知識も必須でしょう。新しい検査機械や処置道具を使いこなすことが必須です。
 従弟は偏差値が50程度、英語と野球と柔道だけは偏差値70程度だったかも。帝京大学や慈恵大学の入試に二回滑り、MITに入学。日本人のノーベル賞学者の助手になり、UCLAに入り直した。ですから4浪程度で医者を志しました。
 野球の経験と柔道が生きて、UCLAで重宝に使われ、パーマネントの資格をゲット。今はバフェット夫人の主治医です。
 要するに頭ではなく、体力と気力と動体視力でUCLAの教授になれたのです。東大のバドミントン部は体力、気力、動体視力が抜群なのです。
 叔父は立体認識が非常に高くない、偏差値80以上の医学生が使い物にならないと言っています。でも、叔父は彼らのために色々な仕事をして来たようです。言えない様な事ばかりあります。
 私は何で私立の入りやすい医学部に行かないのか不思議です。裏口でなく堂々と受けたら良い。落ちたら、その知識と根性を生かし、UCLAでも留学すれば良い。現役で入学できることになる。
 必要な能力はやはり、野球と空手か柔道だと思います。そして大事なのは動体視力と立体視です。そのような肉体派の女子高校生が目指すべき良い道だと信じています。
 大学も大学、受験生も受験生。破れ鍋に綴蓋です。今の日本のしっかりした女性は留学経験者が多いです。日本を捨てると考えた女性が日本を救うと私は考えています。
 根室の女子高校生はアメリカを目指すためにソフトボールとバドをして、国語と英語を勉強すべきだと思います。受験勉強はほどほどに、理系は後から現地でついてきます。
by tsuguo-kodera (2018-08-06 09:46) 

tsuguo-kodera

 追記です。九州は東京の医学系の大学に進学すると奨学金がでます。2000万円以上かも。郷里の町の病院に5年勤めると返済は免除になったはず。根室でやるべきは、絞った医学系の大学と領域の進学奨学金でしょう。
 2000万円あったら、UCLAでも、おつりが来ますよ。日本人の教授を探して留学すれば良いだけです。要するにオール何とかの古い考え方がダメなのです。5年で世界は変われるのに。
by tsuguo-kodera (2018-08-06 09:57) 

好塩基球

市長選は無投票当選が濃厚
by 好塩基球 (2018-08-06 14:33) 

ebisu

好塩基球さん
おや、医療業界の方ですか。
無投票当選ですか、つまらないですね、当選する方も占拠する方も。
だれが市長になってもいいのです。
やるべきテーマは見えてますから。
あるべきことをやらない人が3期も市長を続けた、やる人に替わってくれたら儲けもの、あいかわらずでも、しかたありません。来月の選挙で根室の30年後が占えます。ケセラセラ。
あともう少し、わたしは自分のやるべきことをやります。

by ebisu (2018-08-06 14:49) 

ebisu

koderaさん

九州は2000万円ですか、リッチですね。koderaさんがお住まいの千葉県は上限が4000万円だそうです。でも利用者はいないと数年前に聞きました。7年だったかな、縛りを嫌うようです。
根室は奨学金を出す大学をリストアップして公表したらいいですね。
学費は全額市の負担。毎月20万円を支給する。6年間で「1440万円+学費」
35歳まで返済猶予、市立病院に5年勤務か根室市内で開業したら5年間で返済免除。

工夫次第ですよね。
UCLAでも2000万円で間に合いそうですか、面白いとチャレンジする生徒が出てきたらうれしい。
根室市側ははやく条例を制定してください。
by ebisu (2018-08-06 14:57) 

相川始

ebisuさん、こんにちは。
久々の書込みです。

好塩基球さんへ
本当ですか?
選挙で今後の根室の未来が占えるのに、対立候補なしだと現状維持路線になるのでしょうね。
今以上に根室の高齢化と少子化が進むのが眼に見えます。
by 相川始 (2018-08-06 15:34) 

ebisu

相川さん

こんばんは、お久しぶりでした。
根室の今日の最高気温は16.6度です、全国の皆さん涼しくてすみません。寒くて半袖では自転車に乗れません。
昨日は小学校の遠足の時に言った一番川へサイクリング、紅煙岬(クレナイケムルミサキ)の柱状節理を写真に撮ってきました。
今日は花咲港へ行って放射状の柱状節理「車石」を写真に収めてきました。
いい夏です。
by ebisu (2018-08-06 18:52) 

好塩基球

奨学金制度をかなり30年前から訴えていた人がいたけど、その人が存命の時は必要性なしと判断。
お偉い医師が奨学金制度を提言すると即実施。

根室は市民の声は届かない。
届くのはごく一部の声だけ。

根室は先駆者となる勇気がない。
by 好塩基球 (2018-08-07 08:43) 

ebisu

好塩基球さん

どなたですか、30年前に奨学金制度を言い出したのは。差し支えなければお名前をお書きください。
月額3万円奨学金を10万円にアップするように進言してくれたのはわたしの主治医O先生ですが、「お偉い医師」と言ったら「だれ?」「あなたのことらしいですよ」、噴き出すでしょう。

誰が動いてもいいのです。必要なものが揃うならね。

ところで市長選挙は対立候補が担ぎ出されそうです。前回目黒区議を担ぎ出したのと同じ市議が動いていると今朝の新聞報道。選挙戦になりそうです。政策で争ってもらいたい。

by ebisu (2018-08-07 10:09) 

好塩基球

30年前に進言したのは医師じゃなく市民。
お偉い医師は今も来ている高齢のH医師。

市民の話は、地域出身の医師を育てることが重要。医師の学費は高いから、市として奨学金などの援助した方が未来のためとか言っていたらしい。

必要なものが揃うなら誰でもいいですが、30年前に行動してれば今みたいな医師不足が起きないのでは?

市長選挙に対立候補登場!?
ebisu 先輩、マジっすか?

政策論争になればいいいが、お決まりの高齢者対策、少子化対策、産業維持などばかりなんだろう。
政策に対しある程度の実現目標値などを提示してくれると助かるのです。

終わらせよう。多くの悲しみを産んだこの時代を
そして始めよう。
古き因縁を断ち切り我らの新しき時代を…
by 好塩基球 (2018-08-07 12:27) 

お名前(必須)

仕事をするときに覚えておくべき7つの法則

1 人は必ずまちがえる
2 人は思った通りに動かない
3 人は利益か感情で動く
4 人は面倒くさがりや
5 人は言われたことを覚えていない
6 人は決断が得意じゃない
7 人はプライドが高い

これらの対策をしておけば仕事はたいていうまくいく
by お名前(必須) (2018-08-09 15:27) 

名無しのゴンベイ

あっはっはーっ!
「仕事をするときに覚えておくべき7つの法則」が傑作ーっ!
そして結論が、「これらの対策をしておけば仕事はたいていうまくいく 」と...きた。
結論違います。
だから大概仕事って上手くいかないんですよ!
あっはっはー。久しぶりに吹いて笑った。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-09 16:30) 

名無しのゴンベイ

ゴンベイ式仕事術(7つの法則)

1 仕事なんて飯の糧
2 自分に合った天職でななし
3 金を貰って縛られてるから自由はきかず
4 貴重な時間を売っているに等しい
5 せっかくの出会いの場であるのに殺風景を装い
6 何のための誰もための仕事かも知れず
7 気づいた時には時すでにお寿司(遅し)

アッハッハー!
by 名無しのゴンベイ (2018-08-09 21:09) 

ebisu

好塩基球さん

地元出身の医師を増やすために30年前に医学部進学者へ奨学金を出せと言っていてのは一市民ですか。先見の明のある方ですね。25年ほど遅れてわたしがブログで発信した。これも一市民ですね。(笑)
名誉市民の方が医学部進学者に奨学金を出すべきだと提言したのですか、結構ですね。

政策論争にはなるでしょうが、問題はその中身ですね。
●防災と減災
こういう項目が立候補した方の政策の4項目の一つに載っていましたが、防災と減災をどのようにやるのか手順を示してもらわないとただのお題目、何年でも「努力中」と言い続けられます。具体論を語ってもらいたい。

好塩基球さんは根室にお住まいの方ですか?もしそうなら教育問題に関心ありませんか?


by ebisu (2018-08-09 21:59) 

ebisu

名無しのゴンベイさん
一人で盛り上がってますね、楽しそうですね。どう突っ込んだらいいのか戸惑ってます。しばらく好きにやってください(笑)

突っ込みどころを見つけたら参加します。
by ebisu (2018-08-09 22:02) 

名無しのゴンベイ

久しぶりに笑わかしてもろたんで、お礼をあげまひょ。

近くに医学部こしらえたかて病気は良うならんのとちゃうか?
医者が増えれば病人が増えるだけや。
病気が良うなるならんは質の問題や。数の問題やあらへん。
その質に関しては今でももう充足されとるやろ。
ちょっと労さえ惜しまなければ各地の中核病院まで出向けば、治るもんは治る。治らんもんはどこへ行っても同じや、治らん。
年寄りかて同じや。病院や医療じゃなくて、周りの問題や。一人暮らしや身うごきできへん者を助ける環境作りが先決や。

医者さえ増やせば病気が良くなるわけじゃない。
ただただ病人が増えるだけや。
幸せ度はどやろか?
はたして医者が増えて幸せになるんかな?
逆にこんな田舎に優秀なお医者様をみすみす飼い殺しするより、都会で研究にでも精出してもろて病気そのものを本当に直す方に力を注いでもろたほうが良いんとちゃうか?

医者が増えても病気が治るわけやのうて、ただ病人が増える。病人が増えれば国保の負担が増える。国保の負担が増えれば税金が増える。税金が増えれば面白ないわいの。
ちゃうか?
by 名無しのゴンベイ (2018-08-09 23:51) 

ebisu

名無しのゴンベイさん
面白い算数です。
●医者が増えれば病人が増える
●病人が増えれば国保の負担が増える
したがって、医者が増えれば国保負担が増える。

●お巡りさんが増えれば盗人が増える
●猫が増えればネズミが増える
これと同じくらい慥かそうです。

地域中核病院へ通院すればよろしいというのも同じくらいまともなご意見です。
あなたが東京都千代田区に住んでいたら、宇都宮の病院へ通院するくらい簡単なことですから。わずか120㎞の距離です。現実に毎日バス1台分の患者が朝6時ころのバスで120㎞はなれた釧路まで通院しています。帰ってくるのは夕方です。健常人ではなくて病気を抱えた患者さんたちが長い時間をかけて、遠い距離を通院しています。
入院も半数以上が一番近くで120㎞離れた釧路です。
現在の市長の長谷川さんは2年前だったかな、札幌の病院で手術しています。400㎞くらい離れているかな、東京からだと東北大学附属病院よりも遠い。
by ebisu (2018-08-10 00:16) 

名無しのゴンベイ

あのな、味噌とクソを一緒にしたらあかんで。
お巡りさんが増えれば盗人が増えるわけないやろ。
猫が増えればネズミが増えるわけないやろが。
これがクソ。
でもな、医者が増えれば病人が増えるのは事実や。
これが味噌。
オチョくんならよう調べてからおちょくれや。

1日かけて通院するのはどのくらいの労力かいな?
歩いて行くわけでもあるまいし。
甘えとったらキリないで。
隣に役所、正面に病院、裏にスーパーあったら満足かいな?
100kmを10km程度に感じさせるような周りの整備の方が大事じゃないか。
道路、移送車、世話人、介護人のこっちゃ。
しかも、遠くに通院してるもののかなりの者はそこでしか見れない者でも無かろう。もちろん泌尿器科や内分泌など
現地に無い科もあるかもしれへんけど、それも周りの整備一つや。
地域(田舎)の病院と中核病院とが密に連携して、わざわざ出向かなければならない機会を減らして行けば良いんやないか?
まずは周りや。そないに年寄りや地元の民が通院に労を要すようなら、まず地元の民がその労を減らすように助けたらんかいな。側で可愛そう可愛そう言うてばかりおらんで、代わる代わる車でのしったったらんと。
その気持ちものうて地域や地域や言うても届かんで。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 01:13) 

名無しのゴンベイ

入院のこと忘れてたんでな。
今の医療に関して何か勘違いしとらせんか?
治らん病気は何で家でみんのや?
医者が治らん言うたら病院に居てもしゃないやろ?
家に帰って養生するんが本当やないか?
一人暮らしはその者のせいやし、身寄りないんもそのもんのせいや。本来医者や病院とは関係あらへん。
社会的入院とか言うて用もないのに長期入院が当たり前のように思うとる。嘘やで。
社会的入院ちゅうのは、周り、その社会がなっとらへんから、未熟で冷たいから社会的入院ちゅうんであって、それが多い地域は地域がなっとらんちゅうこちゃ。
周りでかばい合うんがまず第一や、押し付けあってたらあかん。

それとや、その市長さんもそやがあんさんかて、きっとこの私かて、もし大病に罹って本気で治そうおもたら田舎の病院やのうて都会の病院出かけるやろ?
田舎に大勢医者集めても用無しや。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 01:39) 

マスト細胞

名無しのゴンベイさんへ的を射た書込み。
最高です。
ebisu先輩、医療と犯罪を同一に考えない方がいい。

警察が増えても犯罪者は増えない。
犯罪者が増えるのは時代背景や金銭難の方が増える要因。

医療は医者増→患者増(特に高齢者)→財政負担増とあるが財政健全化のため、医者増→患者増という矛盾が図式があるのでは?
※医者増=医者の給料増と設備増

実際、夕張は病院環境縮小で病人が減ったという事例ある。ただ重病や重篤などの難しい病状は大病院にかかるのが昔から。
しかし病院受診する必要ない人が現状大杉。
それ以上に安易にTVの医療番組で不安の煽りと受診を進め過ぎなの。

正直田舎に大勢医者集めたら、その地域の財政はすぐに破綻するだろうね。

根室病院みたく。ねっ!。

今の医者は所詮、技術とプライドを売る職業に成り下がっています。

「仕事をするときに覚えておくべき7つの法則」ですが、管理者の眼からみた法則ですよね?それを対策できたら仕事はうまくいくかもしれないが、それができないのが人間だもの。
by マスト細胞 (2018-08-10 07:28) 

ebisu

名無しのゴンベイさん

おはようございます。
味噌糞論とっても面白く読ませていただきました。
わたしには糞糞論に聞こえました。(笑)
ちゃんと文意をくみ取っていただきありがとうございます。

どうやらあなたは魔法使いのようです。120㎞を10㎞にできるのですから。突っ込む言葉もございません。ただただ恐れ入ってます。

現市長の入院の件ですが、札幌でなくても病院は釧路にもあるのです。もちろん、どこの病院を選ぼうと患者の自由ですよ。市長さんは地域の中核病院を選ばなかったという事実を指摘しただけ。
わたしの友人は釧路の病院でメラノーマの診断がおり、当時は北大でしかしていない治療を受けるために北大病院で手術を受けています。たまたま釧路の病院に来ていた医者が北大からの派遣医師だったようです。もちろん普段は地元の医院でケアしてもらっています。釧路の病院とは地元開業医は病診連携が結構進んでいます。

入院のことについても書いていますね。釧路へ入院するのはほとんどが外科手術です。そんなに長いこと入院っせてくれないのは当たり前です。わたしも12年前にスキルス胃癌で釧路医師会病院に入院して6時間の手術を受けました。2週間後には退院してました。
何か考え違いされて投稿されたようですね。
根室の事情をあまりご存じないようですから、ご説明申し上げました。




by ebisu (2018-08-10 08:34) 

名無しのゴンベイ

その通りや!
所詮管理者言うたら奴隷のくせして奴隷を狩る立場のやっちゃ。けしからんわい。
人間のサガを知っておったら、大目に見たり見逃したりかばってやったりするんが人情やで。
サガを利用してさらに奴隷を縛り付けるなんちゃ、一番タチが悪いんとちゃうか?
縛り付けた縄でいつか自分も縛られるのわかっとんのやろかいな。

そやな、「死は病ではない。」ちゅう事を分からんようになってしもた世の中じゃからな。
医者から貰う死亡診断書に「老衰」や「寿命」ちゅう診断はもうあらへんのやろな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 08:43) 

ebisu


マスト細胞さん

また名前変更ですか、名前は同じものをと以前にもお願いした気がするのですが…聞いてくれないようですね。(笑)

二つ論点のピントがズレているようなのでとりあげます。
>実際、夕張は病院環境縮小で病人が減ったという事例ある。

夕張市の場合は市立病院がつぶれ、その後施設を受け継いだ医師が去り、老人たちは困っているのだると思います。遠くの病院へ通院するのはつらいから病院にかからずに亡くなっていく老人が増えているのだろうと推測します。
だから、病院が減れば患者が減る、患者が減ると医療費も減る、この図式は成り立ちます。
逆は無理でしょう。
他に反例があれば調べてどうぞ投稿ください。名無しのゴンベイさんはこの点に関して味噌糞論を展開しましたが、反例の提示がありません、これでは議論のしようもありません。

>正直田舎に大勢医者集めたら、その地域の財政はすぐに破綻するだろうね。

これはわたしのブログを読んでいないからこその論に見えます。弊ブログに投稿するならちゃんと読んでください、お願いします。あまりひどいと相手しなくなります。

135ベッドの病院を運営するには常勤医換算で25名の医師が必要だと仮定すると、それを12名の常勤医と13名の派遣医で切り回すとすると、人件費で年間9.6億円の差が出ます。
田舎の根室に1000ベッドの亀田病院をつくり、医師を集めろなんて話はどこにもかかなかったはずです。

読んでいる読者の皆さんの中にもはやっとちりされたかたがいるかもしれないので、あなたの疑問をあえて取り上げました。気を悪くされないように。
by ebisu (2018-08-10 08:59) 

名無しのゴンベイ

そうかいな。
そりゃ貴殿も友人も市長も良かったやないか。
それのどこに問題や文句があるんや?
ありがとう言わなならんのやないかい?
それに患者がどこの病院かかろうと勝手やし。

よう分かっとらんようやから言うが、
医者が増えると病人が増える、っちゅうのはや、
先に「マスト細胞」さんが言うとったように、特に年寄り連中や。
例えばや、今まで一般内科で高血圧、そして内服だけで加療されとった普段は元気な年寄りがや、循環器の専門家やらその他各科が整った病院かかってみい。
その高血圧は腎臓のせいかもしれへん、心臓のせいかも、ホルモンのせいかもと各専門家を周り、それぞれありがたくも病名が付くんや。その間に沢山の検査やらを受けることになるから老人特有の病名が付くは付くはの大騒ぎや。
腎不全、心不全、白内障、骨粗鬆症、変形性関節症、認知症、老人性疣贅、排尿障害、難聴、弱視、動脈硬化、... 数え上げたらキリないくらいや。
で、ありがたくも治らん病気で各科に通院なされるのや。
さらに、火に油を注ぐように、よせば良いのに、近所に「あんたも調べてもらった方が良いよ」と触れ回る。
次に、元気で何の問題もなかった者が「心配なんで調べてください」と訪れる。
そりゃ調べらボロの一つや二つ出てくるご年齢や。
それで「ほ〜ら、ちょっと不整脈の気がありますね」ってことになり、あー良かったって、ありがたくご通院なされることになる。
「ちょっと骨が弱くなってますね」って事で骨粗鬆症で通院することになる。あ〜良かった、早めに見つかっって。
ありがたがって。あんね、年取ってんやし、今更早めも遅もめ関係あらへんやろが。どうせ治らん病気やし。
こうしてまた病人が増えて行くんや。
専門家や診療科が増えれば増えるだけ病人が増えて行くんや。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 09:13) 

名無しのゴンベイ

ほんで現状で貴殿の地域で、あ〜あの病院で見て守ろうとったら助かったのに、とか、地元の病院で見てもろうたさかい悪なったとか、いうのはしょっちゅうあるん?
年寄り病(不治の病)を別としての話やで。
ちゃんと紹介したり、引き受けたりの医者間で連携さえ取れていれば、そんな事は昨今あまりないやろ。
ちゃんと機能しとるっちゅうこっちゃないのんか?
文句ばかり、無い物ねだりばかりじゃ、やっとる方も嫌気がさしよるやろ。
そもそも貴殿の地域で病院が赤字なんは、このオネダリ、まあいうて見たらワガママや。ふるい分け(診断と紹介)やごく一般的な病気くらいを診てくれる医療で良いのに、ここでここでと言うオネダリ気質がそうさせたんや。
内視鏡で癌かどうかを見極めるまでで良いんや、その後の適切なアドバイスで良いんや。切るんは都市部や中核へ行って、済ませたらまた戻ってきて連携取りながら経過を見てゆけば良いのとちゃうかいな。
ここでここで気質があるさかい、そうかほな人肌脱いでここでここで治療を完結させたる思うさかい、設備やら人件費やらの出費が増えて行ったんとちゃうか?

そやで、わしは魔法使いやで。
120kmを10kmに感じさせる事くらいへっちゃらやで。
道中色々お話ししあったり、冗談言い合ったり、病気の心配事聞いてあげたり、田舎では食えん珍しい者食ったり、買い物したり、たまの友人尋ねたり、やる事沢山あるやろ。
あ〜楽しかった、遠くの病院まで出かけるのも楽しいもんや、と思わせっちゅうこっちゃ。
それを地域、地域言うとるもんが率先してやれ!言うこっちゃ。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 09:38) 

名無しのゴンベイ

せやな。貴殿の希望は要約すると「今のうちらの病院は非常勤医が多いさかい赤字多いんで、全部常勤医にすれば文句はない」っちゅう事かいな?

ほんでその矛先として近くの都市に新規に医大を作って、医者の数を増やせ、っちゅうこっちゃな。
帰ってこんで、ちゅうか、周辺には流れでえへんで、卒業した医者達は。
ええか、釧路に新設医大ができたら、そこに入るんは全国から集まるややオツムの出来の悪い者達や(それでも、うちらよりは数倍オツムはええが...)。
ほんで卒業したらそれぞれ故郷やら札幌やらの都市部に流れて行くのが大半や。何でまだ経験も技術も浅い青二才の医者が地域の田舎で医療できるもんかいな。
地域に必要なんは経験豊富で沢山の病気を扱ったことのある医者で、かつ都市部の中核病院との円滑な受け渡しが出来るもんや。
ここでここで気質の所に、全て俺が俺がの青二才の医者が来てみい。それこそ地域医療わやになるで。

せいぜい地域から時々オツムの良い子が医学部に入学してくれて、シャケのように古巣に戻って来てくれるのを待つしかないのとちゃうかいな?
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 10:12) 

ebisu

名無しのゴンベイさん

おや、診療に詳しい方のようですね。(笑)
意見の違いはあってよろしい。100%同意できるあなたの意見をコピペしておきます。

>せいぜい地域から時々オツムの良い子が医学部に入学してくれて、シャケのように古巣に戻って来てくれるのを待つしかないのとちゃうかいな?

30年前からやっていたら、地元出身の医師が根室の地域医療の2/3を支えてくれたでしょう。
過去を嘆いても始まらない、30年後のためにいま努力すればいい。

なにか、他に具体的な提言があればご投稿ください。
by ebisu (2018-08-10 11:06) 

ebisu


診療に詳しい方のようですから、お答えできる範囲で書いてみましょう。

>ほんで現状で貴殿の地域で、あ〜あの病院で見て守ろうとったら助かったのに、とか、地元の病院で見てもろうたさかい悪なったとか、いうのはしょっちゅうあるん?

市立病院に診療科があるのに釧路の病院で手術を受けるというのは、患者側がいろいろ実例を知っているということです。わたしが釧路の病院に入院したときに、窓から花火を見ている女性入院患者さんお二人に話しかけれれました。ちょっと話した後で「ところで釧路の方ではないですよね」と訊くと、「根室です」という返事。なぜこの病院へとさらに訊くと、「うふふ、…」と理由を言ってくれました。わたしは35年ぶりに根室に戻ってきたので事情をよく知らなかったのです。

二つ目。
大病院で受診すると、他にも悪いところがないか検査する、老人は検査すれば悪いところがいくらでも見つかる、だから大病院では医療費が増える、そういう趣旨でしたね。135ベッドの規模の病院にはそういうことがなければいいのですが、事情は同じようです。
ゴンベイさんの話の趣旨は理解しているつもりです。

青二才の医者の件はもっともなご意見です。他の病院勤務をして35歳を過ぎてから戻ってきてもらいたい。看護師も10年くらい他の病院を経験してから戻ってきてもらいたい。市立病院の付属看護学校卒業の准看護師が半数を占めていたことが質の低下を招いたはず。卒業して他を経験せずに市立根室病院で勤務すると同じことが繰り返されます。だから奨学金返済も他の病院で勤務する場合は10年間猶予してあげたらいい。

地元のベテラン開業医は病診連携しっかりできてます。そのおかげで、スキルス胃癌ですぐに入院手続きをとってもらいました。とってもありがたかった。
釧路市立だと1か月待ち、釧路医師会病院は同じ学校の先輩が副院長だったこともあり、病状を考慮してすぐに入院させてくれました。ありがたかった。
市立根室はその当時消化器外科医はいません。釧路市立でも助からなかったでしょう。手遅れでしたから。若い外科医に当たったのが幸運でした。術場にベテラン外科医の浅川院長が立ち会っていてくれたことも。
いくつかの幸運が重なることでいま生きてます。
病診連携に心の底から感謝しています。

東京では仕事で150ベッドクラスの病院長と病診連携の話す機会がありました。福島県のある都市でも。地域中核病院を経営しているドクターは開業医とのおつきあいをとっても重視しています。そして手術が終われば、患者を紹介元のクリニックへ戻しています。信頼関係が大事だからです。
なぜこんなことを書いたかは、行間を読み取ってください。

120㎞を10㎞にするマジックは冗句として聞いておきます。(笑)
by ebisu (2018-08-10 11:55) 

マスト細胞

実際、夕張は病院閉鎖で市民の医療に対する変化の記事です。
https://toyokeizai.net/articles/-/229314
病院にかからずに亡くなっていく老人があまり増えていませんよ。それにテレビとかで夕張のその後として医療を特集したこともありましたよ。見られていないのでしょうか?

>田舎の根室に1000ベッドの亀田病院
別に医者大勢集めてそんな病院を造れと書込んだつもりない。
人口25000万程度の街の病院に、医者が25人が勤務したら、財政が破たんするのでは?

>病院が減れば患者が減る、患者が減ると医療費も減る、
違いますよ
医者が減ると患者が減る、患者が減ると病院が減る、病院が減ると地域の医療費も減るが他地域での医療費増える
by マスト細胞 (2018-08-10 12:22) 

マスト細胞

書込み間違え
×病院にかからずに亡くなっていく老人が
 あまり増えていませんよ。
○病院に係って亡くなる老人が減少したが
 在宅による老衰が増えています。
by マスト細胞 (2018-08-10 12:28) 

ebisu

マスト細胞さん

亀田病院の記述はゴンベイさんの発言に対するものでした。あなたへの返信に間違えて書いてしまいました。すみません。

ところで、夕張の件はお示しのURLに目を通しました。
在宅で亡くなる方はH18年までゼロでしたが120人に増えています。施設で亡くなる方も80人前後(プラス40人ほど)に増えています。
つまり、夕張市ではH19年を境に末期医療が施設介護から在宅介護へ移ったということ。これは夕張市特有の現象だと読みましたが違いますか?

私自身の父親の例を引きます。癌で2度目の手術は全身転移で開け閉じでした。その後2か月ほど自宅で療養。様態が悪くなり4か月間市立根室病院でターミナルケアでした。あのターミナルケアがなければ癌の痛みに苦しみながら3か月早く亡くなったでしょう。
お袋も認知症を発症してから1年以上在宅で介護、昼夜逆転や徘徊、幻視でどうにも面倒が見切れなくなり、認知症患者グループホームへ入所、1年ほどしてから脳梗塞を発症、食事が摂れなくなり、療養型病床の病院がないので精神病院へ入院。4か月ほどで亡くなりました。精神病院へ入院させないでグループホームから自宅へ引き取れば、一週間で息を引き取ったかもしれません。食べられない、飲めないでしたから。
在宅で亡くなっていたら、オヤジもお袋も「老衰」だったかもしれませんね。

ああ、そうだった。病院が減れば医療費が減るというのがもう一つの論点でしたね。
一つの極論を申し上げます。
世の中の病院が全部なくなったと仮定したら、医療費は減少するでしょう、これなら納得いただけますか。

地域に適切な医療機関がない場合に、120㎞あるいは400㎞離れた大病院にかかれるのは、経済的に余裕のある家庭です。
そうでない家庭の家族は、あきらめるしかありません。

事情は複雑ですね。わたしは歯科医療に関しては東京へ行くたびに治療してもらっています。設備と技術がよくて圧倒的に安いからです。地元でするか東京でするか選択の余地があるというのはありがたいことです。
地域中核病院が120㎞離れた場所にある根室市民の多くは選択の余地がない。

もう一点、老衰で亡くなった患者さんはたいてい体のどこかに癌を発症しています。そしてだんだん衰弱していく。癌は老化現象の一つでもあるのです。
もちろん、70歳を過ぎた老人が癌の手術を受けて方がいいか、そうでないほうがいいかはご本人と家族の選択です。
在宅介護で老衰で亡くなるかたが増えています。夕張市でも年間120名とありました。同じ資料でH18年以前はゼロです。
つまり、在宅死の120名は以前は病院あるいは特養で亡くなっていた。特養の死亡数も増えているので、病院がなくなったことによって、在宅介護が急に増えたとは読めませんか?

施設で亡くなるのが幸せか、自宅で亡くなるのが幸せかといえば、ほとんどの老人が自宅を望むでしょう。

そういう意味では、北海道のほかの地域よりも夕張市は先を歩いているのかもしれません。

具体的な根拠の提示のあるご意見にはお応えします。

by ebisu (2018-08-10 13:26) 

ebisu

マスト細胞さん

もう一点、お示しのURLの資料で気がついた点を書いておきます。
市内特別養護老人施設での死亡率ですが、2年を除いて10%前後でした。H13年の31.3%とH17年の46.7%が特に高かった。H15年はゼロ%です。絶対数がわからないのでこの資料の扱い方には疑問が残ります。
どちらも絶対数のほうがわかりよかった。わたしも読み違いしてしまいました。

特養の収容人数が何人かわかるといいのですが。調べます。105名です。
http://yubari-seikouen.jp/company.html

H19年以降は80%台ですから、これはベッドの回転率と解釈できます。平均値で見ると1.2年で全部入れ替わっている計算になります。H17年46.7%なら2年です。
つまり、病院が消滅したH19年以降は、症状が重篤になってから入所する患者さんが増えたことを意味しています。
統計データは以前よりも在宅介護でずっと症状が悪化してから特養に入所していることを意味しています。現在待機は38名です。
こういうことです。病院にかからずに、在宅介護で症状が次第に重くなり、どうにもならなくなって順番待ちして特養へ入所、短期間で亡くなるというパターンに変化したということです。
そして病院に入院せずにターミナルケアを施設では受けずに在宅で亡くなる老人が急増しています。かかる病院=入院できる療養型病院がないからでしょう。

失礼ながら、あの記事を書かれたドクターは、統計データの扱いに慣れていないように見えます。

by ebisu (2018-08-10 14:08) 

名無しのゴンベイ

下衆の極み。

あんたとこの地域に医者はいらんで。
どこで見てもらおうとそれは患者の自由や。
けどな、自分で他を選ぶのは勝手やが、それを自分とこの医者のせいにしたらあかんな。
せっかく来てくれてる医者に感謝する気持ちもないやろ。
自分さえ良ければ良いゆうかんがえや。
他所で手術するにしても、あらかじめ地元の医者と相談しとけば、術後の経過を地元で見てもらえるやろ。
それこそ経済的・体力的にまだ恵まれてる者の傲慢さや。
地元に医者を!と言うといて、その医者をすっ飛ばして、自分だけこっそり他所で治療を受ける。
地域医療を崩壊させとんのはそこの民自身やわな。

冗談やと?本気の違いもわからへんしな。
100kmの距離を10kmに感じさせるような周りのもんの支援や温もりのない地域を何で守る必要があるんかいな。
うちの田舎では不自由な者に、ご飯炊いて持って来てやったり、ゴミ出し代わりにしてやったり、家の前の掃除してあげたり、色々と周りに温もりがあったんや。今では少し寂しゅうなったけど、それでも助け会うとるから、年寄り連中が療養型病院に入院したり、老人専用の施設に行くことなく、ほぼ死ぬまで自宅で生活しおうとるで。
どや暖かいやろ。これなら地域を守ろうという意欲も出るわいな。
あんたの地域は人のせいばかりや。頭でっかちばかりで、文句いいばかりや。情がわかんやろし、人情の意味さえわからんのやろ。
全て当たり前や思うとらんか?病院があって当たり前、医者がおって当たり前、病気が治って当たり前、不自由な人をかばってくれて当たり前、そんな精神のとこには誰もよう近寄らんし、おるもんも逃げてくで。
何のために地域を守るんやよう考えて見い。

下衆の極みここにありやな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 14:31) 

名無しのゴンベイ

泣かしてもうたら話にならんから泣く前にいうといたろ。

非常勤の医者が多くて赤字がかさんでは根っこの病院そのものの存続が危うい思たら、皆で頭をさげて病院か市長のとこ行ってやな、「このまま赤字だと肝心な病院そのものが脳なっては困りますけん、少々の不自由は私達我慢しますので非常勤の医者は本当の必要最小限で結構です」というて来てみい。
病院や市は、みんなのために思うて必死で非常勤でも良いから思うて探して来てんや、皆でそう言ってあげたら肩の荷も降りるし、財政も軽くなのとちゃうか?

財政が少し軽くなって余裕があるようなら、市で市立病院と中核病院とを巡回する患者専用バスを毎日数往復走らせたら良い。往きの乗車券は医者の紹介状、帰りの乗車券はかかった病院からの返信状でどやろ。
患者や家族同士バスに乗って共感しあったり、陰口叩き合ったりで話も弾むやろからすぐやで。

まだ泣いとらへんやろな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 15:32) 

ebisu

読んでないね。
わたしの話なら、地元の消化器内科専門医に初めて行って、癌だと思うから内視鏡検査してほしい、そこがスタート。そこから紹介状で釧路医師会病院へ入院。ちゃんと読んでください。病診連携もできていると言ったでしょう。もちろん紹介された患者を戻さない仁義無用の中核病院もたまにはあります。民間の中核病院では考えられません。総スカンくいます。

もちろん、手術が終わった後半年担当外科医が経過観察し、その後はがんの診断をしてくれた地元の医院で定期的にみてもらってます。もう12年が過ぎました。
後は歯科の話。インプラントは東京、当時根室にはインプラントやっているところはなかったから。その流れで歯科は東京のドクターが主治医。東京にいたときの歯科主治医がいまでも診てくれてるだけ。緊急の場合はもちろん地元の歯科医ですよ。術後数年は体力が落ちて東京へ行けなかったので、地元歯科医で診てもらってました。3か月ごとにダメージ。食事をするのがつらかった。

120㎞の話は健常人なら大丈夫でしょう。わたしはバスでの移動は無理、鉄道も無理、釧路の病院へ通院するとしたら女房殿の運転でいくしかない。行ける人といけない人がいます。老々介護だからいずれどないもこないもならんようになる。

次は巡回バス。釧路のある病院は根室まで巡回バスを回していると聞いています。整形外科だったかな。
巡回バスは現在すでにあります、朝6時出発です。あとは費用負担の問題。バス会社へ利用者が支払うか、市が支払うかの問題。要求が大きくなれば市議が動くでしょう。いまは話題にもなっていません。みんな自分で支払っています。
わたしは午前中のバス異動は不可能です。午前中は体調が悪い。だから必要になっても利用は無理。釧路の病院まで通院する必要を感じません、いずれ死ぬんですから、ケセラセラです。

地域の助け合い。これはどこでもあるでしょう、別に自慢するほどのことはない。根室は根室、他とは違ったやり方があった。たとえば、秋刀魚、時期になれば漁業関係者から箱でもらったものです。資源が減少して、それも消えつつあります。
地域の助け合い、たとえば冬のバス停前の雪かき。バス会社は除雪費用が足りない。朝バスに乗るのは病院へ行く年寄りが多い。だからバス停が家の前にあるうちは、朝から除雪をする。乗るのも老人なら、汗びっしょりでせっせと除雪しているのも老人。すべって怪我したら寝たきりになりかねません。だから、せっせと雪を掻く。おかげで冬は運動不足になりませんよ。やれる限りはやります。

>往きの乗車券は医者の紹介状、帰りの乗車券はかかった病院からの返信状でどやろ。

面白いアイデア、ちょっとやり方を工夫する必要があるだけ。賛成ですよ。

元気な病人なら楽しく談笑しながら120㎞2時間半の旅を楽しむことができるでしょう。とても無理な患者もいます。いずれ死ぬんですから、それはそれ、受け入れたらよろしい。

私個人の問題としては医療は現状で満足です。そんなに生きることに執着はありませんから。一度死にかけてから楽になりました。
by ebisu (2018-08-10 17:50) 

名無しのゴンベイ

ほな良かったんやないか。
したら、 病院潰れん前に皆で、なんとかしますさかいもう非常勤は要りません、言うてこなならんで。
あんじょう頑張りや。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-10 19:20) 

ebisu

病院の急激な赤字拡大には、制度的な問題も絡んでいます。

平成16年に国立大学の独立行政法人化がなされました。大学は自前で収入を増やさなければならなくなったのです。
いろいろ方法を探したり試しているうちに見つけたのでしょう。道内の自治体病院へ派遣している常勤医を派遣医に替えることで収入が最大3倍になることに。
根室の近隣では厚岸町立病院が黒字でしたが、現在どうなっているか。中標津町立病院の赤字額が急拡大して年間15億円の規模になっていると新聞でみました。

その数字を見たときに、ああ、同じ構造なのだと気がつきました。大学も背に腹は代えられません、他にも収入増がないかと探しているでしょう。「健全経営」をするには収入を増やすのも方策の一つです。それが自分のところだけでなく、世間に対しても健全かどうかは判断を留保します。
経営は「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」でなければならないからです。

制度が変わらない限り、こうした赤字構造が根っこから崩せないことに気がつきました。
30年後に地域医療を支えてくれる人材を育てること、わたしにできるのはその一翼を担うことです。当代のわたしたちにできることは、地元から大学医学部へ進学する者を増やすこと、そして彼ら・彼女たちの何割かが故郷に戻って、地域医療を支えてくれることを願うことだけです。

国の財政が破綻すれば、その補助金で成り立っている、全国の自治体病院の大半が連鎖的に経営破綻します。市立根室病院の年間赤字額17億円のうち、10億円は国の補助金で毎年赤字補填しています。7億円が市側の負担です。
国の財政が破綻する、アベノミクスに浮かれているうちに取り返しがつかないことになっています。
そういう時代が来ることはもう避けられないでしょう。

地域医療の荒廃のあとに、それを立て直すことのできる、人材をいま育てること、わたしにもちょっとぐらいはお手伝いすることができます。高校卒業まで育ててくれたふるさとのために。

金刀比羅神社例大祭本宮の夜、若い人たちの和太鼓演奏をみて、やるべきことを確信しました。

by ebisu (2018-08-11 11:45) 

名無しのゴンベイ

もう涙乾いたかいな?

なんや急にトーンダウンやな。
今ある危機を乗り越える意気込みはどないしたん?
今までの話をまとめるとや、
1 今あんたんとこの病院は非常勤の医師が多て毎年赤字が膨らみこのままじゃ破綻して大元の病院そのものがのうなってまうかもしれへん。
2 現在の地域医療体制、あんたとこの病院や開業医と他所の中核病院との連携はバッチリとれておるんで何の不満もない。
3 そこの病院に無い科や専門性の高い病気は元々それぞれが他所に通っておったり、自由にしてた。
4 年寄り特有の治らんけど緩和や養生させにゃならん病はあんたとこの病院でそこそこみて行ける。
5 また年寄りで身寄りがないやら、貧乏やら、事情によって動きのとれん者たちは行政で支援する。

こんなもんやろ、ちゃうか?
ほしたら今真っ先にせにゃならん事ぐらいわかるやろ。
わてがさっきから何度も言うとる事や。
病院も医師探し医師確保に奔走せんでようなり肩の荷が降りるし、赤字も大した少のうなるやろ?

何十年も先にシャケが帰ってくるん待つより確実やろが?
by 名無しのゴンベイ (2018-08-11 11:54) 

名無しのゴンベイ

せっかく涙乾いたのに悪いが、もうひと泣きせんとならんな。

そのシャケやけど、戻ってきいせんで。
狭い範囲やけど、わてが知っとる医者達で自分の実家の市や町や村へ帰って働いとるもんは誰もおらへんわ。
開業医なら数えればおるこたおるけど、市立病院や町立病院にはおらん。
医学部だけじゃのうても田舎から都市部の大学へ行ったもんの大方はよそで暮らすようになるんや。
結婚や子供、教育や文化的娯楽、便利さ、その他もろもろ。
タイミングっちゅうものもある。
自分が行きたい病院にいつでも働き口があるわけでもないしの。

希望を抱いてイクラを孵化させるんは良いが、実現はほぼ無理やろ。
一匹帰って来るだけでも奇跡的なのに、そこの出身者で過半数を占めるなんちゃ天変地異より可能性低かろう。

信じるのは好き勝手やし、あんじょう頑張ってや。

でも今すぐにでも出来ることが目の前にあるのに何も事を起こさないのは、ただの大ボラ吹きや言われるんでよう気いつけや。

あんたとこ良うなれば、手本としてマネするとこもあるやろ。
頑張ってや!
by 名無しのゴンベイ (2018-08-11 12:20) 

ebisu

30年たったらわかります。
ゴンベイさんが予想もしていない展開になっているでしょう。(笑)
30年後にふたが開く、そのために具体的な手を打っています。


by ebisu (2018-08-11 13:04) 

名無しのゴンベイ

そもそもや、地域医療とはなんぞや?

この機会に考えてみるんが良いのとちゃうか。
地域医療という言葉自体には特別な定義はあらへん。
それぞれが何となく淡い感じでおもとるだけや。
言うて見たら、田舎での病院とその関連機関の役割、っちゅうこちゃろな。
何故こうしてわざわざ地域医療、地域医療と言うかっちゅうと、
都市部の病院と役割がちゃうさかいやろ。
田舎で大手術や最先端医療をせん、ちゅうこっちゃ。
また、そういう期待をしてもらっては困るちゅうことでもあるわいな。
大雑把に分類するとや、

村なら、疑い診断程度、他所で治療されたコモンディジーズのフォローアップ、設備としてはx線、心電図程度で充分、総合診療科か内科、医者2名。

町なら、ある程度コモンディジーズは診断治療まで出来て、小手術程度はこなす。設備にCTや内視鏡が追加。総合診療科と内科に加えて、外科か整形外科や小児科が常勤。

小さな市なら、加えることの、コモンディジーズは制圧出来て(内視鏡処置や盲腸手術や骨折手術など)、それらに必要な機材設備の充足。皮膚科や眼科などマイナー科も毎日ではないが定期診療を行う。

大きな市なら、ほぼ総合病院クラスの診療科・設備を充足するが、特殊や高度な事が要求されるものについては、各診療科医の力量に任す。

ちゅう分類でどやろ。
ほんとは皆かてだいたいこんな風におもとるやろ?
はて、根室ならどの分類に入るんかいな。
小さな村の診療所にいきなり脳外科の大先生が来られて脳外科を標榜されても困るし、
名の売れた大都市の病院なのに内視鏡もでけへんのじゃ困るやろ?
それぞれの分際にあった医療の規模ちゅうもんがあろう。
特に公的病院に関してしゃべっとるんやけどな。
私的な病院は何してもかまへんが。

どやろ、こうして見ると、そもそもこのての青写真ちゅうもんがそれぞれの市町村に無いから五里霧中になってまうんやないか。
もうこの際全国一律に市町村の規模に合わせて地域の公的病院の規模と役割を決めてもうたらどやろな。
診療や治療またその設備に関して細かく細かくや。
例えば市立根室病院クラスにおいては、
必ず盲腸の手術はこなす事、に始まって、内臓腫瘍手術に関しては一切手を下してはならぬ、とか。
抗がん剤の使用はこれを許可するが、薬による副作用が発言した場合には直ちに提携先の高次医療機関へ転送するものとする。
内科医はそれぞれ専門の異なる医師5名、外科2名、... など医師数や標榜科についても同様や。
そうすれば来る医者来る医者に合わせて設備投資したり、逆に設備が無駄になったりもしまいし、地域の民もうちらの病院はこういう病院やという役割がわかって良いやろ。
医者に合わせる時代は終いや。
これからは地域の器におうた医者に来てもらうんや。
そりゃ田舎で心臓カテーテルで心筋梗塞の治療が出来たら誰でも嬉しいわいな。
だがちょっと待って考える必要があるっちゅうこっちゃ。
どやろ?
by 名無しのゴンベイ (2018-08-11 22:13) 

ebisu

名無しのゴンベイさん

なかなか当を得た見事な分析ですね。

>もうこの際全国一律に市町村の規模に合わせて地域の公的病院の規模と役割を決めてもうたらどやろな。

賛成ですね。いままで地域中核病院と言っても診療範囲の定義がありませんでしたが、はっきり定義すればいい。

たしかに来るドクターに合わせて設備する無駄もなくなります。

>そりゃ田舎で心臓カテーテルで心筋梗塞の治療が出来たら誰でも嬉しいわいな。

名医が一人いらっしゃいました。急を要するケースが多いので人口2.6万人の根室には常勤医がほしいですね。

ご提案はごもっとも、なぜあなたの地元から発信されないのか不思議です。

わたしの役割はこの地域の医療を支える人材を数人残すことだけ。でも受験勉強教えているだけではありません。

各自治体ごとに診療体制を定義して、中都市との病病連携の在り方を整理するというご意見は大変参考になりました。

わたしの仕事のほうの専門の一つは企業経営ですから、そちらのスキルを30年後の根室のために種をまくことに使います。
大雑把な構想だけを伝えておけばいい、その時になったら思い出してもらえばいい、準備が整っていることに気がつくでしょう。その時になったら動けばいいだけ、糸口も伝えておきます。

ご提案のように国の制度が変われば幸いですが、そうならない場合、根室と釧路だけは、30年後にあなたの構想を実現することになるかもしれません。
それくらいの仕事ならわたしにできそうです。
by ebisu (2018-08-12 00:22) 

名無しのゴンベイ

おはようさん。

せやな、うちは本州の郡部、まあ田舎や。
医療に関してはあまり悪い事は聞こえてこん。
昔に比べたらありがたいこっちゃ、
各町や市にそれに応じた規模の病院がある。
それでも何か大病で特別な治療や見立てを要する時にはだいたい100km、時間にして2時間かかる県庁の大学病院や専門病院へ行かにゃならんけどな。
あまり不自由や文句を言うもんはおらへんな。
そんなもんやとおもとるさかいな。
なかでもうちの町には病院ないんで、
多くは両隣の市立病院か町立病院にかよてるわ。
ちょっとした病気の入院もそこでするんや。
町には開業医の医院だけや。
そやけど昔からわが町に町立病院を、とか、医者を、とか言う声はとんと聞かなんだな。
病院通いちゅうたかて毎日通わにゃならんわけでもないし、病状に合わせて、週に1回、2週に1回、月に1回、3ヶ月に1回、はては年に1回や。
毎日通わにゃならんような病気やったら、そもそも入院しはるしな。
そやさかい日々の世間話で滅多に医療に関して悪口聞くことはないわ。
聞くとしたら、誰々さんが何々病になって何処何処病院に入院しはったとか、そんで手術受けなさったとか、結局ダメやったとか、今度は大学病院に移ったとか、そんな類いの話や。
医療のシステム自体に深入りした話は聴こえてこん。
普通の通院は隣町の15km, ある程度の中核病院なら100kmや。
あんたとこの状況とあまり変わりゃせんやろ。
これで年寄り連中にしたらありがたいこっちゃと思てるみたいや。
もちろん経済的余力があるもんや田舎医者をはなから信用せん権威主義的な頭の奴らは地域の病院すっ飛ばして県庁にある有名な病院に行くがな。
でも実のところ大概は田舎の地域の病院でもみれる病気や。
この辺の事情はどこでも同じや。自分だけは思想や。
それも別にとがめはせん、それも当たり前のこっちゃからな。

祭りはええな。
人生は祭りが頂点やな。
蝉は一生の大半を地中で過ごすちゅうな。
数年も地中で過ごし、外で過ごすんは数週間やて。
実はな、本当は皆そうなんや。
人間かてそうや。
意識のない期間の方がなごて、意識のある期間の方が短いんや。
うちらの身体はみんなの身体からできとんや。
あんたが吐き出した息を誰かが吸うて生かしてもろとる。
わての身体の骨は数百年前のカブト虫の一部から頂いとるかも知れへんのや。
ある日それらが全て出会うて母ちゃんの腹のなかから生まれ、突如として意識が芽生えただけや。
死んで意識がのうなって、貰ったもんをまた皆に返してあげるだけや。
そう考えたら人間かて蝉と一緒やで。
数万年も地中や空気中に散らばっとって、ある時合わさって、寿命はたったの80年前後、その後はまた永劫の時が流れて行くんやからな。
自分の身体は自分だけのもんやない、そうおもたら、感謝の気持ちもわくし、死んで誰かの身になるおもたら、死ぬのんかて恐怖心薄らぐやろ。
わては毎日寝る時に死ぬ練習しとるおもて寝ることにしとんや。死ぬのも気持ちい良いもんやな。
せいぜい生きてる間は祭りをせにゃおもとる。
祭りは本当にええな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-12 09:33) 

ebisu

こんにちは
なんだか懐かしい響きの語り口です。四国の人と話しているような気がしてきました。

根室は冬が困るんです。それは病院に限りません。買い物も一緒、免許を返上したら、買い物にも難渋します。交差点歩いて渡るのとっても危険なことがあります。ブラックアイスバーンというやつです。若い人でも見誤るとすっころびます。年寄りがすっころんだら大腿骨骨折、だいたいそういうのがきっかけで寝たきりになり、歩けんようになって弱って死んでいきます。
子どもは都会に出てしまって、年寄りだけの家が増えていますから。
なるようになります。

どこかで書きましたが、近隣の町の療養型病院は自分の地域の患者で手一杯、重篤になってもすぐに家族が来られないのは病院にとっても迷惑なんですわ。
だからなるべく来ないでほしい、自分の地域の患者は自分とこで診てくださいというのが本音なんです。

自分の地域の年寄りだけで手一杯ですから、根室のお年寄りはお断りしますというときがまもなく来そうです。
10年前には75ベッドありました。
精神科の病院へ受け入れてもらうしかないのです。精神科で認知症患者の受け入れは無理があります、「縛らない介護」は看護師の配置人数の制限から無理で、50年前の世界へ逆戻りです。根室だけではないでしょう、全国で十数万の療養型ベッドがこの十数年で消滅しています。
次は都会が困る番です、田舎よりもずっと深刻になるでしょう。そういう意味では田舎は都会の数歩先を歩いているだけです。

老人医療についての議論は棚上げするとして、人口2.6万人の根室には診療科を限定した小規模病院でいいし、実際にそうなっています。あとは腫瘍外科手術は釧路の大病院、術後のケアは根室の病院、そういう具体的な問題について、病院と市側と住民との間でコンセンサスを創ればいいだけ。

来月市長選挙ですから、新しい市長がそういう医療政策を提起してほしいと思います。
医師を派遣している大学病院との調整がたいへんだろうと思いますが、それも話し合って合意を創っていくべきでしょう。
by ebisu (2018-08-12 12:16) 

名無しのゴンベイ

せやな。
地域には地域特有の事情はあるわいな。
今の時代に療養型病床が無い言うのは珍しいなあ。
また、それが全国的に減ってきちょるちゅうのは何でやろか?
採算がとれへんかろやろか?
世が変わればその辺も変わっていくからなあ。
療養型、昔で言うたら姥捨場や。
本来自宅で看取らにゃならんが、世の生活環境が変わったせいで、病院が面倒見ることになったんやろ。
考えてみたらおかしな話や、これまでそれぞれ違う生活、金持ちもおれば貧乏人もおるし、名士もおれば悪党もおる、それが死ぬ間際はいっしょくたんにされて、同じベッドで寝かされて、同じ飯食うて、同じところでクソするんやさかいな。
病気があるから病院におらにゃならんわけでもないのにや。
言うてみたら厄介払いや。
今の世の生活形態じゃ誰もが手間のかかる年寄りの面倒を自宅でできんようになっとるからな。
まあ、その辺の事情は姥捨のあった昔から同じかもしれん。
とかく生にしがみつきかもしれへんな。
役目が終わったらひっそり逝く、それがええな。
それぞれが祭りを終えたらひっそり逝く、それがええな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-12 12:55) 

名無しのゴンベイ

せや、人ごとやあらへん。
自分もどうやったら納得出来る祭りぶちかませるんか、どうやって逝こうか日々考えとるんや。

そやけど日本は土葬やのうて火葬やさかい、わてのDNAや目や脚を虫や細菌に食わせてやれんのは残念やな。
火葬やったらもっと細うなってもうから他の生き物に取り込まれるの遅うなってもうわ。

隣で蝉鳴いとるわ。
誰と誰から身体もろたんやろかいな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-12 13:41) 

ebisu

姥捨て山か、そうかもしれんな。
昔も今もかわらへんのや。
お山が療養型病院になっただけ、単なる住所変更や。

療養型病院がもうからへんなんていうのは嘘やで。
十分儲かるんやで。ヘルパーさん、看護師さん、管理調理師さん、調理師さん、事務職員さん、ケアマネジャーさん、300ベッドクラスの療養型病院ならずいぶんたくさんの職員を抱えてるから、雇用の創出装置にもなっとるで。

2年ほど300ベッドクラスの療養型病床の病院の常務理事をやっとったことがあるんやが、ほどほどに利益が出ていた。売上高経常利益率で比べるなら1部上場企業より上や。

赤字にしとるのは経営の質が劣化しとるからや。根室だって200ベッドの療養型行院を創れば、ベッド稼働率95%、立派な黒字病院として運営できる。経営したこともないバカが療養型は赤字になるなんて言い出すから始末におえんがな。

療養型を減らしたのは厚生労働省と財務省が医療費抑制をしたかったからだ。
病院を減らしたら医療費が減らせると考えた、だから2005年ころだったか、療養型病院を減らすために総合病院へ転換を進めたんだ。やれっこないから、精神科を標榜することになった。姥捨て山としての機能はそのままでな。
だから、「縛らない介護」はできない相談になり、拘束、薬漬けが横行しておる。精神科での認知症老人の介護は、いわば「処理工場」だ。できるだけ手間をかけずにあの世へおくりよる。これが今の国の医療政策だ。

>役目が終わったらひっそり逝く、それがええな。
それぞれが祭りを終えたらひっそり逝く、それがええな。

わたしもそうしようと思っとる。あとの者たちに面倒かけとうない。
祭りが終わったら、ひっそりな。

by ebisu (2018-08-12 13:45) 

ebisu

災害対策で仮設トイレの話をしていたら、野グソがいいゆう投稿もらった。
命をいただいて消化して糞にして土に返す。

自分の体も祭りが終わったら、土に返す。ウジ虫がたかったエサにして、カブト虫でもセミの幼虫でもええが、それがまた何かのえさになって命ががつながっていく。そうゆう命の循環が一番自然な姿だと気づかされた。
なかなかでけへんことや。
野グソたれたら叱られる、ヘタすりゃ警察に通報される、どっか山の中でひっそり暮らさにゃならん。
それがいいんやろな、歳とったら。
自力で食えんくなったら衰弱して自然に死んでいく。
ひっそり。

同じ思いの年寄りがいるっちゅうのは、場所が千数百キロ隔てていても、なんだかうれしいのう。便利な世の中ちゅうことや。
by ebisu (2018-08-12 14:01) 

名無しのゴンベイ

ほうか、そりゃ良かった。
数億年後にフィリピンの山の中ででも会おか。
わては蝶々の腹の中の細菌や、あんたは沼のボウフラの羽かいな。
したっけ!そう言うんやろ、あんたんとこは。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-12 14:11) 

ebisu

数億年後にフィリピンの山の中でも、ゴビ砂漠の露でもいいが、もうちょっと話につきおうてくれんかな。

療養型病院がちゃんと経営すれば儲かるという話をしたが、話に続きがある。

厚生労働省が療養型病床を30万ベッド認めたらいいんじゃ。そしたらわしは全国各地に300病院つくったる。一か所20億円かかるとしたら、6000億円や、銀行が金を貸してくれる。優良な貸付先がなくて困っとるんや。
老健施設も認知症老人ホームもナースステーションもセットでつくっていく。そうしたら、グループ企業内でシームレスな介護ができる。
50歳代になって親の介護で仕事をやめて故郷に戻って、親が死んだあと職がなくて困っている人が増えとる。
老々介護で疲れ、夫の首を絞めて自分も死ぬような事件が増えとる。息子が親の首を絞めるなんていう悲惨な事件がじわじわ増えとる。

そこでな、たとえば、3年間分の自己負担「月15万円×36か月=540万円」支払ってくれたら、終生面倒を見る契約を考えよう。2年で死んだらご愁傷様、15年生きたらとっても得したとこうなる。
夕張市の資料では特別養護老人ホームに入所すると平均値で見ると1.2年ほどで亡くなっている。療養型では2倍長生きだとして、十分採算がとれると思わへんか?
ヘルパーさんにはもっとたくさん支払ってやれるから、人手不足なんて在り様はずもない。

儲けた金で、福島県に土地買うて、老人天国作ったらよろし。元気なうちはここで農業や漁業をして、身体を動かして半農半漁で生活の糧の半分くらいを得て、自活すればいい。そういう場を儲けた金で作るんじゃ。
年寄りなら放射能汚染もたいして気にならん、感受性が低いからのう。

おやおや、わしゃなんかいうたか?夏で暑さが高じて夢を見てしもうた。
何が現実で何が夢かわからんくなってきた、とにかくそういうこっちゃ。
by ebisu (2018-08-12 16:17) 

名無しのゴンベイ

そっか、あんたは経済得意やからなあ。
わては儲け話は遠慮しておくわ。
そう言う事にはあまり向いとらんし、興味もないんや。
歳とって、同じような人らと一緒におっても惨めったらしゅうて面白いと思わんしな。
前にも言うた通り、祭り終わったら、ボケて人に勝手に自分の身体をコントロールされんうちに、自分で自分の身体は処分するつもりやさかいな。
人それぞれちゅうこちゃ。
したらば! とも言うらしいな。
by 名無しのゴンベイ (2018-08-12 17:13) 

ebisu

お国言葉での語り口、ときに緊張をはらみ、ときに地域医療とはなんなのかにさかのぼり、そして人間の存在と命の循環に言及する奥の深い対話でした。

遠いところから弊ブログへご投稿いただきありがとうございます。
名無しのゴンベイさんの多面的な考察が、さまざまな問題意識を抱いて医療についてふだんからお考えの皆様の参考になったのではないかと思います。
長い対話でしたが、あとでまとめて本欄にアップするつもりです。
…m(_ _)m
by ebisu (2018-08-12 19:08) 

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