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#3762 数学の偏差値が70を超えた②:学力向上にマジックはない Jun. 25, 2018 [60. 進路]

<学力アップにマジックはない>
 短期間で学力を上げる場合には、生徒の現状の学力を鑑みて、週に1回補習をすることがある。生徒にやる気がなければ効果はない、復習や予習をしてこないからだ。この生徒の場合はやる気がはっきりみえた。だから、時間の延長や、補習して対応した。それ相応の手間をかけてやれば急速に学力を伸ばすケースがあるから、手間を惜しまぬようにしている。

 根室高校生の場合だが、普通科120人(3年生)で独力で難易度の高い参考書や問題集の解答を見て数学の学習が可能なのは15人いるだろうか。例えば、「青チャート」や塾用問題集「シリウス」レベルではほとんどの問題を解答を見ながらでも独力で理解できる生徒はごく少数である。8割くらいの問題は大丈夫だが、残り2割にてこずることになるから、独力でやっていたら受験に間に合わない。
 平均よりも少しいいくらいでは、たとえば学校で3年生の授業に使用している『アクセス看護医療学校受験 オープンセサミシリーズ問題集②数学1・A』の解答を見てほとんどの問題を理解できる生徒は看護系進学者にはゼロだろう。難易度の高い問題は解答を見て1時間考えてもわからないというようなことになる。実際に、道内の看護学校では出題されないレベルの問題が掲載されている。昨年まで根室高校で使っていた問題集よりも難易度が高く分厚い。
 塾へ来て難易度の高い問題や、苦手の分野の質問ができれば、理解が進む。整数問題や集合と論理、確率、2次関数などあやふやなケースが多い。あやふやなままでは模試で得点できない。1時間考えても理解できなかったところが塾で質問すれば5分あるいは10分間で完全に理解できる。
 ほんとうは1時間あるいは1日考え抜いて独力で理解したほうがいい、絶対にそのほうがいい。高校を卒業したら自力で勉強しなければならないのだから、中高の時代に独力で問題を解き切るトレーニングをした方がいいに決まっている。だがそれでは入試に間に合わぬ。教える方はこうした矛盾を抱えながら教えている。生徒もやっているうちにわかってくる。「もっとはやく塾に来ていればよかった」、この発言には深い意味がある、「いままで勉強の仕方を知らなかった」ということ、生徒の動物的な勘は大人が考えるよりもずっと鋭い。いいのだよ、自分の努力では間に合わないと判断して自分で塾へ電話をかけて申し込んだ、それだけですばらしいことなのだ。親に言われてきたのではない、自分が必要を感じて自ら行動を起こした、そうした経験の積み重ねが人生にとって大きな意味がある

 自分でやってみてわからない問題を塾で質問して問題の要点や出題者の意図など解説を聞いてみる。深く理解出来たら分野の異なる問題にも応用が効くようになる。
 生徒の学力は一人一人違うから、その人に応じたヒントを出したり、解説を試みる。解答集に載っている答えを覚えるのではなく、問題を完全に理解しそのあとに独力で解いてみさせる。聞いただけで手順がわかってすんなりいく生徒は滅多にいない、だから最後は自分の手で問題を数回解いてみさせる必要がある。

(聞いただけですんなりできる生徒がいま一人だけいるが、そんな生徒は中学校で学年トップを3年間とり続けるようなレア・ケースである。(笑))

 だれでも苦手の分野があるが、こうして一つ一つ丁寧に潰して、得点源に変えていくのである。辛抱強さと粘り強さ、スタミナがあればなんとかなる学力が上がるに応じて質問の回数が減っていくから、はっきりわかる。理解が深くなればトラブルを起こす問題領域は狭くなるから当然の結果である。いわゆる「頭がよくなる」ということ。


*#3761 数学の偏差値が70を超えた!:看護専門学校進学の生徒のみなさんへ
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-06-24


<余談:難易度の高い問題にトライしよう>
 3年生の選択数学数1・A Ⅱ・Bを履修している生徒たちは、『センター攻略数Ⅰ+A、Ⅱ+B』(東京書籍)を使っているが、各問題で最後の問の問題はほとんどの生徒がパスしているようだ。生徒のほとんどが難易度が高すぎて解答を読んでもよくわからないから、最後の問までしっかりやっている生徒はとうぜん学力がますます高くなる。最後の問の問題に1時間かけてもやり切ってもらいたい、そうすることで得られるものは大きいのです。むずかしかった標準レベル問題がやけに簡単に見えてきて、きっとスラスラ解けるようになっています。


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