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#3751 進研模試偏差値と得点の目安 Jun. 7, 2018 [71.データに基づく教育論議]

 弊ブログ#3750に進研模試偏差値に関するデータの投稿をお寄せいただいたので紹介します。
*#3750 根高前期中間テストの結果 Jun. 6, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-06-06

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進研模試の1科目の平均がおおむね30~35点、標準偏差が14~18なので、70点~80点で偏差値70前半~80前後の偏差値なので、70点~80点で成績中の上の成績だと、学年順位中位で東北大一般学部合格レベルの学力を有している高校では県浦和、都日比谷、都国立、県千葉、湘南クラスです。(湘南高校以外は進研模試を受験してません)
by KK (2018-06-07 19:04)

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 偏差値の計算式は次の通り。 
[(得点-平均点)/標準偏差]×10+50=偏差値

 仮に、全国平均点を33点、標準偏差を16と仮定して、偏差値とそれに対応する得点は次のようになります。

 偏差値80 ⇒ 得点81点 上位0.1%
 偏差値70 ⇒ 得点65点 上位2.3%
 偏差値60 ⇒ 得点49点 上位15.9%
 偏差値55 ⇒ 得点41点 上位30.9%
 偏差値50 ⇒ 得点33点 真ん中50%
 偏差値45 ⇒ 得点25点 下位30.9%
 偏差値40 ⇒ 得点17点   下位15.9%
 偏差値30 ⇒ 得点1点     下位2.3%


 正規分布を前提にすると偏差値60は上位16%です。
  偏差値と百人中の順位表は弊ブログ「#2709 偏差値と「100人(百校)中の順位」対応表 June 22, 2014」をご覧ください。
*http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22

 おおよその目安を示しました、KKさんの標準偏差データ提供に感謝申し上げます。

 ここで計算した得点と偏差値の対応表は、全国平均点を33点、標準偏差を16点と仮定した場合のものです。毎回行われる進研模試の実際の平均点も科目ごとに標準偏差もこれとは異なりますので、その点にご留意ください。でもだいたいのところ(=目安)としては使えるでしょう。

 根室高校の昨年7月の進研模試数学の平均点は21点でした。21点はこの仮定で計算すると偏差値42.5です。昨年度1年生根室高校普通科の学力レベルが全国標準でどのあたりかを表しています。下位23%くらい,

高校が百校だと仮定すると77番目の学力の高校です。根室高校に合格できたと喜んでいる場合ではないのです。全国レベルでは学力下位層の高校なのです。生徒の学力の偏差の大きいことが特徴です。生徒の学力偏差が大きいということは、別の言葉でいうと、学力格差が大きい高校だということです。どの学力レベルに焦点を当てても、そこから外れる生徒のほうが多いので、先生たちはとっても授業がしづらいのです。だから、生徒たちの学力はますます低下します。

 釧路湖陵の数学の進研模試平均点が60点台だと関係者から2年ほど前に聞いた記憶がありますが、それが事実だとすると普通科ではなくて理数科のほうの平均点のようです。

 国立大は数学だけよくても合格できません。まんべんなくほかの科目でも得点しなければならないので合格がむずかしい。数学と理科だけ得意、英語だけ得意、国語だけ得意、社会科が得意という生徒はいますが、これら全部を偏差値70でそろえることが可能な生徒は滅多に現れません。


<余談:中学学力テストとの関連>
 中学校の5科目500点満点の学力テストで、420点付近が高校1年時の進研模試偏差値50-52付近です。400点だと偏差値50に少し届かないでしょう。だから中学1・2年で学力テストの五科目合計点が420点なら、偏差値50以上の大学合格圏内にいることになります。ところで学力テストで五科目合計点が400点以上というのは昨年のB中とC中では学年トップだけです、10年前は市街化地域の3校にそれぞれ十数人いました。根室の市街化地域の3中学校では学力上位層が枯渇化現象を起こしていますが、根室の未来にとって由々しき問題です。
 中学時代は大学入試の厳しさを知らず、学年順位が5番以内ならなんとなくそこそこの大学へ行けるだろうと思った生徒たちは、高校で全国模試を受験して、偏差値に現れた自分の学力に愕然とします。そしてしばらくは何をどうしていいかわからないまま数か月が過ぎ、木枯らしが吹くころに気を取り直して猛然と勉強を始めることになります。そうしなければ偏差値50以上の大学へは合格できないからです。スタートが遅すぎます。首都圏の子どもたちは小学4年生に受験勉強しはじめ、3割ぐらいが中高一貫校を受験しています。この差は大きい。

 偏差値50の大学でも、就職状況は厳しいものがあります。一部上場企業は偏差値60以上の大学から優先的に採用します。だから、偏差値50程度の大学生は「落穂ひろい」をせざるをえません。偏差値45以下(下位1/3)の大学生の就職状況はさらに厳しい。

 たとえば、わたしのいた臨床検査業界最大手のSRLは東証1部上場してから、1万人が応募してきます。書類選考で200人に絞り、試験と面接をして採用は20人、これを潜り抜けて社員採用されるのは、学力とコミュニケーション能力の高い人材です。競争率500倍の難関をくぐりぬけなければなりません。たいへんさがわかるでしょう。
 わたしはSRLが上場準備をしていたときの中途採用6人の中の一人ですから、上場準備作業で社内の人材では間に合わないスキルと経験があればOKでした。上場準備に必要な経理(予算編成・管理等の管理会計分野と経営管理)と原価計算と統合システム開発の専門知識と実務経験がありました。三つの複合分野を渉猟できる専門家は社員が1000人を超える会社でもいないのです。
 他にコンピュータシステムを使った売上債権管理業務も産業用エレクトロニクス輸入商社で1979年に経験がありました。オフィスコンピュータを使った売上債権管理システム導入後、消込作業が旨く行かず、データがぐちゃぐちゃになり経理課長がお手上げ状態になったので、管理部へその仕事を引き取り、女子社員に担当させ、わたしが面倒を見ることになったからです。たいへんでした。
 SRLでは上場要件を満たした売上債権管理システム導入に失敗し、開発に3年もかかりました。請求基準から納品基準へ売上計上基準の変更もあったので担当グループの手に余ったのでしょう。販売会計部長のKuさんは、稼働延期を宣言し、システム要件の見直しました。2年遅れたかな。担当していたのはN課長でした、販売会計部長は開発グループ責任者である販売会計課長の仕事の能力を見切ったのです。Kuさんは10年後くらいに専務取締役になっています。大手ペンキ会社から転職してきた方で、人望と人柄のよさがありました。SRLの部長では出色の人でした。一番大きな子会社の社長となって10年ほど経営に携わっていました。吸収合併だったので軋轢がありましたから適任でした。わたしが福島県郡山の会社に役員出向するときに的確なサジェッションをしてくれました。「1年間は仕事しながらじっとみていたらいい、いろんな人がすり寄ってくる、1年間は人物を観察させてもらえ、評価はそのあとだ」、すごいでしょ。その通りにしました。
 もうひとり、毛色の違った人物がいました。何をもっているのか見えない人でした。学術営業部長のK田さんです。SRLをやめてから、起業しました。一度目は大失敗でしたが2度目に大成功。社員数は小さな会社ですが、東証1部上場企業に成長しました。ペプチドリームの創業社長です。ベンチャー企業のトップを走っています。わたしの眼についたのは、創業社長の藤田さんと藤田さんの後に社長になった近藤さんのお二人です。このお二人は医師ですが、まったくタイプが異なります。臨床検査会社買収で藤田さんとは2回一緒に仕事しました。話の間(ま)のとり方のうまい名優です。話が途切れると圧力がグーンと上がるのがはっきりわかります。JAFCOと交渉事があって二人だけでJAFCO本社へ出かけたことがあります。(笑)
 近藤さんとも一緒に仕事してます。帝人との合弁会社経営と帝人の臨床検査子会社の買収の件で近藤さんの指示で動きました。仕事をやるときは、大事な仕事なら責任重大ですから、事前に話してフリーハンドでやらせてもらいます。たまたま本社へ別件で行ったときにエレベータの前ですれ違って、「話聞いているか?」「聞いています、要件は3点」「できるか?」「本件に関してはわたしにすべてお任せいただけますか?お任せいただければ3点、期限内(3年)を約束します」「任せた」、たったそれだけ。エレベータの前で1分程度の会話で一部上場会社との合弁会社立ち上げを引き受けました。プロジェクトが暗礁に乗り上げて、新聞発表通りに会社の立ち上げが不可能になっていました。新聞発表通りのスケジュールで立ち上げることも仕事の内でした。暗礁に乗り上げてから、メンバーの一人(W邊)が乗り切れるのはeisuさんしかいないと言ってしまったのです。わたしはSRL東京ラボに出向中で、SRLグループ全体のラボ再編のきっかけとなる数百億円をかけた大型自動化ラボ建設案の最終段階でした。全部詰めてから親会社の近藤社長に相談するつもりで、あと一月ぐらいと思っていました。SRL東京ラボ社長のM輪さんから社長室で話があると呼ばれて行くと、下を向いて「本社社長の近藤さんからの指示だから俺は断れない」と告げられました。否やはなしでした。こうして帝人とSRLの臨床治験合弁会社の役員出向が決まりました。一部上場企業との合弁会社はSRLでは初案件でしたから、日経新聞で公表していました。近藤さんが社長に就任してから、初めての合弁会社、それも帝人の臨床検査会社を買収するという計画を含んだ案件でした。わたしは、八王子ラボで検査機器の購入や開発を担当していた87年ころから英国企業が開発した染色体画像解析装置導入を担当して、その筋から帝人の臨床検査子会社と福島県の臨床検査会社が同じ装置の引き合いがあったことを知っていたので、両方の会社がおそらく赤字で黒字転換を狙って導入したのだろうと分析していました。いずれ呑み込むことになると、考えていました。数年後に福島県の会社への資本参加交渉を担当して役員出向し、そのあとまた3年後に帝人との合弁会社を担当し、帝人の臨床検査子会社を買収することになったのです。わたしには一本の線でつながっていた仕事でした。面白いものです。


<余談-2:中学校で平均点の生徒の全国レベルでの学力>
 根室の市街化地域の3中学校で五科目合計点がその学校の平均点だったとしたら、つまり真ん中の成績だとしたら、全国レベルでどれくらいの学力なのでしょう?
 大まかに言えば、根室高校普通科の平均点の生徒だと考えていい。全国レベルでは偏差値42、下位23%です。百人中77番目ということ。全国レベルでは五段階評価2の成績です。

 五段階相対評価の階層ごとの分布は次のようになっています。
5段階評定の場合、5…7%、4…24%、3…38%、2…24%、1…7%が目安
 下位31%以下が評価2です。


      70%       20%      
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