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#3671 忘年会:釧路の教育を考える会 Dec. 31、2017 [55. さまざまな視点から教育を考える]

 28日に釧路まで行ってきた。釧路の教育を考える会は昨年は某国立大学教授をお招きして特別講演もしていただいた。バイオと製薬分野のお話だった。SRL学術開発本部で試薬開発や帝人との合弁会社で臨床治験の会社の経営を担当したことがあるので、じつに興味深い話だった。弊ブログで取り上げた。

 今年の特別ゲストは釧路市教育長の岡部さんである。まだ就任して2か月の岡部教育長は釧路の教育を考える会の角田会長の部下だったことがある。角田会長が40代で経済部長だったころのことらしい。角田さんが釧路市の教育長になったのは52歳の時だ。酒を飲んでお互いの人柄を知ることは大切なことだ。

 釧路は歴代の教育長が市役所から出ている。道庁の出向者を教育長に迎えている根室とは大きく異なる。教育長の職に就いて仕事をして、任期が終わってももちろん地元に住み続けている。角田会長は81歳になられたが、歴代教育長がその任期を終わっても根室に住んでいるような町にしたいものだ。
 気さくに酒を飲み、話ができる器の大きい教育長が根室にもほしい。

 2年前に造られた「根室市人口ビジョン」によれば、根室は地元企業が人材不足で困っているようだ。この資料の31頁には1996年と2012年のデータが載っているが、事業所数は16年間で2014から1544に23.3%減少し、従業者数は16,183人から11,031人へ32.8%減少した。これに地元に残る人材の質が劣化したらどうなるかは明らかだろう。この5年くらいで中学生の学力が著しく低下していることは、弊ブログで学力テストの点数の分布を示してなんども説明している。学力上位層が10年前の1/10になり、学力下位層が肥大化している。高校一校体制になり、それがますますひどくなっている。
 地元企業の経営者も、教育行政も学校の先生たちも、市議会文教厚生常任委員会のメンバーたちも、同じテーブルについてオープンに議論しないと、学力低下はとめられない。何もしなければ、2040年には人材難から事業所数は半減しているかもしれない。

 3名の釧路市議が釧路の教育を考える会のメンバーである。釧路は子供たちの学力問題へ関心が強い。教育は30年後の町づくりの人材を育てるものだから、人材を育ててることが未来の町づくりの礎となる。
 根室もそろそろ教育問題に関する議論を職種を超えて同じテーブルについて始めるべきだ。

 会の副会長である月田さんがブログで忘年会のことを書いている。
*第4075回 今年最後の忘年会(元釧路市議会議長・月田さんのブログ)
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51852256.html

昨年の忘年会の記事
*#3490 勉強と研究はどうのように違うか:生物物理化学の先端 Jan. 6, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-01-05

根室市人口ビジョン
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/75ea4dccff8db9f849257dd30027c337/$FILE/根室市人口ビジョン(7.31確定).pdf

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コメント 4

tsuguo-kodera

 簡単に根室の教育を立て直すことはできるでしょう。ebisu先生をどこでもいいから校長にすれば良い。それ以外どんな方策もアカン。もちろん、ebisu先生のような人が校長でも良いのですが、私は他に根室人を知りません。理由を書くと1冊の本ではすみません。
 仕事も教育も一番大切なものはノリ。ノリが悪い人は仕事や組織の邪魔です。そしてノリよく人の意見を採用し、試す。ダメとなればすぐ方策を変える。これしかありません。
 議論は小田原評定になる。そう言えば、伊東潤さんと言うベストセラー作家は素晴らしい。彼の北条家滅亡のシリーズを読むと面白い。
 NHKでも放送された作品の、精霊の守り人の作家は女子栄養大学の仲良しの先生でした。彼女もノリよく先生稼業から作家に転向。
 二人より、エビス先生の方が凄い。これでも人を見る目だけはあります。自分もダメだと評価していますが。(笑)
by tsuguo-kodera (2017-12-31 09:08) 

ebisu

koderaさん

荒れた学校を立て直し、生徒の学力を上げるのに成功している校長は根室管内に複数いますから、そういう人たちを上手に使えばもっともっとうまくやれるはずですが、教育行政がそういう実績を上げる先生たちを嫌うんです。愚かな話です。
学校は中小企業ですからオヤジ(校長)次第です。

小田原評定でもいいのです、関係者が同じ議論のテーブルについて問題を共有するだけで十分です。その中から問題を解決できる人材が生まれてくればしめたもの、いないことが分かればそれはそれで、次の段階へ進めます。
職種を超えたプロジェクトのようなものです。成果はプロジェクトリーダの腕次第。
後ろで見ててあげるから、やてみなはれということ。

by ebisu (2017-12-31 11:33) 

tsuguo-kodera

『荒れた学校を立て直し、生徒の学力を上げるのに成功している校長は根室管内に複数いますから、そういう人たちを上手に使えばもっともっとうまくやれるはずですが、教育行政がそういう実績を上げる先生たちを嫌うんです。愚かな話です。学校は中小企業ですからオヤジ(校長)次第です。』

 そうですね。それなら簡単です。何故そうならないのでしょうか。此処で4項目の箇条書きの出番です。抵抗勢力の人も自分は成果を望んでいる。何もせず。責任を負わず。それを満たす方策は必ずある。
 抵抗勢力に抵抗しては失敗する。迎合する。もし、抵抗勢力が抵抗が好きな人を校長に任命するなら、その人を懐柔すればいい。
 正論はアカン。小田原の武将は凄い人だと思います。でも、凄い人が複数いるから方針が定まらない。凄い人から無駄死にしていく。何処でもある話です。この世の中、馬鹿と阿呆の絡み合い。私もエビス先生も典型的なアホ。阿保になればいいのです。
 懐柔は容易。いくらでも史記や十八史略にあります。人は馬鹿ばかり。優秀な武将ほど、天下人から疎まれる。無能を信じ、無能を演じられなければ懐柔はできません。
by tsuguo-kodera (2017-12-31 12:37) 

ebisu

koderaさん

>抵抗勢力に抵抗しては失敗する。

その通りだと思います。
根室には文学博士が一人だけいらっしゃいます。地元の考古学者、北構保男先生です。印刷会社の会長で、大正6年のお生まれだったはず。40歳代のときに市長選挙に出ましたが、ものをはっきり言う人なので、根室のエスタブリッシュメントから嫌われました。あえなく落選、凡庸な人が市長になりました。
あの選挙が根室の分岐点だった。根室は衰退する運命にあったから凡庸な人を選んだ。
北構先生はわたしのお仲人さんです。

抵抗勢力に抵抗して失敗していいのです。それが根室の運命かどうか、もう一度球は投げてやりたい。少なくともそういう選択をしたという自覚を持たせたい。

ふるさとに戻って15年がたちました。来年はなにかが起きます。人の配置がそういう風になってしまった。
根室の町は来年を契機に生まれ変わるのか、それとも変われずにこのまま衰退を続け、2040年には地元企業が半減しているのか、否応なしに選ぶことになります。

根室の町にとって来年はチャンスになるのか、それともピンチを自ら招来することになるのか、見てみたい。
by ebisu (2017-12-31 14:21) 

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