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#3652 氷点下のサイクリング:三日連続 5月から1800km走破 Dec. 2, 2017 [85.サイクリング]

  今日はマイナス2.7度、庭の雨水受けバケツには13mmの厚さの氷が張っていました。
  西風4.9m/s、向かい風はきつそう、14km走ってきました、航空自衛隊分屯地4周です。予想にたがわず一週目のアゲインストのきついこと、角を曲がって西へ走る540mは顔が凍りそう。思わずグローブをつけた手で顔を覆いました。2周目からは不思議と慣れて、それほどしゃっこくなくなるんです。感覚がマヒするのか、凍り付きそうになった顔面に危機を感じて血液を多めに送るようになるのか、とにかく凍り付く冷たさが緩和するんです。ポケットからハンカチを出してときどき鼻水を拭かないとみっともない。このつぎは顔面の防寒対策にマスクをして走ろうかな。4周目にはうっすら背中に汗を感じます。

  分屯地は一般人の見学会でも催されているのか、高校生の男子が三人、少し離れて女子が三人、ゲートを通って行きます。数人の自衛隊員が車や人の誘導をしていました。分屯地はもうすぐお昼時、あたりにはいい匂いが漂い始めているのでしょう。

<少年二人、ある夏の冒険>
 団塊世代が小学生のころは、雨が降っていなければ毎日外でいろんなことをして遊びました。海辺で釣りや流氷乗り、「古川の池」でトンギョとり、花咲小学校の裏山でスキーや橇滑り、家の向かいにあった電電公社の横に広い空き地がありそこではドッジボールや缶けり遊び、家の裏庭では釘刺しやケンパ、けん玉、パッチ、ビー玉と外遊びの種類が多かった。冬はグラウンドのスケートリンクで放課後を過ごすか、裏山の崖のような急斜面を「降りられるか?」「できっこないさ」「じゃあ、やってみせよう」と言いあいながら4階程の高さの崖のてっぺんから思い切って飛び出す。崖とはいっても45-60度くらいの急斜面だから、転んでも痛いだけ、命に別条はない。流氷乗りだけはひっくり返れば心臓が止まりそうなくらい冷たい海水へざぶんだから、岸辺の背の立つところでも勇気がいる。
 日常的にこういう遊びを繰り返しているから、当時の少年は冒険好き、少々の危険ならへっちゃら。
 60年前に、いたずら盛りの小学4年生が二人、軍事基地の破れた金網を通り抜けて、地下壕の前に立っている米軍兵士の前に立ちました。すると大きな黒人兵が自動小銃の先につけた40cmほどの剣を前に突き出して、片言の日本語でゆっくり告げます、「ここ入ったらこれでコロス」、一瞬ビビりました、長いんですよあの自動小銃の着剣、あんなもので刺されたらイチコロ、怖かった。ジュンと一緒に逃げて航空自衛隊のほうへ行き、知っている人がいたので「こんにちは」と挨拶すると、数人の隊員がこれから風呂に入るから、坊主たち一緒に入って食事していけと言ってくれました。お風呂の深いこと、びっくり、銭湯よりも40cmくらいは深かった。お風呂の時間だったんですね、10人くらいいました。そのあとアルミの食器でカレーライスをごちそうになりました。完食です。出るときに、歩哨の人から、「あれ、ゲートを通ってない、どこから入ったんだ?」と問われて、金網が破れているところがあるのでそこからと告げましたから、すぐに修理したでしょう。昔はおおらかというか、規則があっても杓子定規に適用しないというか、いまよりもずっと「ゆるい」社会のようだったように感じます。少々のことでめくじらを立てない社会というのはそこに住む人間にとってはありがたいことです。多少のはみ出しを経験しながら成長できます。ネット社会になってそういうふわっとしたゆるさが減って人間の幅が小さくなってきたような気がします。外遊びの場所も数分の一です。子どもはいても外で遊ぶ子供たちがほとんどいません。
  何度も、分屯地を周回していますが、金網の破れたところは一つもありません。きちんとしていますから、小学生二人が基地内に紛れ込むという「事件」はもうないのでしょう。小4の少年にとっては夏のちょっとした冒険でした、懐かしい。一緒に冒険したサワサト君、床屋の息子だったっけ、小学校を卒業してから一度もあっていない。あいつもきっと覚えているに違いない。

 ロードバイク:今日の走行距離 14.6km  今週 68km  累計走行距離3942km
 MTBの累計走行距離 1320km
5月からの走行距離 RB 1606km + MTB 212km = 1818km

 やった!1800km、走った距離は根室から京都ぐらいかな?


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