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#3590 バイク遊び: 高さ20cmの縁石下り Aug. 21, 2017 [85.サイクリング]

<更新情報>
8/22 朝6時10分<余談-2:1/10縮尺図で計測><余談-3:作図と数学>を追記。

<MTBで歩道の縁石から車道へ下りる>
  道路の縁石の高さを測ったら、ちょうど20cmあった。MTBで越えられるか試してみたいが、サドルに腰を据えて見下ろすと高さがあって怖い。ebisuは臆病者。幸いにハンドルさばきに不安定さがなくなったから、その点だけは大丈夫だ。縁石を降りるときにこけたら、縁石に身体のどこかをぶつけることになる、石だから硬い、痛いだろうな。(笑)
  まっすぐに下りればハンドルがとられることもない、しかし歩道から直角に道路に降りると車道に1.5mほど出てしまう。道路の交差部分の角が四分円状にカーブしている、ここからなら優先本道に飛び出さない。あれはどうだろう、これはどうか、いろいろ想像しながら頭の中でシミュレーション。ここから先はやってみないとわからない、そこまで来てから恐る恐るやってみる。
  ゆっくり角までもっていって、後ブレーキをかけながら前輪を落とす。フロントサスがついているのでやんわり着地する。そこで後ブレーキを解除して今度は前ブレーキをかけながら、ゆっくり後輪を落としたら、危険はなかった。車体をぐらつかせなけりゃなんともない、ここでも身体のバランスがものを言う。
  どれくらいの段差まで大丈夫か測ってみた。前のギアを地面と距離を測ると21cmあるから、段差に斜めに入るので30cmまではクランクを水平にしておけば、縁石にギアやクランクをぶつける心配がない。繰り返すうちに段差20cmに慣れた。
  10回試して、恐怖感が消滅、段差下りが楽しくなった。
 (時速20km以上で20cmの段差から飛び降りたら、タイヤの細いロードバイクなら接地面積が小さいからパンクのリスクがあるし、パンクしたり転倒すればホイールがゆがむリスクもある、危険なのでおススメしません。)

<MTBで車道から縁石を超えて歩道に乗り上げられるか?>
  第一ステップはMTBの前輪を20cm持ち上げられるかということ。第二ステップは持ち上げながらひねって縁石の上に前輪を下せるかということ。第三ステップは前輪へ体重を移して後輪を縁石の上まで登らせることができるかということ。この三つの課題ステップに分解できそうだ。高度な技術がいるということはわかる。当分無理。誰かやって見せてくれたらコピーできるかも。

<やってみたい3mジャンプ実験>
  歩道に高さ1cm幅5cmの板を置いて。飛び越えの練習をした。時速12kmでクランクを水平にして膝の屈伸を利用して前を持ち上げながら跳ね上がると、難なくクリア。10回やって10回とも成功。進入速度が12km/hなら前輪だけは板に触れずに飛べる。時速20kmなら20cmの幅でもMTBで飛び越せるだろう。前輪が飛び越すと体重を前輪のほうへ移動させ、後輪への荷重を減らす。繰り返しているうちに身体が覚えて、考えずとも反応するようになる。こんなことを練習しているのは、「牧ノ内コース」のダム方向へ曲がるあたりに幅の広い亀裂が多数あるから、それへの対策。そしてオーバ・スペック領域へ。
  MTBは車体が重く、前輪と後輪の中心間距離が113cmあるから前輪を持ち上げにくい。ハンドルが遠いのである。完全に飛ぶには、サドルから尻を外して立ち漕ぎの姿勢でクランクを水平に保ち膝を屈伸して飛びあがらなければならない。前輪が着地する瞬間に体重を前輪へ移動して後輪の負荷を減らす。理屈ではそうなるが、危険を感じて身体が拒否することもあるから、やってみなければわからぬ。
 実際には、段差越えはバイクを持ち上げなくても膝の屈伸で身体を空中に持ち上げ、バイクへかかる荷重を解放してやればいいだけ。これくらいならできるだろう。ロードバイクの前輪と後輪の中心距離は98cmだからMTBよりも15cm短く、フレームがカーボンファイバー製だから軽く扱いやすい。速度も大きいから、跳ね上がるのはずっと楽だ。だが、その分、着地のときのコントロールがむずかしくなる。タイヤ幅が23mmだから、設置面積はMTBの2.1インチ(53mm)の半分以下。着地時にハンドルがぶれたら大コケまちがいなし。
 次に、「牧ノ内コース」を走るときに試してみたい。時速35kmで膝を屈伸させて飛びあがったら、3mくらい飛べるだろか?前輪と後輪が同時に空中へ上がって亀裂を飛び越える(自転車の)姿を想像するだけで楽しいではないか。「ヤッホーと気合一発、膝を思いっきり屈伸させて20cmほど飛びあがる」、ドキドキ・ワクワク、若者は恋をし、団塊世代のジジイは自転車で空を飛ぶ(笑)
  問題は安全な着地、進行方向に向かって左右にぶれずに垂直に車体を地面へ下さなければならない。ぐらついたら転倒必死。1週間続けている「8の字走行」遊びが姿勢のコントロールに効果をはっきするだろう。
  こんな遊びを繰り返したらロードバイクのホイールやタイヤがもつだろうか?様子を見ながら無茶のようならほどほどにしておこう。20km/hで1mくらいを最初の目標にしてみよう。

<余談-1:アウター×3段目のギア>
  航空自衛隊分屯地周囲の道路で「アウター×3段目のギア」で走ってみた。ケイデンスは150rpm、一分間にペダルを150回転させてみたら、34km/hでた。トップギアで必死に漕ぐよりも、軽いギアにしてケイデンスを上げたほうが身体への負荷が小さくてよい。なにより軽快に楽しく走れる。

<余談-2:1/10縮尺図で計測>
  MTBの縮尺図を描いてフロントギアが引っかからないで下りれる段差の限界値を調べたら、32cmだった。MTBは車輪の中心間距離が113cm、ロードバイクは98cm。どおりでMTBのほうが、車体を引揚げにくいわけだ。フロントギアから接地面への垂直距離はMTBが20cm、ロードバイクが18cmだった。どちらも30cmまでならフロントギアを縁石の角にひっかけずに下りられる。

<余談-3:作図と数学>
  昨日、ガンマクラスの高2の生徒が、9時5分前になってはたと手が止まって考え込んでいる。ヒントを出すべきタイミングかなと覗いてみたら次のような問題だった。今日は教科書準拠問題集を使っていた。
(もっと難易度の高い問題集を使わせたいが、部活があるので難易度の高い問題で試行錯誤の時間がとれない。準拠問題集のB問題でお茶を濁すしかない。ときどきほかの生徒が使っている問題集(シリウス)から面白そうな問題だけをピックアップしてトライさせている。)

問題136: 点A(1, 4)から2√5の距離にあるy軸上の点Pの座標を求めよ。

  問題文を読んでも糸口が見つからない時は、もっている15cmの平行定規を使って1cm単位で正確な座標を描いてごらん。√5は「富士山麓にオウム啼く2.23620679…」だから2.2、2√5はその2倍、約4.4cmだ。A点から4.4cmの距離でy軸へ線が二本引けるだろう。y軸との交点が格子点にはならないから答えは分数か無理数だ。そして片方はマイナスということまでわかる。0とマイナス1の範囲にあることがわかっただろう?答えのチェックにはその程度の精度で十分。そこまで描くのに1-2分だ。
 それからその点を P(0, y) として計算式を作ればいい。答えが出たら片方が 0とマイナス1 の範囲内に入っていることを確認すれば、パーフェクトだ。
  作図の重要性が理解できたかな。数学の古典である「ユークリッド原論」には幾何学の証明問題が満載されているだ。作図可能性がギリシア数学では重要だった。高校数学ではとても歯が立たない複雑な多角形も採り上げられているから、暇なときにそこにある『原論』を読んでみたらいい。
  数学好きなガンマクラスの生徒だから、そういう解説をした。

  先ほどやったように、自転車のギアが引っかからない段差の限界値を知るにも正確な縮図と計測が役に立つことがわかる。数学は最初に成立した演繹的証明体系、定理の構造物として諸学の方法論上とっても興味深いだけでなく、このように生活のいろいろな場面で役に立つツールでもある。経済学との関連は弊ブログカテゴリー「資本論と21世紀の経済学」を参照してください、きっと面白いはず。

 #136の問題の答えを描くのを忘れていました。(笑)
    (0, 4-√19)、(0, 4+√19)


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