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#3515 トランプ米国大統領軍事予算を540億ドル拡大要求 Mar. 3, 2017 [8. 時事評論]

 トランプ米国大統領は2月27日、国防予算を540億ドル増強すると発表した。
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*http://jp.reuters.com/article/usa-trump-budget-defense-idJPKBN1661V2 

[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、国防費の「歴史的な拡大」を求める一方、他の支出を減らして国防費の増額分を相殺する考えを示した。州知事との会談で述べた。

ホワイトハウスの予算当局者によると、トランプ氏は国防総省予算を540億ドル増額すると同時に、海外援助など非防衛関連の支出を同額削ることを提案する見通し。
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 軍艦や航空機やミサイルをたくさん作るのだろう。
 劣化ウラン弾の使用は放射性廃棄物である劣化ウランを大量に使うから、原子力発電所運転で大量に出てくる放射性廃棄物処理にはもってこいだ。イラク戦争では砂漠に大量に劣化ウランがばら撒かれた。千年も2千年も砂漠の民の遺伝子を傷害し続けるのだろう。こういう兵器は常に異民族・異宗教徒に対して使用される。
 ドローンはすでに暗殺用に常用されており、軍事用ロボットの高性能化と実戦投入がなされようとしている。実戦投入データがなければさらに高性能な戦闘ロボットの開発ができない。

 武器在庫を大量に積み上げるとそれらはいずれ消費される。540億ドルの軍事予算増強は「生産・流通・消費」サイクルの最初のところでアクセルを踏むことだ。地球上で消費されない武器は核ミサイルだけだが、それも北朝鮮の核ミサイル開発が進んでどうなるか危うい状況にある。

 在庫の大量消費は武器の場合戦争である。2003年3月20日米国がイラク侵攻を開始した。ブッシュ米国大統領はイラクが「大量破壊兵器の開発をしているという」情報操作して戦争を起こした。各国はろくに検証もせずに米国に追随して兵士を送った。自衛隊の海外派遣に法的な歯止めのあった日本は、兵士を送る代わりに正当性のない戦争に10億ドルの資金拠出をした。
 あれからまだそう年月がたっていない。そしてイラク戦争の総括も行われていない。
 状況は変わった、いまは安保法制があり、自衛隊の前線への派遣が可能になったから、この次に同様の事態が起きたら米国の自衛隊派遣要請を断れない。
 大きな戦争が起こらぬことを祈る。


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コメント 2

tsuguo-kodera

 その通り。終末時計は進みました。地球のため、他の生物のためには良いのかも。仕方ない。
by tsuguo-kodera (2017-03-03 19:59) 

ebisu

お久しぶりでした。
投稿できるほど快復されたことに驚き、そして喜んでます。
by ebisu (2017-03-03 22:14) 

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