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#3410 怪談牡丹灯篭 白石加代子朗読  Sep. 13. 2016 [47.1 読み]

 朝早く目覚め、NHKラジオ第一放送をつけた。明け方の深夜放送にゲストとして女優の白石加代子が出演していた。インタビュアーに促されて、怪談牡丹灯篭の冒頭を読むことになった。
 ナレータとして読む部分、登場人物の部分と、それぞれ声音(こわね)を巧みに使い分けている。抑揚、声の強弱、リズム、間の取り方、変幻自在だ。朗読しながら読み手が酔いしれるところがないから、しらけずに物語の中へ入っていける。

 父親を早く亡くし、長女として家計を助けるために高校を卒業して、港区役所税務課へ勤める。そしてそこを退職して早稲田小劇場へ入団、みっちり修行している。正真正銘の女優、プロフェッショナル。
 
 こういう朗読を中高生に聞かせたい。とくに根室高校放送局のメンバーにはぜひ聴いてもらいたい。プロの技を味わうのは何より勉強になるだろう。

 生徒に音読指導している自分が恥ずかしくなる。論説文がほとんどだから、幸いにして声音の使い分けはいらない、これからも自在に速度を変えながら精確に読むことを心がけたい。


*白石加代子 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E7%9F%B3%E5%8A%A0%E4%BB%A3%E5%AD%90

*百物語・・・ブログ「劇場の日々」より
http://natsumedate.at.webry.info/201406/article_2.html


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コメント 2

tsuguo-kodera

 良い話ですが、当然です。だって女優ができるのは当たり前。それが女優。でも吉永小百合の朗読も素晴らしい。顔が良いと、大根でもできるようになるのです。
 でも、赤胴鈴乃介の小百合の声は酷い、何時でも夢をの歌は音痴、と黒沢明の息子の仲間は言っていました。赤胴鈴乃介をやっていた彼が小百合リストの私を腐したのです。高校3年生の時でした。。
 私のバドミントンバカのプレゼンをお見せしたいものです。プロのプレゼンを。ラップでも、五七調でも、七言絶句、五言絶句でも、はたまた今様風でも、端唄ふうでも、法華経風でも。さらにいい加減に混在してバドバカを詠うのです。バドだけで、歴史の勉強もできるのです。
 実はこの私の芸を誰も見たことはありません。家で何日も練習し、素晴らしいと己惚れていたのに、当日、プロジェクターも音響もパソコンもなし。ついにそのままお蔵入りしたのです。
 ギャラを頂けないのだから、神様の思し召しだったと思って自己満足しました。陽の目を見ないでお陀仏。笑ってください。ザマーカンカン。
by tsuguo-kodera (2016-09-13 14:29) 

ebisu

吉永小百合の朗読も味わいがありますね。
白石加代子のは鬼気迫るものがあります。
中標津町出身の俳優「すま けい」さんの朗読も見事な技でした。

小寺さんの「プレゼン芸」も見比べてみたかった。

>ラップでも、五七調でも、七言絶句、五言絶句でも、はたまた今様風でも、端唄ふうでも、法華経風でも。さらにいい加減に混在してバドバカを詠うのです。バドだけで、歴史の勉強もできるのです。

かつて見たことのない抱腹絶倒のプレゼンになりそうです。(笑)
by ebisu (2016-09-13 15:04) 

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