SSブログ

#3370 こころ旅(根室編):わが家の横の道を通ったのでは? July 21, 2016 [87.根室の話題]

 BSの「こころ旅」(朝7時45分)は俳優の火野正平が毎回読者からもらった手紙に書いてある思い出の場所をサイクリングしながら訪ね歩く番組だが、ついに根室の番がやってきた。今日と明日が根室編である。今夜7時から「とうちゃこ編」を放送する。7/21、第559日目が根室の番。

 月曜日に1週間分の「まとめ編」を放送しているが、エスカロップを食べていたお店がどこなのかわからなかった。「ニューモン」でも「ドリアン」でも「薔薇」でも「チボリ」でもなかった。お店の内装が記憶にないからわたしが行ったことのない店であることだけはたしかなようだ。割合厚いカツがのっていた。本来のエスカロップは薄い「紙カツ」をのせる、バターライスとデミグラソースとの3者のバランスがよいのである。モンブランという喫茶店ではじめたメニューであるが、昭和30年代の中ころに廃業したはず。親父に営業譲渡の話が回ってきて、乗り気だったが、お袋が反対してやらなかったので覚えている。
 明日放送になるので、火野正平がエスカロップと発泡スチロールに入ったタラバガニの大きな足をもいで食べていたお店の名前がわかったら教えてもらいたい。
 小学生のときはあれぐらいのタラバガニを旬の時期にふんだんに食べていた。そんなに好きではなかったから茹でたての棒肉一本食べたら満足だった。茹で立ての暖かいタラバガニはおいしかった。いまタラバガニを見ても、昔食べたのに比べると小さく、食べる気がしない。花咲ガニは味が濃すぎて私の口には合わない。カニ味噌も好きではない。昭和30年代はカニ資源が豊富だったから、ふんだんに食べられた、いい時代だった。
 55年間で資源量が激減したことを実感した、あんなに大きなタラバガニは、数万円するだろう。

 さて、そろそろ今日の放送分を紹介しよう。視聴者からのお手紙には次のようなことが書かれていた。
 岩手県出身の方が北海道教育大函館分校を卒業して、花咲港小学校の教員になって赴任し、結婚して子どもが生まれたので、ご両親が花巻空港から千歳空港まで飛行機で来て、バスで釧路駅まで、そこから花咲線で無人駅の東根室へ到着すると、娘さんが赤ん坊を抱いて満面の笑みで迎えに来てくれた。「北海道に大事な娘をとられた気がしていたが、東根室駅で赤ん坊を抱いて満面の笑みの娘を見た」とたんに恨み節が消えていたそうだ。
 数日前の花火大会のときに、学校の先生夫婦ではないかと思うが3歳のお子さんを連れて、ホームの上から花火を見いていた。家並みに邪魔されて高く上がったときだけしか見えなかったので、「成央小学校横まで行けば海まで障害物がないのでよく見えるよ」と伝えると歩いていった。めんこい女のお子さんだった。
 手紙の主が東根室駅ホームに降り立ったのは十数年前のことで、そのときの赤ん坊はいま苫小牧にいて中学生だという。

 火野正平さんは釧路駅でグリーンの明るいデザインの湿原探索専用列車ノロッコ号を見送った後、花咲線に乗り、落石駅で降りて、そこから自転車で約20km先の東根室へと向かった。ノロッコ号に乗りたそうだった。(笑) まだ夏休み前だというのに、ずいぶんお金持ちのお客さんが多いんだなとつぶやいていた。
 落石駅で降りて自転車に乗ったとたんに「なんと寒いこと」「風がお迎えしている」「さっ~むい!」と叫んだ。浜松海岸のあたりから海に真平らに浮かんで見える島を眺めて、「あそこへいってほしいという手紙が来ないかな」なんていっていた。
 そこからまた走り出したら、「あったかい!」と喜ぶ、太陽が顔を出して暖かく感じたようだ。創立120年の花咲港小学校前を通った時にすこし息が上がっていた。途中から花咲港へ降りる道があるのだろうか。港を通過してから高台にある花咲港小学校へと上り坂を漕いできたようだ。「あったあった、あの小学校だ」と叫んだ。小さいけれど都会的なデザインの小学校である。小学校と中学校の教員住宅が東根室駅周辺にあるから娘さんはかつてそのどれかに住んでいたのだろう。
 根室にはもうひとつ似た名前の小学校がある、花咲小学校という。明治8年の創立だから、141年の歴史を誇る伝統校で、その古きこと北海道でも5指に入る。
 小学校をひとつに統合するときは、かならず花咲小学校の名前を残してもらいたい。団塊世代の入学で収容しきれなくなり、根室中学校が二つに分かれたときに光洋中学と校名変更したのは、当時の教育関係者たちの見識の低さがそのまま現れたものでじつに恥ずかしい、学校統廃合時には歴史への配慮を欠いてはならないのである。高校統廃合が来年3月に迫っているが、まさか校名を変えるなんてバカなことはしないだろう、根室も民度が試される。

 今夜の「とうちゃこ編」と明日7時45分からの放送分が楽しみだ。光洋町2丁目のバス停を自転車が通過する。
 撮影したのは先週水曜日だったかな。女房が、テレビの中継車のような車が、東根室駅のほうから上がってきたと言っていたが、あれが撮影部隊だったようだ。まさか、毎日見ている番組が家のすぐ近くでロケをしたとは思わなかった。ロケ車が家の前を通過していたのである。火野正平さんも、自転車でバス通りから東根室駅へ左折したはず。


      70%       20%      
 日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

774

エスカロップのお店は歯舞の「たまゆら」さんです。
by 774 (2016-07-24 15:26) 

ebisu

「774」さん、ありがとうございます。

たまゆら(玉響)という名前のお店ですか、素敵な名前です。純然たる和語ですね。

納沙布岬に向かって道路の左側のお店です、火野正平さんの「こころ旅」効果でお客さんが増えるといいですね。
by ebisu (2016-07-24 18:51) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0