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#3341 高校英語の教科書が届いた June 23, 2016 [47. 語彙力と「読み・書き・そろばん」]

 リライアブルブックスに注文していた高校各学年の英語の教科書が届いた。山本七平『わたしの中の日本軍』と『空気の研究』も一緒だった。『空気』については#3331で採り上げている。
 英語の参考書も取り寄せた。安井稔著『改訂版英文法総覧』(1996年)である。旧版(1987年)を持っているのだが、80ページほど増えているので見たくなった。生成変形文法からのアプローチが多少あるので高校受験参考書の範囲を少し超えている。生成変形文法を学ぶには専門書を読むべきだが、そこへの橋渡しとしては十分だろう。江川泰一郎『英文法解説』は受験参考書の定番だが、それとはだいぶ趣が異なる。

 ところで、高校2年のEnglish Communication『Vivid』の本文のページ数をカウントしてみたら42ページあった。見開きで片側が文法解説になっており、随所に問題のページが挿入されている。生徒のAさんは一緒に教科書を読むのは3回目だが、頭から読み下した後、構文解説をして1ページあたり30分の速度である。1.5時間の授業時間だと3ページ消化できる。読みなれていない現在の速度で計算すると15回ほどで読み終わるが、速度はだんだん速くなるので、10~12回で終了できるだろう。今日は58ページまで読み終わった。15/42だから、残りは2/3、ページ数は27ページである。8回で終了だ。本人の弁では、夏休み前に終わる。
 スラッシュを入れずに、スラッシュリーディングで頭から意味を理解し、構文解析をする。そのあと意味を思い浮かべながら音読してもらって授業は終了。後は音読と一文章を読んでテクストを見ないで書き取る家庭学習。英語が嫌いな生徒が、続いている。

 それにしても活字が大きいから、教科書本文の分量が少なすぎる。英文も新聞英語に比べたら語彙も構文も比較にならぬほど簡単すぎて、生の英文(新聞や文学作品、専門書の類)が読めるようにはなるとは思えない。読む必要もないと考えているのかもしれぬ。
 Japan Timesくらいは辞書を引いて読めるくらいの英文読書力を獲得目標にしてもらいたい。

 夏休み中から3年の教科書を同じトレーニング方法でやって効果を見ようと思う。どう変わるのか成長が楽しみだ。
 数学がなんとかガンマクラスにアップした。のんびりしているけど、ちょとずつがんばれるようになってきた。(笑)
 生徒たちは一人ずつ性格も違うし辛抱力も違う、一筋縄ではいきません、だから軌道に乗ってきたらうれしいし、そうすることが楽しい。


*#3331 「空気」に「水を差す」  June 17, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-06-17

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