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#3306 蕗の緑とタンポポの黄色:原野の一本道  May 29, 2016 [85.サイクリング]

 天気がよいので12時少し前に、ロードバイクで牧の内、10kmコースへ出かけた。
 正午の気温は12.6度、北北西10.5m/secの風。

 路肩には蕗が大きな葉を広げてきれいな緑で重なり合っていた。ところどころタンポポが混じったり、5mほど交互に緑色と黄色の棲み分けがなされ、目に楽しいサイクリングだった。
 タンポポは5年前は形に異常が現れているのが多かったが、今日見たタンポポたちは普通の形態のものばかりだった。タンポポを引き抜くと根が3~5cmくらい地中にしっかり伸びている。蕗は3~10cmくらいの地中を這うようにして延びていくのでタンポポの群落ができてしまうと、そこへは延びていけない。交互にはっきり分かれている場所があると思うと、陣地を取るのにしのぎを削っているところがあった。
 生きるために競争してしのぎをけずり、棲み分けがなされるのは、人も植物も同じだ。来年から二つある高校が統廃合され一校になる。蕗とタンポポは同じ場所でしのぎを削って咲くことになる。2種類の植物を前にして、授業をするほうが色の違いにとまどうだろう。
 蕗とタンポポとは違って、経験の知らしむるとろころでは、繁殖力に違いがあるということ。繁殖力に相違のある2種類の植物を同じ畑で育てたら、結果は明らかだ。繁殖力の強いほうが優勢になる。小中学校の学級崩壊をみればわかる。同じ畑で育てたら、平均点が顕著に落ちることになる。統廃合後の高校は、高い確率で現在の根室高校よりも学力低下が進むことになるだろう。偏差値50以上の大学進学を目指す上位10%の生徒たちは、現在よりも多くの者たちが高校から他の地域へ流出することになる。成績上位10%層の半数が根室から出て行ったら、授業内容が低下し、進学実績が急激に悪化しかねない。平均点が落ちるということは、地元に残る生徒たちの学力が低下するということで、地元企業の競争力が低下していく。根室の町の未来にとって憂慮すべき事態が現出しそうだ。高校教育に北風が強くなる。

 行きは北風が左側面から吹き付けていたので汗をかかない。昨日降った雨でミミズがアスファルトの路面に出てきたのか、乾いて黒っぽくなったまま干からびていた。
 原野では鶯が鳴き始めた、遠くでカッコーものんびり啼いている。チッチッチと啼いていた、黄緑と薄茶色の鳥はなんだったのだろう。乾いた黒いアスファルトに止まっていたが自転車が近づくと黄色と臼緑と薄茶色で飾られた羽を広げて飛んでいったが、白黒が基調の羽のシジュウカラとは違い薄茶色と黄色っぽかった。
 この写真はネットで拾ったシジュウカラ(左)、ヤマガラ(真ん中)の写真だ。これとは違って羽全体がもっと黄色と薄茶色だった。ヤマガラは啼き声がちょっと引っ張るので、色も声も違うからマヒワ(右)だったのではないか。写真をクリックすると元のURLへ飛んでいって、拡大写真が表示される。
「シジュウカラ」の画像検索結果「ヤマガラ」の画像検索結果マヒワ

 平地でのMaxは35km/h、ゆるい坂の下りでも40.8km/h、50km/hまで引っ張りたかったのだが、非力、でませんな。高校時代、セブンイレブンまでのゆるい下りで70km/hが夢のまた夢、アナログメータに視線を落とし70km/hを確認した瞬間、前を走っていたダンプのフレーキランプの赤が視界に入った、とっさに身体が反応して思いっきり右に倒して対向車線に飛び出してすり抜けた、対向車がいたら正面衝突、あの生と死の狭間で生じた爆縮されたエネルギーが命を焦がしながら全身を駆け抜け、脳まで痺れさせた。最高のエッチの瞬間をも超えるあの感覚は脳内麻薬であるドーパミンの作用でしょうね。

今日の走行距離 12km (累積走行距離969+2176km)


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