#3189 根室管内の中学生の学力は全道14支庁ワースト2 Nov. 27, 2015 [67. H27年度釧路の学テ・データ分析]
平成27年度全国学力テストの全道14支庁管内別正答率表が公表されました。一番ビリが宗谷管内、残念ですが根室の中学生はビリから2番目に転落です。平成25年度の全国学力テストでは根室の中学生は14支庁管内中9番目で釧路よりもよかったのですから、全国平均との差は年々開いているようです。
釧路管内の子どもたちの学力改善が進み、平成26年度に逆転、そして平成27年度大きく水をあけられました。
*#2837 すぐれた学力分析レポート Oct.13, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-10-13
釧路は全国に先駆けて平成12年に「基礎学力保障条例」を制定したし、民間有志の団体である「釧路の教育を考える会」からも基礎学力向上の教育行政にたいして具体的提言がなされています。地元経済界も、釧路の子どもたちの学力の現状に強い危機感を抱いており、教育への関心が大きい。市民の教育への関心が高まれば、子どもたちの学力が上昇します。
根室の経済諸団体(商工会議所、青年会議所、中小企業か同友会、根室ロータリ-クラブ、根室西ロータリークラブ、ライオンズクラブ)のみなさんは、教育問題に関心がないのでしょうか?
根室の有効求人倍率が1.3倍に上昇しました。学力低下が年々進んでいますが、地元企業が採用するのは地元の子どもたちです。「子どもたちの学力低下=地元企業の衰退」となることはわかりきったことです。
平成29年度から高校が統廃合され、根室高校普通科が総合科普通科単位制4クラス(根室高校は現在普通科3クラス)に編成替えになります。その影響でこの10年間、徐々に低下してきた根室高校生の学力は、2年後から数年間加速的に低下します。仮に勉強に関心のない生徒が「総合科」普通科のいずれかのクラスに3人いたら、小学校や中学校がそうであったように、学級崩壊現象が起きます。高校生になったらもう先生たちの手では押さえが利かない。
いままでは学校が別であったから、根室高校は学級崩壊現象がありませんでした。根室西高校は生徒の学力に合わせた授業で対応できました。統合後は国語・数学・英語は「~基礎」という科目が設定され、内容は中学校の学び直しになるようです。同じ総合学科でも教科書も別になります。しかし、他の科目はそうはなりません。学力差が大きいのに同じ教科書で学ぶことになります。40人ほどがまったくついていけない状態になるでしょう。
実際には、「普通科Aコース」と「普通科Bコース」で使う教科書も授業内容も変えるしかないのです。総合科普通科単位制の入学試験の合格点の分布は20点から250点になります。こんなに大きな学力格差のある生徒たちを同じ科で教えることに自体に根本的な無理があります。
だから同じ総合科普通科にまとめるなら入学時点でフィルターをかける必要があります。合格最低点を満点の1/3とすれば、学級崩壊現象は防げます。勉強に関心のない生徒、勉強するつもりのない生徒、学業に努力を払わなかった生徒たちに入学を許可する必要はありません。
*平成26年2月7日「高校問題検討委員会だより」
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/129f43a6348d73f449257a4e0004afea/$FILE/%E5%B9%B3%E6%88%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E5%B9%B4%EF%BC%92%E6%9C%88%E7%AC%AC%EF%BC%98%E5%8F%B7.pdf
**#2310 高校統廃合はオープンな場で議論しよう May 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-26
#2698 根室高校と根室西高校の統合問題 June 3, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03-2
学力が低い中学生が増え続ければ、20年後には30代半ば、学生時代に部活に一生懸命でほとんど勉強しなかった教育に関心の薄い大人たちが増え続けることでもあります。根室の未来に赤信号が灯(とも)っているとは感じませんか?
根室に見切りをつけて道内の学力の高い地域へ学力疎開が増えています。タイプは2種類、好きな部活の強豪校への進学と、大学進学や高専進学のために根室の外へ飛び出す生徒たちです。
地元企業経営者に子どもを学力疎開させる事例は前からありますが、そういう人たちは教育や進学という点からは根室にとっくに見切りをつけたのでしょう。
しかし、根室に住み続け、根室をよくしようと思う人だって少なくないはずです。学力低下は根室市だけの問題ではありません、根室管内1市4町に共通する問題です。視野を広くもち、管内1市4町で協同で取り組みませんか?
11月15日に開催された「教育シンポジウム北海道」で、JA浜中農協組合長の石橋さんが、「これからは地方の農業こそ優秀な人材を確保しなければやっていけなくなる」と力説していました。根室の水産業だって同じことでしょう。
地元企業は地元で人材調達をするしかないですから、優秀な人材が枯渇してしまえば、地元企業は優秀な人材を確保する術がなくなります、人材不足では経営改革ができません、20年後には3割の地元企業が消滅しているでしょう。今年の春に高校を卒業して地元企業に就職した者たちが40歳前後になったときに、3割が会社がなくなって転職せざるを得ない状況になっているかもしれません。再就職先を見つけるのは著しく困難だと思いませんか?
データを一つ挙げておきます。数年前には文協学力テストで平均点160点台をたたき出したことのあるB中学校は、市街化地域では一番学力の高かった中学校でしたが、今年の学力テストの4回の五科目平均点は108.4~109.3点(300点満点)です。
C中学校は5年前に北海道新聞が毎日火災報知機が発報するいたずらが続き、授業中に空き教室で遊んでいる生徒たちがいた2010年の学力テストの平均点は113.1点でした。現在は130点台に回復しています。校長先生と教員が放課後補習や文武両道を言い続けて生徒指導を徹底してきた成果が出ています。生徒たちの学力は学校経営スキルの高い校長がいて、先生たちの学力向上への協力、そしてそうした学校運営への保護者の理解があれば上げられるものなんです。
成果を挙げたC中学校、それとは反対の不名誉な結果を出してしまっているB中学校。B中学校ででは学力低下が進行しました。8年前の1年生1クラスの学級崩壊から学力低下が始まっています。わずか数人の生徒が授業中に騒ぐだけで、その学年の学力が著しく低下してしまう実態が浮かび上がります。B中学校の先生たち、過去十年間の文協学力テストの結果データを学年別・科目別に並べてご覧になってください。いろいろなことがわかるはずです。データに基づく議論をしてください。
根室の大人は教育にもっと関心をもって発言しなければいけません。地元企業経営者こそ、教育に一番関心をもつべきです。学力テストの結果データがどういう推移を描いているのか、一度でも関心を持った経済団体がありますか?
教育こそが経済活動の基礎です。教育に関心をもたなければ、人材劣化によって25年後の2040年には地元企業の数が半分になるだけのことです。自分たちの運命は自分たちで決したらよろしい。旧弊の塊である「オール根室」の閉鎖性が自ら根室の企業をつぶすことになることだけははっきり申し上げておきます。オープンな場での議論を避けているからこういう問題を次々に起こしてしまいます。市立根室病院建て替え問題、明治公演再開発問題、根室市の予算膨張、高校統廃合問題、すべて問題の根っこは閉鎖性にあります。
ブログ「情熱空間」が管内別正答率データを転載しているのでごらん戴きたい。根室は表の一番下にあります。
(表をクリックすると全体が別画面に拡大表示されます)
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8251911.html
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釧路管内の子どもたちの学力改善が進み、平成26年度に逆転、そして平成27年度大きく水をあけられました。
*#2837 すぐれた学力分析レポート Oct.13, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-10-13
釧路は全国に先駆けて平成12年に「基礎学力保障条例」を制定したし、民間有志の団体である「釧路の教育を考える会」からも基礎学力向上の教育行政にたいして具体的提言がなされています。地元経済界も、釧路の子どもたちの学力の現状に強い危機感を抱いており、教育への関心が大きい。市民の教育への関心が高まれば、子どもたちの学力が上昇します。
根室の経済諸団体(商工会議所、青年会議所、中小企業か同友会、根室ロータリ-クラブ、根室西ロータリークラブ、ライオンズクラブ)のみなさんは、教育問題に関心がないのでしょうか?
根室の有効求人倍率が1.3倍に上昇しました。学力低下が年々進んでいますが、地元企業が採用するのは地元の子どもたちです。「子どもたちの学力低下=地元企業の衰退」となることはわかりきったことです。
平成29年度から高校が統廃合され、根室高校普通科が
いままでは学校が別であったから、根室高校は学級崩壊現象がありませんでした。根室西高校は生徒の学力に合わせた授業で対応できました。統合後は国語・数学・英語は「~基礎」という科目が設定され、内容は中学校の学び直しになるようです。同じ総合学科でも教科書も別になります。しかし、他の科目はそうはなりません。学力差が大きいのに同じ教科書で学ぶことになります。40人ほどがまったくついていけない状態になるでしょう。
実際には、「普通科Aコース」と「普通科Bコース」で使う教科書も授業内容も変えるしかないのです。
だから同じ
*平成26年2月7日「高校問題検討委員会だより」
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/129f43a6348d73f449257a4e0004afea/$FILE/%E5%B9%B3%E6%88%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E5%B9%B4%EF%BC%92%E6%9C%88%E7%AC%AC%EF%BC%98%E5%8F%B7.pdf
**#2310 高校統廃合はオープンな場で議論しよう May 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-26
#2698 根室高校と根室西高校の統合問題 June 3, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03-2
学力が低い中学生が増え続ければ、20年後には30代半ば、学生時代に部活に一生懸命でほとんど勉強しなかった教育に関心の薄い大人たちが増え続けることでもあります。根室の未来に赤信号が灯(とも)っているとは感じませんか?
根室に見切りをつけて道内の学力の高い地域へ学力疎開が増えています。タイプは2種類、好きな部活の強豪校への進学と、大学進学や高専進学のために根室の外へ飛び出す生徒たちです。
地元企業経営者に子どもを学力疎開させる事例は前からありますが、そういう人たちは教育や進学という点からは根室にとっくに見切りをつけたのでしょう。
しかし、根室に住み続け、根室をよくしようと思う人だって少なくないはずです。学力低下は根室市だけの問題ではありません、根室管内1市4町に共通する問題です。視野を広くもち、管内1市4町で協同で取り組みませんか?
11月15日に開催された「教育シンポジウム北海道」で、JA浜中農協組合長の石橋さんが、「これからは地方の農業こそ優秀な人材を確保しなければやっていけなくなる」と力説していました。根室の水産業だって同じことでしょう。
地元企業は地元で人材調達をするしかないですから、優秀な人材が枯渇してしまえば、地元企業は優秀な人材を確保する術がなくなります、人材不足では経営改革ができません、20年後には3割の地元企業が消滅しているでしょう。今年の春に高校を卒業して地元企業に就職した者たちが40歳前後になったときに、3割が会社がなくなって転職せざるを得ない状況になっているかもしれません。再就職先を見つけるのは著しく困難だと思いませんか?
データを一つ挙げておきます。数年前には文協学力テストで平均点160点台をたたき出したことのあるB中学校は、市街化地域では一番学力の高かった中学校でしたが、今年の学力テストの4回の五科目平均点は108.4~109.3点(300点満点)です。
C中学校は5年前に北海道新聞が毎日火災報知機が発報するいたずらが続き、授業中に空き教室で遊んでいる生徒たちがいた2010年の学力テストの平均点は113.1点でした。現在は130点台に回復しています。校長先生と教員が放課後補習や文武両道を言い続けて生徒指導を徹底してきた成果が出ています。生徒たちの学力は学校経営スキルの高い校長がいて、先生たちの学力向上への協力、そしてそうした学校運営への保護者の理解があれば上げられるものなんです。
成果を挙げたC中学校、それとは反対の不名誉な結果を出してしまっているB中学校。B中学校ででは学力低下が進行しました。8年前の1年生1クラスの学級崩壊から学力低下が始まっています。わずか数人の生徒が授業中に騒ぐだけで、その学年の学力が著しく低下してしまう実態が浮かび上がります。B中学校の先生たち、過去十年間の文協学力テストの結果データを学年別・科目別に並べてご覧になってください。いろいろなことがわかるはずです。データに基づく議論をしてください。
根室の大人は教育にもっと関心をもって発言しなければいけません。地元企業経営者こそ、教育に一番関心をもつべきです。学力テストの結果データがどういう推移を描いているのか、一度でも関心を持った経済団体がありますか?
教育こそが経済活動の基礎です。教育に関心をもたなければ、人材劣化によって25年後の2040年には地元企業の数が半分になるだけのことです。自分たちの運命は自分たちで決したらよろしい。旧弊の塊である「オール根室」の閉鎖性が自ら根室の企業をつぶすことになることだけははっきり申し上げておきます。オープンな場での議論を避けているからこういう問題を次々に起こしてしまいます。市立根室病院建て替え問題、明治公演再開発問題、根室市の予算膨張、高校統廃合問題、すべて問題の根っこは閉鎖性にあります。
ブログ「情熱空間」が管内別正答率データを転載しているのでごらん戴きたい。根室は表の一番下にあります。
(表をクリックすると全体が別画面に拡大表示されます)
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8251911.html
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2015年11月26日
足を引っ張る釧路市!(全国学テ管内別正答率公表)
2015年度・全国学テ道内結果分、管内別正答率が発表されました。まずはこちら、釧路市教委発表による、「釧路市平均」の数値をご覧ください。赤枠部分、小6算数B(★は全道平均以下)にご注目。
お次はこちら、今日(2015.11.26)の北海道新聞(全道版)。さて、「釧路管内平均」の小6算数Bは42.6Pと全道平均を0.1P上回っています…。
しかし、それにしても日高の小6の低いこと低いこと。北海道はブービーの46位ですよ。まぁ、最下位の滋賀県とは小数点の争いなので、実質は最下位ですけれど。多分、秋田あたりの小5、場合によっては小4よりも学力が低いでしょうね。相変わらず、ひどいものです。
十勝。帯広市も含め小6の結果は思わしくありませんが(釧路より低いのは意外ですが)、しかし中3では大逆転!これは受験事情によるところが大きいでしょう。釧路市とはまるで違って、倍率、高いですからね、帯広市は。
あれあれあれ、何かが変ですね…。小6算数B。「釧路管内平均」は「釧路市平均」よりも上。そうです!「釧路市は、釧路管内の足を引っ張っている!」というわけです。証拠はこちらです。
●北海道教育委員会
平成27年度 全国学力・学習状況調査 北海道版 結果報告書(市町村の状況)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gks/gakuryoku27/shityouson_page.htm
まず、小6、「釧路市」のレーダーチャートです。
お次は、同じく小6、釧路町(上チャート)と浜中町(下チャート)のもの。ちなみに、厚岸町と白糠町はガチョーンな結果。鶴居村は相変わらずの横綱(全道どころか全国平均を楽々クリア)です。標茶町と弟子屈町は未公表。まぁ、恥ずかしくて見せたくないのでしょうね。
注)それでも厚岸町の中3は「釧路市平均」以上!ご立派です。白糠町は小6も中3も相変わらずひどい…。小学生からの英語教育・中国語教育も結構だが、まずは読み書き計算からでしょうが。しっかりせい!
あらあらあら、明らかに「釧路市平均」を上回っていますね。特に浜中町はご立派!「釧路市平均以上」、鶴居村・浜中町・釧路町。対して「釧路市平均以下」、厚岸町(中3は平均以上)・白糠町・弟子屈町(予想)・標茶町(予想)ということになりますが、「釧路市内平均」が「釧路管内平均」を下回っているとは、何ということでしょうか!
釧路市教委は、帯広市や根室市が「市平均点」を公表していても、絶対に絶対に、意地でも「釧路市平均」を出そうとしません。どうやら、学校出身者がそう決めているらしい(申し送りでもあるのでしょうか?)ですが、その理由。
都市間格差を助長するから。
先日の北海道新聞に出ていました。あまりにバカらしくて記事のアップを見送りましたが、何、寝言をほざいているんだか…。道内主要都市の比較で、常に後塵を拝しているだけでなく、しまいにゃ「釧路管内平均」の足をも引っ張っているとは、なにごとぞ!
全国初の基礎学力保障条例を有しておきながら、こともあろうに「釧路管内平均」の足を引っ張るとは…。一体、いつになったら「まともな司令塔」に生まれ変わるのでしょうかね。白旗を揚げて、とっとと辞任すべきだって思いますね。恥ずかしいったら、ありゃしません。
良くなってきたこと、改善されてきたことは認めましょう。しかし、仕事は結果がすべてです。その意味、まだまだまともな仕事には程遠い代物ものですよ、釧路市教委さん。なにせ、(学力向上策)後発組の管内町村にも抜かれているのですから…。仕事はできる人に任せるべきですね。
同じく、今日(2015.11.26)の北海道新聞釧路版、釧路新聞記事をアップしておきます。
《追記》
毎年毎年、大枚叩いて市独自の学力テスト(釧路市標準学力検査)を実施。もう、何千万円注ぎ込んだのでしょうか。それなのに、管内町村に抜かされるとは…。恥を知りなさい、恥を。しかし、どうしてこうも仕事ができないのでしょうか。全国初、基礎学力保障条例を有しておきながら…。
《追記2》
それにしても白糠町はひどいですね…。「白糠町語学向上推進計画」が聞いて呆れますわ。日本語・英語・中国語によるコミュニケーションってね、肝心要の日本語がダメダメなのが火を見るより明らかなのに…。奮発して15歳以下の子どもの医療費を無料にしてもね、こんなに悲惨だったら、誰も「子連れで移住したい」とは思わないよ。
町長の「個人的趣味」の教育指導方針は、悪いこと言わないからすぐに撤廃しましょうよ。こんなんじゃ、白糠高校の存続云々もへったくれも、あったものではないでしょうに。(何度か、同町の複数の議員さんに申し上げておりますが)
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70% 20%
お次はこちら、今日(2015.11.26)の北海道新聞(全道版)。さて、「釧路管内平均」の小6算数Bは42.6Pと全道平均を0.1P上回っています…。
しかし、それにしても日高の小6の低いこと低いこと。北海道はブービーの46位ですよ。まぁ、最下位の滋賀県とは小数点の争いなので、実質は最下位ですけれど。多分、秋田あたりの小5、場合によっては小4よりも学力が低いでしょうね。相変わらず、ひどいものです。
十勝。帯広市も含め小6の結果は思わしくありませんが(釧路より低いのは意外ですが)、しかし中3では大逆転!これは受験事情によるところが大きいでしょう。釧路市とはまるで違って、倍率、高いですからね、帯広市は。
あれあれあれ、何かが変ですね…。小6算数B。「釧路管内平均」は「釧路市平均」よりも上。そうです!「釧路市は、釧路管内の足を引っ張っている!」というわけです。証拠はこちらです。
●北海道教育委員会
平成27年度 全国学力・学習状況調査 北海道版 結果報告書(市町村の状況)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gks/gakuryoku27/shityouson_page.htm
まず、小6、「釧路市」のレーダーチャートです。
お次は、同じく小6、釧路町(上チャート)と浜中町(下チャート)のもの。ちなみに、厚岸町と白糠町はガチョーンな結果。鶴居村は相変わらずの横綱(全道どころか全国平均を楽々クリア)です。標茶町と弟子屈町は未公表。まぁ、恥ずかしくて見せたくないのでしょうね。
注)それでも厚岸町の中3は「釧路市平均」以上!ご立派です。白糠町は小6も中3も相変わらずひどい…。小学生からの英語教育・中国語教育も結構だが、まずは読み書き計算からでしょうが。しっかりせい!
あらあらあら、明らかに「釧路市平均」を上回っていますね。特に浜中町はご立派!「釧路市平均以上」、鶴居村・浜中町・釧路町。対して「釧路市平均以下」、厚岸町(中3は平均以上)・白糠町・弟子屈町(予想)・標茶町(予想)ということになりますが、「釧路市内平均」が「釧路管内平均」を下回っているとは、何ということでしょうか!
釧路市教委は、帯広市や根室市が「市平均点」を公表していても、絶対に絶対に、意地でも「釧路市平均」を出そうとしません。どうやら、学校出身者がそう決めているらしい(申し送りでもあるのでしょうか?)ですが、その理由。
都市間格差を助長するから。
先日の北海道新聞に出ていました。あまりにバカらしくて記事のアップを見送りましたが、何、寝言をほざいているんだか…。道内主要都市の比較で、常に後塵を拝しているだけでなく、しまいにゃ「釧路管内平均」の足をも引っ張っているとは、なにごとぞ!
全国初の基礎学力保障条例を有しておきながら、こともあろうに「釧路管内平均」の足を引っ張るとは…。一体、いつになったら「まともな司令塔」に生まれ変わるのでしょうかね。白旗を揚げて、とっとと辞任すべきだって思いますね。恥ずかしいったら、ありゃしません。
良くなってきたこと、改善されてきたことは認めましょう。しかし、仕事は結果がすべてです。その意味、まだまだまともな仕事には程遠い代物ものですよ、釧路市教委さん。なにせ、(学力向上策)後発組の管内町村にも抜かれているのですから…。仕事はできる人に任せるべきですね。
同じく、今日(2015.11.26)の北海道新聞釧路版、釧路新聞記事をアップしておきます。
《追記》
毎年毎年、大枚叩いて市独自の学力テスト(釧路市標準学力検査)を実施。もう、何千万円注ぎ込んだのでしょうか。それなのに、管内町村に抜かされるとは…。恥を知りなさい、恥を。しかし、どうしてこうも仕事ができないのでしょうか。全国初、基礎学力保障条例を有しておきながら…。
《追記2》
それにしても白糠町はひどいですね…。「白糠町語学向上推進計画」が聞いて呆れますわ。日本語・英語・中国語によるコミュニケーションってね、肝心要の日本語がダメダメなのが火を見るより明らかなのに…。奮発して15歳以下の子どもの医療費を無料にしてもね、こんなに悲惨だったら、誰も「子連れで移住したい」とは思わないよ。
町長の「個人的趣味」の教育指導方針は、悪いこと言わないからすぐに撤廃しましょうよ。こんなんじゃ、白糠高校の存続云々もへったくれも、あったものではないでしょうに。(何度か、同町の複数の議員さんに申し上げておりますが)
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70% 20%
2015-11-27 00:31
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コメント(17)
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凄い記事ですね。管理人さんと情熱空間の先生が羨ましくなりました。皮肉ではなく本心です。友がいる。でも、管理人様も彼も修羅の道には迷い込まないお方でしょう。安心しています。
彼の記事のようになるのはいろいろな原因が輻輳しているのでは。その原因の主体はいろいろあるでしょうが、結局は人に帰結する、お二人もそのように考えていて、私の考えでもあります。
でもここからが別の道。もし私が酷い地区の先生ならやることは簡単に決まります。皆さんに代わってもです。
効率の良いのはバドの遊びクラブと、書き言葉と話し言葉の演習で創造性を開発するです。どんな悪い状況を聞いてもこれしか結論はない頑固爺なのです。
でも本当は公園でも雪遊びでも良いのです。麻雀やトランプゲームでも可能だろうと考えてもいるのです。スマホのゲームではできないともです。
生徒さんや地区の未来は横においても、我が道を行き後悔なく棺桶に入りたいと私は考えています。場があろうとなかろうと関係ありません。
私もやっと人の道に戻れたようです。会社員時代は酷かった。修羅の道。みんなのため、世のためと考えて、そこら中に害悪を撒いていたのでしょう。
その後いろいろダメな学校で先生方を教えて、分からなくなり、私は人の道に戻れたのはこのブログ村の数人の皆さんのお蔭です。私が影響を及ぼせて、人の道に戻れたのはバドバカだけかもしれませんが。それが今は唯一の誇りでもあります。
他の人のことや責任者の新聞発表も、祈るしか私にはできません。因果は巡る、修羅の道、大変でしょうから。コツコツやる奴、本当にご苦労様です。南無阿弥陀仏。
by tsuguo-kodera (2015-11-27 04:34)
koderaさん
おはようございます。
ZAPPERさんもわたしも、たいしたことはしていないのです。自分のできる範囲の小さなことを一つ一つしているだけです。やっていることややり方が違うだけで、koderaさんがバドをやっているのと何にも変わりません。
未来塾の吉田さんは企業経営者ですが、毎週土曜日に午前中の2時間、有料(300円)の塾(勉強あり、チャンバラあり、空手あり、跳び箱あり、鉄棒逆上がりあり...)を開いて、子どもたちに遊びの場と勉強の場を同時に提供しています。なかなか面白い試みです。「釧路の教育を考える会」メンバーも毎週数人お手伝いしています。
公務員アォード受賞の大越さんは「寺子屋」を開いて、勉強を教えています。
皆さんボランティアで、それぞれが、自分の考えに基づき、できる範囲でやっているだけのことです。
不思議なことに、釧路という場には強い磁力があるようで、世のため人のためと思ってそれぞれのベクトルで活動している人が、自然と集まってしまいます。
根室は場に正の磁力がありません、負の磁力が働いているように見えますが、それはわたしの勝手な解釈で、負の磁力にもそれなりの由来と役割があるのでしょう。それがなにか、今はわからないだけ、坦々となすべきことをしていたらきっとわかります。
無理せず、できる範囲の小さなことを毎日、毎週、毎月、毎年ちょっとやるだけ。「コツコツやる奴、ごくろうさん」です。
楽しくやるということも長続きのコツだということは、koderaさんのバドに学んだことです。
よくぞ極東の根室まで足をお運びくださいました。バドを通じて若い人たちの創造性開発を試みる大人がいることを根室の中学生十数人と先生4人が知りました。
なにがどうあろうと、そんなことはケセラセラ、あとわずかばかりの人生です、それぞれ思う道を存分に歩きましょう。
歳をとるのはいいもの、「ごくろうさん」といつかお迎えがきてくれます、そのときは「おまっとうさん」と微笑みましょう。
by ebisu (2015-11-27 08:15)
色々と辛辣なことを綴っておりますが、憎悪の念は一切ございません。私にとっては、これもまた「遊び」です。
仕事も「遊び」、趣味も「遊び」、生きることも「遊び」、時に思い悩んむことも「遊び」。そして、遊ぶことは「仕事」です(笑)。
そういえば、鷹揚羆とこTさんが、うまいことをおっしゃっていましたね。我が会のメンバーを評して。
一匹狼の群れ。
理論的にはあり得ないのに、言い得て妙だと思った次第です。さて、「遊び」は続きます。^^
by ZAPPER (2015-11-27 18:04)
>一匹狼の群れ
「釧路の教育を考える会」のメンバー、慥(たし)かにそういう方が数人いらっしゃいます。
一部上場企業でも、これだけの強者を一つのプロジェクトに集めることは適いません。
ときに内部で始まる侃侃諤諤の議論、それでもまとまるとっても楽しいプロジェクトです。
by ebisu (2015-11-27 22:25)
言い得て妙のコメントバックがありました。羨ましい。オオカミはそのような生き物なのでしょう。でもそもそも群れで狩りをする。羨ましい。
一方私はどこでもはぐれカラスかカモメ。学生時代から。そうです。カモメのジョナサンならぬカモメのkodera。非常勤の大学でも高校ではぐれのkoderaで通しました。だから市民バドミントンを30年近く開催でき、いろいろなカモメや燕や鷲やスズメが一時期会員になってくれたのでしょう。
はぐれカモメは次の群れを求めて羽ばたき始めました。探せば他にも居るものです。2つ群れを探し出せたようです。
そろそろ学校をお開きにして教育も足を洗い、子供を土俵に呼び込んで創造性開発を見せましょう。今は五分五分の3つ目は凄そうです。
これは半分冗談半分本音。どうなるかまだ不明、今は祈るだけ南無阿弥陀仏。
by tsuguo-kodera (2015-11-28 04:53)
根室高校と根室西高校の合併してできる学校は、全日制普通科4間口と全日制商業科2間口で単位制になるので、総合学科ではないと思います。
商業科の単位制が導入されるている高校は北海道ではないのでまだハッキリしてないですが、総合学科とは異なります。総合学科になるというのは何処からの情報ですか?
by 通りすがりですが (2015-11-28 20:49)
え、総合科ではないのですか?
ずいぶん前の新聞に出ていたと思いましたが、変わったのかな?
調べて見ます。
少しお待ちください。
by ebisu (2015-11-28 22:59)
ブログ【日本の進学校分析】よりコピペ
http://shingakukoubunseki.blog.fc2.com/?cat=1
例えば、2015年度の当方推定で東大はボーダー偏差値74.5、入学者学力平均偏差値は78となり、正規分布表を見ればそれぞれ上位0.71%、上位0.26%の位置にあることが分かります。2015年度の18歳人口は約120万人であることから、同年代のうち約8400人が東大合格圏にあり、東大進学者の平均的な学力の持ち主は3100位あたりの席次にいるという推定になります。
代ゼミネットなどで示されている、各大学学部学科志望者別センター試験得点分布表や、駿台や河合塾などの成績上位者の第一志望先、その後の合格状況から見ても、概ねこのくらいの推定が妥当ではないかと考えます。
※ただし、センター試験を基準にした推定では東大や京大など二次負担の大きな大学は他(地方国立大医学科など)に比べて不利になるため、多少は考慮しています(ここは恣意的な部分です)。
一流とした大学学部学科の同世代を母集団に想定した合格ライン、および入学者平均の正規分布換算偏差値については以下の通り(医重複なし)。
東大理三:82(入学者平均84.5)
京大医:80(入学者平均82)
医A群(阪大、名大、東北大、九大、北大、東京医歯大、千葉大、神戸大の医)、慶応医:75~78(入学者平均79)
東大:74.5(入学者平均78)
医B群(筑波大、横浜市大、新潟大、金沢大、名市大、京都府医大、奈良県医大、大阪市大、岡山大、広島大、熊本大、長崎大の医):73~76(入学者平均)76.5
京大:72(入学者平均74.5)
医C群(上記を除く国公立大医):71~75(入学者平均)74
一橋:72.5(入学者平均74)
東工大:70.5(入学者平均72.5)
阪大:69.5(入学者平均71)
名大:68(入学者平均69.5)
東北大、神戸大:67.5(入学者平均は東北大69.5、神戸大69)
九大:67(入学者平均69)
私大医(防衛医大、産業医大、自治医大はこちらに含める):63~73(入学者平均)69
慶大:66.5(入学者平均69)
北大:66.5(入学者平均68.7)
早大、茶女大:66(入学者平均68.5)
その他一流大(海外有名大、国公立大獣医、東京医科歯科大歯など):-(入学者平均)72.5
by 尾渡 (2018-02-21 02:10)
コピペ
札幌南:平均偏差値68.89、東大ボーダー45~50位付近、京大ボーダー85位付近、東北大ボーダー195~200位付近、北大ボーダー220位付近。北海道の公立高校としてはトップ。札幌北とはよきライバルで、道立校の双璧とされるが、札幌南の方がやや高い年が多い。地元北大への志向が強い点は道内の公立進学強に共通だが、細かくみるとその中では医志向や首都圏への進学志向が強めである。札幌北より上位層が厚い。標準入学先は北大。校内で真ん中付近なら北大にも真ん中くらいで合格できそうである。
札幌北:平均偏差値67.37、東大ボーダー25位付近、京大ボーダー50位付近、東北大ボーダー165~170位付近、北大ボーダー190~195位付近。札幌南にやや及ばないが、大差ではなく一般に札幌南とともに道立校の双璧と見られている。そして、南と北に続くのが東と西で、全国上位100位以内は入らないが150位以内には入る。他に旭川東、札幌旭丘が全国上位200位以内に入る。札幌北の標準入学先は北大下位学部。校内で真ん中付近にいれば北大に下位で入れそうだが、現役では苦しい。一浪して北大進学が標準的だろう。
道内の進学校は道外の同等レベルの進学校と比べると一流大進学率が高く、二流大進学率が低いのが特徴。これは北大が一流大としては入りやすいこと、道内に中核国公立大が少ないことが影響しており、どうしても北大進学への拘りが強くなってしまうからである。
by おわたり (2018-02-21 02:22)
尾渡 さん
>例えば、2015年度の当方推定で東大はボーダー偏差値74.5、入学者学力平均偏差値は78となり、正規分布表を見ればそれぞれ上位0.71%、上位0.26%の位置にあることが分かります。2015年度の18歳人口は約120万人であることから、同年代のうち約8400人が東大合格圏にあり、東大進学者の平均的な学力の持ち主は3100位あたりの席次にいるという推定になります。
この偏差値は全数を対象にしていますね。進研ゼミや代ゼミや河合塾がそれぞれ計算・公表している偏差値は、それぞれの模試に参加した人たちが母集団です。進研模試が一番多くて全数の40%くらい。
たとえば、根室高校普通科1年生160人は全員参加験、商業科と事務情報科の80人は不参加。根室西高校は参加したことがありません。
母集団が大きく異なるので、そのままでは比較ができません。
どうやら、比較できるようにデータ処理をしたようです。
>一流とした大学学部学科の同世代を母集団に想定した合格ライン、および入学者平均の正規分布換算偏差値については以下の通り(医重複なし)。
たとえば進研模試の偏差値を同世代を母集団に想定して換算したようですね。
どういう換算をしたかに興味があります。言い換えると、どういう前提条件での換算なのか。
提示された大学ごとの偏差値は、大学受験をしない高校生も母集団にいれたものと受け取ってよさそうです。
そうすると「東大理Ⅲ82」というのは高校生から見ると意味がありません。高校生全員が受ける模試なんて、現実にはありませんから。
やはり、進研模試、代ゼミ模試、河合塾模試で偏差値がいくつなのかが受験者にとっては重要な情報です。
札幌南高の東大ボーダが学年40-50位というのは「???」です。
実績値で見たほうがよろしくありませんか?
南高校のホームページから進路実績ファイルを開くと、国立難関校10校まとめて合格者数が載っているだけで、東大合格者数は公表していません。難関国立大学10校で142人(2016年64人、2015年50人)ですから、東大はそのうちの1割以下、おそらく5%7人未満でしょう。
*大学等合格者数一覧(PDFファイル)
http://www.sapporominami.hokkaido-c.ed.jp/hp/full/h29shinro.pdf
北高校は公表しています。29年度2名のみです。
http://www.satsukita.ed.jp/img/goukakusha2017.pdf
お示しのURLのブログの推計は、拡張のし過ぎです。学校ごとのボーダーラインの判断には信頼性が低くて使えそうにありません。
by ebisu (2018-02-21 11:49)
平成29年度の札幌南から東大へ現役合格者数は9名です。
http://www.sapporominami.hokkaido-c.ed.jp/hp/full/h29shinro.html
旧帝大と一ツ橋、早慶への現役合格は80名、北大へは75名で合計155名。
北大だけに絞ってみても、
>北大ボーダー220位付近。
は実績値の75名の3倍ですから、あの推計は無理があります。
こういうデータは推計値と実績値をぶつけてみると、推計結果の信頼性がどれほどのものか判断がつきます。
by ebisu (2018-02-21 15:05)
>道内の進学校は道外の同等レベルの進学校と比べると一流大進学率が高く、二流大進学率が低いのが特徴。これは北大が一流大としては入りやすいこと、道内に中核国公立大が少ないことが影響しており、どうしても北大進学への拘りが強くなってしまうからである。
これは、たんに北大への進学者が半数を占めているから。北大は旧帝大系列では残念なことですが最下位です。
進学指導に問題があります。南と北で東大現役合格者が11名では、中央官庁のキャリアになるのはまれです。
北海道出身者がキャリア官僚にはほとんどいないことはさまざまな弊害をもたらしています。
たとえば、北海道知事、縁もゆかりもない方がもう何期も道知事です。まるで植民地です。巨視的に見ると、道産子には独立自尊の気概がまるでなさそうに見えます。
明治維新で目立った西南雄藩は中央官庁にしっかり人脈を築いています。ポストを同県人に引き継ぐことに意を砕いています。北海道人にはそういう考えがない。戦略思考が苦手のようです。
北大ではなく、東大受験者を増やして中央官庁に人脈を築かないと、いつまでも「植民地」です。
by ebisu (2018-02-21 17:33)
あなたが一番根室の井の中の蛙に見える。
北海道の知事がどこの生まれ・育ちだろうが構わないのではないか?構うなら法律で決めれば良いだろう?
根室で働いてる人がどこの馬の骨でも構わなし、根室生まれ・育ちの方々がどこで生きて行こうが構わない。
とやかく人の生き方にお節介出さないこと。
この世はあなたの世界ではない。
by 貧相な発想 (2018-02-21 22:31)
貧相な発想さん
次の二つの文以外は素直に読めました。
>構うなら法律で決めれば良いだろう?
>とやかく人の生き方にお節介出さないこと。
この飛躍のある二つの文以外は論としては素直に受け取れますし、わたしもそう思います。
意見の違いはこれら二つの文のみ。
(冒頭の文は補足していただかないと言葉足らずで意味がよく理解できませんでした、悪しからず。「一番根室の」をとるか「根室の」をとればとわたしにも意味が理解できます。たぶん、そういうことでしょうね。)
by ebisu (2018-02-22 08:38)
HN「貧困な発想」さんはどうやらわたしのコメントを読み違えたようだ。
わたしは次のように書いた。
「進学指導に問題があります。南と北で東大現役合格者が11名では、中央官庁のキャリアになるのはまれです。」
論点は「進学指導に問題がある」ということで、生徒たちの生き方の問題ではない。
北大偏重の進学指導の在り方を問題にした。残念ながら各分野のトップレベルの学者は首都圏の大学に偏在している。生徒たちの未来にもかかわる問題である。そのうえで、どういう生き方を選ぼうが、それはそれぞれの人の問題、私の関知するところではない。
その文脈で、続けて、次のように書いた。
「たとえば、北海道知事、縁もゆかりもない方がもう何期も道知事です。まるで植民地です。巨視的に見ると、道産子には独立自尊の気概がまるでなさそうに見えます。」
高橋知事が北海道以外のどこの生まれだろうと、彼女がどういう生き方を選択しようが、それは彼女の勝手だろう。わたしはそんなところに関心はない、問題は別のところにある。
町村信孝氏が彼女を道知事に担いだ。町村氏の見たところでは、道内には道知事職を担うにふさわしい人材がいなかったということだろう。彼は経済産業省のキャリア官僚、古巣へ無難な人材を求めたということではないのか。
町村氏の眼で見ても、道内に道政を託せるに足る人材がいなかったというところが問題なのだ。
短いコメントだから論旨を読み取ってから投稿願いたい。
by ebisu (2018-02-22 15:06)
ここに人材がいないから、あこから人材を起用する。
どこに問題があるのでしょうか?
それが井の中の蛙という意味です。
日産の社長は一時期(今も?)フランス人でしたが、どこか問題ありますか?
人は事実を突きつけられると、一番堪えると言います。
論旨を読み取ってから投降せよ、との事ですが、
誰もあなたの指示に従う訳ではないのですよ。
それが、この世はあなたの世界ではない、という事です。
自己保身、しかも小さい小さい世界での意見の食い違いくらいに固執する、とても小さくてみすぼらしい。
by どこが問題? (2018-02-22 18:27)
お面白いことを言いますね。
>ここに人材がいないから、あこから人材を起用する。
>どこに問題があるのでしょうか?
どこにも問題はありません、そんなことを問題にしてはいませんし、書いてもいません。
自前で人材を供給できないというところが大きな問題だと書いています。
北海道知事に関して言えば、対立候補よりも高橋はるみ氏のほうが行政手腕に関しては安定感がある、だから道民は4度も彼女を道知事にしたのでしょう。
3期12年たっても、道産子の中から彼女をしのぐ人材が出てこない、それが問題。
ここに人材がいないから、あろこから人材を起用する、たとえば、総理大臣に適任者がいないと仮定したら、海外から起用はできないでしょう。
有力な地元企業が後継者がいないために、黒字なのに消えていくのは「ここに人材がいなければあそこから」という代替がきかないからです。
だから、ここにいなければあそこからというのは、どこでも通用するわけではありません。
しかしそういう選択肢のあることはたしかなことです。
最近、根室市内では比較的規模の大きな水産会社が全国チェーンのある企業の系列下に入りました。
スーパーは、純粋な地元資本はもうありません。こういうことがどんどん進行しています。
地元資本でないほうが、系列化されたほうがそこで働く人たちには経営基盤や社内諸制度がしっかりしていていいケースもあります。
系列化されるのはある程度技術蓄積があり吸収する側にメリットのある会社です。だから消えていく企業のほうがずっと多い。
そういう企業にはどこからも人は来ないのです。
世界的な企業なら、あなたの論が通用するでしょう。
そういう問題はこの投稿欄では取り上げていません。
by ebisu (2018-02-22 22:51)