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#3183 教育シンポジウム(8): 武藤久慶氏による基調講演⑥ Nov. 20, 2015 [66. 教育シンポジウム北海道]

 文科省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室・室長補佐武藤さんの基調講演【基礎学力保障論】5回目、レジュメには「(2)基礎学力問題の中長期的インパクト」というサブタイトルがつけられています。
 前回は全国学力テスト小6算数の問題「(7) 4/5 ÷ 8 =」をとりあげ、時間軸を遡行してどこで躓(つまづ)きが生じたのかを推定し、さらに転じて中学生になったらそれがどのような学習阻害要因となるのかを武藤さんが検証してみせてくれました。
 今回は時間軸を高校課程に延ばそうというわけです。

 レジュメ19ページを転載します。
--------------------------------------------------
■ 高校の一部では、
■ 主に国語、数学、英語において、
■ 中学校(場合によっては小学校)の学習内容など基礎・基本を重視した
■ 「国語基礎」、「高校数学入門」、「英語ベーシック」などの科目を設置。
■ 教材は、生徒の実態に応じて各学校において独自に作成
--------------------------------------------------

 わたしは「高校数学入門」「英語ベーシック」という科目について何かで目した記憶があります。根室の高校統廃合で、新たにできる高校では普通科がなくなり、総合学科になるという説明資料の中で見ました。
 この問題を検討した関係者はこの科目がどういうものなのかわかっていたのでしょうか?「高校数学入門」は、その目的が「学び直し」ですから、小学校で習う「整数の加減乗除」「分数や少数の四則演算」からやることになるのでしょう。生徒は「高校数学入門」か「数Ⅰ・A」を選択することになりますが、総合学科ではどちらを選択しても同じ単位を与えることになるのでしょうから、同じ総合学科でも科目の選択如何で現在の根室西高校普通科と根室高校普通科の学力差がそのまま維持されます。地元企業の側からすると、採用の際には選択科目を確認して採否の参考にするということになるでしょう。
 生徒の側からすると、学習意欲のほとんどない生徒が1割以上入学してくるので、統合後の学校は確実に学力低下をきたします。
 同じ科目で学力レベルの差に応じた科目を設定できる、国語、数学、英語はよいでしょうが、そのほかの科目は別設定できませんから、学力に関係なく同じものを選択することになります。学力レベルに大きな差がある生徒たちが同じ教室で勉強することになります。たとえば、世界史、生物基礎など。
 小学校でも中学校でも、クラスに2~3人先生の制止を聞くことのできない生徒がいただけで学級崩壊を起こし、そのクラスの平均的な学力が著しく低下します。ところどころ聞き取れないだけで、話の文脈がつかめなくなるので、授業が理解できなくなります。学級崩壊を起こした学年は、中学校のふだんの学力テスト五科目300点満点で、平均点に30~50点もの差がついてしまうのが現実ですその学級崩壊が高校でも再生産されます

 どこの地域でも底辺校では英語はアルファベットから、数学は分数や少数の計算から学び直しをしているのでしょう。1年間学び直しに費やせば、その後順調に消化できたとしても卒業時点で標準的な高校課程の2年までの学力しかありません。 

 地域経済を支えているのは主として地元の高校を卒業した者たちですから、その者たちの学力低下が加速すれば、地元経済に長期的に深刻なダメージを与えることになります
 根室高校と根室西高校の統廃合に教育関係者の一人としてわたしは大きな危惧を抱いています

 わたしはこう考えています。道立高校入学試験に「足切り」を導入すべきです。300点満点で100点を超えられない生徒は不合格とします。33%未満の得点ですから、5教科合計点で「赤点」レベルですから、標準レベルの高校授業を理解するのは無理、高校卒業者に高校卒業程度の学力を保障するためには、「足切り」は不可欠です。
 「足切り」を100点と明示することで、中学校での過度な部活は完全に「文武両道」に切り替わります。勉強をほったらかして部活のみに血道をあげている生徒も親も、部活と勉強のバランスを考えざるをえなくなります、それでいいのだと思います。
 実社会で、野球がうまい、サッカーが上手だ、ゴルフが得意だといって、趣味に明け暮れ時間がないと、仕事に必要なマニュアルも専門書も読まないあるいは読めない、そういうことは通りません。

 何がどうなっているかの具体的な資料が7個ついています、武藤さんが挙げた「学び直し」資料はおそらくすべて実例です。全部転載しますのでどうぞ見てください。

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3.次の分の(1)~(8)の―部のカタカナを漢字で書きなさい。
(1)ヒッシに練習する。
(2)シンケンな表情を見せる。
(3)音楽活動にセンネンする。
(4)ゆっくりと息をハク。
(5)発表会に向けてフンキする。
(6)関心のドアいが高まる。
(7)プールに水をハる。
(8)ネバる相手を振り切った。

「3.」で間違った漢字を左のマス目で練習しなさい。(10×9のマス目あり)
------------------------------------------
1.次の計算をしなさい。
(1) 0.2+0.5
(2) 2.3+3.6
(3) 3.25+1.63
(4) 1.36+5.23
(5) 6.12+2.54

(1)1.7+2.8
(2) 3.9+5.3
(3) 3.46+5.29
(4) 2.68+4.15
(5) 7.13+2.59
------------------------------------------
1.次の計算をしなさい。
(1) 5+2
(2) 17-7
(3) 68+53
(4) 81-59
(5) 25×36
(6) 52÷4
(7) 8-4.7

(16) 3/2+2/7
(17) 2/9+4/7×21/8
(18) 8-(-4)
(19) 4×(-3)^2÷(-12)
(20) -4a+2a
(21) 5a-3-4a+2
(22) (2x;3y)/4 - (x-y)/3
------------------------------------------
朝学習 数学 No.1   10月15日
1.次の方程式を解きなさい
(1) 3x+7=13
(2) 2(x-2)=6
(3) 2x+1=5x -7
(4) (5x-1)/2=4
------------------------------------------
ベーシックスタディ・サンプル (数学)
 教科テーマ「100マス計算+分数の加減乗除」
1.次の100個のマスをうめなさい。
・・・マス省略

2.次の計算をせよ。
(1) 8/15+2/15
(2) 7/18+7/18
(3) 5/12+5/12
(4) 7/15-4/15
(5) 6/7-3/7

3.次の計算をせよ。
(1) 1/4+2/3
(2) 1+8/3
(3) 1+7/2
(4) 1-1/7
(5) 8/3-3/2
------------------------------------------
 
学校設定科目「英語ベーシック」 (高1)
英語ベーシック β
 次の日本語をローマ字にしなさい。
(1) あか
(2) あお
(3) くも
(4) むらさき
(5) ねこ
(6) いぬ
(7) さかな
(8) はこ
(9) まめ
(10) いす

(1) しろ
(2) つくえ
(3) ふね
(4) つち
(5) とうふ(トーフ)
(6) ふきん
(7) つみき
(8) さいふ
(9) XXX(ある地名)
(10) 自分の名前
------------------------------------------
Time Attack  No.1  Date:  /   Time:
◎今日の課題  《アルファベット》 1

 ABCDEFG
 HIJKLMN
 OPQRSTU
 VWXYZ

  マス目欄省略
------------------------------------------

 これらはすべて高校で実際に使用されていたプリントからピックアップしたものです。小学校や中学校の先生たち、嫌でも見てください。これが「学び直し」の現実なんです。
 根室市内のC中学校の先生たちは根室西高校の授業参観したはずです。自分の目で高校現場の「学び直し」授業を見ること、百聞は一見にしかずです。現実を見たら普通の教員なら、何とかしようと変わります。自分たちが何をしそこなったのか、何をすべきなのかよくわかるはずです。
 事実に目をつぶってはいけません。「学び直し」をしなければならない生徒がおおよそ20%存在します。

 底辺校では、高校卒業時点で標準的な中卒の学力しか身につけられないでしょう。それ以下の生徒が1/3くらいはいそうです。

 武藤さんは黒い画面に白抜きの大きな字で次のように書いています。
------------------------------------------
 
採用してくれと言われても・・・・・
------------------------------------------

 全国47都道府県での北海道の特殊性は何なのか、そして根室市という地域にははどのような個別的な学力問題が存在しているのか。
 北海道根室市の個別的な教育事情を追加しておきます。

 根室には高校は2校だけ、再来年に統廃合されて1校になります。2校のうち根室西高校が「底辺校」に該当します。
 生徒たちの名誉のために書き添えますが、全員がこういうレベルではありません。数学はできるけど、英語ができない、あるいは英語は得意だけど数学はまるでできない、そういう生徒がたくさん混じっています。その中には、中学校最後の期末テストでクラストップの成績をたたき出した生徒もいます。英語が嫌いなので中学校の担任が根室西高校への進学を強く勧めてしまいました。まじめでおとなしい生徒なので、担任の指示に従いました。数学の授業は辛かっただろうと想像します。
 毎年数人ですが、学力レベルは根室高校へ入学できるのに、あえて根室西高校を選択する生徒がいます。根室高校での勉強が不安、友人関係など事情はさまざまです。

 再来年の高校統廃合によって、根室の子どもたちの学力レベルはさらに低下します。かつて一番学力テストの平均点がよかったB中学校は、学力テスト総合A・B・Cの平均点が135~167点の範囲でしたが、今年は100~110点(300点満点)です。
 5年前の北海道新聞の取材で、一番荒れた学校だったC中学校は学力テスト総合A・B・C平均点が100点台でした。今年は135点付近で全国学力テストでも全国平均値に近い点数を2年続けてたたき出しています。
 中学校は中小企業、「中小企業はオヤジしだい」、校長とそれに全面的に協力する教員が一人いたら、生徒たちの学力は短期間で劇的に改善できます。C中学校がやってくれました。部活では文武両道を部活担当の先生たちが生徒に直接言うようになりました。放課後補習体制も学校全体の取り組みになっています。教室内の整理整頓、背筋をピンと伸ばして座る姿勢も、集中力の維持や疲労軽減の点からも大事です。
 やれない言い訳は不要です、いくらでも改善できますから、やれるところから坦々とやりましょう。

 次回は、さらに未来へ時間軸を延ばして、基礎学力がないと社会に出てからどういうことになっているのかをいくつかの統計資料から武藤さんが読み解きます。
 資料の選び方も学んでみたいと思います。



 北海道教育文化研究所理事長のコメント欄への書き込みを紹介します。
==========================
高校の一部では。

今回、時間の都合上か触れていませんでしたが、「一部」とは本道では6割強だそうです。つまり、北海道の公立高校では、6割強が小中学校内容を学び直す。釧路市内で言うなら、湖陵・江南・北陽以外。明輝・東・商業・工業・阿寒、それに郡部校すべて。

一部であって全部ではない。

教育村には便利で都合のよい言葉なんでしょうね。

by ZAPPER (2015-11-20 11:44)

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*教育シンポジウム北海道⑥学力問題の一気通貫」・・・ブログ情熱空間
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8245810.html




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コメント 8

ZAPPER

高校の一部では。

今回、時間の都合上か触れていませんでしたが、「一部」とは本道では6割強だそうです。つまり、北海道の公立高校では、6割強が小中学校内容を学び直す。釧路市内で言うなら、湖陵・江南・北陽以外。明輝・東・商業・工業・阿寒、それに郡部校すべて。

一部であって全部ではない。

教育村には便利で都合のよい言葉なんでしょうね。
by ZAPPER (2015-11-20 11:44) 

ebisu

ZAPPERさん

なんらかの形で「学び直し」をしている高校が全道の6割では、「底辺校」だけではありませんね。それが幹をなしていると形容したほうが適切な気がしてきます。

こういう情報もわたしたちは知らなかった。

本欄へアップして、あるがままの現実を共有したいと思います。
by ebisu (2015-11-20 12:52) 

tsuguo-kodera

 凄まじい実態をあからさまにすることは改善の第一歩。二歩目は目標の設定です。単純な目標でなければできるわけがありません。もう一つ、先生に対する指導概念と生徒さんに対する教育概念を統一する必要があるように私には思えて仕方がありません。複雑性の次元を一つ減らすことができるからです。
 4次元課題を解くことは複雑性の数学で至難の業と昔理解したように思えます。5次元問題は解決不可能だったのでは。だから一次元減らすことは凄いことであり、複雑な問題を解く唯一の道なのかもしれません。
 私は最近、PDCAサイクルによる生徒さんと教員に対する指導概念を統一できるような気がし始めました。諏訪の温泉旅館で美味しいお酒と牛肉を食べて、源泉かけ流しの個室風呂で考えていたら見えてきたのです。
 「どうでもいいからやる」と私がバドキチガイの教頭に宣言したのは昨日です。全国でバド同好会部活、そして理解してもらえた先生や塾の経営者などに講演すると彼に宣言したのです。その結果はまだ不明です。来年度まで不明かもしれません。
 でもどっこい、来年度どこかのNPO塾でできるかもしれません。一年に2度ほどなら根室でもバドと私の講演をしてみたいとも思っています。目の黒い内に白黒をつけたいからです。
 南無阿弥陀仏。
by tsuguo-kodera (2015-11-20 18:30) 

ebisu

おはようございます。

ようやくシンポジウムの疲れがとれました。少したっていただけなんですが、体力のなさを痛感しました。

「すさまじい実態」というのは、無意識に首都圏と比べて北海道の現実を見てしまうからでしょうね。
わたしも根室高校を卒業してから35年間東京暮らしでしたから、比べながら見て現状に焦燥感を抱いています。
しかし、ふるさとの根室から見ると、これがこの土地に吹いている風。原野をホーツク海から太平洋へと抜けていく風のようなものなんです。ケセラセラ、どうってことないような気がしてしまう自分がいます。

網走管内、日高管内、宗谷管内など海沿いの地域は漁業を主体とする似たような気風の土地柄ですから、教育に関心が低い、イコール、子どもたちの学力が低いという方程式が成立しています。弊ブログで何度も取り上げているように、全国学力テストの14支庁管内別結果分析から明らかです。

「勉強なんかしなくたっていい、仕事はある、船に乗ればいい」

状況がまるで変わってしまっていることに住民意識はなかなか変わりません。

タラバがニと毛ガニ資源量は50年前の乱獲で枯渇に近いものがあり、水産資源の減少に対応して漁獲割り当てが減少、そして減船。
今年起きたあらたな事象は二つ、ロシア200海里内サケマス流し網漁禁止、秋刀魚水揚げ量減少。
水産業をめぐる環境はこの50年で大きく変化しましたが、道内沿岸の住民に意識はの変化には大きなタイムラグがあります。

水産資源量の更なる減少を前提に町の活性化をするためには、子どもたちの教育こそが鍵です。

だから、武藤さんの基礎学力保障論を最後までちゃんと紹介しておくのが団塊世代のわたしの役割。

次回は武藤さんの「基礎学力保障論」が明らかにする「低学力の子どもたちの未来(そしていま)」を見ることになります、もうすこしお付き合いください。

by ebisu (2015-11-21 08:02) 

tsuguo-kodera

 私は教科の点数など頭の良さの指標のワンノブゼムだと思っているのです。文科省など馬と鹿の範疇だと私は子供の時から父と3人の叔父から叩き込まれた老人です。好き嫌い。快不快の範疇なので素。
 だからいわゆる学業の偏差値などへのカッパ。持ち出す人は文科省の手先のように見えてしまいます。管理人さんは企業人、ビジネスの人であり、教育者ではありません。教育が上手くて好きなだけでしょう。
 基本教科よりもっと大事な頭の良さのファクターはあると信じています。大学の偏差値で会社の仕事は決まらないし、家庭の幸せなど決まらない。東京にも偏差値の高いバカはたくさんいます。議事堂も怪しいものです。
 多分管理人さんと同じような考えで学業と言うものを考えているのかも。でも、幼稚園や保育園の子供は良く先生の言うことを聞きますが、高校生になると酷いものです。
 大学生になるともっと酷いことになりかねない。単位をやらないと言わない限り静かにしないし聞いてもいない。踊りを踊ります。パンツも見せます。東大とか東工大は別にして、それ以外では五十歩百歩なのかも。
 学校はまず生徒の頭を磨くことに意義がある。乱暴に言えば、塾は学業成績アップを通じて努力する術を教えているだけでしょう。頭が良くなったようですがインチキが上手くなれる大人を育てているケースも多いのかも。
 学業成績など社会に出た時の頭の良さ、特に伸びしろや伸び速度加速度とは無縁だと思います。良い大学を出たとしても無駄に自尊心があり、指導を良しと受け入れらない人は例外の人ではありません。頭の良くなる人の一番の要求条件は人への優しさでしょう。
 北海道は人口密度に比べて犯罪やインチキなど多いように直感的に日々のニュースから感じています。日本中、確率的に田舎ほどひどいのかも。私には到底書けないような差別などの根本的な問題も千葉や東京以上にあるように思えて仕方がありません。
 もちろん千葉も田舎、東京以上に問題児の比率は高いのかも。東京も周辺ほど問題が起きているのでは。統計分析せず、直感的に判断しているだけですが。
 東京の東部は世田谷や目黒より問題児になる比率は高いのかも。電車を乗っているだけで分かるのです。顔つきが違うし、社内の騒音も違います。
 家庭の経済と相関関係がありそうに統計的には説明できそうですが、私はお金ではなく家庭の対応如何だと考えているのです。
 ダメな地区は家庭の躾が変な確率が高い。ここまでは良しとできるでしょう。ここで何故と分析せず、だからこうする、すなわちダメな家庭を前提に、足し算すら満足にできない中高の新入生をどうするかが私にとっての課題なのです。何故ではなく、だからを重視しているのが創造性なのだと信じています。
 ごわさんと思って思って教育を繰り返すのが果たして良いのでしょうか。いえダメだと私は考えているのです。もちろん私と反対の人がいて、基礎学力重視に命をかけている人は私は尊敬します。結局は人は個だからです。
 私にとっては偏差値など低くても良いのです。片親でも十分なのかも。満足にお腹いっぱい食べられない子供でも良いのかも。だって終戦直後の東京は酷いものでした。
 命がけでヤミ米を着物と交換に周辺の農家に出かけて、頭を下げてお米を分けてもらったと言うのが母の口癖でした。農家が大嫌い。ヤミ米で殺された主婦の話はゴロゴロありました。家の父も霞を食べてでも生きたい人だったので母は本当に命がけだったのです。
 私にとって基礎学力不足などどうでもいいのです。頭を磨いて体力をアップし、気力さえ維持できる方策はありや無しやが課題なのです。私にとっての頭とは創造性と人への優しい考え方だけなのです。
 もちろん、基礎学力アップに命をかけているたくさんの先生がいて、そのような先生と出会ったら凄い人だと尊敬してしまうだけ。
 しかし私は個、個性でしたいことをするだけ。議論は好きでありません。実践だけです。求むる処第一義。
 南無阿弥陀仏。
by tsuguo-kodera (2015-11-21 12:28) 

ebisu

はっきりおっしゃる、そこがいい。(笑)

>文科省など馬と鹿の範疇だと私は子供の時から父と3人の叔父から叩き込まれた老人です。好き嫌い。快不快の範疇なので素。

先のゆとり教育を提唱したお役人、阿呆の典型かもしれませんね。
でもひとくくりにはしたくないのです。武藤さんのような人もいますから。

頭の良さと、全国模試での偏差値は関係なしとは言いませんが、企業での現実を見たら、それだけではまったく測れないことも事実です。

東大も京大も一ツ橋も一緒に仕事をしましたが、そこそこ仕事のできた人もいるし、まるでダメだった人もいます。

>私は教科の点数など頭の良さの指標のワンノブゼムだと思っているのです
>偏差値の高い馬鹿はたくさんいる

おっしゃるとおりですよ。
でも小学校で落ちこぼされてしまい、救いのなかった1~2割を占める底辺層の問題は解決すべき課題に挙げておきたいのです。大きなハンディを背負って社会人となります。
どのようなハンディが待ち受けているかは#3184に書きました。
マクドナルドでのバイトもできない。
ローンを借りても返済可能かどうか、自分で再計算してチェックができない。
生活していく上で、必要なさまざまな判断の基礎には、確かな基礎学力が要求されます。
就職した会社も20年以内に半数が消えてしまいますから、再就職せざるをえません。
そのときに業務マニュアルを読み、理解し、その通りの仕事ができなければ、職に就けません。

「読み・書き・計算」という基礎学力は、暮らしていくための主要な力ではないでしょうか。

たしかに戦時中や戦後の特殊な食糧事情の中では、基礎学力は生きていくためにはほとんど役にたたなかったでしょう。いまは事情が違うと思うのです。

基礎学力の問題と並行して、成績上位層の生徒をどのように伸ばすのかという、人材開発が課題に上りつつあります。

議論をしていても埒が明きませんから、学校教育やその他もろもろの枠を取っ払い、わたしも自分の思うままにやってみるだけです。
そういう意味では、ニムオロ塾は人材開発の実験場でもあるのでしょう。

by ebisu (2015-11-21 16:03) 

ZAPPER

世のため、人のため、自分のため。

そう思って生きている人ばかりなら、学力なんかどうでもいい。そう思います。しかし現在、それと基礎学力定着の有無(学力・学歴ではありません)には「負の相関」が強く認められる。それを知った以上は看過できない。

そういうことです。
by ZAPPER (2015-11-21 18:05) 

ebisu

知ったからには知らぬふりはできぬ、関わったからにはめどがつくまでやりぬくのみ。
そういうZAPPERさんのような人が何人もいるから、釧路は基礎学力向上のための歯車が回り始めました。

根室も別海もそうした歯車がまず学校現場で始まりつつあります。
何か目に見えない教育改革の力が学校現場に浸透しつつあるような感じがしています。

そういう意味では根室管内も基礎学力向上のための別の歯車が回り始めているのでしょう。
もうとまらないと思います。
じっくり確実に動き出しましたから。

わたしたちは当初はそれぞれ小さな歯車を回していました。別々だった歯車の歯がかみ合い、小さな歯車がいくつか連動して回り始めたことで、動かぬと思っていた古里の教育改革という巨大な歯車がすこしづつ動きはじめました。
もうとまりません。

いい教育シンポジウムでした。

by ebisu (2015-11-21 20:56) 

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