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#3152 日専連根室が破産手続き Oct. 7, 2015 [19. 人口減少に関わる問題]

 標記見出しが北海道新聞10/7朝刊に載っている。昭和43年に人口が49,892人にまで膨れ上がった後、若者の流出が約50年間止まらず、じわじわ地元企業の倒産や閉店が広がっている。同期も二人昨年閉店した。
 根室市は人口流出を止めるのではなく、ピント外れの転入促進を政策の柱にしている。

 先週回ってきた広報「根室」によれば、9月1日付の人口は27,715人、前年比464人の減少である。藤原前市長時代は人口減少は年間400人弱だったが、長谷川市長になって人口減少が加速している。
 誰のせいでもない、町の衰退はダメな市政と経営改善のできぬ地元企業が車の両輪となって推し進めている。しかし、根室の町は住んでるわたしたちしだいで変えることができる。
 市政と癒着する1割の「オール根室」が癌、旧態依然、自己改革ができないから、地元企業の大半が若者たちから見たら、将来性も魅力もない企業に映る。若者から、大半の根室の企業が見限られているということ。

 地元企業が経営改革して魅力のある企業になれば、根室に戻ってくる若者が増え、人口減少は緩和できる。人口流入を促進するよりも、経営改革をして都会と同レベルの処遇のできる企業を増やし、根室出身の若者たちが喜んで戻って来たくなるような環境整備をすべきだろう。

 いまからでも遅くはない、経営改革をする企業が一つ二つ出てきてほしい。いい会社を作るというのは企業の上場準備と変わらない。決算諸表を従業員や取引先に公表し、予算制度を導入して、社員にビジョンを語り、公表した目標どおりに経営成果をあげられる社長になることだ。やり方がわからなければ、業種の異なる3企業の上場に関与したebisuがボランティアで教えてあげる。
 経営改革をしない企業に未来はない。25年後の2040年には根室の人口は1.8万人に減少している。会社の数は半数程度になっているだろう。生き残りたかったら、経営改革をすることだ、選択の余地はない。

 利己的で閉鎖的な経営を続ければ、経営が行き詰まり、中には自ら命を絶つようなことが者が出る、そういう事態を引き起こさないために、いまやるべきことがある。過去にそういう老舗経営者が何人もいたことを忘れてはいけない。閉鎖的な「村」を維持し続ければ、いつかツケが回ってくることになる、天を怖れよ。

北海道新聞根室地域版より転載
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日専連根室が破産手続き
  商店街支えた56年に幕

【根室】5日に釧路地裁根室支部から破産手続き開始決定を受けた「日専連根室」(根室市、吉田広代表)は、地元の商店街を支えてきたが、56年の歴史に幕を閉じることになった。地域経済の悪化に加え、金融業界を取り巻く環境の変化が大きく、帝国データバンク釧路支店によると、負債額は約3億7千万円。日専連根室によると、2009年度のカード利用者は根室市内などの4800人で、総取扱高は2億6900万円だった。ただ、改正資金業法による金利の引き下げなどを受け、10年に主力の金融事業を日専連釧路に譲渡。緑町に建設した日専連ビルを中心とした不動産業への転換を図ったが、資金繰りに行き詰った。
 旅行代理店業務は9月末で終了しており、市内では航空券を購入できる窓口がなくなった。インターネットを使いこなせない高齢者から不満が出ている。
 また、日専連ビルにはテナントが入居したいるため、不動産事業は当分続ける見込み。吉田代表は「今後については管財人の判断に任せたい」とした。
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 ビルと名のつく建物が少ない根室で、35年ぶりで根室に戻ってきて、2002年12月にテナントのひとつとして入居させていただき、今年の5月まで12年間お世話になった。だから、この顛末をとても残念に思う。5人ほど働いていた人たちの再就職が早期に決まることを祈りたい。
 根室日専連の歴史は56年だが、日専連と根室のかかわりはさらに5年ほどさかのぼることができるらしい、不思議な縁だった。
(釧路から最初に日専連をもってきた人がいたが、当時の根室の地元経済人たちが寄ってたかって潰しにかかった。売上増大が急激だったので老舗経営者数人が怖れ、経理の専門家とあることを仕組んだのである。当時の根室の商慣習はツケ取引だった。商品を売ってもお金は掛け取りに行かなければ払ってもらえない。悪いことに戦争直後の混乱の中で税金負担はそれぞれの業界組合が決めていた。掛け取りができていないのに巨額の税金を押し付けられた。現金基準での売上計上は合法であるにもかかわらず、経理担当が無知だったことも悪い方に作用した。税金差し押さえがありつぶれた。差し押さえを受けただけではない、経済事犯として逮捕実刑判決を受け、釧路の太平洋炭鉱で強制労働が課せられた。
 太平洋炭鉱の囚人労働がどのようなものであったか、知っている人はもうほとんどいないだろう。戦時宣伝映画が上映された終戦1年ほど前のことだが、釧路唯一のデパート丸三ツルヤに大きな写真が飾られていた。掲載事犯の被告はその人である。当時の根室町役場の人や、歯科医のT先生など、気の毒がってすいぶん親切にしていただいたようだ。
 この話の半分は平成6年にSさんが教えてくれた。いま話しておかなければと思ったのだろう。Sさんももう故人だし、関係者はすべて亡くなっている。事件を画策しリードした地元経営者はお二人は、経営が行き詰まり自殺したと聞いている。お気の毒としか言いようがない。
 そういう経営者を出さぬためにも、競争力のある地元企業を育てるために、経営改革が必要なのである。…2018年5月6日追記)

*#3135 いい町をつくる Sep. 16, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-09-16

 #3149 日専連根室 旅行代理店業務を終了 Oct. 2, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-10-02

 コストデザイン社(釧路)倒産、負債110億円:他企業の失敗に学べ
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-10-18-1

 「旅館大野屋」が破産(北海道新聞より転載)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-04-05

 #2272 根室 「57年間の人口推移+27年間の推計一覧表」 Apr. 23, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-04-23-1


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HETAPPIゴルファー

大変ご無沙汰しています。楽しく読ませていただいています。また大きな台風が来ているようですね。被害がなければいいですね。

by HETAPPIゴルファー (2015-10-08 08:44) 

ebisu

HETAPPIさん、ひさしぶり。

ゴルフはとっくに趣味の範囲を超えていますね。
セグウェイのったのですか、だれでも簡単に乗れるのかな。
自転車程度ならだれでも可ですね。

ブログの写真を見ましたが、ぜんぜん変わらないね。
健康で、ゴルフをしょっちゅうできるというのはすばらしいことです。
コメントありがとうございます。
by ebisu (2015-10-08 09:19) 

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