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#3143 川島なおみさん(54歳)が肝内胆管癌で逝く Sep. 25, 2015 [38. cancer]

 突然の訃報。
 肝内胆管とは胆汁液の排出口である。胆管でつくられた胆汁液はそこから胆嚢へと運ばれる。わたしは医者ではないからよくはわからないが、スキルス胃癌で入院したときに、胆管にトラブルを抱えて入院加療中のO屋さんと同室となり親しくさせてもらった。お腹からチューブで胆汁液を排出してビニール袋に溜めていた、緑色の消化酵素である。
(私自身も、巨大胃癌とスキルス胃癌の併発で、手術の際に胆嚢も切除している。残しておくと術後に炎症を起こす例が多いのだそうだ。摘出した濃い緑色の胆嚢は健康そのもので、とてもおいしそうにみえたとはワイフの言。)

 便に茶色い色がついているのは、食べたものに濃い緑色をした胆汁液が混ざって消化を促進するからで、胆汁液がなければ便は白っぽくなる。
 肝内胆管癌になると、胆管切除、ひょっとしたら距離が近い肝臓も一部切除や胆嚢切除もしたのではないか。転移が怖いからそういう手術になるだろう。12時間の手術(2014年)だったそうだ。
 胆管切除をしたら、胆汁液が産生されないから、ひどい消化不良を起こすから予後が苦しかったと想像する。食べたって満足な消化は期待できない。劇痩せの原因はそういうことだったのだろう。

 あるところを越すと、生きていることがつらくなる、「もういい」、そういう感情が芽生えるもの。生き続けることに疲れてしまう。消化不良で体力が弱ってくれば、案外苦しくない。
 24日午後7時55分、胆管がんのため、都内の病院で亡くなった。

  いまにして思うと、9月7日の記者会見は、ファンへのお別れのメッセージだったのだろう、みんな女優の演技に見事にだまされた。チャーミングな人だ。

 映画は一本も見たことがなかったが、何度もテレビ出演していたから、その姿は記憶している。
 54歳、あでやかな女優であった。
 ご冥福を祈ります。


*#2635 蟹江敬三さん胃癌で死去:ステージ3、病診連携が奇跡を起こすこともある  Apr. 7, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-07


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