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#3141 日ロ外相会談:ロシアは領土交渉を拒否 Sep. 23, 2015 [21. 北方領土]

 ラズロフ・ロシア外相と岸田外相会談が開かれ、その後の記者会見で岸田外相は「領土交渉再会したいたしました。・・・有意義な会談ができました」としゃべったとたんに、隣にいたラズロフ・ロシア外相が「北方領土問題については協議すらしなかった、題目にも上がらなかった」とすかさず突っ込みを入れた。
 安保法制についても、自画自賛の岸田外相の説明に対し、「安全保障でブロック主義は時代遅れ」とこれもすぐに反論、岸田外相の面目丸つぶれ。
 会談後、握手を求めて立ち上がったラズロフに対して岸田は憮然とした表情で机の上に広げた書類を片付け続けた。ラズロフが立ったまま握手をまっていると、硬い表情のままようやく立ち上がり握手した。
 岸田が記者会見場で言ったことが本当なのか、ラズロフが言ったことが本当なのか、真偽は定かではないが、ラズロフの言ってことが本当だとしたら、岸田は日本国内向けにやってもいない領土交渉をしたかのように虚偽説明をしたことになる。

 朝日新聞とライブドアニュース記事のURLを貼り付けておく。
http://www.asahi.com/articles/ASH9Q10Z8H9PUTFK009.html

http://news.livedoor.com/article/detail/10622140/

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 ロシア訪問中の岸田文雄外相は21日午後(日本時間同日夜)、ロシアのラブロフ外相と会談した。会談後ラブロフ氏は「北方領土問題については協議しなかった。協議したのは、平和条約締結問題だ」と述べ、日本と北方領土交渉を行うことを拒否する姿勢を鮮明にした。

 ラブロフ氏は「ロシア側のアプローチは、日本が第2次大戦後の歴史の現実と国連憲章を受け入れることが問題の前進のために不可欠だということだ」と述べた。第2次大戦の結果、北方四島はロシアのものとなり、敗戦国の日本に異議を唱える資格はない、という強硬な主張だ。「平和条約交渉とは、領土問題をめぐる交渉のことだ」という日本の立場は否定したとみられる。・・・
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岸田文雄氏が日露外相会談に不満の表情 ラズロフ氏の握手を無視?
【モスクワ=仲川高志】2時間20分にわたり行われた21日の日露外相会談は、北方領土問題の解決に意欲的な安倍首相の意向を受けたものだ。
 ただ、プーチン大統領の「年内来日」実現と、それに伴う領土交渉の進展を優先した「見切り発車」の面もある。
 外相会談を受けた共同記者会見の終了後、岸田外相はロシア側への不満を態度と表情ににじませた。外交儀礼上、共同会見が終われば、両外相は握手して立ち去るのが通例だ。しかし、岸田氏は立って握手を待つラブロフ氏を無視するかのように、座ったまま書類を片づけ続けた。ようやく握手するまで、岸田氏の顔はぶぜんとしていた。
 「予想はしていたが、これほど厳しいとは」。外相同行筋は、ため息をついた。平和条約締結交渉の再開では合意にこぎ着けたものの、今後の領土交渉は難航が予想されるためだ。・・・
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 ロシアの基本的なスタンスは北方領土は先の戦争での戦利品、領土交渉はその事実を認めたあとの話。経済協力が先というスタンスを崩さない。

 ビザなし交流は意味があるのだろうか?

 敗戦時のドサクサに参戦してきて領土を奪った、それが戦後70年たっても変わらぬロスケの正体だ。本気で北方領土返還を願うなら、MIRVを開発して納沙布岬に10基並べて見せたらいい。尖閣列島にも同様に10基並べて中国への睨みとすればいい。彼らの領土拡張意欲を殺ぐにはそれくらいの覚悟がいる。
 2008年の弊ブログ記事#195に詳しく書いた。


 #2984 物言わぬ北方領土返還運動団体役員 Feb. 21, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-02-20

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*#195「少し過激な北方領土返還論」MIRV(多核弾道ミサイル)開発・組立・解体ショー
ロシアをぎゃふんといわせ北方領土を返還させるための具体論
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07

 #465「"Japan sent uranium to U.S. in secret"は北方領土返還運動の好機か?」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-12-30

  #1401「ロシアがフランスから新型軍艦を購入し北方領土へ配備、対抗措置はあるか」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-1

 #1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-04-06

 
#1965 ビザなし交流=通過型観光旅行? June 8, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-08

 #1969 北方領土問題コメント(欄)対話(1): ビザなし交流の虚実  June 11, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-11

 #1973 ビザなし交流in択捉島 住民交流会:もちつもたれつ  June 14, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-14

 #2050 竹島と北方領土 :韓国大統領の竹島上陸にどう対抗する?  Aug. 10, 2012 
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-10-2

 #2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-14

 #2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-16

 #2095 おろかな領土紛争:白人支配終焉のチャンス
  http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-28

  #2097 中国や韓国と如何に付き合うべきか
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-29

 #2301 実録北方領土ビザなし訪問 :同行医師の記録 May 19, 2013 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19

 #2585 北方領土の日: 現実的な四島返還構想 MIRV開発 Feb.7, 2014 
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-02-07

 #2656 北方領土返還運動:おかしな「元島民」の定義  Apr. 23, 2014 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23

 #2697 ロシアの東と西:北方領土とウクライナ June 3, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03-1

 #3112 メドベージェフ首相択捉訪問と北方領土返還運動  Aug. 23, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-08-23


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