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#3123 地域経済を支えるために基礎学力問題に取り組む経済団体 Sep. 3, 2015 [26. 地域医療・経済・財政]

 子どもたちの学力低下にいま手を打たなければ、地域経済が崩壊するという危機感をもち、基礎学力問題に取り組んでいる商工会議所がある。それは釧路商工会議所である。
 子どもたちの基礎学力に関しては根室市は釧路市以上に深刻だが、根室商工会議所はいままでのところ、根室の子どもたちの学力問題や、若者が流出することには関心がないようだ。根室に戻ってきて13年目になるがこうした状態を打開できていない、情けないと思う。
 地域の未来を考え、損得抜きで行動する商工会議所メンバーが現れないだろうか。釧路は商工会議所も、釧路西ロータリークラブ会長も、志の高い市役所幹部数名も、地域の未来のために基礎学力問題に真正面から取り組んでいる。釧路では経済諸団体と市役所がエンジンとなって基礎学力向上を推し進めている。
 自分の損得勘定を超えて古里のために無私のこころで地域の活性化に取り組むことは、根室では勇気のいることだ。それは「オール根室村」への訣別を意味する。数人が集(つど)って、自分の利益にしがみつき改革に背を向ける幹部たちに反旗を揚げたらいかが?
 古里の未来のために、根室の子どもたちの学力についてデータに基づく分析と真摯な議論をすべき時が来ている。

ブログ「情熱空間」より転載 ⇒ 新聞記事をクリックすると別画面に全面が展開されます
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8125738.html
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2015年09月01日

この切り口から火がついた!(商工会議所主催の講演)

昨日(2015.08.31)の釧路新聞記事、釧路商工会議所報から。

これなんです、これ。我が釧路で子ども達の学力問題に「火がついた」のは、この切り口から攻めたからなんです。教育行政関係者と学校関係者から、「放火犯」扱いされている私が言うのもなんですが(笑)。

子どもの学力低下が人口の域外流出や企業の誘致先とし選定されにくいなど、地域経済に与える影響が大きい。

基礎学力問題は、地域の経済へと直結しているんです。労働の質へと直結しているんです。学力だけがすべてではない。そうした論調に対して、経済界はすでにレッドカードを出しているんです。なのにそれに気づかない。いや、気づかないふりをしているのか。

地元経済界は大いなる危機感を抱いていて、「こんなことではいけない…」「なんとかしなければ…」と強く思っているんですね。ところがしかし、子どもの教育のあり方、その方針を定める計画といったものに、これでもか!これでもか!といったくらいに完全にオミット。(釧路市教育推進基本計画策定のこと。経済界のある方が提出してくださった数々の貴重な意見は、完全に握りつぶされた(その方の証言))

地域の子ども達のため、地域経済の発展のため、言ってくれれば一肌でも二肌でも脱ぎますよ!と待ち構えてくれているのに、地元経済関係者の意見や心意気といったものが、教育行政にまるで活かされちゃいないってわけなんですね。(そもそも、聞く耳なんか持っちゃいない)

というわけで、TOSSの山本真吾さんによる講演の模様です。商工会議所さん、今度は私も呼んで下さいね~。でもしかし。TOSSの活動方針はこのように企業とぴったんこ呼吸が合う。それなのに学校教育現場では「TOSS野郎」と異端児呼ばわり(苦笑)。《教育村の常識は、世間の非常識》ってことですかね、やっぱり。おっと、失礼しました。

CCI20150901_00003









































《追記》
教育大学に進学したならば、当然、授業のやり方を学ぶんだろう。
それ、常識じゃないの?

誰もがそう思うはずですが、さにあらず。
偉そうに教育学とかいうやつを学生に教えている、その道の大家(?)とやらが、実は子どもの前で授業をやったことなど無し。
学生に「講義がつまらない…」と言われるレベルのくせに、笑わせるな!
試行錯誤を繰り返し、額に汗をして、実際に子ども達の前に立って教え、「これが限界…」と思えるまで授業を研究し尽くしてから、それからはじめてものを言え!
と言いたいものですね。

教育大学でも模擬授業はカリキュラム全体の3~5%ほどで、正しい教え方を知らないまま授業をしなければならない。

恐ろしいことです…。
ならば、正しい授業のやり方を教えることにしよう。
だれもがそう考えるはずが…。
すると、こう言い出すって寸法ですね。

価値観の押しつけである!
強制・強要である!
価値観の多様性を阻害するな!
個を尊重せよ!


完全に病んでいますね…。
教え方を知らない面々が、教え方を教えているんですから…。 

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<余談:白熱の議論>
  学校での小学生の指導方法について、45個のコメントが載っている。こういう白熱した議論はなかなかお目にかかれない。

できた順に持ってきなさい(塾ではあり得ない)」 8月21日付けブログ「情熱空間」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8100803.html#comments



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ZAPPER

商工会議所にJCとYEG、中小企業家同友会にロータリークラブ。釧路ではとっくの昔に火がついています。ところがしかし根室ではまるで着火せず。情けないですね。

返せ北方領土!とかやっている間に、地域から出た若者は地域へ帰らない存在になってしまっていますね。北方領土返還云々よりもまず先に、子どもに、学力と遊び場を返すことが先だと私は思いますけれど。

骨のある若手経済界人はいないのかな?こちらはたくさんいますけれどね…。
by ZAPPER (2015-09-03 20:59) 

ebisu

ZAPPERさん

おはようございます。
自分の利害損得をいったん脇において考え、行動できる人材が根室には枯渇しているようです。
自分たちさえよければいいという人間ばかりが地元の経済団体に集まっているのでしょうか、そんなはずはありません、幹部連中が自分の利益を優先して組織を壟断しているだけです。そんなトップの動きを冷ややかに見ているメンバーは、それぞれの団体にいます。しかし、まとまった動きにならない。
村八分になるからです。露骨な嫌がらせがあります。
だから、一般市民は市議会の傍聴すら敬遠しています。議場に入る前に名簿に記名しなければなりませんし、だれが傍聴に来ていたかはすぐに知れ渡ります。親・兄弟姉妹・親戚に害が及びます。町のサイズが小さいということは、そういう弊害が大きいということです。

地元経済団体のトップたちは、根室の旧弊を再生産してきました。地元企業も根室の町も閉塞感で息苦しくなり衰退しつづけています。

さて、変わらないように見えますが、根室の町は根室に住む人たちが変えようと思い、変えるための具体的な行動をすれば変わってしまいます。案外簡単だと思っています。
無私の人、自分の利害を乗り越えて考え行動できる根室人が5人もいれば変えられます。
腑抜けばかりなら、根室の町はますます衰退の度合いを強めるでしょう、そうはならないことを願っています。

昨日と一昨日は高校生が12時半から21時まで勉強していました。試験のときだけはよく勉強します。ふだんからきちんとやっていれば、ずいぶんいい成績になるのですが・・・のんびりしていて能力を伸ばしそこなう者が多い、これも根室っ子、でも体の成長にちょっと遅れて精神のほうも成長しますから、そのうち目覚めることを期待しています。
教育は気が長くないとできませんね。今日も明日も坦々と生徒に向き合います、それがわたしの仕事。こうして手塩にかけて教えたうちの何人かが20年後に根室に変化をもたらしてくれることを期待しています。20年後、30年後に根室の空から微笑むことができるのでしょう、それで十分。(笑)
by ebisu (2015-09-04 08:03) 

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