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#3074 スキルス胃癌手術後9年目:定期チェック  July 8, 2015 [38. cancer]

 スキルス胃癌と巨大胃癌を併発し、2006年7月20日に胃の全摘、胃の周囲のリンパ節切除、胆嚢、浸潤していた大腸の部分切除手術をしていただいてから、あと12日で9年目。記念すべき定期(?)チェック。
 音更町で消化器専門クリニックを開業した凄腕の消化器外科医G藤先生、お陰さまで9年目を無事に通過できそうです。

 木野東クリニック
http://www.kinohigashi-clinic.com/

*#2619 祝&感謝:音更町「木野東クリニック」開院 ドクターG   Mar. 17, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-16-1


 地元のO医院の若先生は10年前に内視鏡検査で胃癌の診断をつけてくれた。オヤジは平成3年だったと思うがお父さん先生のほうに診てもらって大腸癌の手術を釧路市立病院でした。親子二代で掛かりつけ医としてお世話になっている。掛かりつけ医の先生がいるというのはじつに安心で、ありがたいものだ。多くの患者さんたちとebisuの健康を支えてくれている。

 身体が貧血状態に慣れ始めたような気がして、貧血が心配になり、5月18日ほぼ1年ぶりに血液検査で状態を確かめようと主治医の診察を受けたが、「こんなに間を空けてはいけません、あぶない!」と少し強めのジャブに、恐縮して身を縮めた。190cmぐらいあるようだから背の大きなドクターだが背の小さいわたしにも威圧的なところが少しもない、穏やかな性格ゆえか。
 あれから2ヶ月弱、身体の状態がどうなっているのか「そろそろこないとダメだよ♪」と天の声が聞こえたので、今朝診察と検査のための採血にO医院へいってきた。
  ビタミンB12とフェジンの静注をどういう周期でやるのがいいのかチェックするための血液検査をしたいと、ドクターの説明。1年も間をあけたら次は悪性貧血となり取り返しがつかないだろうから、ビタミン剤と鉄剤の効果がどれくらいの期間あるのかたしかめていただいたほうがわたしも安心。
 「検査値を確かめてからでもいいですが、ビタミンB12とフェジンの静注どうしますか?」と問われて、「結果を見なくても必要でしょうから今日お願いします」と即答。
 検査結果を確認してからだと、検体の採血で一度、数日後に検査結果が届いてからビタミンB12とフェジン静注でもう1度、合計2回針を刺されるので1回で済ませたいというのが本音。ちっとも痛くはないのだが、ebisuは注射が苦手なのである。尖端が皮膚に届き、鋭く皮膚を切り裂いて侵入していく針先からなかなか目が離せない。今日の針は何番だったのだろう、ほとんど刺す感触が伝わってこなかった。針先から目がそれて美人の看護師さんを見ていたのかもしれない、気がついたら針が刺さっていた!(笑)
 11時近くを狙っていくことにしている。午前中の診療受付が終わりに近いから、この時間帯だけは空いている。風邪がはやっている時期でもないから、20分ですんだ。

*じつはこの時間帯は混雑するのだそうだ。たまたまこの日はすいていただけとわかった。今日(7/13)11時15分前に行ったら、駐車場は空きなし、患者もたくさんいて、午前中の受付が終わっており、あえなく戻ってきた。明日再度挑戦!)

 今日は晴れている、正午の気温は17度、微風が顔をなぜる。ピピピィーと鳥がさえずっている。夕方近くになるとカッコーがのどかに啼く。根室の初夏は涼しく快適である。


<余談>
 釧路に住んでいるわけでもないのに、バドミントンの技術講習会を釧路で開けないか、できる範囲で調整作業を試みている。根室で開きたかったのだが、忙しい先生なので日帰りでないと時間がとれない。中標津空港に降り立った東京からの便は30分後には東京へ向けて飛び立ってしまうから、日帰りは空港のある中標津でも無理で、便数の多い釧路以外にこの条件では技術講習会は開けない。昨夜、メールで主催をお願いした釧路のある学校のバド部の先生には迷惑、根室のebisuからの余計なおせっかいに驚いているかもしれない。断るもよし、地域の中学校のバド部担当の先生と生徒のために一肌脱ごうではないかというのもよし、どちらがでるか、ebisuは根室から釧路のある高校バド部の先生へシャトルを打った。130kmのロングサーブ、どう打ち返してくれるだろう?必要なときに必要な人が現れるものだ、今回もそうあってもらいたい。

 根室もそうだが、部活指導の先生に指導経験も専門知識もないケースが少なくない。だれだって部活担当は土日の休みも半分くらいつぶさざるをえない「余計仕事」である。
 しっかりした指導技術を知っておいてもらえば、週に3回の部活で地区大会に優勝できるぐらいの成果が出せるし、文武両道はそうした指導技術がないと絵に描いた餅になる。生徒が一人でやる効果的な自主トレのしかたも知ってもらえる。先生の負担軽減と生徒の技倆の向上のために基本的な指導技術は学んでおいたほうがよい。

 もうひとつ、余計なおせっかいに首を突っ込みつつある。根室花咲線が廃線の危機にある。ここでもebisuにできることはたかが知れている。
 ebisuは根室振興局主催の「地域の未来を語る会」に応募した。JR北海道から、根室花咲線の採算がどうなっているのかは運営をNPO法人を作って請け負う場合に不可欠な情報であるが、公的なルートから要請しないと出てこない資料である。
 提出してもらったとしても資料の分析には原価計算論と原価計算システムシステムの専門知識が必要になるから、わたしがやるべきことなのだろう。道東全域で考えてもたぶん専門家は私以外にはいない。わたしがやるべきこと、やっておかなければならないことがここにもある。

 明日の、最終列車(午前零時着)でワイフが戻ってくる。花咲線がなければ釧路で1泊し、翌日のバスで戻るか、わたしが迎えに行かなければならない。免許を返上したらそれもできなくなる。老人にとっても根室花咲線の廃線は重大問題なのである。根室市の老人人口は8000人を超えた、総人口は前年同月(6月1日)比465人のマイナスで、27,815人。
 根室花咲線が廃線になれば、市民の不便は老人・若者を問わず大なるものがあり、根室の町の人口減少はますます加速し、いろんな商売が廃業に追い込まれる。学業優秀な若者が50年間も根室から流出続けているのだから、市場の縮小に対応できる特別に有能な経営者が少ないのは当然だろう。
 昨年、同期が二人商売をやめた。今年商売や仕事をやめる同期は何人になるのだろう。
 団塊世代はやるべきことをやってから死んでいこう。ささやかながらも何かができるのは三年あるか十年あるかそんなに長い期間ではない。(としをとるほど、やれることが少なくなるほどいさましくなる-笑)


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コメント 5

とんとろ

朝日新聞 JR日高線と検索したら、その地域の振興局とJRでしょうか、話し合う場があるみたいですね。雇用が少しでも根室にあって欲しいものです。
by とんとろ (2015-07-08 16:20) 

ebisu

同じキーで検索してみました、ありました。該当部分のみ転載します。
http://www.asahi.com/articles/CMTW1507080100006.html
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道はこの夏にも1~複数の振興局単位で地域の足をどう確保するか、JRとともに話し合う会議を立ち上げる。JR、三セク鉄道、バス、線路の跡地をバス専用道にするBRT(バス高速輸送システム)……。ほかの沿線自治体でも一歩踏み込んだ議論へと波及しそうだ。
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「渡りに船」ですね。根室振興局の「地域の未来を語る会」が拠点になりえます。
by ebisu (2015-07-08 18:15) 

とんとろ

道庁HPの新着情報告知に総合計画に向けた委員会の議事概要や議事録閲覧できますね。一歩踏み込んだ話になっていって欲しいです…
by とんとろ (2015-07-09 11:02) 

ebisu

とんとろさん、こんにちは

道庁の動向に詳しいとんとろさんからの情報提供、ありがたいですね。

北海道総合開発計画委員会名簿をみました。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sks/H26iinmeibo.pdf

肩書きのないのは公募委員の三輪美子さんお一人のみ。あとは肩書きが並んでいます。委員長は北大総長。

北海道の公共交通を具体的に論ずる専門能力のある方はこの名簿には一人もいらっないのではないでしょうか。心配になります。
この中では多少関係がありそうなのは、北大大学院教授の山本勉氏くらいかな。ご専門は情報科学ですから無理がある。産学・地域協同推進機構副機構長という肩書きもついていますが、情報科学がご専門ではJR北海道の廃止対象路線の採算資料を検討する専門知識はなさそうです。

このリストをみて、実際の仕事を想像したら、北海道はは山積みになっている課題を発掘し、崩していく人材がほとんどいないような気がしてきます。

どこにどういう問題があるのか、資料をひとつひとつ読んでみますので、しばらくお待ちください。
なにやら、とんとろさんの掌の中で空を飛んでいる孫悟空のような気がしてきました。(笑)
どうせなら、おもいっきりよく飛んでみましょう。
by ebisu (2015-07-09 12:28) 

ebisu

「北海道人口ビジョン・北海道創生総合戦略について」
*http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sks/270610H27-1-bukai-siryou-sono3.pdf

社会保障・人口問題研究所の推計データを引いているだけ。それを下限として、我田引水のシミュレーションをやり、下限値より70万人も人口が増加する結論になっています。資料の8ページと9ページを見てください。

「4.住み続けたいと思える生活環境を整える」(8ページ)で「地域の交通の確保」がとりあげられていますが、鉄道は視野に入っていません。バスです、コミュニティ・バス、地域内の交通機関の確保だけが問題になっており、地域間交通手段である鉄道が見落とされています。新幹線も新線も必要はない、古い設備を手入れしていかに低コストで地域間の交通手段を確保するかがとても大事なことです。新幹線が通れば生活線である在来線の赤字を拡大し、廃線に追い込むことになります。

この計画が追い求めているのは、人口減少の緩和と成長路線です。
議論の前提条件がじつに拙い。

世界の人口が百億人になったときに、食糧や穀物価格は暴騰します。そのときに北海道はたいへん重要な地域になります。人口が減って、農業生産性をあげる巧い方法が見つかれば、北海道の一人当たり所得は何倍にもなります。

北海道の人口は減っていいのです。長期戦略としては人口減少こそが唯一の最強戦略です。どなたも議論していて気がつかないとは驚きです。議論の前提をつねに問い直すべきです。そに目が向かないのは実は根深い問題が教育課程にあります。この点については別途論じます。
議論の前提を問い直すことを看過したのは、教育の何を変えればいいのかについても、この委員会が盲目である証拠です。
ebisuは彼ら、彼女たちの知的水準をうたがいます。
肩書きではなく、仕事に必要な専門能力は何か、そうした能力を有した人材はどこにいるのかと問わなければ、山積みの問題を一つも崩せないことになるでしょう。

by ebisu (2015-07-09 12:57) 

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