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#2920 全国学力テストの結果を公表した中学校 Dec. 25, 2014 [63. チャレンジ(教育)]

 小樽市の全国学力テスト結果は全道の市の中では恥ずかしいほど低いのだが、あえて市全体の全国学力テスト科目別・正答率データを公表した、公表しないと学力向上へのアクセルが踏めないからだろう。
(小樽市の小中学校の平均正答率結果を都道府県標準偏差で計算すると偏差値は小学校27.1、中学校では30.5である)

 その小樽市で青園中学校が全国学力テストの結果を公表し、保護者への説明会を開催し50人ほどが集まった、教諭から出る言葉は厳しいものばかりだったという。ところが保護者の関心の高さに学校側が驚いた。生活習慣と学力に相関関係のあることがわかっているから、健全な生活習慣や家庭学習習慣をはぐくむためには家庭の協力が学力向上に欠かせないのである。

 小樽市同様に根室市は全国学力テスト結果を正答率で公表した、道内でも正答率を公表した市は少ない。根室市教委がそこまで踏み込んだのだから、その心意気をよしとする中学校があれば学校の正答率公表をして保護者に説明会を開催してもらいたい、根室でも保護者の関心は予想外に高いはずだ。


「・・・青園中は、平均正答率が道内でも高く、全国平均を上回る科目もある。それでもあえて厳しい内容を保護者に伝えているのは、「生徒が力をつけるためには何が必要か、家庭にもわかってもらいたい。(和田悦明校長)との思いからだ。・・・」

「・・・「子供の実態がわかってよかった」。満足そうに岐路につく青園中の保護者の表情が印象的だった。」


 ブログ「情熱空間」より転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7710921.html
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2014年12月24日

中学校による全国学テ結果説明会(読売新聞記事)

さすがは、教育の読売新聞。今週月曜日(2014.12.22)の朝刊記事から。

小樽市のある中学校が、全国学テの結果説明会を開催したそうです。「学力情報を公開したなら、学校と保護者が対立関係に陥る」などとのたまっている世間知らずの教育学者氏に、この記事を百万遍繰り返してお読みいただきたいものであります。

厳しいことも言う。
でも、言ったからには協力を惜しまない。


学校側の真摯な思いを受け止め、そう決意する保護者の想いが伝わってきますね。道民新聞だけを読んでいると、こうした事例が報告されることはまずないので、保護者としても「がんばる学校」を応援できないものになってしまいがちです。

それはわかるが、道内の教育関係者はもう少し、保護者の立場に立って考える努力をしてもよいのではないか。

まったくもって同感であります。包み隠さず、事実を事実のまま伝え、協力を求めるべきは求める。たったそれだけのことを、なぜ恐れ、それほどまでに忌み嫌うのでしょうか。英断を下された校長に、拍手喝采であります。

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*小樽市 平成26年度全国学力・学習状況調査
http://www.city.otaru.lg.jp/simin/kyoiku/gakko_kyoiku/sidousitu/gakuryoku_tyosa19.html



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