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#2915 高潮被害(根室・緑町)  Dec. 19, 2014 [87.根室の話題]

 緑町を歩いてみた。テレビの取材4~5人のクルーが暗くなった町を動いていた。
 グーグルマップのアドレスを書いておくので、地図を見てもらいたい。
https://www.google.co.jp/maphp

 「根室市緑町1丁目」と入力してください。
 歩いてみたら歩道に雪のないところが冠水したところのようだ。緑町1丁目交差点から2丁目交差点までは歩道に雪がなかったから冠水したのだろう。2丁目交差点の阿部薬局では数人が床の拭き掃除をしていた。鈴木時計店の旧店舗辺りが冠水の境界になっている。旧店舗横の道路には雪が残っていたから、ここまでは来ていない。食いしん坊ファンの多い「甘太郎」店はそれより上にあるから被害はなかっただろう。
 海側から見ると冠水したのは、次の地域だ。
   弥生町1丁目⇒梅ヶ枝町1丁目⇒緑町1丁目
 梅ヶ枝町2丁目は途中から坂になっているから水害は坂の下の地域のみだった。弥生町2丁目は阿部商会のところから歩道上に雪が残っていたからこの辺りが水害の境界のようだ。平内町はその上だから被害はない。縦横100mくらいの地域が冠水したのだろう。
 この辺りは東側も南側も西側も坂の上になっており、海に開いた窪地である。だから、大雨が降ると坂の上からいっせいに水が流れてくる。
 市立根室病院下には、昔は「古川の池」があってトンギョやカラス貝がたくさんいた。ここを通って根室公園へ小川が流れてた。イオンのところも窪地になっていて、小川の通り道になっていた。イオンの裏手の駐車場の辺り(常磐町)から小川は右折(上流側から見ると左折)していた。現在は暗渠になっているが当時は2.5mほどの川幅で、中学生のころ友人のYの家がこの辺りにあって、I荷やS木と川を走って飛び越えて遊んだ。イオン裏手の湿地には常盤公園方向から湧き水が流れてくる。北の勝の碓井さんのところの水源からの湧き水だからいまでもきれいな水が流れているはずだ。この水が「恋問い川」(たしかそういう粋な名前がついていたような気がする)へ流れ込んでいた。大雨が降るとこの辺りで洪水を起こしていた。だから、洪水は常磐町側からはじまって、緑町へと流れていく。
 今回は海のほうから海水が流れてきたのだから、方向がまったく逆で、誰も予想していなかっただろう。
 数年前まであった老舗のI沢書店の店主が、閉店の数年前に洪水でひざくらいまで水が浸入して、本をだめにしたと言っていたことがあった。あの辺りは大雨に弱い地域ではあった。

 被害に遭われた商店はそれぞれ一生懸命に清掃していた。
 船への被害が大きかったようで、陸地に打ち上げられた船や岸壁にぶつかって亀裂のはいった船もあるようだ。小さい船はFRP製のものが多いだろうから、修理できるのだろうか?テレビ報道によれば温根沼(オンネット)のほうで船がかたまって打ち寄せられていた。

 爆弾低気圧が発生して満潮が重なれば、高潮による水害が起きることがわかった。
 予防の方法があるのだろうか?防波堤を高くしても川から遡上してくる海水は防ぎようがない。爆弾低気圧の予報がでたら、商品を格納するスペースを確保しておく必要はあるのだろう。今回の事例からみると1mの高さがあれば大丈夫なようだ。
 冬の水害は辛い。

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<23日追記>
 19日早稲田大学の教授が高潮被害の現地調査を行った。聞き取り調査で根室港(参加祭り開錠周辺)の辺りで最大2.8mの高潮があったことが判明した。緑町1丁目交差点から50m付近の山森製パンも工場が浸水したが、人気商品の正月用の餅の製造には支障がないようだ。餅つき機械の駆動部分は上のほうにあるからそこは大丈夫だったのだろう。心配していた。
 お店によっては機械をダメにしたところがある。数百万円の被害をだすと借金をして同じ場所で店を続けるのはリスクが大きすぎて怖い。
 百年に一度の高潮被害でも、地球が温暖期に入っているのだとすると、爆弾低気圧がまたいつ発生するか誰にもわからないのである。事業を辞めて空いてしまうところは市のほうで買い取って空き地にすることを検討してもいいのではないか。狭いエリアだから、坪単価も低いし市議の皆さんたち予算化に賛成してあげたらどうですか?


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コメント 5

Hirosuke

>陸地に打ち上げられた船や岸壁にぶつかって
>亀裂のはいった船もあるようだ。
    ↓
海上保安庁の巡視船まで岸壁に乗り上げてますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141217-00000890-fnn-soci

屋根を吹き飛ばされた家もあるとか。
寒空の浸水被災は、さぞ辛かろうと思います。
3.11被災した夜の寒さを思い出します。
内陸で良かった。

by Hirosuke (2014-12-19 13:14) 

Hirosuke

>小さい船はFRP製のものが多いだろうから、
>修理できるのだろうか?
   ↓
小さな漁船なら修理は自分で出来ますよ。
漁業の方々なら手馴れてらっしゃると思います。

一時期ですがFRP浄化槽の会社に勤めてました。取扱品目は家庭用の小型から、4㌧ワイドロング車でないと運べない程の大型浄化槽まで。ちょっとした船より大きいですね。よく修理の助手に駆り出されました。

心配なのは、FRP用のグラスファイバー・シート、樹脂、硬化剤、アセトンといった必需品が不足しそうな事です。また悪天候が続けば、修理自体できません。十分な換気が必要だし、濡れてはダメだし。設備の整った屋内工場は少ないでしょうし。

他の被災者も含め、市が手当てするべきだと思います。
財源は言わずもがな・・・

by Hirosuke (2014-12-19 13:46) 

ebisu

Hirosukeさん

FRP浄化槽もFRP製の船も原材料は同じですから修理も同じ手順、なるほど。

>他の被災者も含め、市が手当てするべきだと思います。
財源は言わずもがな・・・


ありがとうございます。
by ebisu (2014-12-19 14:21) 

ペトロナス

高潮対策の場合、防波堤よりも防潮堤、防潮扉の整備になるのではと思います。

神奈川県の湘南海岸沿い、海抜0メートル地域の川崎市川崎区の臨海地域などでは毎年「防災の日」に防潮扉を閉める訓練を行ってます。



by ペトロナス (2014-12-20 19:02) 

ebisu

ペトロナスさん

三方が坂上になっていて北側のみが海に開いた窪地になっているので防潮堤は地形的に無理なんです。
大雨が降ると三方の坂の上から水が流れてきて、暗渠があふれてしまいます。海への開口部を防潮扉でふさぐと暗渠から水があふれて洪水になります。高潮がなくても大雨が降ると洪水をたびたび起こしている地域なんです。今回は海側から水が流れてきたところが今までとはちがっています。

150軒余が水害に遭ったようですが、爆弾低気圧が雪ではなく雨を伴うとお手上げです。

このような異常気象が今後もあるなら、弥生町一丁目、梅ヶ枝町一丁目、緑町一丁目はまた水害に見舞われるでしょう。
シャッター街になっているのだから、いっそのこと市で買い上げてお祭り用の広場と緑地帯にしてしまうというのがいいのかもしれません。商売をやめてしまうとか移転するお店がいくつか出ることになるでしょうね。
坪単価3万円として6000~10000坪くらいを買取り、建物を取り壊せばいい、そんなに大きな金額ではありません。
by ebisu (2014-12-20 23:24) 

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