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#2874 よくわからぬ新聞記事:市立根室病院事業決算いったい赤字額はいくら?   Nov. 20, 2014 [30. 地域医療問題]

 19日の北海道新聞朝刊に市立根室病院の決算情報が一部載っていたが、よくわからない。肝心の病院事業赤字額がいくらであるか載っていないのである、市民が知りたいのは病院事業でいくら赤字額が発生し、市の一般会計等からいくら補填されたのかということ
(市立病院の経営が継続できるのかということを心配している市民や患者やその家族が多い。市税収入29億円の根室市で市立病院を維持していけるのだろうか?)
 北海道新聞根室支局の前々任者まではこの辺りの数字の扱いはきわめて明確だったような気がする。あるいはさらにもう一人前の方まで・・・だったかもしれぬ。

 赤字額が載っていないだけでなく、「一般会計などからの繰入金は11億4300万円で、計画を4億6200万円上回った」となっている。
 これには国基準の8億円前後の一般会計繰入金が含まれているのかというのが疑問の一つ目。
 に二つ目の疑問は、根室市の「決算カード」に載っている「病院事業」区分の「普通会計からの繰入金額」が14億8897万円となっているが、どちらの数字が正しいのかということ。

  ついでに付け加えると、道新は2度、一般会計繰入金から国基準の繰入金を除外して取材記事を掲載している。国基準の繰入金は8億円前後あるから、その分だけ繰入額が小さく見える。市民に誤解を与えるので弊ブログで2度ほど指摘したが、今回の記事はその点が改善されているのだろうか?
(8月27日付北海道新聞根室地域版に掲載された記事に誤りがあったので弊ブログ#2790で内容を指摘してある。以前の根室支局の記者さんは弊ブログをモニターしてくれていたから、こういうミスはなかった。元市立病院管理職だった本田市議に確認してもわかることだし、市役所財政課でも親切に説明はしてくれる。ebisuは担当記者に市役所財政課で確認することを薦めたい。)

 いずれにせよ病院事業赤字額を新聞に載せてくれたら市民のほとんどが実情を理解できる。決算対策特別委員会のメンバーは赤字額がいくらか承知しているのだろうか?年間赤字額も知らないで一般会計繰入金額だけ議論しているならこの委員会はいらない。新聞記事を読む限りでは委員諸氏は赤字額に言及していないように見える。市長の諮問委員会はかくも好い加減な仕事になる。諮問委員会方式はやめたほうがいい。日曜日に関心のある市民参加のできる説明会を総合文化会館で開くべきだ。

*平成25年度版根室市の「決算カード」・・・財政課のホームページ
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/90f544667780cf46492570c700066ba3/$FILE/H25カード.pdf


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市立病院の昨年度外来、入院
  患者数 計画下回る
    繰入金は4億6200万円増

 【根室】市立根室病院の経営に市民の意見を反映させる財政再建対策特別委員会(山本連治郎委員長)が18日、同病院で開かれ、病院事業改革プランに基いた2015年度事業計画に対する業績が報告された。外来患者数、入院患者数共に計画を下回り、出席者からは「計画が甘いのでは」といった厳しい指摘があった。
 13年度の外来患者数は13万2010人で木ひゅう達成率91.9%、入院患者数は3万7533人で同92.7%だった。いずれも医師不足などが影響したためで、収支不足を補うための一般会計などからの繰入金は11億4300万円で、計画を4億6200万円上回った。
 出席者からは「市立病院はきちんと原因を分析しているのか」「民間企業では考えられない」などの声が上がった。
 また医師体制の充実についても議論した。90年4月に17人体制だった常勤医は、今年10月現在で13人まで減った。東浦勝浩院長は市立病院の現状について「大学病院ではないため医師確保が難しい状態が続いている。ただ、地域医療に理解をもつ医師に来てもらっており、院内の雰囲気は良好だ。
 病院事業改革プランは、赤字穴埋めのための公立病院特例債を国に認めてもらう際、数値目標を掲げて経営再建の道筋を示す計画。09年3月の策定以降、実績が毎年、計画を下回る状態が続いている。(丸山格史)
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 「市民の意見を反映させるために財政再建対策特別委員会」となっているが、委員長殿は市民の1割しか代表しない「オール根室」村の一員で、この委員会は市長の諮問委員会だから、市長派ばかりで固められているのだろう。
 市政に批判的な意見をもつものを排除する長谷川市政の基本姿勢は市長選挙後もまったく変らないようだ。九月の市長選挙での長谷川氏の得票数は有権者総数の36.3%しかなかった。

 アンダーライン下部分は誤解を招く表現である。13人に減ったとなっているが、昨年も一昨年もその前の年も13人ではなかったか?今年度減ったわけではない、この数年間変化はないのである。だから17人という計画値が非現実的。計画数字合わせをするためにこのような非現実的な計画を毎年繰り返している。

 常勤医指数は外科医の副院長がお辞めになって先月根室を去り、厚岸町立病院へ。「院内の雰囲気は良好だ」というのは院長の眼から見た判断だろう。ポロポロ常勤医がお辞めになるが、いくつか不協和音が聞こえてくる。市長も一枚かんでいるから困ったものだ。4月は年度替りだが、不協和音でまたお辞めになる医師がでないことを祈るのみ。
 道新はお辞めになった医師で近隣の市町村でお仕事をしていらっしゃる方にインタビューをしたらいかが?医局が和気藹々かどうかくらいは何人かの医師がお答えになってくれるのではないか? 病院運営がどうなっており、どのように改善すればいいかの手がかりになるかもしれない。

 
<参考資料>
*市立病院事業改革プラン
 22ページに平成25年度の一般会計繰入金の計画値が載っている。「内繰出し基準額」は8.3億円となっている。これが何を表すのかよくわからぬ。企業会計専門家のebisuが見てもわからない。財政課でヒアリングしないとわからないようなものをしらっと公表するな。財政政権対策特別委のメンバーは民間人だろう、このような官庁用語のへんな資料を見せられても理解できる者はひとりもいないだろう。
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/image/9ab6a5de4a6624e6492577b300226d2f/$FILE/%E5%B8%82%E7%AB%8B%E6%A0%B9%E5%AE%A4%E7%97%85%E9%99%A2%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%94%B9%E9%9D%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%EF%BC%88%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88%EF%BC%89.pdf

*本田市議作成資料「改革プラン改定版分析その4 7.一般会計繰出金」
 この資料にはH25年度の一般会計繰出金額は9億8327万円と出ている。これも他の資料とすこし数字が合わない。この金額に追加分の4億6200万円を足しても、「決算カード」の数値と少し違う。
http://nimuoro.typepad.jp/pdf-file/20101023.pdf

*(2)「改革プランと9月末までの経営状況等を比べて」
http://nimuoro.typepad.jp/honda/2010/10/9-a5cb.html

*#2285 市立根室病院『改革プラン(当初計画)』と実績対比  May 6, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-06

 #2286 市立根室病院『改革プラン(改訂版)』と実績対比 May 7, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-07-1

 #2790 誤報あり:「争点整理 根室市長選①医療」 2014 Aug. 27, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-08-27


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コメント 6

相川始

ebisuさん、おはようございます。

私もこの記事を読んで、首を傾げた一人です。

気になった点。
・赤字は結局いくらなのか?が明確に記事とされていない点。
 ~計画を4億6200万円を上回ったとあるが、最終金額
  の収入と支出が不明瞭です。
  特に支出の原因を分析できているのか?
  市役所以外の根室市民の方が支出の原因を理解で
  きているのでは?
・常勤医師の数が減少となっているが、比較年を1990年?
 ~全盛期と比較したら、そうれは「減少」しかでてこない
  でしょう。
・大学病院ではないため医師確保が難しい?
 ~そんなことはないと思います。
  元根室に来られた医師は、なぜ根室を離れることに
  したのか?を考えたことはあるのか?
  私たちが知るだけで別海・中標津・厚岸に元根室に
  いた医師がいますよね?
・患者数減少の計画の甘さ
 ~以前に書いた気がするが、根室市の人口減を計算
  に含んでいない患者数計画なのだから、減少はあた
  りまえ。それをなぜ当初の計画に組み込まなかった
  のか?

この記事を読んでや今までの記事、広報などをみても具体的な解決策が出てきていないのも気になります。

それ以上に根室市議員が私が指摘している点をなぜもっと議論できないのかが根室市議会の落第点です。

今の根室では「トカトントン」という音が聞こえてこないのが現実ですね。
by 相川始 (2014-11-20 08:09) 

ebisu

相川さん
おはようございます。

新聞記事がおかしいですね。いままでの記者さんたちは売上(病院収益)と費用額の両方をきちんと書いてくれていました。
病院側に取材した数字をそのまま載せたのではないでしょうか?前の2回の記事も資料で確認したのかどうか疑問です。
担当記者さんはこの分野の取材が苦手なのかもしれません。

常勤医については最近外科医の副院長のT先生が埒があかないので病院運営改善を直接市長に申し入れてけんもほろろに拒絶されたと噂に聞いています。その折の市長の拒絶の言葉通りになったようです。
院内では話し合いの余地がないようで、その前にもお辞めになったドクターがいらっしゃいます。院長の独善的な運営が常勤医を減らして派遣医を増やし、赤字額を増大させているという側面があります。

財政再建対策特別委員会の委員長は他の委員会と同じで、あい変わらず市民の1割に満たない利権集団「オール根室」村の住人のようです。9割の市民を排して独善的な市政運営がとまりません。

行き着くところまでいくのでしょう。
by ebisu (2014-11-20 08:53) 

相川始

ebisuさん、追記です。

私は希に病院にお見舞いに行きますが、その際、思うことは病院施設の不自由さが増えている点です。
これは私だけかもしれませんが、病院内の案内情報が少ないと感じます。また待合の狭さや食堂がないのも気になりました。

本当に誰のための病院なんだろうと思う!?

あと先ほどの記載で間違った使い方があったので、修正させていただきます。
今の根室では「トカトントン」という音しか聞こえてこないのが現実ですね。
「トカトントン」の使い方を逆に書いてしまいました。すいません。
「トカトントン」・・・太宰治より、何もかも白けてしまう様子のこと
by 相川始 (2014-11-20 09:38) 

ebisu

太宰でしたか。

「トカトントン」なんだか及び腰の感じのする音ですね。

物を作ったり直したりするときの音は・・・

トンテンカン、トンテンカン♪

木槌や金槌の音ですね。
根室の町中にリズミカルで明るい音が響いてほしいものです。(笑)
by ebisu (2014-11-20 09:47) 

もと根室市民G

東浦院長をなんとかしなければ、市立は良くならない。
院長を何とかするように市に署名、投書しようと近所で話したことがありましたが、
市長が同類だからどうしようもないのです。

今はただただ、根室から転出して良かった。
健康面で安心、事故時に安心ですから。
市立病院は如何しようもありません。
もう、おしまいです。

市民が行かない市立病院なんて、意味がない。
以前、2段階論法で、まずは市民が行く病院作りをするよう提案したが、そしてそのためにどうしたらいいか、市民みんながわかっているのに、トロイカ体制だから如何しようもない。

東浦院長が自分で病院の雰囲気がいいといっても、馬鹿親同然。
自分で自分の子供は頭がいいと自慢しているようなもの。
ほんと、バカバカシイイ。

市民が受診する病院にするためには、執行部が変わらねば。

ここまで、赤字をバラまいて、執行部の責任追及ができないから如何しようもない。
執行部も、どうせ責任追及されないから・・・といってるから終焉なのでしょう。


by もと根室市民G (2014-11-20 09:59) 

ebisu

もと根室市民Gさん
こんにちは。

類は友を呼ぶ、
>市長が同類だからどうしようもないのです。

院長を支持する市長、市長を支持するわずか1割の「オール根室」。

根室は小さな村社会そのもの、この排他性を壊さないと根室のマチの発展はありません。

運営に異を唱えるドクターたちの「整理」が進んだので、厄介なことになってしまっています。
運営に問題があっても院長交代をしにくい状況が形成されてしまいました。自分のためならなかなかの仕事をしますね。
市長と院長と参事とあわせてトロイカ体制、堅固ですね。
やはり、類は友を呼ぶものです。

でも、こういうことが原因となって、なるようになりますから。
ケセラセラ。
早く悔い改めた方がご当人たちにも被害が少ないのですが、わからないでしょうね。
馬の耳に念仏。

もと根室市民Gさんの提案も、
猫に小判

by ebisu (2014-11-20 12:03) 

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