#2851 暖かさに誘われて秋の原野をひとっ走り Oct. 26, 2014 [85.サイクリング]
「バイオハザードⅣ」がHTBでやっているが、東京の映画館で観たので、ビールを飲みながらブログを書くことにした。
先週、もう終わりだろうと空気を抜いておいたが、なんだか暖かそうなので空気を入れ6barに調整、牧の内の10kmコースを走った。
2時過ぎに出発、気温17.0度、南南西の風8.8m/s、湿度68%、手にはグローブ、頭はヘルメット、肘宛をつけてサイクルパンツ、赤いサイクル・ジャンパー。
暖かいせいか往きはスピードにのるが、それでも青少年体育館前から牧の内のT字路まで5kmのラップタイムが10分台、切ろうとがんばっても10分を切れない。
はじめは30~35km/hで走るがすぐにバテて30km/hを割った。たった1.2kmで速度が落ちる。まあ、いいかと気を取り直して20~30km/hくらいで走る。ゆるい下りで時速40kmを超えるがほんの一時のことだ、平均時速30km出さないと10分は切れないがどうやってもムリそうだ。
高校時代は高校前からセブンイレブンのある交差点まで必至にこぐと70km/hだせた脚力もまるでダメ。あの時は前を走っていたダンプカーがスピードを緩めたので危うく追突しそうになってセンターラインを越えて曲がりきった。当時は車が少ないのでたまたま対向車線を走る車がなかったからいいようなものの、あったら即死だっただろう。オサムが買ってもらったばっかりの新車に乗ってきたので、「どれくらいでるか試したいからちょっと貸せ」と言ったら、気のいいあいつは嫌な顔せずに貸してくれた。1966年のことだから、スピードメータがついたサイクリング車を見るのは初めてだった、あれはすばらしい自転車だった。若さと無謀は表裏、おとなしそうなわたしでもスピードだけは無謀なところがあった。同じ頃250ccのバイクに乗ったときもアクセルを全開にし続けないと気がすまなかった。エンジンの回転音がはっきり変るあたりから、全身がぞくぞくしてくる。だから、40歳を過ぎるまで車の免許をとる気がしなかった、そういうゾクゾク感に呑まれていたら命がいくつあっても足りぬ。自分でハンドルを握ったら、高速回転するエンジン音を聞かないと気がすまないから、そういう気持ちが薄くなるのを30年近くもまった、その間の車の運転は女房殿の役割。私の運転はいつも安全運転、追い越しのときくらいしかスピードはださない。時速200km overで走る人がいるようだが、噂に聞いただけで目撃したことはないし、その人が誰かも知らない、だぶん若い人なのだろう。今の車は性能がいいからアクセルと踏むとすぐに150km/hを超えてしまう、高速で走るときはタイヤの空気圧チェックが欠かせない。圧が低ければ変形が起きて簡単にバーストしてしまう。150km/hオーバーでバーストしたら車がとこへ飛んでいくのかわからない、即死だろう。150km/hくらいなら釧路-根室間を往復するときに1台くらいはいる。カーブや登り坂で見通しの悪いところで反対車線に出て追越をかける大バカモノも少なくない、危なそうなやつが後ろについたら、スピードを落としてさっさと道を開けて追越をさせてやる、まきぞえを喰らったらばかばかしいからさっさと離れるのが上策だ。都会であんな運転をしたらすぐに正面衝突、命がいくつあっても足りない。そういえば北海道は反対車線から飛び出して正面衝突の死亡事故が多い。北海道の中でも根室は車の運転のマナーがいいと言われるようになりたい。
高校時代(1966年頃)に二人、釧路根室間を1時間で走る人がいた。一人は事故って車を全損、奇跡的に身体は軽症ですんだ。もう一人はいまだにぴんぴんしているようだから、大きな事故はなかったのだろう、運動はなにをやらせても秀でていたから、運動能力の高い人だったのだろう。当時、釧路-根室間は舗装されておらず砂利道だったから、平均時速120kmで1時間走るのがどれほど無謀かわかるだろう、車の少ない時代だった。
鳥は飛んでいないし、鹿もいない、原野にはただ南風が横風となって吹きつけるだけ。行きはすこしだけフォローに感じた、帰りはやはり少々アゲインスト。だが、ほとんど横風だから走るのにほとんど影響がない。往復して2台のサイクリング愛好家とすれ違った。暖かい風の中を颯爽と走っていた。
若い女性もサイクリングをしたらいい、「牧の内10kmコース」は自転車専用コースではないけれど信号のない素晴らしいサイクリングコースだ。美容と健康維持のために若い女性のあなたもロードレーサーに乗ってみないか?東京では多摩川沿いの自転車専用コースで時折ヘルメットとサングラス、そしてサイクルウェアーに身を包んだスタイルのよいヤング・レディを何度かみかけたことがあるが、まぶしかった。根室にもそういう格好のよいレディ・チャリダーが増えてほしい。
ロードバイク:走行距離 13km (累計1930km)
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