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#2824 低学年でこう躾けたら塾は要らぬ  Oct. 2, 2014  [63. チャレンジ(教育)]

  小学校1・2・3年で毎日お母さんが次のように子どもに教えたら自立的な学習習慣が身についてしまうので、中学校になっても塾通いは不要です。まわりにいるでしょう、塾に通わず学年トップクラスの生徒が。
 ebisuの高校時代の同級生の一人Aさんは、子ども三人全員国立大学へ進学させました。小学校低学年で家庭学習の躾けをうまくやったんです、後で要点を書いておきます。

 ところで「釧路の教育を考える会」のZAPPERさんが「お母さんによる家庭教師」という「家庭勉強の躾け方に関する手引き」を書いてくれています。お母さんたち、参考にしてください。小学校低学年なら勉強嫌いだったお母さんでも自分の子どもの家庭教師をやれます。楽しいんですよ、子どもが喜んで「問題のおかわり」をせがむようになります。美味しいご飯やおかずを「おかわり」したくなるのと一緒です。(笑)

ブログ「情熱空間」から
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7546887.html
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2014年09月29日

お母さんによる家庭教師(お勧めの勉強法)

私はやりません。それに、子どもらに「勉強しろ」などとは一言も言いません。それなのにこうしたことを言うと矛盾と取られるかもしれませんが、ともあれ言いたいのは、親、特にお母さん方には、ある時期までは我が子の勉強に積極的に関わっていただきたいということ。

期間限定です。小3か小4までで結構です。ぜひともそうしていただきたいと思います。で、今回はその方法です。まずはルールを明確にしましょう。解答を持つのはお母さんの特権。そして、丸バツをつけるのもまた同じ。そこは絶対に譲ってはいけません。その約束からのスタートです。

では、教材をそろえましょう。まずは教科書準拠のものがお勧めです。昨日アップしたTOSS教材もまたお勧めです。ともあれ、定評のある教材を用意します。お次のルールです。教材に直接答えを書き込むのはNGとします。ノートを用意しましょう。ゆったりと大きな升目をとった、子どもが書きやすいノートがお勧めです。

さて、お母さんによる家庭教師開始(笑)です。ここで注意するのは、「小さく丸つけをする」ということです。子ども達は、放っておいたならガンガン先に進もうとするもの。学年が下がるほどにその傾向は強くなりますが、それ、結構マズイんですよね。やり方が間違っていてもどんどん進めてしまい、気がついたときにはリターンを余儀なくされることがあるんです。なので、問題の一ブロックが終わるごとに丸をつけ、そうして確認しながら先へ進めることが大切になります。

中にはこうした子もいます。漢字の練習、ある漢字、仮にそれを「仮」にしましょう(笑)。筆順を意識しながら10回繰り返して書くべきを、升目にまずは人偏だけを先に10個書いて、それからつくりの反を10個書いてしまう。いえ、いるんですよ、意外に多く。「囲」なんかもそうですよ。国構えを一筆書きで先に10個書いて、そして今度は井の字を中に10個書いちゃう。それ、思いっきりダメダメです。ですから、そうした部分までチェックしてあげることが必要になります。ええ、油断は禁物ということです。

ノートに答えを書かせます。字はゆったりと大きく書かせましょう。ノートがもったいないなどとケチってはダメですよ。で、小さく丸つけ。バツだった問題は、間違いを教え、そして再度解かせるようにします。はい、ここで注意です。その際に、間違った答えを消しゴムで消させてはいけません。その横に正しい答えを書かせるようにして、その際の丸つけは、今度は青で行うようにしましょう。はい、一度で正解した問題は赤で丸を、間違って解き直した問題は青で丸をつけると、そういうことです。

さて、教材の一単元がそうして終わりました。今度は教材に「○×△印」をつけましょう。一度で正解した問題には○を、解き直して正解した問題には△を、二度以上間違えた問題、理解度がかなり怪しい問題には×印を振っておきます。1週間後、または2週間後に、今度は△と×の問題だけを解かせます。(そのためのノートを別に用意しておいたほうがいいでしょう)それですべて○に変わっていたならば問題なし。もし再び間違えるようであれば、そこはきちんと補修しておきましょう。このネット時代ですから、ネット上にその単元の類問がいくらでもあるので、それを利用しない手はありませんよね!

以上が終わったなら、今度は、教材に直接答えを書かせるのを解禁とします。ということはつまり、教材を3回回せるということですね。やりっ放しでメリハリがなければ、そりゃ弱点が見つけられないことになってしまいます。あれこれと教材に手を出すよりも、こうして1冊を用いてがっちり固めるのがお勧めですね。

また、こうした部分も意識して下さい。教えるべきは教える。しかし調べるべきは調べさせる。分からない言葉が出てきたなら、そりゃ意味を教えてしまえば楽ですが、そこはぐっとこらえて(笑)、辞書で調べさせるんです。参考書があるなら、その参考書の該当部分にあたらせ、自力で調べさせる。目先の勉強内容を克服していくことも大切ですが、もう一点、ものすごく大切な視点があるんです。自立学習とか自学自習といったものです。自分で調べさせる。そうするように仕向ける。自分の言葉を用いて説明できるよう、そのための問いかけをする。それらを体験させると、そういうことです。

親が我が子に勉強を教える場合、往々にしてその視点が欠けちゃうんです。で、まさに目先のこと、「何でこんな問題もできないんだ…」とイライラしちゃうんです。で、教え込み路線へと走っちゃう。あっ、そうそう、そうした言葉は絶対に禁止ですよ!我が子であっても絶対に禁止ですからね!できない部分を責めては絶対にいけません。「なぜ、それができないのか」を、一緒になって考えるんです。絶対に、感情的になってはダメですからね!

さて、それを例えば小4まで親子でやったとしましょう。するってーと、こうなりますよ。塾いらず(爆)!いえね、本当にそうですよ。自力で調べることを習慣化させて、自分で丸つけができるように仕向けちゃえば、たったそれだけで、その後にそうそう崩れることなんかないんですから。キーワードはこれ、自立学習、自学自習。そこに子どもを導けばいいと、実はそういうことなんです。

どうでしょうか?けっして難しいものではないと思います。1日10分とか20分とかで十分ですよ。教科書準拠だと簡単すぎて物足りないとなれば、難しめの教材を別に用意すればOKですね。でも、実は一番難しいのはこれかもしれませんね。けっして感情的にならないこと!アハハ。

それともう一点。「変な癖がつくと困るので、家で勉強はさせないで下さい」とか、「勉強は、どの子も同じ内容を同じレベルで進めることが大事なのです」などという教師の発言、もしもそうしたものが聞こえてきたなら、完全に無視するようにして下さいね。こうした家庭学習をベースにすると、いわゆる中学受験だって塾いらずでできちゃいますよ。

キーワードはこれ。塾いらずの勉強法。いえね、本当ですよ。(^∀^)
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 なかなか具体的でいいですね。ツボを心得た指導法です。
「教えるべきは教える。しかし調べるべきは調べさせる」
 何でも教えたくなりますが、ぐっと我慢、「××に載っているからみてごらん」くらいがいい。次の言葉もとっても参考になります。親子だと喧嘩になってしまいますから、「なんでそんな問題も出来ないんだ!」ってね。
「できない部分を責めては絶対にいけません。「なぜ、それができないのか」を、一緒になって考えるんです。絶対に、感情的になってはダメですからね!」
 教えることは結局のところ学ぶことなんです。なぜわからないんだろうってね。


<Aさんの躾け>
 1・2年生は問題集はいりません。Aさんは新聞折込チラシの裏側に問題を書いたといってましたが、パソコン用紙が500枚200円台ですから、買ってください。
 算数の足し算引き算の問題をお母さんが手書きしてください。漢字の問題は漢字を書かせるとの同時に、その漢字を使った短文を一つ書かせてください。
 慣れてきたら、練習した漢字のなかからいくつか選び短文を2個作らせてください。できたら花まるをつけて褒めましょう。問題の「おかわり」を子どもがせがむようになったらしめたものです。(笑)
 短文が二つ軽くできるようになったら短文の個数を3つにします。三つになるとけっこうきついんです。小学校高学年になったら、覚えた漢字を真ん中において、上下左右に一つ漢字を追加して熟語をつくらせるとか、その漢字を使って熟語を5個書かせるなんて問題をだしてもいい。高学年になったら手づくりよりは良質の問題集中心の勉強のほうがいい、高学年は問題つくるのしんどいですからね。私だって嫌です、いい問題集を選びます。(笑)

<本を読む環境をつくる>
 新潮文庫の100冊とか、いろんな人が選定した100冊みたいなものがネットで検索したら出てきます。好きなものを選んで家庭の本棚に文庫本を100冊並べてください。それから、ルビを振った本も20冊ぐらいほしいですね。斉藤孝の「音読破シリーズ」もそのなかに入れておきましょう。
 できたら、テレビをつけない日を週に1日は決めてください。その日はスマホやゲームもとりあげてさせない。


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コメント 2

ZAPPER

ご紹介ありがとうございます。
お母さん方に、ぜひ試していただきたいと思います。
簡単にできて、しかも子どもがおかわりをせがむようになってグングン伸びていくんです。
ほんのちょっと時間を割いてあげるだけで、見違えるほど伸びていきます。

でもしかし、その旬の時期は限られていて、それを逃したならば高い確率でその後の軌道修正は難しくなるんです。

ぜひチャレンジなさってください!
嘘誇張ではなく、塾いらず、もしくは期間限定の塾通いでこと足りるようになりますから。
お金、すごーく節約できますよ。
まさに、ノーリスク・超ハイリターンです。(^.^)
by ZAPPER (2014-10-03 23:02) 

ebisu

ZAPPERさん

「おかわり」って表現が子どもが喜こんでいる様子が伝わっていいですね。FBでZAPPERさんが最初に使いました。人に物を伝えたいときにはこういうニュアンスが伝わる大和言葉がいいですね。

小学校低学年ですから、勉強の嫌いだったお母さんでも、この方法ならだれでもできます。教材も紹介してあるし、指導の仕方も具体的に書いてあるので、ぜひ参考にして試してもらいたい。
by ebisu (2014-10-03 23:37) 

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