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#2768 金刀比羅神社のお祭り part 2 :宵宮 Aug. 9, 2014 [88.金刀比羅神社のお祭り]

 5半頃出かけた。途中でアウディに乗っている塾生を見かけた。もちろん、車は車でも、自転車である。

 夜店を歩き始めたら、胸をトンと突いてきた中学生がいた、C中学校の生徒だった。
「先生、おれだよ!」
 トモダチと連れ立って楽しそうだ。

 それからすぐに浴衣姿の高校生に呼び止められた。
「せんせい!」
 笑顔がめんこい。祭りに穂はみんな笑顔だ。
 山吹色の浴衣と群青色の浴衣だった。いつもはこの二人背が高くて目立つので100m先にいてもすぐにわかるのだが、今日は分からなかった、突然目の前にいた。一人は100m先から見てもはっきりそれとわかるくらい足が長いのである。しかし、浴衣では脚が見えぬ。

 夜店をぶらぶらしているうちに東部の山車が夜店の並んだ通りに入ってくると、他の祭典区の山車も集まり始めた。
 北西の空は夕焼けで薄いピンク色にそまり、南の空には大きな満月が上り始めた。月は霞がかかったようににじんでいた。山車と手古舞の競演は6時半から行われた。

 東部の手古舞は珍しいことに全員男だった。最後の方で飛び上がるのだが、一番端の男の子がすいぶん高く飛んだ。いままでにない趣向の踊りだった。指導は花柳流の人。小さい女の子が4人混じっている手古舞と小さい子ばかりの手古舞もあった。周りの人たちが「かわいい!」と叫んでいた。ちっちゃな女の子が手古舞を踊る姿はそれはめんこい。

 第一祭典区の山車は360度くるくる回せるように、計算しつくされた形に仕上がっていた。つくりもかなり頑丈そうで、すっきりしていた。第三祭典区は雨対策が施され、透明のビニールシートで覆われていた。人形が3体載っていたのは東部祭典区だったかな。馬に乗った武者姿は西部祭典区だ。

 8時少し前に山車と手古舞の競演が終わった。少しぶらついてから帰ろうとしたら、5時半頃自転車に乗っていた小学生にでくわした。元気がいい。挨拶して通り過ぎて歩いていったと思ったら、Uターンして人ごみの中を小走りで駆け抜けていった。いや、速かったな、かなりジグザグに人を避けながら走っているのにぶつからない、あんなにすばしっこいとは思わなかった。

 満月の夜の気温は17.3度だった。根室としては暖かい夜だった。平年だと13度くらい、今日は浴衣姿の人も寒くはなかっただろう。日本一涼しい夏の根室。


 明日は午後から雨の予報だ。なんとか空が3時頃までもってくれたらいい。数年前に、神輿が御旅所に着いた途端に土砂降りになったことがあった。神輿は濡れなかったが、後ろの行列はずぶぬれだった。
 天気のことは天に任せて、せっかく張り切って太鼓を叩いたり、笛を吹いたり、獅子舞をやったり、金棒突きをしたり、それぞれの役をやってみさてくれるのだから、出かけてみてあげよう。たったの三日間しかない、たくさんいた方が祭りは楽しい。祭りはやる人と見る人の両方でつくるものだ。

<余談>
 「名前」と「衆議院議員」という文字を染め抜いたハッピを着ている人がいた。プロだな、ハッピまで用意している。祭りに顔を出して知人や応援者に挨拶して回るのは大事な活動だろう。元釧路市長だから釧路が地盤なのだが、根室にけっこう来ている。選挙に強いわけだ。


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<山車競演 華やかに>10日北海道新聞根室地域版より
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 山車はそれぞれ趣向を凝らした人形などで装飾。第1祭典区は大河ドラマの主人公黒田官兵衛、東部祭典区がアニメ「ワンピース」のキャラクター、第3祭典区が歌舞伎の演目の一つ義経千本桜から「狐忠信」、西部祭典区は戦国時代の武将前田慶次を本物差ながらに表現した。
 各山車は午後6時半ごろ、露店が並ぶ御旅所(市内緑町)前の交差点に終結し、四方から向かい合い、それぞれ威勢のよい掛け声を掛け合いながら、太鼓や笛の音を響かせた。・・・
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