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#2665-1 次の根室市長選挙は根室の町の運命の分かれ道 May 2, 2014 [25. 根室市長選挙]

 今年の秋に行われる根室市長選挙はどうやら対立候補がなさそうで現職が無投票三選されそうなことを北海道新聞根室地域版が3月に報じていた。
 先週だったか、水産関係の会の根室水産協会長*が三選支持を公表(道新記事より)。会長は根室漁業組合長でもあり、漁船保険組合にかかわる二つの事件で新聞でとり上げられたが同じ椅子にそのままお座りになっている。
(*この会の会長は別人ですと投稿欄へご指摘いただいた。ネットで調べたら平成24年の市長メッセージに根室水産協会長はH氏であるという記述があった。団体名と個人名が並んで北海道新聞に出ていたと記憶しているから、根室の水産業界の代表の一人である根室漁業組合長が三選支持表明という記事だったかもしれない。根室水産協会はホームページがないので、現在誰が会長職なのか確認することができない。)

 こういうことは書きたくないが、公職にあるかぎりその発言はいろいろな角度からチェックされ批判されるのが当たり前。事実関係を確認したい人は欄外右下にある「検索ボックス」へ「保険金詐欺」「退け際の美学」と入力してクリックしたら関連記事がいくつか出てくる。六年も前のことなのだからほじくり返したくないのが本音だ。要職にある根室の大人たちはもっと良識をもって行動してほしい。このような恣意的なことを地元経済界の要職にある者が繰り返したら根室の対外的な信用はガタ落ちになる。

 根室の経済人はどなたも問題なしと思っているのだろうか?何をしても批判が起きないのが根室の経済団体の流儀のようで、お互い様だから口をつぐむ。すでに終わってしまった市立病院建て替え問題然り、老健施設補助金問題然り、明治公園再開発然り、いずれも北海道新聞根室支局がとりあげてくれた。~市民委員会、~委員会と称する市長の諮問委員会(=市政翼賛装置)による一般市民を排除した閉鎖的な進め方、数え上げたら枚挙にいとまがない。どれも根室の町でそれなりの要職にある人あるいはあった人たちが関係している。
 こんなことで風通しのよい町ができるだろうか?地元経済人の行儀の悪い姿にあきれて若い者たちが町を出て行ってもどらない。「根室村の悪弊」を壊した先にこそ光が見えてくる。

 市民(町民)意識調査では中標津に比べると、根室に住み続けたいという人の割合は半分以下だ。移住促進なんてことは必要ない、来たい人がいたら来ればいいだけの話だ。それよりもふるさとに生まれ育った者たちがずっと住み続けていたい町に創り直すことができたら人口減は緩和できる。まっとうなやり方が一番よい。

「#2663 根室は排他的な町か?: ある記者の惜別の辞にことよせて」より抜粋
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-29 
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 2009年に青年会議所が行った市民意識調査によれば、
  住みにくい+とても住みにくい : 22.7%
  とても住みやすい+住みやすい : 30.3%
  できれば住みたくない+住みたくない: 40.1%(16.5%)・・・カッコ内は中標津町
  ずっと住み続けたい : 13.8%(59.2%)

*根室青年会議所 市民意識調査
http://ameblo.jp/nemurojc-b/entry-10283985445.html

 中標津町民意識調査
http://www.nakashibetsu.jp/nakashibetsu.nsf/image/178307e470e72842492571cc002e772d/$FILE/H25アンケートPDF.pdf
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 風通しのよい町をつくり根室に住み続けたいと思う人を増やしたい。30代か40代の心根のまっすぐな若い人が九月の根室市長選挙に立候補してくれないだろうか。団塊世代のわたしたちは若い人に足りない智慧と経験を補って応援してあげたらいい
 活気のある明るい町をつくり、根室の人口減を緩やかなものにしたいなら、風通しのよい町をつくることだ。批判に耳を貸すような人を市長に据えるべきだ。市議三名が市立病院建て替えに関して市民説明会開催を要求しても無視したような閉鎖的で独善的な人物を三度も市長にしたら根室に人材はいないのかと笑われる。

 市立病院の赤字が昨年17億円に達した。前市長時代には8億円前後だった。このままでは市財政が悪化し続け、子や孫にツケが残る。
 地域医療一角の市立根室病院の存続が危い。地方公営企業法全部適用に経営形態を切り換えても経営改善がまったくなされていないのだから、次の段階では身売りしかなくなる。民間医療法人に身売りとなったら医師も看護師も解雇される。雇用条件が異なるからだ。小数残れる職員も給与は30%程度カットになることは、夕張市の先例が教えてくれている。
 四月11日に弊ブログ#2611投稿欄に医者になりすまし投稿があった。自画自賛の内容からして院長に極めて近い管理職を想起させる文面から判断するとかなり幼児性の強い人物のようで、現状の病院経営を自画自賛しているから経営改善などする気もないようだ
 ebisuは呆れて物が言えない。こういう幼児性の強い人物が要職を占めているとしたら、組織は滅茶苦茶になり、病院職員は物が言えなくなる。経営改善はかなり自由に物が言えないとできない。批判に耳を貸さないような組織では経営改善はできぬ。改善はつねに現状批判の上に成立するもの
 本物のドクターから具体的な数字を挙げて反論投稿があり木っ端微塵となったケッサクなコメント三つはいずれ本欄でご披露することになるが、ご覧になりたい人のためにURLを記しておく。
*#2611 平成25年度市立根室病院赤字額はいくらか? Mar. 5, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-05


 秋の市長選挙は根室市民にとっても、病院職員の人たちにとっても、病気を抱えた患者にとっても、これから病気になる人にとっても、病院の経営改善をするための最後のチャンス。今回を逃したら時間切れでアウトになる。いまの市長では赤字拡大の一途をたどった実績が示すように市立病院の経営改善はとても無理。
 若い世代へバトンタッチを果たし、年寄りは若い人たちをバックアップしよう。世代間の風通しのよい町を実現しよう
。そして一般市民の手にこの町の運営を取り戻そう。

 政府は先進国最大の財政赤字を抱えている。国政残高と政府の借金が1000兆円を超え、ついに貿易赤字が13兆円を超えてしまった。一時的な赤字ではない。貿易赤字は企業損益にたとえれば営業損益の部で損失をだしているということで、収益構造に基本的な変化が生じてしまったということ。貿易収支が赤字基調に変わったのは、日本の製造業が弱ったからで構造的なもの。
 これからは日本がこれまでに蓄積してきた富が流出し続ける。冬の燃料の灯油やガソリンはいくらまで上がるか想像がつかない。レギュラーガソリンはついに170円/㍑に達した。
 為替相場がとめどなく円安にふれ、金利が暴騰するまで5年あるだろうか?1000兆円を越した政府の借金がツナミのように日本全土を襲う。
 赤字財政をファイナンスしている日銀の異次元の量的緩和は出口戦略が見えないものになっており、日本政府と日本経済は奈落の底に落ちつつある。

 財政破綻が起きればない袖は振れないから、地方交付税交付金は半減するし公務員の給与も半減、たいへんな時代の幕があける。開幕のスイッチは民主党政権とその後の安倍政権のアベノミクスが押してしまった。
 根室市の財政支出に頼っている地元企業は軒並み倒産する可能性がある。市財政に頼らなくてもやっていけるように急いで舵を切らなくては、共倒れになる。根室市の予算にかかわりをもち過ぎた地元企業は国や根室市と共倒れになる。根室は水産資源に恵まれた町だから、日本経済が大きなダメージを受けてもやり方次第で立派に生き残れる。そのために智慧を絞り行動に移そう。
 
 貿易赤字と財政赤字という双子の赤字はそう遠くない日に日本経済に甚大な被害を与えることになる。
     備えあれば憂いなし


 
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 <俗歌>・・・変わらぬ真理

  神代この方変わらぬものは 水の流れと恋の道

   世間こぞって好かない主を なぜにこのよに好くのやら
 You, by all others disliked----- Oh, why must my heart thus like you.

 日本語は平井呈一、英文はラフカディオ・ハーン
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*#2665-1 次の根室市長選挙は根室の町の運命の分かれ道 May 2, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-01

 #2665-2 次の根室市長選挙の争点:市立根室病院赤字は20億円を超えた?
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-03-1

 #2665-3 次の根室市長選挙の争点:市立病院をめぐる構図 May 7, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-05-06


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コメント 5

相川始

こんにちは、ebisuさん。

今回の根室市長選挙、対立候補がないから現職が無投票三選!?
正直、がっかりです。
三選を支持するの方たちは甘い汁を得ている人達なのでしょうね。支持する理由を聞いてみたいところです。

そもそも論でいえば、議員や市長がなぜ高齢者ばかりなのかがかなりおかしく感じている。
誰かが「高齢者なのは人生経験が豊富だから」とちう見解があった。そんな一方方向の見方では、おかしくなるのも当たり前です。若いものの意見を無視し、高齢者を優遇するから今の少子高齢化を招いたという見方もあります。

夕張のように30代の市長にした方が根室の為と考える今日この頃…
根室市が根室町に格下げする日も近いのかもしれない。

人間だけが神を持つ。今を超える力、「可能性」という名の内なる神を…
by 相川始 (2014-05-02 07:32) 

ebisu

相川さん、おはようございます。

>そもそも論でいえば、議員や市長がなぜ高齢者ばかりなのかがかなりおかしく感じている。

ほんとうですね、若い人がいない。根室の高校卒業生の7割が根室を離れてほとんどもどっては来ないのですから、若い人が少ないのは事実ですが、それにしても・・・

ふるさとの町をなんとかしようという覇気のある若者が出てきて市長選に立候補してほしいですね。
年寄りだけで根室の未来を決めていいわけがありません。

年寄りは若者たちのバックアップに回る、好い加減に現職を退いて、若者たちに道を譲るべきです。
そうすることがふるさとのまちをよくすることにつながります。

ほらほら、~長のみなさん、いつまでも椅子にしがみついていないで、若い人にポストを明け渡しなさい。世のため人のためふるさとのためにのみ働く年齢にとっくになっているでしょう、年寄りがみっともありません。(笑)
by ebisu (2014-05-02 09:05) 

ebisu

心根のまっすぐな若い人が市長選挙に立候補したら、相川さんとebisuの二人は応援します。思い切ってやって御覧なさい。ほかにも応援したいという年寄りはたくさんいます。65歳以上のお年寄りが人口2.8万人の根室には8000人もいるのですから。
by ebisu (2014-05-02 09:08) 

根室人

根室水産協会会長は根室漁業組合長ではないと思いますが・・・
by 根室人 (2014-05-02 12:23) 

ebisu

根室人さんへ

あれれ、新聞に出ていた肩書きは水産協会長ではありませんでしたか。
個人名が出ていましたが、別の会でしたか?
ご存知だったら教えてください。

会の名前が違っているのなら、とりあえず二重線で消しておきます。わかり次第差し替えます。訂正いたします。

ご連絡ありがとうございます。
by ebisu (2014-05-02 12:52) 

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