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#2641 創立138年花咲小学校新入生たったの39名 Apr. 13, 2014 [64. 教育問題]

 道内3番目、138年の歴史のある根室市立花咲小学校で今年度の新入生がたったの39人だという。この39人を二クラスに分けている。
 団塊世代のわたしの母校でもあるわけだが、当時(昭和30年入学)は1学年6クラス360人だった。約60年で10分の1のサイズになったわけだ。根室市内全部でも新入生は160人前後だろう。もう、一つの学校でも間に合いそうである。

 高校が統合される。たしか3年後という話しになっているのではなかったか。高校統廃合ではなく廃校でいいのではないか?どうしてそういう議論がなされなかったのだろう。

 この町は「クローズドな空間(組織)」でことを決めるところがある。「よらしむべししらしむべからず」というのは封建時代の話だろう。日曜日に繰り返し総合文化会館で市民参加の検討会を開き、オープンな場で市民の意見を聞いてからことを決するように変えるべきだ。一般市民の参加の余地のないところがこの町の閉塞感を大きくしている。

 高校統廃合の3年前に中学校の統廃合を、そして9年前に小学校の統廃合が完成しているというのが、時間軸上の整合性だろう。

 先月の道新に小中学校の統廃合の話しが新聞に載っていた。市教委は市街化地域の3中学校を2校にするスケジュールで仕事を進めた。ところが小学校の生徒数が先んじてもっと減少しているのを見て驚いたのか、市街化地域の小学校も2校体制の検討をするといい始めた。間の抜けた話だろう。

 10年後には1校体制を考えるべきで、道と交渉して学校統廃合の替わりに通学用のマイクロバスの費用負担をお願いしたらいい。道の財政も苦しいから、統廃合による費用負担減と相殺なら話に乗ってもらえる可能性があるのではないか。もちろん郡部の小中学校も廃校にして市街化地域へ生徒を集中するということを検討したらいい。1学年10人程度では集団教育に差支えが出るし、生徒の競争意識も薄れてしまう。競争意識の希薄化は長期的な学力低下の原因になりかねない。市教委は全国学力テストの課員愛市町村別データを公表しないが、根室市はすでに3番手ではないのか。

 10年後、根室市内の小中学校がそれぞれ1校になる、そんな未来を想像できるだろうか?1校体制にしても、団塊世代の頃の花咲小学校の45%、光洋中学校の30%の生徒数しかいないのである。

3月12日北海道新聞根室地域版より
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 小中配置見直しへ
  市教委 新校舎建設も視野

【根室】定例市議会は11日、各階は代表質問を行い、柴山能彦教育長は、市中心部にある小中学校の適正配置について、新たに校舎を再検討する方針を説明。今後、少子化の行方をにらみながら、統廃合に向けた計画作りを進める考えを明らかにした。
 永洞均(創新)の質問に答えた。市教委はこれまで、検討委が2011年度にまとめた小中学校の適正配置に関する基本方針に沿って、歯舞地区や落石地区、厚床地区で統廃合を推進してきた。
 市中心部では15年度までに、花咲港小と啓雲中を統廃合し、小学校3校、中学校2校体制にする計画だった。しかし、成央小などで耐震補強浩二などを行ったものの、築40年以上が経過した校舎の多くで老朽化が著しいことが判明。柴山教育長は「耐震補強工事で校舎の寿命が延びるわけではなく、適正配置に向け、新校舎建設を含め検討が必要になった」と述べた。
 一方、市中心部の小中学校へ通う児童・生徒数は2013年度、形1814人。現在のペースで少子化が進んだ場合、24年度には市教委の推計で、1268人まで減少するという。
 柴山教育長は「市中心部の小学校3校、中学校2校体制という、これまでの方針を根本から見直さなければならない」と説明。「啓雲中についてはあらためて統廃合を検討しなければならず、保護者に対し、これまでの経緯を説明していく」と語った。波多雄志氏(市政クラブ)への答弁。
 市教委は15年度をめどに、小中学校の適正配置に関する計画を策定する。(丸山格史)

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 10年後の2024年度に1268人なら、1学年当たり平均140人である。4クラス編成だから根室市全部で1校で充分だろう。名前は歴史の一番古い花咲小学校を残すべきだ。中学校名は光洋中学の前身名「根室中学校」がいいだろう。一番古い名前を残すことがシンプルだし、理解も得られやすい。新校舎の場所はひとつは成央小がいいかもしれない、オープンに議論したらいい。
 こんなことは社会保障・人口問題研究所の地域別年齢別人口推計の根室の項を見ればとっくにわかっていたことではないのか。高校の統廃合が目前に迫るまで、市街化地域の小中学校の統廃合の検討が具体的なデータに基いて進んでいなかったというのでは情けない。

 仕事は正直に誠実に渾身の力でやるべきだと思う。
 オープンな場でデータを公開して市民と議論していたらこんな初歩的ミスは防げた、クローズドで検討するからこんな事態を招く。こういうチョンボはこれっきりに願いたい、次はいい仕事を期待している。

*#3469 根室市内の高校と中学校:生徒一人当たりの年間コストを試算してみる Nov. 27. 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27

 #3473 頑なな人ほどストライクゾーンが狭くなる Dec. 4, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-03-1

*#3476 学力崩壊危惧ラインは学力テスト平均点でどの辺りか?(中学) Dec. 6, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-06

 #3477 負の相乗効果と学習権の侵害 Dec.9, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09


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コメント 4

ZAPPER

当初から分かりきっていたこと。それを、さも知らなかったように、さも驚いたように装う。で、やったふりに徹する。釧路・根室の教育行政に共通するリアクションのようですね。

学力回復、部活動の集約化、何よりも経費負担の問題。常日頃から「ちゃんと、真剣に」考えてきたならば、まともなビジョンを示せるはずですけれど。

地域の教育行政の力は、地域の子ども達の学力と相関が認められるものなのでしょうか。もうそろそろ、ちゃんと仕事をしていただきたいものですね。
by ZAPPER (2014-04-13 13:36) 

ebisu

耐震補強に全部でいくらお金をかけたのやら。一か所で億を超えるお金がかったところもありそうです。
高校統廃合のスケジュールからいえば、小中学校の統廃合が先行するのが当然ですから、廃校にすれば耐震補強の必要がなかった。
ずいぶん無神経です。民間会社でこんなチョンボをやらかしたら担当管理職は不適格の烙印を押されます。どうしてこんなにでたらめな仕事になるのかわけがわかりません。大きなチョンボで何億円も損しても潰れないからでしょうね。緩みっぱなしになる。
by ebisu (2014-04-13 16:25) 

ゆー

根室市だけではないですが少子化による地域の衰退や統合を進めることが当たり前の光景になっていますけれど街や地域を活性化すること、若年世代の定住を増やしていくことを本気で進めていかなければ行政だけでなく、その地域に暮らす人々の生活も経済的にもますます苦しくなってきますね。昨今、地方創生政策の一環として町おこし青年隊を各地で行い地域活性化という表向き政策を各自治体が国からの助成金で運営していますが、報道されない実態は「名目資金」として利用されて肝心の「目的」には使われていない「活動事例」が多数、青年隊体験者や現に活動中の方々の相談掲示板に書き込まれています。もう戦後何十年と政府の政策や活動で解決された問題はなくなるどころか増えていくばかり。地域活性化は我々が民間や団体に提案し協力していくしか道はないと思っています。税金で生活し利権や癒着に染まって慣れきっている官民に危機感や使命感を期待することは決別すべきだとおもいます。
by ゆー (2016-12-11 08:49) 

ebisu

ゆーさん

その地域に住んでいる住民は、その地域の行政と決別することができますか?
住んでいる限りは行政とは関わりが切れません。だから民間でやることも大事ですが、行政を変えることも同じように大事ではありませんか?

根室でも数名地域創生のための要員を補助金で雇用していますが、ブログが立ちあがってから、1年半ほど更新がありませんでした。首都圏からふるさとでもない根室へ来て、何をしたら良いのか困っていたのではないでしょうか。1年半の空白がそれを物語っています。
スイーツの企画を出しましたが、これは失敗例が近いところにあったのにだれも教えてあげていなかったようです。「霧は深いが情けも深い」が根室人だったはずです。根室音頭の歌詞にある根室人はどこへいってしまったのでしょう?「霧は深いが情けは薄い」、樽を木槌で叩く音と歌い手が交代で何人も歌い上げていた中学生のころの鳴海公園の盆踊り会場の記憶が懐かしい。

数年前に、ロールケーキをパン屋さんやケーキ屋さんの共同企画で町お輿を目的にやったことがありますが、散々な結果でした。あのときそれぞれのお店で開発した商品でいまも販売されているものがありますか?ないと思います。

地元材料でもない、スィーツの開発に地域興しとどういう関係があるのかさっぱりわかりませんでした。
週に2日ほど、バスターミナルの空き店舗で、喫茶店を始めたようですが、目的も意味もわかりません。
簡単ではないことが十分にわかったでしょうね。
周りに根室人がいたはずですが、どうしてほうっておいたのでしょう?手痛い失敗は避けられました。

根室の地元経営者たちが経営改革ができない。町興しは地元企業の経営改革からやればいいのですが、それは市政との癒着からの決別を意味しています。

決別すべきはわたしたちではなくて、地元企業が市政と決別すべきではないでしょうか。

決別しなければ、そんないい加減な経営の企業がこれから25年先に9000人も人口が減って1.8万人の根室に生き残れる確率は限りなくゼロです。
自業自得ですが、それでは困るんです。若者の仕事場が失われるとますます人口減少が進みます。
2万人規模ぐらいで、安定した街づくりができればすばらしいと思います。
そのために、いま何をすべきか、そういう話をしたいのです。
by ebisu (2016-12-11 10:46) 

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