SSブログ

#2633 健康定期チェック:<安心>掛かりつけ医のありがたさ  Apr. 4. 2014 [38. cancer]

 珍しく夜の気温が0度を超えていたので深夜から時折強い雨音がしていた。昼をすぎてまた降りが強くなった。道路わきに1mほどあった雪がどんどん融けて流れていく、春だなあ。

 1月に血液検査してもらってからしばらく病院にいっていないので、4/1に一般血液検査をしてもらい、今日Dr.O, Jr.の診察を受けてきた。
 一般血液検査報告書を見ながらかいつまんで説明があった。血清鉄が男性基準値ギリギリの70だったので、鉄剤を静注をしておいたほうがいいだろうとのお勧め、診察後看護師さんがシリンジを一定速度でゆっくり押しながら静注してくれた。軽い「鉄欠乏性貧血」である。今回血圧は測っていないが、術後はずっと上が90~100、下が50~60である、そういう低血圧状態にはとっくに身体がなれた。
 体内のビタミンB12が減ってくると鉄の吸収能が低下するので、ビタミンB12の検査を次回6月にやり、注射で補充することになった。現在の状態では半年に一度ビタミンB12を補充すれば間に合うようだ。

 血糖値も低めだった。2月に一度低血糖症状を起こしたことを報告しておいた。
 仕事を終わって車庫に車を入れ5分ほど雪掻きをしたら、カクンと膝が折れ転んだ。何度起き上がってもカクンと膝が折れて立ち上がれない。そして宙に浮かんでいるように重心がつかめない。3回繰り返してもダメなのでひっくり返ったまますこし待ってみた。5~7回繰り返して何とか立ち上がり、酔っ払いのようにふらふらしながら明かりのついた玄関目がけて飛び込み、危ないのでそのまま3分ほど倒れていた。まるで空中遊泳しているような感覚だった。
 清美オレンジがあったので、慌てて一つ食べたらだんだんよくなってきた。あのまま立ち上がれなかったら、1時間もしたら低体温症で命がなかった。夜になると表通りでも誰も歩く人がいないから倒れていても気がつかない。何度か転ぶうちに足首を捻挫していたらしく、左足の甲の部分が腫れあがっていた。
 そういうことがあってから、仕事が終わる前30分くらいにチョコレートを食べるようにしている。
 ふわふわ感がしたり、どこを歩いているのかわからなくなりそうなときにはバナナやチョコレートなどの甘いものを食べるとじきによくなるから、低血糖症状は自分で管理できる項目と考えている。歩いているときとか立って何かしているときだけに特有の症状で、坐っているときにはこの症状は現れない。

 鉄が不足すると酸素の運搬能が小さくなるようで坂道を登るときに息切れがする。そういうわけで1月くらいから鉄剤を飲んでいる。量は少なめ、標準摂取量の1/3から1/2である。
 ワダカルの鉄剤が切れたので、今週2種類の鉄剤を買ってきた。
①オリヒロ 「鉄」 2粒で10mg、VB12, VB6、葉酸、クエン酸配合
②井藤漢方製薬 「鉄+葉酸」 鉄7.5mg、VB12、VB6、クエン酸配合
 ①は錠剤である、一日1錠食事のときにいっしょに「食べて」いる。②は顆粒状になっている。どちらも飲みやすい。もちろんワダカルの製品も噛み砕けるようなやわらかいつくりになっている。
 こうした情報が胃の全摘手術をした人の参考になれば幸いである。

 何か異常を感じたら主治医に相談し診てもらう。何もなくても三ヶ月に一度は検査をして診察を受ける。こうして定期的にチェックしてもらうと安心である。心を安らかにしてくれる掛かりつけ医はありがたいもの、感謝。

 具体的な問題には言及しないが、信頼関係に基く地域中核病院と地元医院の連携が根室の課題だ。前に、東京江東区と福島県下の150ベッドの民間病院長から直接聞いた話しを紹介した。両病院長ともに患者を送ってくれる医院の院長とは個人的なお付き合いを含めてよくコミュニケーションしていたことだけ付け加えておく。信頼に基く病院と診療所の連携、そうした努力なしには地域の150ベッドクラスの小規模病院は経営が成立たないのである。
 市立根室病院の赤字額はついに昨年度20億円を超えたようだ、決算が出るのは9月だったかな、ずいぶん遅い。上場企業は2ヶ月以内に決算短信を公表する。確定決算は法律で3ヶ月以内だからそういうことが可能なように仕組みをつくってある。参事をはじめ事務長、管理課長など病院には事務部門の管理職が少なくない、これだけ人数がいれば民間企業並みのことができないはずがない。赤字額が巨額なのだから、市財政への影響が大きい、市立根室病院と根室市役所財政課は2ヵ月で「決算短信」を作成し、市議会や市民へ公表するくらいの努力をしてもらいたい。
 市立根室病院の年間経営赤字額は藤原前市長時代は概ね8億円だったがついに2.5倍となってしまったようだが、改善すべき点はないのだろうか?


―余談―
 同じ道東の音更町にも昨年12月に木野東クリニックが開院した。院長のドクター後藤は元々は消化器外科の名医であるが、首都圏の病院で数年間消化器内科のトレーニングをしてふるさとに戻って開業した。肛門科や外科やEDも扱ってくれる。良い掛かりつけ医を選ぼう。

木野東クリニック
http://www.kinohigashi-clinic.com/

===========================

*#2619 祝&感謝:音更町「木野東クリニック」開院 ドクターG   Mar. 17, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-16-1


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 根室情報へ
にほんブログ村


nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 3

Hirosuke

低血糖症・・・父方の祖母は、当時としては珍しい重度の糖尿病で、角砂糖を常に携帯していました。道端で倒れてしまう事が度々あったからだそうです。

by Hirosuke (2014-04-05 23:58) 

Hirosuke

鉄剤・・・お茶、特に緑茶と一緒に胃に入ると、せっかくの鉄がタンニンと結びついて、効果が半減してしまいます。

お気を付けくださいませ。
by Hirosuke (2014-04-06 00:14) 

ebisu

ご心配ありがとうございます。
ガス欠のようにとつぜん脳への糖分の供給が切れてしまいます。意識がなくなったことはないのですが、歩いているときだといつもの建物の中ですら、ふわふわして方向や位置関係がわからなくなりかけます。
滅多にないことなのですが、糖分不足だと身体が信号を出すのでそれをキャッチして果物やチョコレートを食べて糖分を補給しています。

>鉄剤・・・お茶、特に緑茶と一緒に胃に入ると、せっかくの鉄がタンニンと結びついて、効果が半減してしまいます

胃癌で全摘しましたので、胃の中でタンニンと鉄が結合することはありませんが、腸内で結合してしまいますね。
鉄剤は朝食時に噛み砕いて食べるので、朝はお茶を飲みません。好きなので困ります。和食を食べた後では好きなコーヒも飲む気がしません。ご飯のあとやっぱりお茶のほうがいいですね、ははは。

胃があると腸に少しずつ食べたものを押し出してくれますから、ガス欠にならない。胃って便利なものです。なくして気がつきました。
どうぞHirosukeさんはご自分の胃をいたわってあげてください。
by ebisu (2014-04-06 01:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0