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#2628 コミュニティスクールとは・・・ Mar. 23, 2014 [64. 教育問題]

  雪は真夜中にやみ、根室は記録のある明治12年以来最大の降雪量を記録した。朝8時頃から雪掻きをした。歩道は70cmほども積もっていたが、昨日昼過ぎに車を緊急避難させていった同級生が、奥さんといっしょに雪掻きを手伝ってくれたので、1時間弱で車を通せる幅の除雪が完了した。とっても助かった。
 庭には2mと1.8mの「雪山」ができている。コンクリートの塀際に、クリスマスの頃長方形のバケツに水を入れて氷のオブジェを作ったが、それも雪の中に埋もれている。4月中ごろには全部解けるかな?本格的な春の到来が楽しみである。

 さて本題にはいろう。
 コミュニティスクールとは保護者や地域住民が学校運営に参加する仕組みのことらしい。教職員や教育行政(市教委)による学校運営では自己改革ができないので、学校運営に外部の視点を入れるというのがその主旨である。「学校運営協議会」というほうがその主旨がよくわかる。

*コミュニティスクール
文科省:
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/community/
「コミュニティスクールとは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める仕組みです。」

ウィキペディア:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB

 釧路でコミュニティスクールの人選が問題になっている。保護者や地域住民の意見を学校運営に活かす筈が、学校関係者や教育行政関係者、教育大釧路分校の一部の教員で占められて、地域住民の意見を吸い上げるようにはなっていない。あきれた人選とその運営をブログ「情熱空間」がとりあげている。
  こんなことをしていたら、教育行政の信用も、学校長の信用も地に落ちるだろうに。こんなことをやって恥じないのが「教育関係者」とは呆れて物が言えない。

 さて、根室はこの制度が適用になっている中学校があるのだろうか?

 
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7157228.html
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2014年03月22日

ルールなき見切り発車!(釧路市のコミュニティ・スクールの場合)

ここに原発があったとします。現在、日本の原発はすべてが停止中ですが、仮に地域住民を集めて再稼動を認めるかどうかの諮問委員会を作ったとします。そして、その委員の人選を任されているのは、その原発の所長。その所長の推薦に従って、行政が追認して正式に委員に任命されるものとします。しかし所長は2・3年で転勤になり、5年もすれば定年することが確定しています。つまり、委員の選任について、基準もルールもなければ、誰も責任を負わないということです。

その場合、どうなることが予見されるでしょうか。再稼動推進派で諮問委員会は占められることになるでしょう。次に赴任してきた所長も、当然ながら前例踏襲の仕事に始終し、最初の青写真通りに、再稼動に向けて既成事実が積み重ねられて行くことになるでしょうね。さて、ちょっと過激な、現実離れした喩えではありますが、今、我が釧路市で同じようなことが行われようとしています。(まるで北朝鮮の政治体制みたいだな、これ)

コミュニティ・スクール。文科省が推し進めるそれを取り入れようとしているのは良いと思うものの、その人選はまさに上記と同様のものであって、学校長が推薦するんですね。コミュニティ・スクールの研究校である阿寒湖小学校と釧路小学校の協議会委員の人選を見て驚きました。身内、つまりは教育関係者・市教委関係者・教育大関係者(学識経験者とやら)でガッチリ固められているわけなんですね。あーあーあ、ちょっと目を離すと、やはりそうしたものになってしまうんですね。

コミュニティ・スクールに置かれる学校運営協議会。その制度趣旨は、「地域住民と保護者による学校運営」なのはずです。学校関係者や教育行政関係者が、やり易いように恣意的な人選を容認するとか、そうした趣旨なんかじゃないわけなんですよ。我が釧路のコミュニティ・スクールでは、校長推薦で協議会委員を決めるそうですが、当の校長は2・3年もすりゃ異動でいなくなるし、5年もすれば定年ですよ。よーいドン!で学校運営協議会が発足して、これまたよーいドン!で前例踏襲が確定するって、おかしくはありませんかね?

しかも、その学校運営協議会について、条例なり規則なりも存在しなくて、つまりはルール作りすら怠って、釧路市教育委員会がガッチリと主導権を握ったまま見切り発車するって、そりゃ、いくらなんでもダメでしょうが!協議会委員には、学校関係者と元学校関係者がずらり。おまけに教育行政と、そのお仲間の学識経験者も大量に投入され、地域代表の方は「グリコのおまけ」程度。

「地域住民と保護者による学校運営」のはずなのに、蓋を開けてみたら、まさに《教育行政の傀儡》かの人選。しかしまぁ、どこまでテキトーで、どこまでこズルイんでしょうか。これをこのまま認めてしまったなら、こうなること確実です。学校関係者が議事を粛々と進行し、地域住民と保護者は、ただ話を聞いているだけで、はい終了。せっかく国がお膳立てしてくれているすばらしい制度も、釧路市教委にかかると、こうして骨抜きにされちゃうわけです。コミュニティ・スクールが、コミュニティ・スクールじゃなくなるってことですね。

で、結論。釧路市教委は、コミュニティ・スクールに置かれる学校運営協議会について説明責任を果たし、その合意を得た上で、人選と運営に関して、条例なり規則なりを直ちに策定しなさい。やることなすこと、本当に穴だらけ。もうそろそろ、ちゃんとまともに仕事をやるようにしましょうよ。コミュニティ・スクール制度は、あんたらの利権確保の隠れ蓑のためにあるんじゃないんだぞ!ちゃんと仕事をしなさい。

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コメント 2

ZAPPER

ご紹介ありがとうございます。

阿寒湖小学校などはひどいものです。
今の釧路市教委の教育指導主事が、4月から同好の校長になって評議委員に就任し、釧路市教委お抱えブレーンのT教授もまた評議委員で、おまけに、釧路市教委職員からさらに評議委員が追加されています。
釧路小学校もまた、同じような状況です。

まさに伏魔殿。
先日の釧路市議会で指摘された、市P連への釧路市教委の人事介入。
コミュニティスクールを隠れ蓑に、それと同じことを繰り返そうとしています。
どちらも、ぶっ壊してさし上げなくてはなりません!
by ZAPPER (2014-03-24 15:29) 

ebisu

こんにちは。
いまもどりました。
一週間のご無沙汰でした。
「評議委員」は根室はどうなっているのかな、どなたかご存知の方がいたら教えてください。
by ebisu (2014-03-30 16:53) 

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