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#2614 釧路市議会 教育問題で熱い論戦⇒根室市議会は??? Mar. 12, 2013 [64. 教育問題]

  ああ、読んで面白かった。
 釧路市議会での学力問題の論戦である。わたしは数年前に何度か根室市議会の傍聴に足を運んだことがある。根室市議の諸君がこういう熱い論戦を戦わせてくれたら、市民の傍聴が増えるのではないか。期待したいね。

 釧路市議会が学力問題で厚い議論を戦わせている。市教委への月田光明議員と金安潤子議員の質問は具体的で鋭い。
 釧路市議会副議長である月田氏は超党派の市議会基礎学力問題研究議員連盟の呼びかけ人でもあるが、自身のブログで「議会報告」をしている。
 二本目のブログ記事の「主人公」である市政クラブの金安議員は「ジャンヌダルク」のニックネームがついている、教育改革の旗を振る彼女の質問も鋭い。この二人の議員が釧路市議会で教育問題に熱心に取り組み、教育行政を変えつつある。お二人ともfacebook上のお友だちである。

 ブログ「情熱空間」が月田議員のブログを2回とりあげてくれたので転載する。二本目の末尾で展開されているZapperさんの解説もいい。

 ダメなのは釧路市教委だけではない、根室も類似の問題をいくつも抱えている。根室市議の中で教育問題に関心のある人がいるなら、是非参考にして教育長や市長と学力問題で議論を戦わせ、ねむろっ子たちの学力向上を通じて生まれ育ったふるさとに貢献してもらいたい。

ブログ「情熱空間」から⇒
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http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7136545.html

2014年03月10日

釧路市議会での「学力問題」

つーさんこと月田市議のブログ記事から、釧路市議会の模様です。

松橋市議は、市立小中学校のサイトの開設状況と情報公開について。大澤市議も、情報公開について突っ込んでくださいました。松橋さん、大澤さん、ありがとうございます!

こういうことですね。基礎学力保障条例に定める市教委の責務(努力義務規定ではあるが)。施行からもうだいぶ時間が経過したのに、それをまるで果たしていないじゃないか!どうなっているんだ!という突っ込みですね、要するに。

毎度毎度こうやって、市議会で取り上げなければ、まず動かないわけなんですね、我が教育委員会って。有言不実行、そこを叩かれて、慌てて、やっとこさ重い腰を上げる。毎度毎度そう。それってつまり、(学習指導において)すごく手間のかかる児童生徒と同じ、ってことでしょうかね。(^∀^)

●月田光明ブログ くしろよろしく
第2737回 代表質問二日目・・学力問題
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51754102.html

《引用開始》
 各派代表質問の2日目。
 わが公明党議員団の松橋尚文議員、共産党議員団の村上和繁議員、市政クラブの大澤恵介議員が登壇しました。

 今日も、それぞれの立場から教育問題、学力問題に言及。
 基礎学力問題研究議連の発足、そして基礎学力保障条例の制定を機に、この問題に関する質疑が活発になりました。

 ◎教育推進基本計画の目標達成状況や評価は毎年度公表することになっている。どのようような方法を考えているか

 ◎学校ホームページの開設について同計画にも目標を掲げ、基礎学力保障条例にも学校の責務と位置付けられている
  ①市のHPにリンクしていない学校があるのはどうしたわけか
  ②同計画施行以降、新たに開設した学校は何校あるか
  ③未開設校に対して市教委はどのような指導をしているのか
  ④未開設校はどのようにして市民に情報公開するのか
  ⑤現状について教育長はどのような問題意識を持っているか

 ◎同条例では、基礎学力の習得に関して広く市民各層の意見を聞く機会を設けると定めている。今年度はどのような取り組みを行い、また来年度の計画はどうなっているか

 ■釧路教育局が行っている「ALLプラス・ワン」と銘打った学力テスト過去問の反復学習は「試験対策」以外の何物でもない。即刻中止すべきと考えるが市教委の認識を聞きたい

 ◇昨年の全国学テ小6、北海道公立高校入試において台形の面積を求める似たような出題があった。小6の正答率は67.8%で中3は42.9%。
  実は「ゆとり教育」最後の世代だった中3生は台形面積の公式を習っておらず、問題解決型学習の中で自ら考え工夫して解く教育を受けていた。
 それに対して小6生は「脱ゆとり」で公式を学んでいた。
  ①市教委はこのような実態を把握しているのか
  ②このような状況について、どこに原因があると考えているか

 ◇教育基本法第10条では、子どもに関する情報の提供は地方公共団体に課せられた義務とされている。
  ①教育の第一義的責任を有する保護者に対して、法的な拘束性を持った情報、防犯上の必要性を持った情報以外はすべて開示する必要があると思うが市長の見解を聞きたい
  ②家庭の責任が重いと言うだけでなく、家庭がその責任を果たすために情報公開の考え方を改めるべきと考えるが教育長の見解を聞きたい
  ③教育の目的は「地域をよくするために自分で生活費を稼ぎだせる人間」を作ることだと言えないか。その意味で、就職率に加えて3年以内の離職率、就職の環境と地域の経済情勢等についても保護者に説明し、保護者の意識を高める必要があると思うがどうか
  ④子どもたちの将来のために、今やらなければならないことは「子どもたちと楽しい思い出を作る」ことではなく、たとえ恨まれても将来の大きな試練を乗り越える能力をつけさせることではないか。教育者の使命について教育長の見解を聞きたい
《引用終了》

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http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/7139293.html

2014年03月12日

釧路市教委はちゃんと仕事をしろ!(金安潤子議員の一般質問から)

ここしばらく業務が立て込んでおりまして、昨日は残念ながら、釧路市議会の一般質問の模様を視聴することができませんでした。そのうち議事録が公表されるでしょうから、そこで再検証するとしますが、ジャンヌダルク・金安潤子議員の一般質問の要旨と釧路市教委の答弁の要旨を、月田議員のブログ記事から。

●月田光明ブログ くしろよろしく
第2740回 果敢に直球勝負
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51754300.html

《引用開始》
 釧路市議会は、午前に代表質問2会派、午後から一般質問に突入。
 今日も「基礎学力問題」が活発に議論されました。

 特に、市政クラブの金安潤子議員。
 直球主体に果敢な質疑を展開しました。

 ◎道教委学校教育部次長の武藤久慶氏を講師に迎え(2・9くしろ子ども未来塾主催 釧路市教委後援)、学力問題に関する講演会が釧路市内で開催された。

  ①市教委の出席者が教育長と学校教育部長の二人だけとはどういうことか。
   周知しなかったのか。
  ②釧路教育局、釧路管内及び根室管内からも教育関係者が数多く出席していた。
   市教委の対応には大きな疑問が残る。

  (答弁)後援依頼の際に、主催者から特段出席要請がなかった。
      また、過去に武藤氏の講演会は複数回開催されており、出席実績のある関係者も多い
      今後は可能な限りスキルアップにつながる機会には多くの出席を促したい

 ◎釧路市標準学力テストにおける正答率の目標値が低過ぎるのではないか。
  基礎的な問題は、100点を目標にすべきだと思うがどうか。

  (答弁)業者が一定の標準化手続きを経て定めたものであり、あくまで期待正答率とされている。
      目標として100点を目指すというのはその通りであると考えている。

 ◎道教委による「学校力向上に関する総合実践事業」の実践指定校について、市教委は積極的に取り組もうとしていない。
  財政的な措置を含めて魅力的な事業ではないか。どうしてやらないのか。

  (答弁)同事業に盛り込まれている施策の多くは、すでに市として取り組んでいる。
      それらの学校毎の取り組み状況を勘案しながら検討していきたい。

 ◎教育委員会の定例会議は、委員名も日程も会議録もすべて非公開になっている。
  全面的に公開すべきではないか。

  (答弁)今後は開催日時についてHPでお知らせする。議事録の公開は教育委員会の中で協議検討する

 ◎基礎学力検証改善委員会は、期待通りの成果を上げているとは言い難い。
  次年度の結果次第では委員の交代を考える必要があるのではないか。
  一般市民枠を設けることも検討すべきだ。

  (答弁)委員構成について変更することは考えていない。

 ◎市P連事務局長の人事に市教委は介入しているのか。

  (答弁)会則によって会長が選任することになっており関与はしていない。
      ただし、協力を求められた場合に人を紹介することはある。

 ◎学校評議員の選任や解任は誰の専権事項なのか。
  校長の判断でできるのか。

  (答弁)学校の意見を参考にしながら、学校設置者である市教委が行う。

 ◎市教委のHPは情報量も少なく、悪い見本のようなレベルである。

  (答弁)分かり易く内容豊かなHPを研究していきたい。
《引用終了》

道教委、武藤次長講演の件
道教委ナンバーツーがわざわざご来釧くださって、しかも、釧路の子ども達の学力の現状を、5時間もの長丁場に渡り、根拠となる数々の数字を用いて懇切丁寧に解説してくださった講演会。そこに、教育長以外の釧路市教育委員会職員の出席は見られず(学校教育部長もいたらしいけれど、一緒に帰ったのでしょう?)、しかも、教育長は早々に退席して、その後は誰もいなかった件。

「後援依頼の際に、主催者から特段出席要請がなかった」なんちゅー言い草でしょうか?出席要請がなかったから、だから出席しなかったなどとは…。子どもの言い訳とまるで同じだな、うん。ま、本音はこういうことでしょう。「休日なんだから、プライベートな時間なんだから、職員に出席を強制できるわけないでしょーが。幹部であっても、単なる公務員なんだからさ!」教育長に学校教育部長は、行政畑を歩んできての行政職なわけだから、現場の実際に関しては、いわばど素人。そこを誰よりもよく知っているはずの、学校出身の参事と指導主事こそが、何をさて置いても出席すべきものとの、世間一般の常識すら、もはやそれすらも理解不能なのでしょうね、きっと。

3名の教育委員の中の2名は、「知らなかった。アナウンスがなかった。知っているれば行ったのに…」と言っているのに、一体、何をやっているんだ、あんたらは!「出席実績のある関係者も多い」って、参事・指導主事を筆頭に、校長会・教頭会を、現場を知る人間をこそ丸ごと出席させるようと考えるのが、ごくあたりまえの流れだろーが。まったくもって、お話になりません。講演会に出席してお話を拝聴したならば、自分たち幹部職員の仕事っぷりが、いかにお粗末・杜撰で的を外したものであることか、それを知ることが心底から怖かったのでしょうけれど。

釧路市標準学力テストにおける、あのあまりにも低すぎる目標値とやら
「業者による期待正答値」って、それをオーダーしたのは、お宅らなんじゃないの?細工を施して、数値をわざと高いものにして、さも学力が上がった風に見せたいがためにさ。くだらん小細工はやめて、全国平均をそのまま目標値にすればいいだけだろーが。いいかげんにしろ。税金という予算を投入しておきながら、卑怯な小細工をするなってーの。(H24年には報告書が出されているが、全道との差が広まったH25年については、報告書が出されていないけど、どうなってんだ?)

教育委員会の定例会議及び会議録が非公開である件
おっ、前向きな答弁が出ましたね(笑)。でもしかし、議事録公開すら、たったそれだけのことすら、協議事項なんですね。超ウルトラの内向き志向と隠蔽体質は、やはりここにも及んでいるということなのでしょう。しかしまぁ、協議事項って。自分では、もはや何一つ判断できないってことなのでしょうね。(しかしまぁ、全国初の基礎学力保障条例を有する街が、定例会議のアナウンスもしていなければ、その議事録も非公開などとは、狂気の沙汰ですね。でも、こうして議会の場で追及されない限りは、変えようなどとは思わないわけなんですね)

基礎学力検証改善委員会の人選見直し
答えは案の定のノーなんですね。市立小中学校を管轄するのが市教委なのに、なぜどうして、委員は教育大附属小中と、その出身者ばかりで占められているのかな?あそこって、文科省管轄の国立でしょーが。おまけに、教育実践(実験?)とやらの現場であるわけだから、問題解決学習なんかが蔓延しているという、学力担保のためには通塾が前提というモデル。どうして、そこに頼ろうとするのかな?やはり、自力じゃ手も足も出ないってことかな?で、それ以上に致命的なこと。結果を出すどころか、反対に全道との学力差を拡大させているのに。

道教委による「学校力向上に関する総合実践事業」の実践指定校の指定について
これ、どなたかが顔色を変えて、恐れおののいて大変に嫌がっているのではないでしょうか?道教委から指定を受けたとなると、教職員が加配され、おまけに一流のアドバイザーの指導が受けられるというスグレモノ。しかもしかも、その費用は道教委持ちという、まさに願ったり叶ったりというものですが、一流のアドバイザーが入ってくると困っちゃうという、三流・四流のアドバイザーなんかがいるのかも知れませんね。「同事業に盛り込まれている施策の多くは、すでに市として取り組んでいる」って、何をぬかしているんだか。何年経っても結果を出せないくせに、偉そうなこと言うなってーの。

市P連事務局への人事介入
「協力を求められた場合に人を紹介することはある」って、あらあら、ほぼ認めちゃいましたね…。だって、市P連の役員のみなさんは、「特段、協力を求めたわけではない。それなのに毎度毎度…」などと、みなさん口々にそうおっしゃっているわけですから。これを機に、悪しき慣習とは決別するようにしてくださいね。PTAは任意団体であることをお忘れなきよう。ウクライナに介入するロシアみたいな姿勢は、今すぐに改めましょうね。

学校評議員の選任や解任
学校側にとって耳の痛い意見。しかしそれは改善点の指摘であるわけですが、そうしたことを言ってくださる地域の方を、まさしく、その小学校にとってのご意見番といった方を、こともあろうに学校長がオミットして、イエスマンばかりで周囲を固めるとなれば、それってありなんですか?市教委は、そういうことに、ただめくら判を押すのかな?という質問です。ええ、それって、万が一にもあっちゃいけないことですよね。解任されるべきは、まっとうな意見を葬り去ろうと企む学校長の方だよね、釧路市教委さん。

釧路市教委の悲惨なサイトの件
「市教委のHPは情報量も少なく、悪い見本のようなレベルである」潤子さん、おみごとです!「分かり易く内容豊かなHPを研究していきたい」って、もう何年も年々も指摘されていながら、この期に及んで《研究》などとは、なんとものんびりしたお話ですね。まさに危機意識ゼロ。言われても言われてもやらずにいて、雷を落とされて慌てて動き出す子どもと、まったく同じ精神構造。議会の場で指摘を受けて、さも、今はじめて指摘を受けたかのすっとぼけた答弁…。

でもしかし、ウチの市教委は、こうして議会で追及されてから、それからやっと動くってのが、それが《仕事の流儀》なんですもんね。「燃えないゴミの日」に丸ごと捨てちゃえれば、スッキリするんですけどねぇ…。

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