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#2504 web 本棚 紹介 Nov. 19, 2013 [22. 人物シリーズ]

 ブクログ(booklog)を知っているだろうか?私は知らなかった。
 ブクログはweb上に自分の本棚をつくり、本ごとに紹介コメントを載せられるサービスである。なかなか楽しそうなソフトだ。コンピュータゲームやネットゲームには興味がないが、こういうソフトには興味がある。本棚には興味の範囲や並んだ本のレベルの幅などかなり個性が出るものなのである。


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 labonoboさんの本棚
http://booklog.jp/users/labonovo
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 labonoboさんがレビューを書いている本にはマークがついているから、それを読んで書き手の専門や職業が何かを想像するのも楽しいかもしれない。

 本棚はその人の興味や関心の範囲を示しており、よほど親しくなければ他人の蔵書を拝見することなどできるものではない。大学に勤務する先輩の書斎を見せてもらったことがあるが、きれいに整頓されて二部屋の壁にびっしり並んでいた。

(わたしのお仲人さんであるKさんは根室在住の文学博士(ある印刷会社の会長)だが、考古学者だからその蔵書は3万冊を超える。わたしはそんなにたくさんはないが、4000冊に近いかもしれない。いずれ処分しておかないととは考えている。
 若い自分にはけっこう苦労して買い集めても、興味がない家族には「タダのゴミ」(ワイフの言)だそうだが、わたしも(そして家族も)本の壁に囲まれた書斎にある種の思いがあるからそう簡単には捨てられない。数十年にわたって集められた書棚の本とそれを読み親しんだ本蟲は切っても切れないつながりがある。しかしこれも一つの執着だろうから、きれいさっぱり捨ててしまうのもいい。)

 前置きはこれくらいにして、どういう本を読むべきか迷っている高校生や大学生は、一度この本棚をのぞいて見たらいい。現在340アイテムが並んでいる。もっている本から読み手の大学生をイメージしながら厳選したものだろう。そのうちでlabonovoさんがレビューを書き込んたのが83冊。これからもレビューの数は増えていくはず。並べられた本の数十倍も読んでいるのだろうと推察する。

 web上の本棚は物理的な場所がいらないし、クリック一つで消去できる。更新が止まれば、管理者がセットしているプログラムが働いて自動的に削除してくれるだろう。
 定年を過ぎて暇をもてあましても諸先生は自分の本棚の本を全部ネット上の本棚に登録するようなことはあるまい。数百冊を選んでレビューを加えて公開してくれる先生が増えたら、高校生や大学生には自分の勉強方向や研究方向を決めるのに役立ててもらえるかもしれない。labonovoさんのブクログはそうした用途に利用できるレベルのものだ。

 わたしが高校生のころにこういうものがあったら小躍りして喜び、すべてのレビューを読んだだろう。いい時代になった、本につけられたレビューを読んで面白そうだと思ったら、小遣いと相談して本屋に注文して読んでみたらいい。


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