#2496 ①英文の基本構造論-1 :Adv+名詞+動詞(+名詞)+Adv Oct. 31, 2013 [80.英語談義 (コメント欄から)]
「英語の文の基本構造の話です。Adv+名詞+動詞(+名詞)+Advが基本」
わたしが文型論ではなぜいけないのか、例を挙げて問いかけます。Hirosukeさんが「カタチとキモチ」から切り込み、視界が開けていきます。
文頭にキモチをあらわす語が来る、それに続いて主語である名詞句が来て動詞句が来る、最後に副詞句(あるいは副詞相当語句)が来る。基本構造とはなにかについて、ピント合わせの議論が繰り返されます。
第一回目はそこまで。第二回目は話しは混線しながら広がりをみせます。合格先生が文末焦点の問題をもちだし、話しはますます広がっていきます。議論を楽しんでください。
*#2446 仮定法とは何か(1) : Boys be ambitious. Oct. 11, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-11
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#137
英語の文の基本構造の話です。Adv+名詞+動詞(+名詞)+Advが基本で、2語以上のユニットで名詞を修飾するAdjは名詞の後ろに置く。名詞の後ろにカンマが入ったら、言い換えの可能性が高い。――――余り一般論過ぎてわかりにくいと思いますが、収穫作業の追い込みで腰が痛くなり始めています。農作業が落ち着いたら、じっくり文例を挙げてご説明します。――――――高校生のみなさん、単語集で単語を覚えるのは、本来は邪道なのです。見たことのなかった文を噛み締めるように覚えながら、単語を覚えるのが本来の覚え方です。が、センター試験や国立大2次試験、難関私大(全国レベルで、です。北海道の私大はせいぜい第4グループです。)受験生には、それでは間に合わない、そもそも文の作りを学んでいる段階なのだから文を読みながらなんてできない。―――――単語集は、従。文を「読む」のが、主です。「読む」とは訳すことではありません。イメージが正しく取れればいいのです。訳とはそのイメージを日本語で表現することです。単語の訳語を並べ替えて、「漢文」のように読むことではありません。(でも未だに学校では横行しているみたいですけどね。)―――――
「構文」なんて、漢文の再読文字みたいな感覚にしか思えないです。英語を読んでいるとは思えない!
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#138
>余り一般論過ぎてわかりにくいと思いますが、
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【いえ】、僕は解りました。
↑
ここは英語じゃ【Yes】なの。
知らなかったら、知っといて。
♪なんでだろ-ぉ なんでだろ なんでだなんでだろ♪
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#139
話題が基本に戻りましたね。
ここからほんとうに受験生に役に立話しになるのでしょう。(笑)
>英語の文の基本構造の話です。Adv+名詞+動詞(+名詞)+Advが基本で、2語以上のユニットで名詞を修飾するAdjは名詞の後ろに置く。名詞の後ろにカンマが入ったら、言い換えの可能性が高い
S+V+(Φ, C, O, O+O, O+C )+place+time
これじゃあいけませんか?
もしくは、
名詞句+動詞(+名詞)句+adv
>名詞の後ろにカンマが入ったら、言い換えの可能性が高い
これ、知らない高校生が多い。新聞英語では頻出するので、わたしは必要上、説明しています。
>―――――単語集は、従。文を「読む」のが、主です。「読む」とは訳すことではありません。イメージが正しく取れればいいのです。訳とはそのイメージを日本語で表現することです。単語の訳語を並べ替えて、「漢文」のように読むことではありません。(でも未だに学校では横行しているみたいですけどね。)―――――
根室高校は『ゆめたん』の単語と一緒に例文の暗記を2年間させています。でも英文を読む量は貧弱です。
中学校では「漢文式」に読んでいるので、生徒は癖がついています。だから、量がこなせない。イメージを作る前に沈没してしまいます、つまり、日本語にならない珍訳のオンパレードに最初の内はなりがちです。
スラッシュリーディングをしても、こまぎれの句の集まりから、文全体の意味を総合する技は、日本語の文を読むときと同じですから、国語の成績が抜群によくない限り、スラッシュリーディングをしても、文単位の意味や段落ごとの文意をつかむのはなかなかむずかしい。
ネイティブの中学生程度の簡単な文章の集まりなら、スラッシュリーディングでなんとか文意をつかめますが、少しレベルの上がった論説文になると途端に読めなくなります。
シンプルセンテンスに還元できたら、すなおに意味がつかめるはずですが、これもトレーニングが必要です。
あるレベルの生徒達には「漢文読み下し式」も有効な方法だと思います。成績下位の生徒達は日本語の文章を読んでも即座にイメージがつくれませんから。
しかし、センター試験ですら、「漢文読み下し式」のような悠長なことをやっていたら、スピードがついていかない、80%以上の得点は無理ですね。
読みながら、頭の中に読み込んだ文章の意味をおいて、他の分と比較しながら、論理を追い、段落ごとの意味を整理しながら並べていくというようなことは、よほど能力の高い高校生でないと不可能でしょう。
学年にゼロあるいは1~2人(120人中)のレベルだと思います。根室高校普通科では学年10番以下の生徒には関係のない話しかもしれません。
なにかうまい方法があるなら、成績上位層の生徒にとっては福音でしょう。全国模試で偏差値65(全国模試で上位6.7%)レベルの話しになるのでしょうね。
とっても面白そうです、農作業を終わってからの解説を期待しています。
収穫作業が忙しくて腰の痛みのことなど構っていられないのでしょうが、腰痛がひどくならないことを祈ります。
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#140
>S+V+(Φ, C, O, O+O, O+C )+place+time
>これじゃあいけませんか?
もしくは、・・・
↓
いけません。
これだと、常に最初が【~は】だと思い込みます。
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最初に【その他】のカタチ
⇒そこが強いキモチをイミしてる!
--------------------------------
ここが英文読解のキモなんです。
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#141
さて、すこし具体的に質問してみないといけないようです。
>--------------------------------
最初に【その他】のカタチ
⇒そこが強いキモチをイミしてる!
--------------------------------
>ここが英文読解のキモなんです。
【その他】の具体例を挙げていただけると理解しやすい。
後志のおじさんは次のように書いています。
>英語の文の基本構造の話です。Adv+名詞+動詞(+名詞)+Advが基本で...
Advとはadverbials(副詞相当語句)のことだと思いますが、これが文頭に来るときは強調です。基本の位置から移動させることで「強調しているぞ」という気持ちを表しています。
広くとれば、分詞構文も入れることができそうです。
--------------------------------
最初に【その他】のカタチ
⇒そこが強いキモチをイミしてる!
--------------------------------
謎めいているので、これを読んでいる高校生とわたしのために具体例で説明していただけるとありがたい。
お二人が指摘するということは、この「Adv」と「【その他】」がどうやら文章理解の基本に関わる事がらのようですから。
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#142
はい。Hirosuke先生。Yesは後に肯定文、Noは否定文が来るよ、というマーカーだからです。―――――休憩時間に少しずつ綴ってみます。中学生にもわかるようにテキストは開隆堂Sunshine中3P.106。飛び入りコメント、物言い方よろしくお願いいたします。―――
On a ←文頭のOnでこのフレーズのリンク先は動詞と確定。―――
On a cold night in←動詞の前の前置詞は直前の名詞にかかる。―――
On a cold night in New York City,a←名詞のマーカーが出てきたので、主語。主語にaがついているときは、具体物の共通理解がないことを意識して「ある」をくっつけて読むといい。―――――
On a cold night in New York City, a policeman was walking←動詞です。動作実行中で、過去ですから気持ちはその場面に跳ばすように。ここで、「何がどうする。」が完結したので、以下Advの場所となります。――――
along←この前置詞は、長いものに寄り添って、一定の方向に進むことを表します。わかっているなら、無理に訳さないほうがいい。―――
along a dark street.このaも、特定できないことを意識して読みます。参考までに、突然the streetときたら、streetの賑やかさを言っていると思ってください。――――――
to be continued.
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#143
Hirosukeさんの「キモチ」を私なりに理解しているのは、英語では、言いたいことが先にくる。だから、Advが先にくる時はSVよりも、条件としてのAdvにキモチの重点があるということ。―――――先の文でも文頭にあるから、「寒い晩なんだな。ニューヨークか。」とうったえるのです。
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#144
なるほど、おっしゃることの意味がわかりました。
こういう視点からの説明は初見です。
読解上は「言いたいことが先に来る」というほうが説得力がありそうです。それが「英語のキモチ」。
そうならAdverbialsであればなんでもいい。yesもnoも、分詞構文だって理由だったり・付帯状況だったり・時だったりと副詞相当語句に含めていい。
あらゆるタイプの文を眺めた上での抽象化であって、基本タイプの文(通常の肯定文)に絞り込んだ上での抽象化とは立ち位置が異なっています。
立ち位置が「読解高地」というすこし高いところにあるようで、「平地のワード・オーダ」とは視点が違います、面白い。
しばらく聴き手に回って解説を楽しみたいと思います。
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#145
>広くとれば、分詞構文も入れることができそうです。
その通りです。
いわゆる【疑問文】とか、
いわゆる【命令文】とか、
いわゆる【Wh疑問文】とか、
いわゆる【倒置】とか諸々・・・。
だから僕は【その他】なんです。
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【その他】=【~は】以外
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と大きくタガを緩めて捉えてください。
なぜならば 文法用語が 憎いから (怒)
この一週間、
少し脳を酷使したようです。
しばらくコメントを控えます。
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#146
#2458に新しい投稿場所を設置しましたので、そちらへご投稿ください。
こちらのコメント欄はすでに102件に達しています。読者の便を考えた措置ですので、よろしくお願いします。
Hirosukeさんへ、
主旨はよくわかりましたので、少し休んでからまた投稿をお願いします。
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