#2482 ⑦都道府県別・偏差値ランキング表(小学校) Nov. 8, 2013 [69.H25全国学力テスト・データ分析]
小学校の都道府県別偏差値が計算し終わったので掲載する。北海道の子どもたちの学力が全国レベルでどういう位置にあるのか、偏差値で判断してもらいたい。
北海道の小学校の平均偏差値は36.4(学力下位8%)、中学校は45.1(学力下位30.9%)である。
元データは文科省の「平成25年度全国学力・学習状況調査 実施概況 全国ー都道府県(公立)」から、EXCELシートにコピーして、計算した。算式は注記してある弊ブログに記してある。
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元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
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■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
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#2475 全国学力テストデータ根室管内版の解説(1) Nov. 6, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06
#2456 市町村別学テ情報公開解禁へ(読売新聞) Oct.21, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-21
#2464 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(2) Oct. 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25-2
*生活時間割の帯グラフが貼り付けてありますので、ご覧ください。
「あっぱれ道教委!(道教委の支援冊子)③」 ブログ「情熱空間より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6896333.html
#2462 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(1): Oct. 24, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-24-1
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北海道の小学校の平均偏差値は36.4(学力下位8%)、中学校は45.1(学力下位30.9%)である。
元データは文科省の「平成25年度全国学力・学習状況調査 実施概況 全国ー都道府県(公立)」から、EXCELシートにコピーして、計算した。算式は注記してある弊ブログに記してある。
<偏差値順位表> | ||
1 | 秋田県 | 81.6 |
2 | 福井県 | 70.9 |
3 | 石川県 | 67.6 |
4 | 青森県 | 64.8 |
5 | 広島県 | 61.6 |
6 | 香川県 | 60.7 |
7 | 京都府 | 59.9 |
8 | 東京都 | 57.5 |
9 | 富山県 | 57.0 |
10 | 新潟県 | 56.6 |
11 | 岩手県 | 54.2 |
12 | 高知県 | 53.9 |
13 | 山口県 | 53.7 |
14 | 愛媛県 | 53.7 |
15 | 鳥取県 | 53.2 |
16 | 長野県 | 52.5 |
17 | 茨城県 | 51.8 |
18 | 奈良県 | 51.5 |
19 | 兵庫県 | 51.3 |
20 | 熊本県 | 50.5 |
21 | 鹿児島県 | 50.3 |
22 | 千葉県 | 49.8 |
23 | 福岡県 | 49.6 |
24 | 大分県 | 49.3 |
25 | 山形県 | 48.7 |
26 | 埼玉県 | 47.9 |
27 | 神奈川県 | 47.7 |
28 | 宮崎県 | 47.5 |
29 | 徳島県 | 47.5 |
30 | 愛知県 | 46.9 |
31 | 佐賀県 | 46.2 |
32 | 大阪府 | 45.2 |
33 | 福島県 | 44.9 |
34 | 岐阜県 | 44.1 |
35 | 栃木県 | 43.8 |
36 | 和歌山県 | 43.8 |
37 | 宮城県 | 42.6 |
38 | 長崎県 | 42.3 |
39 | 群馬県 | 41.7 |
40 | 岡山県 | 41.7 |
41 | 山梨県 | 41.4 |
42 | 三重県 | 40.2 |
43 | 静岡県 | 39.8 |
44 | 島根県 | 38.3 |
45 | 北海道 | 36.4 |
46 | 滋賀県 | 36.3 |
47 | 沖縄県 | 32.0 |
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元データは文科省が公表した47都道府県の平均正答数と北海道教育委員会が公表した「管内版」に載っている管内別平均正答率である。元になる都道府県別偏差値算出の元データ数は、「47個×4科目」だけ。
したがって、ばらつきが少し大きくなる傾向は否めない。正規分布を外れるデータが一つ二つ混ざると、それらのデータは±3σを外れることになる。 都道府県別偏差値の分布をみると、 小学校: 32.0~81.6 中学校: 14.4~74.8 通常の偏差値は全受験者の個別データを用いて計算されるので、本データとは性格が異なる。数万から数十万のデータを用いて計算される偏差値との性格の違いがあるということだ。
統計に不慣れな人のためにもうすこし事情を具体的に説明すると、47個のデータが理想的な形で正規分布していないことが予測できる。イレギュラーなデータが一つあるとその影響が偏差値の分布に出てしまうのである。小学校の都道府県別データでいうと秋田県の81.6、中学校のデータでいうと沖縄県の14.4がそうしたデータに該当する。47個のデータが±3σの範囲から外れてしまう。この範囲を外れるデータの出現確率は0.0013だから、データ1000個に一つの割合となるから、47個のサンプルデータでは出現しないはずのものである。これはサンプル数が少ないためだから、そのように諒解いただきたい。都道府県別に分析する限り、データ数は47個とならざるを得ない。
偏差値による本データ分析の意味するところは、都道府県単位で正答数の標準偏差値を計算してそれを尺度に全道14支庁管内別データ比較をすることにあり、その限りでは統計学的に正しい方法といいうる。
都道府県単位の全国データの尺度基準で、14支庁管内それぞれがどのような位置にあるのかが明らかになる。こういうデータが明らかになったことは、ebisuの知る限りではいままでにない。
それぞれの地域で学ぶ道産子が、自分達の学力を全国基準で測度できるということは今後の勉学に大いに役に立つ、いや役立ててほしい。
高校生になって全国模試で自分の位置を知ったのでは偏差値65以下(96.6%)の生徒は手遅れである。 首都圏のトップレベルの生徒達は小学校4年生から、生活習慣を受験用に切り替え、予習中心のハイスピード・難問題トレーニングをしているのである。
高校生になってから追いつけるのは、スタートが遅れてもそれをものともしない馬力をもつ偏差値65以上の極小数の生徒達だけ。スタートを早く切れば偏差値60以上の受験戦争のフィールドで本来戦える生徒達のほとんどが偏差値50前後の大学へ進学することになっている。これを「惨状」と呼ばずしてなんと言おう。
道産子の一人であるわたしはこうした現状も変えたいと願っている。道産子(ニムオロっ子)による道産子(ニムオロっ子)の意識改革のための情報発信、それが「ニムオロ塾」の役割。
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■ 【全国47都道府県別・偏差値ランキング表】
#2482 (小学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-2
#2476 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06-1
#2483 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-3
■ 【全道14支庁管内・偏差値ランキング表】
#2485 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09
■ 【全道14支庁管内別・科目別・偏差値表】
#2484 (小・中対比)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-4
#2480 前半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08
#2481 後半 (中学校)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-08-1
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■ 【計算過程の開示】
#2476 (都道府県別基本統計量)
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#2478 (管内別基本統計量)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-07-1
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#2475 全国学力テストデータ根室管内版の解説(1) Nov. 6, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-06
#2456 市町村別学テ情報公開解禁へ(読売新聞) Oct.21, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-21
#2464 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(2) Oct. 26, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25-2
*生活時間割の帯グラフが貼り付けてありますので、ご覧ください。
「あっぱれ道教委!(道教委の支援冊子)③」 ブログ「情熱空間より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6896333.html
#2462 道教委リーフレット:生活習慣を改善し学力アップ(1): Oct. 24, 2013
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2013-11-08 01:20
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