#2473 市立根室病院を外部の医師はどうみているか? Nov. 1, 2013 [31.市立根室病院経営改革メモ]
下記の弊ブログにたくさんのコメント(ebisuの書いたものも含めて26本)が寄せられたので、本欄へアップして紹介します。
#2442 市立根室病院の経営改革をどうやるか(1) Oct. 9, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09
投稿された方々の中には、内容から何名かドクターをおぼしき人の手になる物のようです。根室の外にいる医師たちが市立根室病院をどう見ているかを知るためにも貴重なコメントです。
前市長時代には年間8億円前後だった赤字額が昨年度はついに2倍の16億円を超え、今年度は軽く20億円を超えそうです。なぜこんなに毎年赤字が拡大するのか、よほどの放漫経営がない限りこのような事態は考えられません。原因の一端にも言及があります。
経営の責任が誰にあるのか、外部の医療人がそこのところをどう見ているのか、そして根室の地域医療がなぜ危機に瀕しているのか、冷静な頭で考えてみてください。
いつの日か、市立根室病院のドクターたち数名と根室市民が胸襟を開いて地域医療の現状と未来を語り合う日があるといいですね。総合文化会館で、日曜日に数時間のんびりと語り合う、いいですねえ。
なお、コメントに反論があれば匿名でけっこうですから投稿してください。きちんと本欄へアップして取り上げさせてもらいます。
子ども達やお年寄りのために、病気を抱えている友人たちや親戚、そしてここに住む自分のために、消えかかっている根室の地域医療の未来を取り戻したい、そういう願いで書いています。
最初のZAPPERさんのコメントは#2442の本分をお読みいただければ、意味がわかります。
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母屋でおかゆをすすりながら、離れではすき焼きを喰っている。
塩爺の名言が思い浮かびます。
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ZAPPERさん、こんばんわ。
塩爺、懐かしい名前です。
根室市役所は昼休みに消灯しています。
その割には、総額70億円の市立病院新築、統廃合せずに市街化地域の3小学校と3中学校の耐震改修、老健施設30ベッド増床に9億円の助成金交付、特養へも30ベッドほどの増床に5億円の助成金、すでに決定済みの明治公園再開発など、やたら建築関係予算がばら撒かれています。
計画では減るはずの市債残高が増加に転じており、この数年間歳出規模が20億円ほど膨らんでいます。
こんなに短期間に建築予算を増やすことに市議会はチェック機能を果たせません。
市議報酬は月額31万円にボーナス、そのほかに調査費のようなものが出ているのでしょう。
根室の地元企業で働くのと比べてみたらいいと思います。
年間何日市議会が開かれており、時給換算したら何万円になっているのか自ら計算してみたらいい。
市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
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>市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
そんなこと100%無理な事を承知でEbisuさんは”虚しい”期待を書いていますね。いや、むしろ反語と捉えるべきでしょうか(笑)。
市立病院に関しての諸悪の根源に付いては、或る議員は知っています。少なくとも問題の本質には気が付いている筈です。しかしもう4年近くも知らぬ振りを続けて来ました。彼の議会での活動を見ると、病院問題には触れていますが、それはどうでも良い上っ面をアリバイ的にさらっと流しているに過ぎません。その数年間で病院の土台はどんどん腐食が進んでいます。それは新病院に成ったからと言って止まりません。
かって市立病院は「ハードが老朽化しているから今時患者が集まらない」との言い訳に終始していました。確かに隣町釧路の大病院は何処もハードは当時の根室よりはマシでした。
ここで私事ですが、先日所要で札幌に行った折、何年振りかで北大病院を覗いてみました。食事をしにレストランを探していてびっくり。高天井の広大なホールの周りにはコーヒーショップやコンビニ、レストランが取り囲むように並んでいます。それこそちょっとしたミニコンサートが開けそうな空間です。「患者さんがゆったりと休める」と言う”目的”なのかも知れませんが、柱の横の椅子に座り高い天井を見上げながらふと思いました。
「そりゃあどんな建物でも新しく綺麗な越したことはない。しかし”病院”にとってそれは必要十分条件な筈はない。確かに今時は”現代風”は必要不可欠かも知れないが、しかし時代がどんなに変遷しようとも変わる事のない医療の本質は、それは病院の構造物や機械類と言うハードではなく、mustなのは病院と言う存在を構成する人的要因=つまりソフトなのだ」
根室の隣町の病院は、先日20億円余りを掛けて新病院に生まれ変わりました。医師も一人二人は増えたようです。しかし仕事内容が飛躍したと言う住民の喜びの声は聞こえて来ません。外科医の数が増えたにも拘わらず整形外科も外科もまともな手術は??
つまりは”病院”とはそう言うことです。大事なのは、先ずは構成する医師やスタッフそれぞれのレベル、向上心と努力、そして息の合ったチームワークに他なりません。そのヒューマンネットワークがあちらこちらで綻びていては、どんなに豪華な入れ物に変えた所で所詮は飾りに過ぎません。
病院と言う大きな組織の中でそのヒューマンネットワークの要(中心)がいい加減だと、病院と言う”存在”はばらばらに崩壊してしまいます。
もう何年も前から根室市民の誰もがうっすらと気付きながら、敢えて触れようとしない市立根室病院の”癌”です。
(敢えて”癌”と表現したのは、外科的に摘出すれば”延命可能”だからです。たとえ進行癌であっても、化学療法や放射線治療、更には免疫療法など駆使した集学的治療を施せば未だ間に合うかも知れませんので)。
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部門別損益計算や経理規程がないことにビックリ。
ただ部門別損益計算より、部門採算経営を導入する方が良いとも考えますが、どちらにしても経営の基本的項目もできていない状態が現状なのでしょう。
前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
H議員のblogでも不思議なことが記載されていた。
新病院時にWindowsXPのパソコンを導入するという不思議。そして新病院1年も経過しないのに電子カルテ導入の案件があるみたいな内容だした。
正直あきれて物も言えない状態である。
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とある外科医さんの意見です。
◆地域の公立病院の難しいところ◆
http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2013-10-06
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「心配性」さんへ
>>市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
>そんなこと100%無理な事を承知でEbisuさんは”虚しい”期待を書いていますね。いや、むしろ反語と捉えるべきでしょうか(笑)。
仰るとおり100%無理だと承知していますが、あえて書いています。かくあれと。
>市立病院に関しての諸悪の根源に付いては、或る議員は知っています。少なくとも問題の本質には気が付いている筈です。しかしもう4年近くも知らぬ振りを続けて来ました。
この点も経緯はその通りでしょう。だから、今回選挙で票が一番下がってしまいました。選挙民はかれの言動を冷静にみているようです。前回は新人議員でしたから、期待が高かった、裏返すと長年市議をやっている人たちには市民はまるで信をおいていない。
今回選挙で2人新人が当選しましたが、2回目の選挙で票を減らさないように市議活動に専念してほしいと思いますが、どうでしょう?
これでだめなら、根室には市議の仕事を担える能力と高い志を抱いた人材がいないということです。市議会は機能不全。
市議が恣意的な市政チェックをしなければ根室市は夕張市の後を追うだけ。
ハコモノやイベントにうつつを抜かし、市長も市議会も一緒、ブレーキのない車に市民は乗せられていたようなもの、いや外側から見れば。市民もそうした市長や市議たちと一蓮托生だった。ほろびる町はほろびる理由がある。
繰り返しますが、市議がいつまでもその仕事をまっとうできなければ、市債残高が膨らみ、市立病院は20億円前後の赤字を毎年垂れ流しつつ市財政が破綻します。
現在だって、プライマリーバランスを考えたら、20億円の歳入不足。
市長と市議会が率先して根室市を食いつぶす、そう思っています。だから、次の世代に、心根がまっすぐで、志が高く、基礎学力のしっかりした者たちを地元に数人残すために東京から戻ってふるさとで私塾をやっています。
別海は20億円で済んだのですか、根室の70億円とは比べものになりませんね。別海も100ベッド近くあったでしょう。根室の7割強のサイズなのに、金額は3割でできている。このことからも市立根室病院がコストを無視した法外な新築だったことが明らかです。コストカット意識がありません。建築業者にとっては実に美味しいお客様に根室市はなっています。老健施設へも特養へも他の市町村では例のないほど高額の補助金をだしました。子供の数がこの10年間でも4割も減少しているのに、一度失敗した明治公園にまたアスレチック施設を造ったり、建物を建てたりと再開発案がびっくりするようなスピードで進んでいます。
この案件も市議会がとめないとアウトです。
元大地みらい信金理事長が委員長です。いわば出入りの業者と結託した市政運営、元理事長殿は再開発委員会の委員長ですが営業活動のようなもの。再開発でさらに市の借金が増えますが足りないお金は地元信金からというのは夕張市と同じ構図です。
市議会の責任は大きい。
これがとめられないようでは、根室市は夕張市の後を追う。
ニムオロ塾の塾生の何人かが30年後の人口1.5万人になった根室を立て直すのに一生懸命に仕事をしているでしょう。
数人いれば十分です。
>大事なのは、先ずは構成する医師やスタッフそれぞれのレベル、向上心と努力、そして息の合ったチームワークに他なりません。そのヒューマンネットワークがあちらこちらで綻びていては、どんなに豪華な入れ物に変えた所で所詮は飾りに過ぎません。
建物は建物にすぎません。医師たちの人間関係や仕事のやりがいといったソフトウェアが先か経営管理制度の構築が先かは、鶏が先か卵が先かを論ずるようなものです。
あえて突き放した言い方をします、ふるさとですが根室は僻地です。ですから医師も学校の先生も優秀な方々はメッタに来たがりません。そういう方はマレです。
でも、そういう中にもいい先生はいらっしゃる。前院長も含めて根室にもっと長くいるつもりだった医師も数人知っています。
僻地の根室に住んでいるうちに愛着がわいて根室に骨を埋めてくれた先生もお二人知っています。
一人は根室のそろばんを一時は全道トップレベルに育て上げてくれた高橋尚美先生です、もう一人は根室高校で先生をしておられた山田先生、郷土史研究家でした。
わたしの親父も生まれは釧路、育ちは旭川、根室で結婚して根室に骨を埋めました。40前後で一輪車に乗れる人たちのほとんどはオヤジから一輪車の乗り方を習った人たち。60歳になってから本を見ながら練習してあっというまに本やビデオを見ていろんな技を身につけていました。北海道では最高齢の一輪車乗りでNHKが3度取材しています。資格のない者が子ども達に一輪車を教えてはいけないといわれて、体協の資格をとりましたね、それには地元の先生たちの応援がありました。ありがたいことです。
話しが脱線したようです。
僻地の根室は子ども達の学力も低く、子育て世代の医師が根室へ赴任するのは著しく困難です。
昔も今も30年後も医師確保はむずかしい。だからこそ、恣意的な病院経営は排除しておきたいのです。誰が院長になっても、だれが市長になっても、病院経営が市民にオープンなかたちでなされるようにタガをはめておきたい。それが経営改善であり、基本的な経営管理制度の構築なのです。
だから、数回のシリーズの「病院の経営改革をどうやるか」は回を追うごとに具体的になっていきます。
誰かがやろうとしたときに、デザインできる能力をもった人材がこの町にはいませんので、書き残しておきます。どなたかワードファイルにコピーして保存し、将来役に立ててください。知らない者や経験のない者にやれといってもとてもむずかしい。コンピュータシステムと原価計算を含む簿記と管理会計学や経営管理について、具体的で実践的な専門知識と経験が必要な分野だからです。
>もう何年も前から根室市民の誰もがうっすらと気付きながら、敢えて触れようとしない市立根室病院の”癌”です。
わたしも知っていますがブログ上で書かないことがいくつもあります。例の9000万円支払った医療裁判のことも関係者から直接聴いて、事情がどうだったのかは承知しています。現院長に責任が大きいことも。しかしブログでは具体的なことを書いていません。他の医療事故、胃の手術で肝臓動脈を傷つけ大出血した医療事故も複数のルートからそのときの状況を聞いて承知しています、たまたま聞こえてきました。現場はずいぶん慌てたようです。処置できませんでした。
病院に一度だけ医療事故の件は問い合わせましたが、情報公開拒否です。年度単位でも、診療科別の件数すら出しません。もちろん内容も資料を出しません。その年から唐突に医療事故件数のみ公表するようになりました。まずいと思ったのでしょうか?
ブログで具体的な話しを書けば根室の地域医療が一時的に吹っ飛ぶ話しです。だから、重大な医療事故があるにも関わらず書けない。件数が多いわけではありませんが、ある。診療科別・月別医療事故は市議会に委員会を設けてチェックすべきですが、チェック能力のある市議がいないかもしれません。
前院長の退職の経緯も含めて、最近おやめになった医師の方の本音も人づてに聞こえてきます。市長や歴代の何人かの事務長、他の関係者などのことも。耳というのは不便なものですね、いろんな声が聞こえます。なんとかしたいと思いつつ、部外者に出来ることは、こうして限定された情報を発信することだけです。
具体的な内容を公表すれば癌の摘出と一緒に患者(市立根室病院の診療機能)が危篤状態に陥ります。快復まで2年くらいの混乱があるでしょう。
吹っ飛んでもいいのかもしれませんが、爆弾にスイッチを入れるようなものです。そういう「勇気」はわたしにもありません。
最近聞いた病院関係者の院内でそれなりに権限をお持ちの方の「愛人問題」も経営に悪影響、医師の定着にすら大きなマイナスになっていますが、これも噂の範囲ですから誰とは書きません。こういう噂は広がりますから、院内では承知している人も少なくないでしょう。
困ったとき、窮地にあるときは、原理原則に還れ、です。まともな民間企業の経営管理ツールを導入して診療科別・入院病棟別の予算管理制度をスタートさせ、院内及び市民へ情報公開することが大事です。規程類も整備されるので、恣意的な経営がやりづらくなります。
いいことばかりではありませんから、一時の混乱はあります。ですが必ずよくなる。
今のままでは癌を一つ摘出したところで、元の木阿弥になりませんか?
病院長の問題も確かに大きい、そして市長の地域医療政策にも問題がある。
例年選挙の年ですが、市長が代わって副市長が市長になっても同じことでしょう。人材がいない。
外科手術ができる人材すらいないのが根室のありさま。
ツケはいずれ回ってきます。根室市は窮地に立つ。夕張化が避けられない。
わたしは根室の再生は30年後と見ています。このままだめになることは仕方がないとも思っています。
しかし団塊世代の一人として、言うべきことだけは言っておきたい。
それも抽象的な話しではなくて、具体的なビジョンと達成手段を書き残して起きたい。後から来る人の参考になることがあれば幸いですが、なくてもそれはそれ、根室の運命ですよ。
前院長を追い出すように画策した市長と現院長、そして当時の事務長、その他。前院長追い出し問題は根室の地域医療に深く関わる大問題でした。
前院長当時は旭川医大の医師撤退にも関わらず、赤字の幅は10億円以下でした。よくがんばって地域医療を支えてくれました。それだけにあの追い出し劇は、ふるさと根室人には恩も義理もないと全国に発信したようなもので、たいへん残念です。医療の世界は狭いので、こうした悪評判は医師の間にあっという間に広まりました、それが医師確保をさらに困難にしています、もっとほかのやり方があったはず。
長くなりました、具体的な地域医療ビジョンを市議会が議論する日は30年後かもしれません。
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相川さんへ
こんにちわ、いい天気ですね。
わたしは診療科別、病棟別の部門損益計算をして、部門の責任者とスタッフにいくら赤字が出ているのかを承知してもらいたい。まずは事実を知ることです。
予算を部門別・月別に編成すれば月次で部門別の予算管理ができるようになります。責任もハッキリします。
>前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。
これは事実に反しています。わたしも何度か資料を整理しましたので、検索していただければ各年度の実質赤字額がわかります。おおむね10億円以下でした。昨年度は16億円、今年度は20億円を超えます。
>それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
急速な赤字拡大は現院長です。その原因も一部はハッキリしています。それも弊ブログでいままで何度か書いてきました。長くなるので今回はコメント欄で再説しません。悪しからず。
院内システムについては入れたばかりのシステムの廃棄が生じそうです。4億円程度はかかっているのではないでしょうか。残念な損失です。これをやったら、今年度赤字は24億円を超えるかもしれません。
でたらめなシステム導入をするからこういうことになる。病院建築仕様を決める前に電子カルテシステムの実務フローをデザインすべきと何度も書きました。言うことを聞かないからこんなとんでもないことになります。
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Hirosukeさんこんにちわ
素敵な情報ですね。
公立病院は、いい院長がいても、人事権がない、事務長や管理職が短期間でころころ代わる、これでは経営改革はできない。その通りですね。
しかも異動で回ってくる管理職たちは医療にはまったく知識がないし、経営の経験もない。例えば港湾関係から異動してきた管理課長殿。2年で他の部署へ異動ています。
学生へのお土産代の項だけはまったく事実が違います。学生は来ません、しかし、いろいろなところから「赴任打診」&見学があります。夏に集中しているそうです。根室は日本で一番涼しいですから。
予算に不自由していることはありません。ふんだんにお使いいただいています。交通費も含めて丸抱えのケースもあるかに聞いています。当地は花咲蟹でも有名ですから、お土産の予算も決して少なくありません。市議会の皆さん、こんな隅っこ突っつかなくていいですよ。
医師確保がしたいですからね、足元を見られます。(笑)
そんなことで医師が確保できるとも思えませんが、大目に見るしかありません。
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前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
前院長の交代劇のシナリオは、ほぼEbisuさんが説明されている通りです。根室市と言う”妾”が”旦那”を札医大に変えた方が医師が集まる(全面的にバックアップしてくれる)と踏んだ市長が強引に北大出の前院長を辞職に追い込んだと聞いています。だから予定通り札医大出の現院長の体制に成り更に赤字が増えても(システム的に赤字の増加は当たり前)現院長には御咎めが有りません。その裏では、院長が大学のバックをちらつかせて・・・と言うような芳しく無い話も聞こえて来ます。(もし大学が総引き揚げのような事態にでもなれば、市立病院は殆どの医師が居なくなります。)
まさかこの様な事態に立ち至るとは市長は考えていなかったのでしょう。全てを一つの大学に託すことは一見無駄が無く合理的に見えますが、気紛れな大学がその気に成れば地方の病院の一つや二つは直ぐにすっ飛びます。
根室市の管理者はあまりに医師を知らな過ぎます。医師や大学に対する不勉強さには呆れる程です。その事は今や日本中に知られています。何でも金で解決出来ると思っている。しかし人間の世界は、決して金が全てではありません。
金(70億近く)で作った新病院ですが、その中心に一番大事な”心(魂)”が見受けられません。
正に、「仏造って魂入れず」ですね。
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・・・ちなみに、リース物件でしょうから契約期間(通常5年ないしは6年)の残存期間分のリース代を一括し払う契約になっています。つまりリース金額の80%ほどの特別損失がでます。
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ebisu さんへ
こんにちは、本当に良い天気です。
確かに診療科別、病棟別の部門損益計算するのが経営手法としては正しいと考える。どちらにしても経営改善するには民間の力を導入するしかないかと考える。
前院長を追い出すように市政が画策した自体が凄い問題です。市政が来て頂いている医師の頬に手袋を投げている状態だったのですね。
私が聞いた噂話では、院長を交代させる為、医師招聘能力不足と赤字責任などの適当な理由に挙げて、院長を交代させたと聞いていました。
それにしても、市立根室病院は昔から何も変わっていないのですね。
そして今も根室の悪評が広範囲に拡散中なのですね。
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前院長のA医師は北大のご出身。
市長は常勤医確保がたへんなので札医大からの全面支援がほしかった。
院長になりたい現院長と思惑が一致、追い出し決定。
旭川医大が引き上げたのが2,007年4月1日、そのあと常勤医5人体制でA医師は144ベッドの市立根室病院と根室の地域医療崩壊を食い止め、渾身の力で支えてくれました。
根室市としては恩義のある方です。
それなのにずいぶんと失礼な扱いをしました。
非礼にならないような配慮の仕方があるはずですが、イージな道に目がくらんだ市長にはそういうことができませんでした。
その当時の様子がこのURLに載っています。
http://consultanta.web.fc2.com/Nemuro.html
一つの医大に頼り切ることは非常に危険なことなのです。東京医大の引き揚げ、旭川医大の引き揚げと2度も痛い目にあっているのに、またぞろイージーな方法に流れてしまう、この愚かさ。
URLに示したA企画が主張しているように、具体的な勤務条件をオープンにして募集すれば、僻地ではあっても数年間なら赴任したい医師は案外いるもの、この意見にはebisuも賛成です。
イージーなことをすればツケがたまるもの、一日交替の派遣医増加で経費は急膨張し、病院事業赤字は急激に膨らみました。年間赤字額が8億円程度だったのが11億円台になり、そしてついに昨年度16億円を超える年間赤字を出してしまいました。そして今年度、電子カルテシステムを導入すると、昨会計年度(2013年2月頃に)入れ替えたばかりの院内システムが廃棄処分となり、ほとんどリース契約総額の4億円前後の特別損失が出かねない状況です。病院建物仕様を決定する前に、電子カルテシステムの実務フローを設計すべきで、それが外来診察室のデザインと広さに影響することは、弊ブログで何度も書いてきたことです。わたしの意見を無視したためにおきる損害です。誰のために仕事をしているのですか、すこしは専門家の意見に耳を傾けるべきです。
昨年度導入したシステムのリース契約総額を決算資料で確認したいのですが、まだ入手できていません。
こういうバカなことをいくつも積み重ねて赤字が雪だるま式に増えました。札医大にとっては根室市立病院はドル箱となったのです。独立法人となった医大は稼がないと大学の運営に支障をきたす、だからこちらもお金になるイージーな方法に飛びついてしまいます。人間は欲には弱いものです、それだからこそ小欲知足のこころが大切。濡れ手に粟はどこかに無理が生じてしまう、いけないことです。
悪影響が道内の他の病院に出始めています。いわば根室発のウィルスです。
カラクリは機会があれば書くかもしれません。
H市議だってそういうことはご存知でしょう。
資料は一杯アップしてくれていますが、肝心の赤字拡大の主要な原因については言及を避けているようです。
活動報告会を開催していらっしゃるのだから、市民へ説明してほしいと思います。
仕事は正直に誠実に、そして自分のためではなくふるさとのために。これはほとんどH市議のキャッチフレーズですので、たいへんなことは承知していますが、どうかその言葉通りに行動してください。人としてのプライドの問題がかかっています。だまってみつめている選挙民が何人かいます。
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>例の9000万円支払った医療裁判のことも関係者から直接聴いて、事情がどうだったのかは承知しています。現院長に責任が大きいことも。しかしブログでは具体的なことを書いていません。他の医療事故、胃の手術で肝臓動脈を傷つけ大出血した医療事故も複数のルートからそのときの状況を聞いて承知しています、たまたま聞こえてきました。現場はずいぶん慌てたようです。処置できませんでした。
この9000万の心カテ事故以降も心カテでの死亡例が在ったようです。その両方に絡んでいると噂されている医師は今は根室に居ません。
胃の手術で肝臓動脈云々は、手術した外科が消化器外科で血管吻合に不慣れでしたので、穴を開けた深部動脈の修復が出来ず夜中まで掛かり、その時の患者さんへの負荷が原因で拙い予後になったとの事です。その時の外科医は、これもまた根室には居りません
Ebisuさんがお書きに成っていない内科のトラブルで、経皮的胆管ドレナージテューブが抜けてしまい腹膜炎を起こし不幸な転機を辿られた患者さんも居るようです。
その行為者が他の患者さんの気管挿管でミスって食道に入れてしまい、結果的に呼吸抑制により亡くなった患者さんも居るそうです。その医師も指導すべき立場の医師も根室から去っています。
市立根室は、「ミスのやり逃げ」、そして「金の取逃げ」のようです。
P.S.Ebisuさんへ
この書き込みが貴ブログには不適切と思われましたら、 削除OKです。
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闇の仕置き人さんへ
内容は事実を把握されて書かれているようですから、弊ブログのコメント欄から削除はいたしません。
クレームがあった場合には、コメント欄で具体的な反論をしていただきます。
それで管理者のebisuが納得できれば、理由を書いて削除ということはありえます。
市立根室病院は建物だけでなく診療内容も、経営状態もよくなってほしいです。
そういう思いで病院問題、地域医療問題をとりあげております。
ご協力に感謝申し上げます。
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おもしろいですねこのブログ。知人から聞きました。
院長はいつまで勤めるんですか?
院長が変わらなければ誰も市立根室を相手にしませんよ。
それにしても、道央では市立根室は院長が悪いとのみ話されてますが、
裏事情がこんなにあるんですね。
わかっていることは、どんな裏事情があれど、院長が変わらなければ道内からの常勤医確保は不可能ということです。
院長のみならず、行政がこれだけ腐っていたら、どんな医師も嫌気指しますよ。
そんなこともわからないんですね根室市行政は。
原発巣摘出と周辺病巣同時処理が必要なんですね。
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道央医師さんへ
>おもしろいですねこのブログ。知人から聞きました。
それが地域医療が崩壊しそうな根室に住んでいるのでちっとも面白くないのです。
7年前にスキルス胃癌で全摘していますし、寄る歳なみで健康に多少不安アリですから。
不安の目でじっと見守っている住民は半数を超えているでしょうね。
なにせ2.8万人の内の8000人が老人で、おまけに療養型病床ゼロの町ですから。歳をとったら病気を抱えて地域医療政策が貧困な根室にはもうこれ以上住んでいられないとばかりに、札幌に500万円ほどの中古マンションを買い求めて、引っ越す老人が増えています。とくに退職公務員の方が多いとも、経済的な事情が関係しているのでしょうね。
>わかっていることは、どんな裏事情があれど、院長が変わらなければ道内からの常勤医確保は不可能ということです。
>院長のみならず、行政がこれだけ腐っていたら、どんな医師も嫌気指しますよ。
>そんなこともわからないんですね根室市行政は。
仰るとおりかと思います。
18人もいるのに市議会もまったく市政チェックができないという状態では、お話になりません。
>原発巣摘出と周辺病巣同時処理が必要なんですね。
類は友を呼ぶで、現院長を市長が強力にバックアップして、前院長を退職に追い込んだ経緯がありますから、原発病巣は市長・参事・院長の三人。
数年前に問題があって依願退職なさった事務長と現参事と市長は○○トリオだったかな、巷の噂ではなにかネーミングがつくほどの仲良しとのこと。
「原発病巣摘出」という句をみて、泊原発の廃炉のお話かとカン違いしました。(笑)
手術をするのは市議会の役目ですが、手術のできないおヤブ医者でないことを祈ります。
ほうっておけば患者(根室の地域医療)は死の危機に瀕するでしょう。
手遅れで、夕張市立病院のようにガラガラポンで、民間の診療所になるのかもしれません。
初コメントありがとうございます、どうか今後もご贔屓に...。
あ、他にドクターがお二人あなたと同じ意見のようです。原発病巣の三人を摘出しなければ地域医療の未来がない、常勤医の招聘にも差し支えていると仰っています。診立てが同じです。
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既に前院長の頃から各大学の教授たちの間では「市立根室」と言う名前はタブーだったようです。それも医師たちに対してではなく、市長や事務長などの札びらで相手の頬を叩くやり方に対してです。およそ医師ほど良しに付け悪しきに付けプライドの高い人種は居ません。まして教授などは尚更です。その相手に対して鼻先でせせら笑うような態度では、まとまる話が壊れるどころか、日本中の津々浦々に「市立根室は出入り禁止!」が当然でしょう。
その市側と結託した現院長の人となりについては、結果的に”道央医師”さんが仰る評判通りでしょうね。
現在病院内には現院長の引き下ろしを企む勢力が有るようです。しかしそれは政治家の権力闘争のようなもので、市民のためと言うより、自分が院長に取って代わろうとする欲望に過ぎないようです。面白い事に、その志半ばで根室を去った医師たちの殆どが現院長と同じ医大の出と言うのが、何とも奇妙な偶然ではあります。
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傍観者さんへ
そういえば、北大医局の関係者らしき方から、「西へはこないでくれ」というような書き込みがあったことがありました。そういう事情があったのですか。
根室市長と病院事務長が出入り禁止だったとか、どこまでほんとうかわからないと思っていましたが、どうやら噂は本物だったようですね。
適当な時期を見て、コメント欄の情報を本欄へアップしようかなと考えています。
病院経営改革について、さらに突っ込んだ具体策をブログ上で検討するつもりです。
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市議会は市立病院問題について相も変わらず的外れな総論論議に終始している。病院が今日の事態に陥った原因について、最大の原因は市当局と病院管理者の当事者だけが良ければ良いと言う癒着であることは”自明の理”なのに、今年度の質問もご覧の通りのザマである。
漏れ聞こえて来る話では、現在病院内には反主流派(反院長派)の医師が何人か居て市議会議員と共闘しようとしているらしい。特にこのブログにもしばしば登場する若手のH議員が期待の星のようだ。しかし、彼ら(反院長派)の期待を一身に担って再選された彼の議員は、今回最大派閥入りし病院関係部門の委員長に成り市長に”爆弾”を投げるかと思いきや、病院のコンピューターシステムがどうの、ボランティアが集まらない云々・・・。
まあ期待する相手を見誤るレベルの反主流派の見識では、到底市長と病院長、参事とのタッグチームを倒すことは出来ないだろう。下手をすると「あいつを倒したら今度は俺が院長だ!」などとバトルロワイヤルにも成りかねぬ。
プロレスの観客なら「それも一興!」と喜ぶかも知れぬが、他ならぬ根室市民はどんな気持ちであろうか。
でもまあ、自分たちが認めた(選挙はしていないがリコールもしていない)首長がやることなので、市民も一蓮托生なのかも。
「根室よ、さようなら。夕張よ、今日は」
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彷徨い人さんへ
根室は仰るとおりの状況です。
「他ならぬ根室市民」の一人であるebisuは地域医療の崩壊を危惧しています。
一度壊れたほうが病気を治すためにはいいのでしょうね。
H市議に変革の旗振り役を期待するのは気の毒かもしれません。根室で何ごとかを変えるためには、町を牛耳っているやから全部を敵に回すことになりますから、不都合が大きい。何せ小さな町です、住み慣れると人間もスケールがチーサクなるようです。
根室のこどもたちに言いたい、根室の情けない大人たちのようにはなるなと。
Boys be ambitious!
(カンマなしです。亜型接続法 subjunctive で読んでください。
弊ブログ「仮定法」にあります。)
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クラーク博士は島松を去る際に、馬上で「Be ambitious,boys!」と別れを叫んだと大学入学後に聞いたことが有ります。口語とすればこちらの方が自然な気もします。因みに北大に「札幌農学校は蝦夷ヶ島」と言うフレーズで始まる応援歌が有りますが、その中に「be ambitious boysと」と言う一節が有ります。こちらの説は、北大の資料に裏打ちされた確かなものと聞いています。
懐かしい余談です。
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なるほど、そういう説もあるのですか。
別れの挨拶としては、こちらのほうが偉そうでなくて親近感がもてそうです。
>因みに北大に「札幌農学校は蝦夷ヶ島」と言うフレーズで始まる応援歌が有りますが...
「蝦夷ヶ島」とは大時代でいいですね。(笑)
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ちょっとネットで検索してみました。北大恵迪寮のストームの3番にクラーク博士の名前が出て来ます。
http://103keitekiryosai.web.fc2.com/data/storm.html
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市立根室病院の医師に関する噂は色々取り沙汰されていますが、その中でも給料に関する部分が黒い疑惑の焦点でしょう。元々北海道地域医療振興財団のHPに掲載されている道内公立病院の医師給与(最大値は概ね院長の給料)の中でも根室はトップクラスの高給ですが、実際にはそれ以上の医師が多いとの噂です。つまり基本的には医師の給料も根室市の公務員規定に準じて支払われる筈ですが、採用時に市側と個別交渉して上乗せしている可能性が考えられます。
まあ世の中、売り手と買い手の駆け引きは常に有るわけですが・・・。それをどこまで認めるかは、それぞれの病院や経営する地方自治体の考え方に依ります。しかしだからと言って「某医大系の医師を優先的に採用するために他大学卒の医師より年収を500万上げている」などの噂が飛び交う事態は如何なものでしょう。それはすなわち、「某医大系以外の医師の採用は極力阻止する」と言う意図に他なりません。勿論どの医師にとっても就職の機会は均等でなければなりません。
個別の医師に関しても色々な噂が流れていますが、ここでは敢えて言及しません。それは根室市議会の仕事です。それを聞けば、皆さん「えっ、そこまでなの?」と驚くでしょう。だから市議会は「全てを表に出せば地域医療(病院)は崩壊する」との危惧から決して真相に近付かないようです。
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昔、北大生さんへ
URLクリックしてみました、紹介します。
>三.
>札幌農学校は蝦夷ヶ島 クラーク氏
>ビーアンビシァスボーイズとコチャ
>学府の基(もとい)を残し行く コチャエ コチャエ
たしかにボーイズは後ろについていますね。
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闇の仕置き人さんへ
突っついたら何が出てくるかわかりませんから、おっかなくて触れられないのでしょう。
わたしもおっかなびっくりです。
根室市民が実態を知る必要があるので、せめて本欄へアップするくらいのことはします。
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まずいと思われた関係者の方々はぜひ考えと行動を改めていただきたい、この地に一緒にいるのですから、協力・協働できないわけがありません。まずは話し合ってみることです。
ふるさとのために、住んでいる根室のために、こどもたちのために、病を抱えた親のために、病気の友人やお年寄りのために、地域医療改革に協力できる市議はいますか?
*#2472 グループホーム根室落成式 と補助金問題 Nov. 1, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-01
にほんブログ村
#2442 市立根室病院の経営改革をどうやるか(1) Oct. 9, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09
投稿された方々の中には、内容から何名かドクターをおぼしき人の手になる物のようです。根室の外にいる医師たちが市立根室病院をどう見ているかを知るためにも貴重なコメントです。
前市長時代には年間8億円前後だった赤字額が昨年度はついに2倍の16億円を超え、今年度は軽く20億円を超えそうです。なぜこんなに毎年赤字が拡大するのか、よほどの放漫経営がない限りこのような事態は考えられません。原因の一端にも言及があります。
経営の責任が誰にあるのか、外部の医療人がそこのところをどう見ているのか、そして根室の地域医療がなぜ危機に瀕しているのか、冷静な頭で考えてみてください。
いつの日か、市立根室病院のドクターたち数名と根室市民が胸襟を開いて地域医療の現状と未来を語り合う日があるといいですね。総合文化会館で、日曜日に数時間のんびりと語り合う、いいですねえ。
なお、コメントに反論があれば匿名でけっこうですから投稿してください。きちんと本欄へアップして取り上げさせてもらいます。
子ども達やお年寄りのために、病気を抱えている友人たちや親戚、そしてここに住む自分のために、消えかかっている根室の地域医療の未来を取り戻したい、そういう願いで書いています。
最初のZAPPERさんのコメントは#2442の本分をお読みいただければ、意味がわかります。
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母屋でおかゆをすすりながら、離れではすき焼きを喰っている。
塩爺の名言が思い浮かびます。
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ZAPPERさん、こんばんわ。
塩爺、懐かしい名前です。
根室市役所は昼休みに消灯しています。
その割には、総額70億円の市立病院新築、統廃合せずに市街化地域の3小学校と3中学校の耐震改修、老健施設30ベッド増床に9億円の助成金交付、特養へも30ベッドほどの増床に5億円の助成金、すでに決定済みの明治公園再開発など、やたら建築関係予算がばら撒かれています。
計画では減るはずの市債残高が増加に転じており、この数年間歳出規模が20億円ほど膨らんでいます。
こんなに短期間に建築予算を増やすことに市議会はチェック機能を果たせません。
市議報酬は月額31万円にボーナス、そのほかに調査費のようなものが出ているのでしょう。
根室の地元企業で働くのと比べてみたらいいと思います。
年間何日市議会が開かれており、時給換算したら何万円になっているのか自ら計算してみたらいい。
市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
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>市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
そんなこと100%無理な事を承知でEbisuさんは”虚しい”期待を書いていますね。いや、むしろ反語と捉えるべきでしょうか(笑)。
市立病院に関しての諸悪の根源に付いては、或る議員は知っています。少なくとも問題の本質には気が付いている筈です。しかしもう4年近くも知らぬ振りを続けて来ました。彼の議会での活動を見ると、病院問題には触れていますが、それはどうでも良い上っ面をアリバイ的にさらっと流しているに過ぎません。その数年間で病院の土台はどんどん腐食が進んでいます。それは新病院に成ったからと言って止まりません。
かって市立病院は「ハードが老朽化しているから今時患者が集まらない」との言い訳に終始していました。確かに隣町釧路の大病院は何処もハードは当時の根室よりはマシでした。
ここで私事ですが、先日所要で札幌に行った折、何年振りかで北大病院を覗いてみました。食事をしにレストランを探していてびっくり。高天井の広大なホールの周りにはコーヒーショップやコンビニ、レストランが取り囲むように並んでいます。それこそちょっとしたミニコンサートが開けそうな空間です。「患者さんがゆったりと休める」と言う”目的”なのかも知れませんが、柱の横の椅子に座り高い天井を見上げながらふと思いました。
「そりゃあどんな建物でも新しく綺麗な越したことはない。しかし”病院”にとってそれは必要十分条件な筈はない。確かに今時は”現代風”は必要不可欠かも知れないが、しかし時代がどんなに変遷しようとも変わる事のない医療の本質は、それは病院の構造物や機械類と言うハードではなく、mustなのは病院と言う存在を構成する人的要因=つまりソフトなのだ」
根室の隣町の病院は、先日20億円余りを掛けて新病院に生まれ変わりました。医師も一人二人は増えたようです。しかし仕事内容が飛躍したと言う住民の喜びの声は聞こえて来ません。外科医の数が増えたにも拘わらず整形外科も外科もまともな手術は??
つまりは”病院”とはそう言うことです。大事なのは、先ずは構成する医師やスタッフそれぞれのレベル、向上心と努力、そして息の合ったチームワークに他なりません。そのヒューマンネットワークがあちらこちらで綻びていては、どんなに豪華な入れ物に変えた所で所詮は飾りに過ぎません。
病院と言う大きな組織の中でそのヒューマンネットワークの要(中心)がいい加減だと、病院と言う”存在”はばらばらに崩壊してしまいます。
もう何年も前から根室市民の誰もがうっすらと気付きながら、敢えて触れようとしない市立根室病院の”癌”です。
(敢えて”癌”と表現したのは、外科的に摘出すれば”延命可能”だからです。たとえ進行癌であっても、化学療法や放射線治療、更には免疫療法など駆使した集学的治療を施せば未だ間に合うかも知れませんので)。
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部門別損益計算や経理規程がないことにビックリ。
ただ部門別損益計算より、部門採算経営を導入する方が良いとも考えますが、どちらにしても経営の基本的項目もできていない状態が現状なのでしょう。
前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
H議員のblogでも不思議なことが記載されていた。
新病院時にWindowsXPのパソコンを導入するという不思議。そして新病院1年も経過しないのに電子カルテ導入の案件があるみたいな内容だした。
正直あきれて物も言えない状態である。
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とある外科医さんの意見です。
◆地域の公立病院の難しいところ◆
http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2013-10-06
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「心配性」さんへ
>>市議は報酬に匹敵するような仕事をしてみせるべきです。
>そんなこと100%無理な事を承知でEbisuさんは”虚しい”期待を書いていますね。いや、むしろ反語と捉えるべきでしょうか(笑)。
仰るとおり100%無理だと承知していますが、あえて書いています。かくあれと。
>市立病院に関しての諸悪の根源に付いては、或る議員は知っています。少なくとも問題の本質には気が付いている筈です。しかしもう4年近くも知らぬ振りを続けて来ました。
この点も経緯はその通りでしょう。だから、今回選挙で票が一番下がってしまいました。選挙民はかれの言動を冷静にみているようです。前回は新人議員でしたから、期待が高かった、裏返すと長年市議をやっている人たちには市民はまるで信をおいていない。
今回選挙で2人新人が当選しましたが、2回目の選挙で票を減らさないように市議活動に専念してほしいと思いますが、どうでしょう?
これでだめなら、根室には市議の仕事を担える能力と高い志を抱いた人材がいないということです。市議会は機能不全。
市議が恣意的な市政チェックをしなければ根室市は夕張市の後を追うだけ。
ハコモノやイベントにうつつを抜かし、市長も市議会も一緒、ブレーキのない車に市民は乗せられていたようなもの、いや外側から見れば。市民もそうした市長や市議たちと一蓮托生だった。ほろびる町はほろびる理由がある。
繰り返しますが、市議がいつまでもその仕事をまっとうできなければ、市債残高が膨らみ、市立病院は20億円前後の赤字を毎年垂れ流しつつ市財政が破綻します。
現在だって、プライマリーバランスを考えたら、20億円の歳入不足。
市長と市議会が率先して根室市を食いつぶす、そう思っています。だから、次の世代に、心根がまっすぐで、志が高く、基礎学力のしっかりした者たちを地元に数人残すために東京から戻ってふるさとで私塾をやっています。
別海は20億円で済んだのですか、根室の70億円とは比べものになりませんね。別海も100ベッド近くあったでしょう。根室の7割強のサイズなのに、金額は3割でできている。このことからも市立根室病院がコストを無視した法外な新築だったことが明らかです。コストカット意識がありません。建築業者にとっては実に美味しいお客様に根室市はなっています。老健施設へも特養へも他の市町村では例のないほど高額の補助金をだしました。子供の数がこの10年間でも4割も減少しているのに、一度失敗した明治公園にまたアスレチック施設を造ったり、建物を建てたりと再開発案がびっくりするようなスピードで進んでいます。
この案件も市議会がとめないとアウトです。
元大地みらい信金理事長が委員長です。いわば出入りの業者と結託した市政運営、元理事長殿は再開発委員会の委員長ですが営業活動のようなもの。再開発でさらに市の借金が増えますが足りないお金は地元信金からというのは夕張市と同じ構図です。
市議会の責任は大きい。
これがとめられないようでは、根室市は夕張市の後を追う。
ニムオロ塾の塾生の何人かが30年後の人口1.5万人になった根室を立て直すのに一生懸命に仕事をしているでしょう。
数人いれば十分です。
>大事なのは、先ずは構成する医師やスタッフそれぞれのレベル、向上心と努力、そして息の合ったチームワークに他なりません。そのヒューマンネットワークがあちらこちらで綻びていては、どんなに豪華な入れ物に変えた所で所詮は飾りに過ぎません。
建物は建物にすぎません。医師たちの人間関係や仕事のやりがいといったソフトウェアが先か経営管理制度の構築が先かは、鶏が先か卵が先かを論ずるようなものです。
あえて突き放した言い方をします、ふるさとですが根室は僻地です。ですから医師も学校の先生も優秀な方々はメッタに来たがりません。そういう方はマレです。
でも、そういう中にもいい先生はいらっしゃる。前院長も含めて根室にもっと長くいるつもりだった医師も数人知っています。
僻地の根室に住んでいるうちに愛着がわいて根室に骨を埋めてくれた先生もお二人知っています。
一人は根室のそろばんを一時は全道トップレベルに育て上げてくれた高橋尚美先生です、もう一人は根室高校で先生をしておられた山田先生、郷土史研究家でした。
わたしの親父も生まれは釧路、育ちは旭川、根室で結婚して根室に骨を埋めました。40前後で一輪車に乗れる人たちのほとんどはオヤジから一輪車の乗り方を習った人たち。60歳になってから本を見ながら練習してあっというまに本やビデオを見ていろんな技を身につけていました。北海道では最高齢の一輪車乗りでNHKが3度取材しています。資格のない者が子ども達に一輪車を教えてはいけないといわれて、体協の資格をとりましたね、それには地元の先生たちの応援がありました。ありがたいことです。
話しが脱線したようです。
僻地の根室は子ども達の学力も低く、子育て世代の医師が根室へ赴任するのは著しく困難です。
昔も今も30年後も医師確保はむずかしい。だからこそ、恣意的な病院経営は排除しておきたいのです。誰が院長になっても、だれが市長になっても、病院経営が市民にオープンなかたちでなされるようにタガをはめておきたい。それが経営改善であり、基本的な経営管理制度の構築なのです。
だから、数回のシリーズの「病院の経営改革をどうやるか」は回を追うごとに具体的になっていきます。
誰かがやろうとしたときに、デザインできる能力をもった人材がこの町にはいませんので、書き残しておきます。どなたかワードファイルにコピーして保存し、将来役に立ててください。知らない者や経験のない者にやれといってもとてもむずかしい。コンピュータシステムと原価計算を含む簿記と管理会計学や経営管理について、具体的で実践的な専門知識と経験が必要な分野だからです。
>もう何年も前から根室市民の誰もがうっすらと気付きながら、敢えて触れようとしない市立根室病院の”癌”です。
わたしも知っていますがブログ上で書かないことがいくつもあります。例の9000万円支払った医療裁判のことも関係者から直接聴いて、事情がどうだったのかは承知しています。現院長に責任が大きいことも。しかしブログでは具体的なことを書いていません。他の医療事故、胃の手術で肝臓動脈を傷つけ大出血した医療事故も複数のルートからそのときの状況を聞いて承知しています、たまたま聞こえてきました。現場はずいぶん慌てたようです。処置できませんでした。
病院に一度だけ医療事故の件は問い合わせましたが、情報公開拒否です。年度単位でも、診療科別の件数すら出しません。もちろん内容も資料を出しません。その年から唐突に医療事故件数のみ公表するようになりました。まずいと思ったのでしょうか?
ブログで具体的な話しを書けば根室の地域医療が一時的に吹っ飛ぶ話しです。だから、重大な医療事故があるにも関わらず書けない。件数が多いわけではありませんが、ある。診療科別・月別医療事故は市議会に委員会を設けてチェックすべきですが、チェック能力のある市議がいないかもしれません。
前院長の退職の経緯も含めて、最近おやめになった医師の方の本音も人づてに聞こえてきます。市長や歴代の何人かの事務長、他の関係者などのことも。耳というのは不便なものですね、いろんな声が聞こえます。なんとかしたいと思いつつ、部外者に出来ることは、こうして限定された情報を発信することだけです。
具体的な内容を公表すれば癌の摘出と一緒に患者(市立根室病院の診療機能)が危篤状態に陥ります。快復まで2年くらいの混乱があるでしょう。
吹っ飛んでもいいのかもしれませんが、爆弾にスイッチを入れるようなものです。そういう「勇気」はわたしにもありません。
最近聞いた病院関係者の院内でそれなりに権限をお持ちの方の「愛人問題」も経営に悪影響、医師の定着にすら大きなマイナスになっていますが、これも噂の範囲ですから誰とは書きません。こういう噂は広がりますから、院内では承知している人も少なくないでしょう。
困ったとき、窮地にあるときは、原理原則に還れ、です。まともな民間企業の経営管理ツールを導入して診療科別・入院病棟別の予算管理制度をスタートさせ、院内及び市民へ情報公開することが大事です。規程類も整備されるので、恣意的な経営がやりづらくなります。
いいことばかりではありませんから、一時の混乱はあります。ですが必ずよくなる。
今のままでは癌を一つ摘出したところで、元の木阿弥になりませんか?
病院長の問題も確かに大きい、そして市長の地域医療政策にも問題がある。
例年選挙の年ですが、市長が代わって副市長が市長になっても同じことでしょう。人材がいない。
外科手術ができる人材すらいないのが根室のありさま。
ツケはいずれ回ってきます。根室市は窮地に立つ。夕張化が避けられない。
わたしは根室の再生は30年後と見ています。このままだめになることは仕方がないとも思っています。
しかし団塊世代の一人として、言うべきことだけは言っておきたい。
それも抽象的な話しではなくて、具体的なビジョンと達成手段を書き残して起きたい。後から来る人の参考になることがあれば幸いですが、なくてもそれはそれ、根室の運命ですよ。
前院長を追い出すように画策した市長と現院長、そして当時の事務長、その他。前院長追い出し問題は根室の地域医療に深く関わる大問題でした。
前院長当時は旭川医大の医師撤退にも関わらず、赤字の幅は10億円以下でした。よくがんばって地域医療を支えてくれました。それだけにあの追い出し劇は、ふるさと根室人には恩も義理もないと全国に発信したようなもので、たいへん残念です。医療の世界は狭いので、こうした悪評判は医師の間にあっという間に広まりました、それが医師確保をさらに困難にしています、もっとほかのやり方があったはず。
長くなりました、具体的な地域医療ビジョンを市議会が議論する日は30年後かもしれません。
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相川さんへ
こんにちわ、いい天気ですね。
わたしは診療科別、病棟別の部門損益計算をして、部門の責任者とスタッフにいくら赤字が出ているのかを承知してもらいたい。まずは事実を知ることです。
予算を部門別・月別に編成すれば月次で部門別の予算管理ができるようになります。責任もハッキリします。
>前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。
これは事実に反しています。わたしも何度か資料を整理しましたので、検索していただければ各年度の実質赤字額がわかります。おおむね10億円以下でした。昨年度は16億円、今年度は20億円を超えます。
>それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
急速な赤字拡大は現院長です。その原因も一部はハッキリしています。それも弊ブログでいままで何度か書いてきました。長くなるので今回はコメント欄で再説しません。悪しからず。
院内システムについては入れたばかりのシステムの廃棄が生じそうです。4億円程度はかかっているのではないでしょうか。残念な損失です。これをやったら、今年度赤字は24億円を超えるかもしれません。
でたらめなシステム導入をするからこういうことになる。病院建築仕様を決める前に電子カルテシステムの実務フローをデザインすべきと何度も書きました。言うことを聞かないからこんなとんでもないことになります。
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Hirosukeさんこんにちわ
素敵な情報ですね。
公立病院は、いい院長がいても、人事権がない、事務長や管理職が短期間でころころ代わる、これでは経営改革はできない。その通りですね。
しかも異動で回ってくる管理職たちは医療にはまったく知識がないし、経営の経験もない。例えば港湾関係から異動してきた管理課長殿。2年で他の部署へ異動ています。
学生へのお土産代の項だけはまったく事実が違います。学生は来ません、しかし、いろいろなところから「赴任打診」&見学があります。夏に集中しているそうです。根室は日本で一番涼しいですから。
予算に不自由していることはありません。ふんだんにお使いいただいています。交通費も含めて丸抱えのケースもあるかに聞いています。当地は花咲蟹でも有名ですから、お土産の予算も決して少なくありません。市議会の皆さん、こんな隅っこ突っつかなくていいですよ。
医師確保がしたいですからね、足元を見られます。(笑)
そんなことで医師が確保できるとも思えませんが、大目に見るしかありません。
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前院長は赤字が多すぎて院長職を解雇されたという話も聞きます。それを考えると現院長になってから赤字が増加し続けている。でもいまだに院長でいる。不思議です。
前院長の交代劇のシナリオは、ほぼEbisuさんが説明されている通りです。根室市と言う”妾”が”旦那”を札医大に変えた方が医師が集まる(全面的にバックアップしてくれる)と踏んだ市長が強引に北大出の前院長を辞職に追い込んだと聞いています。だから予定通り札医大出の現院長の体制に成り更に赤字が増えても(システム的に赤字の増加は当たり前)現院長には御咎めが有りません。その裏では、院長が大学のバックをちらつかせて・・・と言うような芳しく無い話も聞こえて来ます。(もし大学が総引き揚げのような事態にでもなれば、市立病院は殆どの医師が居なくなります。)
まさかこの様な事態に立ち至るとは市長は考えていなかったのでしょう。全てを一つの大学に託すことは一見無駄が無く合理的に見えますが、気紛れな大学がその気に成れば地方の病院の一つや二つは直ぐにすっ飛びます。
根室市の管理者はあまりに医師を知らな過ぎます。医師や大学に対する不勉強さには呆れる程です。その事は今や日本中に知られています。何でも金で解決出来ると思っている。しかし人間の世界は、決して金が全てではありません。
金(70億近く)で作った新病院ですが、その中心に一番大事な”心(魂)”が見受けられません。
正に、「仏造って魂入れず」ですね。
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・・・ちなみに、リース物件でしょうから契約期間(通常5年ないしは6年)の残存期間分のリース代を一括し払う契約になっています。つまりリース金額の80%ほどの特別損失がでます。
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ebisu さんへ
こんにちは、本当に良い天気です。
確かに診療科別、病棟別の部門損益計算するのが経営手法としては正しいと考える。どちらにしても経営改善するには民間の力を導入するしかないかと考える。
前院長を追い出すように市政が画策した自体が凄い問題です。市政が来て頂いている医師の頬に手袋を投げている状態だったのですね。
私が聞いた噂話では、院長を交代させる為、医師招聘能力不足と赤字責任などの適当な理由に挙げて、院長を交代させたと聞いていました。
それにしても、市立根室病院は昔から何も変わっていないのですね。
そして今も根室の悪評が広範囲に拡散中なのですね。
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前院長のA医師は北大のご出身。
市長は常勤医確保がたへんなので札医大からの全面支援がほしかった。
院長になりたい現院長と思惑が一致、追い出し決定。
旭川医大が引き上げたのが2,007年4月1日、そのあと常勤医5人体制でA医師は144ベッドの市立根室病院と根室の地域医療崩壊を食い止め、渾身の力で支えてくれました。
根室市としては恩義のある方です。
それなのにずいぶんと失礼な扱いをしました。
非礼にならないような配慮の仕方があるはずですが、イージな道に目がくらんだ市長にはそういうことができませんでした。
その当時の様子がこのURLに載っています。
http://consultanta.web.fc2.com/Nemuro.html
一つの医大に頼り切ることは非常に危険なことなのです。東京医大の引き揚げ、旭川医大の引き揚げと2度も痛い目にあっているのに、またぞろイージーな方法に流れてしまう、この愚かさ。
URLに示したA企画が主張しているように、具体的な勤務条件をオープンにして募集すれば、僻地ではあっても数年間なら赴任したい医師は案外いるもの、この意見にはebisuも賛成です。
イージーなことをすればツケがたまるもの、一日交替の派遣医増加で経費は急膨張し、病院事業赤字は急激に膨らみました。年間赤字額が8億円程度だったのが11億円台になり、そしてついに昨年度16億円を超える年間赤字を出してしまいました。そして今年度、電子カルテシステムを導入すると、昨会計年度(2013年2月頃に)入れ替えたばかりの院内システムが廃棄処分となり、ほとんどリース契約総額の4億円前後の特別損失が出かねない状況です。病院建物仕様を決定する前に、電子カルテシステムの実務フローを設計すべきで、それが外来診察室のデザインと広さに影響することは、弊ブログで何度も書いてきたことです。わたしの意見を無視したためにおきる損害です。誰のために仕事をしているのですか、すこしは専門家の意見に耳を傾けるべきです。
昨年度導入したシステムのリース契約総額を決算資料で確認したいのですが、まだ入手できていません。
こういうバカなことをいくつも積み重ねて赤字が雪だるま式に増えました。札医大にとっては根室市立病院はドル箱となったのです。独立法人となった医大は稼がないと大学の運営に支障をきたす、だからこちらもお金になるイージーな方法に飛びついてしまいます。人間は欲には弱いものです、それだからこそ小欲知足のこころが大切。濡れ手に粟はどこかに無理が生じてしまう、いけないことです。
悪影響が道内の他の病院に出始めています。いわば根室発のウィルスです。
カラクリは機会があれば書くかもしれません。
H市議だってそういうことはご存知でしょう。
資料は一杯アップしてくれていますが、肝心の赤字拡大の主要な原因については言及を避けているようです。
活動報告会を開催していらっしゃるのだから、市民へ説明してほしいと思います。
仕事は正直に誠実に、そして自分のためではなくふるさとのために。これはほとんどH市議のキャッチフレーズですので、たいへんなことは承知していますが、どうかその言葉通りに行動してください。人としてのプライドの問題がかかっています。だまってみつめている選挙民が何人かいます。
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>例の9000万円支払った医療裁判のことも関係者から直接聴いて、事情がどうだったのかは承知しています。現院長に責任が大きいことも。しかしブログでは具体的なことを書いていません。他の医療事故、胃の手術で肝臓動脈を傷つけ大出血した医療事故も複数のルートからそのときの状況を聞いて承知しています、たまたま聞こえてきました。現場はずいぶん慌てたようです。処置できませんでした。
この9000万の心カテ事故以降も心カテでの死亡例が在ったようです。その両方に絡んでいると噂されている医師は今は根室に居ません。
胃の手術で肝臓動脈云々は、手術した外科が消化器外科で血管吻合に不慣れでしたので、穴を開けた深部動脈の修復が出来ず夜中まで掛かり、その時の患者さんへの負荷が原因で拙い予後になったとの事です。その時の外科医は、これもまた根室には居りません
Ebisuさんがお書きに成っていない内科のトラブルで、経皮的胆管ドレナージテューブが抜けてしまい腹膜炎を起こし不幸な転機を辿られた患者さんも居るようです。
その行為者が他の患者さんの気管挿管でミスって食道に入れてしまい、結果的に呼吸抑制により亡くなった患者さんも居るそうです。その医師も指導すべき立場の医師も根室から去っています。
市立根室は、「ミスのやり逃げ」、そして「金の取逃げ」のようです。
P.S.Ebisuさんへ
この書き込みが貴ブログには不適切と思われましたら、 削除OKです。
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闇の仕置き人さんへ
内容は事実を把握されて書かれているようですから、弊ブログのコメント欄から削除はいたしません。
クレームがあった場合には、コメント欄で具体的な反論をしていただきます。
それで管理者のebisuが納得できれば、理由を書いて削除ということはありえます。
市立根室病院は建物だけでなく診療内容も、経営状態もよくなってほしいです。
そういう思いで病院問題、地域医療問題をとりあげております。
ご協力に感謝申し上げます。
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おもしろいですねこのブログ。知人から聞きました。
院長はいつまで勤めるんですか?
院長が変わらなければ誰も市立根室を相手にしませんよ。
それにしても、道央では市立根室は院長が悪いとのみ話されてますが、
裏事情がこんなにあるんですね。
わかっていることは、どんな裏事情があれど、院長が変わらなければ道内からの常勤医確保は不可能ということです。
院長のみならず、行政がこれだけ腐っていたら、どんな医師も嫌気指しますよ。
そんなこともわからないんですね根室市行政は。
原発巣摘出と周辺病巣同時処理が必要なんですね。
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道央医師さんへ
>おもしろいですねこのブログ。知人から聞きました。
それが地域医療が崩壊しそうな根室に住んでいるのでちっとも面白くないのです。
7年前にスキルス胃癌で全摘していますし、寄る歳なみで健康に多少不安アリですから。
不安の目でじっと見守っている住民は半数を超えているでしょうね。
なにせ2.8万人の内の8000人が老人で、おまけに療養型病床ゼロの町ですから。歳をとったら病気を抱えて地域医療政策が貧困な根室にはもうこれ以上住んでいられないとばかりに、札幌に500万円ほどの中古マンションを買い求めて、引っ越す老人が増えています。とくに退職公務員の方が多いとも、経済的な事情が関係しているのでしょうね。
>わかっていることは、どんな裏事情があれど、院長が変わらなければ道内からの常勤医確保は不可能ということです。
>院長のみならず、行政がこれだけ腐っていたら、どんな医師も嫌気指しますよ。
>そんなこともわからないんですね根室市行政は。
仰るとおりかと思います。
18人もいるのに市議会もまったく市政チェックができないという状態では、お話になりません。
>原発巣摘出と周辺病巣同時処理が必要なんですね。
類は友を呼ぶで、現院長を市長が強力にバックアップして、前院長を退職に追い込んだ経緯がありますから、原発病巣は市長・参事・院長の三人。
数年前に問題があって依願退職なさった事務長と現参事と市長は○○トリオだったかな、巷の噂ではなにかネーミングがつくほどの仲良しとのこと。
「原発病巣摘出」という句をみて、泊原発の廃炉のお話かとカン違いしました。(笑)
手術をするのは市議会の役目ですが、手術のできないおヤブ医者でないことを祈ります。
ほうっておけば患者(根室の地域医療)は死の危機に瀕するでしょう。
手遅れで、夕張市立病院のようにガラガラポンで、民間の診療所になるのかもしれません。
初コメントありがとうございます、どうか今後もご贔屓に...。
あ、他にドクターがお二人あなたと同じ意見のようです。原発病巣の三人を摘出しなければ地域医療の未来がない、常勤医の招聘にも差し支えていると仰っています。診立てが同じです。
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既に前院長の頃から各大学の教授たちの間では「市立根室」と言う名前はタブーだったようです。それも医師たちに対してではなく、市長や事務長などの札びらで相手の頬を叩くやり方に対してです。およそ医師ほど良しに付け悪しきに付けプライドの高い人種は居ません。まして教授などは尚更です。その相手に対して鼻先でせせら笑うような態度では、まとまる話が壊れるどころか、日本中の津々浦々に「市立根室は出入り禁止!」が当然でしょう。
その市側と結託した現院長の人となりについては、結果的に”道央医師”さんが仰る評判通りでしょうね。
現在病院内には現院長の引き下ろしを企む勢力が有るようです。しかしそれは政治家の権力闘争のようなもので、市民のためと言うより、自分が院長に取って代わろうとする欲望に過ぎないようです。面白い事に、その志半ばで根室を去った医師たちの殆どが現院長と同じ医大の出と言うのが、何とも奇妙な偶然ではあります。
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傍観者さんへ
そういえば、北大医局の関係者らしき方から、「西へはこないでくれ」というような書き込みがあったことがありました。そういう事情があったのですか。
根室市長と病院事務長が出入り禁止だったとか、どこまでほんとうかわからないと思っていましたが、どうやら噂は本物だったようですね。
適当な時期を見て、コメント欄の情報を本欄へアップしようかなと考えています。
病院経営改革について、さらに突っ込んだ具体策をブログ上で検討するつもりです。
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市議会は市立病院問題について相も変わらず的外れな総論論議に終始している。病院が今日の事態に陥った原因について、最大の原因は市当局と病院管理者の当事者だけが良ければ良いと言う癒着であることは”自明の理”なのに、今年度の質問もご覧の通りのザマである。
漏れ聞こえて来る話では、現在病院内には反主流派(反院長派)の医師が何人か居て市議会議員と共闘しようとしているらしい。特にこのブログにもしばしば登場する若手のH議員が期待の星のようだ。しかし、彼ら(反院長派)の期待を一身に担って再選された彼の議員は、今回最大派閥入りし病院関係部門の委員長に成り市長に”爆弾”を投げるかと思いきや、病院のコンピューターシステムがどうの、ボランティアが集まらない云々・・・。
まあ期待する相手を見誤るレベルの反主流派の見識では、到底市長と病院長、参事とのタッグチームを倒すことは出来ないだろう。下手をすると「あいつを倒したら今度は俺が院長だ!」などとバトルロワイヤルにも成りかねぬ。
プロレスの観客なら「それも一興!」と喜ぶかも知れぬが、他ならぬ根室市民はどんな気持ちであろうか。
でもまあ、自分たちが認めた(選挙はしていないがリコールもしていない)首長がやることなので、市民も一蓮托生なのかも。
「根室よ、さようなら。夕張よ、今日は」
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彷徨い人さんへ
根室は仰るとおりの状況です。
「他ならぬ根室市民」の一人であるebisuは地域医療の崩壊を危惧しています。
一度壊れたほうが病気を治すためにはいいのでしょうね。
H市議に変革の旗振り役を期待するのは気の毒かもしれません。根室で何ごとかを変えるためには、町を牛耳っているやから全部を敵に回すことになりますから、不都合が大きい。何せ小さな町です、住み慣れると人間もスケールがチーサクなるようです。
根室のこどもたちに言いたい、根室の情けない大人たちのようにはなるなと。
Boys be ambitious!
(カンマなしです。亜型接続法 subjunctive で読んでください。
弊ブログ「仮定法」にあります。)
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クラーク博士は島松を去る際に、馬上で「Be ambitious,boys!」と別れを叫んだと大学入学後に聞いたことが有ります。口語とすればこちらの方が自然な気もします。因みに北大に「札幌農学校は蝦夷ヶ島」と言うフレーズで始まる応援歌が有りますが、その中に「be ambitious boysと」と言う一節が有ります。こちらの説は、北大の資料に裏打ちされた確かなものと聞いています。
懐かしい余談です。
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なるほど、そういう説もあるのですか。
別れの挨拶としては、こちらのほうが偉そうでなくて親近感がもてそうです。
>因みに北大に「札幌農学校は蝦夷ヶ島」と言うフレーズで始まる応援歌が有りますが...
「蝦夷ヶ島」とは大時代でいいですね。(笑)
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ちょっとネットで検索してみました。北大恵迪寮のストームの3番にクラーク博士の名前が出て来ます。
http://103keitekiryosai.web.fc2.com/data/storm.html
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市立根室病院の医師に関する噂は色々取り沙汰されていますが、その中でも給料に関する部分が黒い疑惑の焦点でしょう。元々北海道地域医療振興財団のHPに掲載されている道内公立病院の医師給与(最大値は概ね院長の給料)の中でも根室はトップクラスの高給ですが、実際にはそれ以上の医師が多いとの噂です。つまり基本的には医師の給料も根室市の公務員規定に準じて支払われる筈ですが、採用時に市側と個別交渉して上乗せしている可能性が考えられます。
まあ世の中、売り手と買い手の駆け引きは常に有るわけですが・・・。それをどこまで認めるかは、それぞれの病院や経営する地方自治体の考え方に依ります。しかしだからと言って「某医大系の医師を優先的に採用するために他大学卒の医師より年収を500万上げている」などの噂が飛び交う事態は如何なものでしょう。それはすなわち、「某医大系以外の医師の採用は極力阻止する」と言う意図に他なりません。勿論どの医師にとっても就職の機会は均等でなければなりません。
個別の医師に関しても色々な噂が流れていますが、ここでは敢えて言及しません。それは根室市議会の仕事です。それを聞けば、皆さん「えっ、そこまでなの?」と驚くでしょう。だから市議会は「全てを表に出せば地域医療(病院)は崩壊する」との危惧から決して真相に近付かないようです。
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昔、北大生さんへ
URLクリックしてみました、紹介します。
>三.
>札幌農学校は蝦夷ヶ島 クラーク氏
>ビーアンビシァスボーイズとコチャ
>学府の基(もとい)を残し行く コチャエ コチャエ
たしかにボーイズは後ろについていますね。
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闇の仕置き人さんへ
突っついたら何が出てくるかわかりませんから、おっかなくて触れられないのでしょう。
わたしもおっかなびっくりです。
根室市民が実態を知る必要があるので、せめて本欄へアップするくらいのことはします。
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まずいと思われた関係者の方々はぜひ考えと行動を改めていただきたい、この地に一緒にいるのですから、協力・協働できないわけがありません。まずは話し合ってみることです。
ふるさとのために、住んでいる根室のために、こどもたちのために、病を抱えた親のために、病気の友人やお年寄りのために、地域医療改革に協力できる市議はいますか?
*#2472 グループホーム根室落成式 と補助金問題 Nov. 1, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-01
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2013-11-01 23:25
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コメント(17)
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市議選に立候補するより、
市長選の方が良さそうですね。
ここまで問題が根深いとなると、
トップダウンでなければ解決しません。
次の市長選はイツでしょうか。
と言うより、
リコールが成立すれば、
すぐにでも。
あ、
でも僕は、
高2生を抱えている。
今の塾で、
大学受験まで教えられるのは、
僕しかいないんです。
困ったな。
by Hirosuke (2013-11-02 10:15)
市長選挙は来年9月だったかな?
過去2回、選挙はありませんでした。対立候補なし、無投票当選。
by ebisu (2013-11-02 10:57)
噂では、また12月に内科の常勤医(上の方)が辞めるようです。始めからその予定だったのか、はたまた根室の現状に嫌気が差して去って行くのか・・・。
by 事情通 (2013-11-12 08:25)
またですか?
春にお一人おやめになりましたが、それは市立病院の現状に嫌気がさしたからだと噂に聞いています。
地域医療改革のポイントを三つくらいに絞って、数名の医師が核となって、根室の地域医療についてのパネルディスカッションをやってもらえるといいですね。
市民参加で地域医療を変えないと、根室市立病院はどうなるかわかりません、瀬戸際に来ています。赤字額は昨年藤原前市長時代の2倍の16億円を超え、今年は20億円ではすまないでしょう。
病院職員と住民であるわたし達が動かないと、地域医療は変えられません。そう遠くないうちに夕張のように崩壊します。一端崩壊してからでは再建が難しいことは夕張の先例が示しています。
by ebisu (2013-11-12 08:39)
考えてみれば、地形的にも根室は入口が厚床の虫垂(盲腸)のような街だ。通り抜け出来ないのであまり迷い込まないのは観光客だけではない。せっかく来た医師も上澄みが流れ去るように良い医師は愛想を尽かせて居なくなり、底には”澱”だけがどんどん溜まって行く。
そして澱は・・・次第に腐り汎発性腹膜炎を生じて命を奪う。従って通常外科医はそのような虫垂は発見次第摘出するのだが、残念ながら根室には「腕の良い」外科医は居ない。(勿論、比喩)
by 隣町の住民 (2013-11-12 08:46)
そうそう外科医と言えば、最近わが町の病院に再就職した外科医は、かって根室に勤めていた。同じ道東に勤めるならそれ程給料が変わらないのだから、何もわざわざ根室を辞めなくても良いと思うのだが・・・何かトラブルが有ったのかも知れない。
by 隣町の住民 (2013-11-12 09:00)
お隣の町の病院のHPを拝見しましたが、確かに今回再就職された外科医はいらっしゃいます。しかし経歴欄を見ると根室に勤務していたことは書かれていませんね。
根室に勤務していたことが彼には汚点なんでしょうか。充分に仕事をして責任を果たした上での円満な退職ならば何も隠すことは無いと思いますが。
まあお隣の町ですから黙っていても分かる人には分かりますね。
by 或る市民 (2013-11-12 12:56)
隣町の住民さんへ
>良い医師は愛想を尽かせて居なくなり、底には”澱”だけがどんどん溜まって行く良い医師は愛想を尽かせて居なくなり、底には”澱”だけがどんどん溜まって行く
いなくなったドクターも、"澱"のごとくのドクターも思い当たる方が・・・
>最近わが町の病院に再就職した外科医は、かって根室に勤めていた
ホームページをみましたが、どの方が根室にいらしたのかわかりませんでした。よくご存知の方がみたらわかるのでしょう。
>何かトラブルが有ったのかも知れない
そういう話はいくつか聞こえてきますが、ebisuはこの方については存じません。
知らないことは知らないと言い、知っていることは「聞こえてきます」と書いています。
こうしてコメント欄へ情報を持ち寄ることで、根室の地域医療の危うさの一部分を市民が知ることができます。
by ebisu (2013-11-13 00:04)
こんにちは。ebisu さん。
久しぶりの書込みです。
私はしばらく仕事でネットのできない生活を堪能してました。
お隣の町の病院HPを見る限り、2名は昔根室にいました。
・内科S医師(2008/3頃まで根室に居たと思う)
・外科N医師(2011/3頃まで根室に居たと思う)
これだけ経営問題、医師問題、システム問題と問題が山積しているのに、根室市民は既にあきらめ状態なのだろうか?
確か来年市長選だったような気がしますが、現市長が3期続くようであれば、正直、根室に未来はないのかもしれません。次期市長選は、無投票選挙をさけ、政治能力と経営能力を持った人材が立候補されることを切に祈ります。
by 相川始 (2013-11-13 07:53)
相川さん、おはようございます。
そうですか、内科の医師の方と外科の医師の方が根室にいらしたのですか。
こういうことを知らない市民(わたしも含めて)が多いのでしょう。
事情を知っている方が、こうして書き込みをしてくれると助かります。
>確か来年市長選だったような気がしますが、現市長が3期続くようであれば、正直、根室に未来はないのかもしれません
ほんとうに人材不足ですね。
夕張市も同じようにして町が滅んだのでしょう。けっして炭鉱が閉山になったからではなく、イベントやハコモノに狂騒した市民の人身の荒廃と人材枯渇が真因でしょう。
根室がよく似てきていることが悲しいです。
>次期市長選は、無投票選挙をさけ、政治能力と経営能力を持った人材が立候補されることを切に祈ります。
なかなかいませんね。
by ebisu (2013-11-13 09:00)
現在の市立病院内の医師の動向は3系統と思われます。
1系統を「主流派」とすれば、他は「反主流派」とでも言いますか。
「主流派」は勿論院長(札医大卒)・参与・市長で、この数年市立病院を牛耳って来ました。
一方の「反主流派」は外科の副院長(金沢大卒?)や内科の某部長(北大卒)から成るようです。
今年根室に残留した小児科の副院長(北大卒)は病院内の揉め事には一切目を向けない、いわば「中間派」ですね。
まあ、この構図は何処の組織でも見られる平凡なパターンですが(笑)
最近の噂では、主流派は可能な限り医師の採用を札医大系に限定しようとしているそうです。札医大系の医師を優遇することで札医大の思し召しを良くし、更なる医師派遣を期待する
・・・まあそんなところでしょう。しかしその路線も最近では行き詰まって来たようです。根室が期待するほどには札医大が応えてくれない・・・。市長が元院長を追い出して現院長に首を挿げ替えた理由は「札医大系の院長→札医大の全面バックアップを期待」のただ一点だけですから。
全ての医師が有機的に連携すべき病院内でこのような権力争い(?)をしていると、そのとばっちりは患者さんに向かいます。つまり「中間派」は「お前ら、勝手に喧嘩してろ!」と自分たちも勝手に動きます。その結果、予期せぬ医療過誤が生じたりします。
上のコラムに登場している元根室・今隣町の外科医(札医大卒)もかっては根室で「中間派」として色々有ったようです。
by 事情通 (2013-11-13 09:17)
市立根室病院問題解決の第一歩は、病院が医師を雇い入れる際の条件を公表する事でしょう。一応北海道地域医療振興財団のHPに記載されている条件では、年収が3100万以下となっていますが、巷では「実際にはもっと貰っている筈だ」とか、「そんな給料では子供を私大の医学部にはやれない」とか、様々な憶測が飛び交っています。私立の病院では就職する医師の立場や技量・人気などで医師と病院側の間で個別交渉も有るでしょうが、市民の税金で経営される市立病院で果たしてそのような個別交渉(しかも隠密裏に)が許されるのか。
市議会は避けて通れないこの問題をきちんと論議すべきでしょう。「そんな事をすれば大学を怒らせ、現存の医師は引き揚げられ今後医師の補給が止められてしまう」と言う市側の恐怖心(或る意味大学側の脅し?)を持ち続ける限り、根室市の財政は痩せ細り、やがては「根室よ、お前もか」・・・。
by 市民K (2013-11-14 13:15)
市立病院問題の解決には部門別損益計算と部門別予算管理、そのほかいろいろなことを同時進行でやらなければならないようです。
そういう仕事の一つが、
>病院が医師を雇い入れる際の条件を公表する事でしょう。
いられなくなる医師がでますね。
荒療治が必要ですが、こういうことをやりうるのは、市長か市議会です。
市長はグルですからやるはずがありませんし、手を挙げる市議もいないようすですね。
夕張市のように高い確率で時間切れになるのでしょう。
by ebisu (2013-11-14 22:28)
これだけ経営問題、医師問題、システム問題と問題が山積しているのに、根室市民は既にあきらめ状態なのだろうか?
いや、「既にあきらめ」も何も、根室市民は病院の本当の姿を知らないのだと思います。市民に爆弾を投げつける様な事実の暴露は道新も書きません(知っていても)。市議会でも皆口を閉ざしたままです。せいぜいこのEbisuさんのブログで時々誰かが取り上げるだけが”情報”です。
恐らく根室市民程ノー天気な方たちは珍しいのでは。これは酷に聞こえるかも知れませんが、根室の事など当の住人が思っている以上に日本の中心では何も考えていません。(いや、この道内に於いてすら)。夜も更けると、根室に行く=ネムローなんて駄洒落で出て来る位です。その証拠に東京で北方領土の話をしてみてください。下手をすると皆根室市が何処に在るのか。また4島の名前すら満足に応えられないでしょう。そんな所へ根室は代表団を送り「返せ、北方四島!」などと虚しいシュプレヒコールを挙げて行進している。それを見詰める東京都民には何の事だか殆ど分からない。彼らには「根室のさんま」の話題の方がよっぽど分かりやすい。
それ程知られていない(知る必要もない?)根室市民が、これまたその中心部の病院で起きている事を全く知ろうとしない(いや、行政側の謀略で知らされていない?)
まるでマトリューシカのような話です。
by NO NAME (2013-11-15 08:57)
根室の外側の世界の人々が根室についてどのように思っているのか、関心がない根室人は確かに多いでしょう。
そしてこれほど市政が恣意的に運営されていても、まったく反応しないような市も全国に珍しい。そうした意味で、この言は当たっているのでしょう。
>恐らく根室市民程ノー天気な方たちは珍しいのでは。
夕張市民もそうだったのかも知れませんね。
>その証拠に東京で北方領土の話をしてみてください。下手をすると皆根室市が何処に在るのか。
その通りです。わたしは東京でインプラント(歯科)治療をしていますが、主治医は北大卒で札幌市出身ですが、根室が知床半島にあると思っていました。根室半島なんて知らない人が多いのかもしれません。世界遺産の知床半島が有名で、そこに吸収されてしまっている。ちょっと驚きでした、純粋都民ではなく、北海道出身の東京都民ですら根室の地図上の位置をを知らない。
>彼らには「根室のさんま」の話題の方がよっぽど分かりやすい。
「根室のサンマ」よりも「目黒のサンマ」のほうがずっと知名度があります。古典落語の知識はありますから。
北方領土返還運動は、国の予算の消化行事化しています。ビザなし交流もその一環。タダ旅行ができるので利権化しています。
そんな安っぽい返還運動など、ロシアでも日本国内でも足元を見られています。
襟を正して利権化を廃さないと、国民の共感は生まれません。まったく独りよがりにみえて、みったくない。
>また4島の名前すら満足に応えられないでしょう。
>そんな所へ根室は代表団を送り「返せ、北方四島!」などと虚しいシュプレヒコールを挙げて行進している。
>それを見詰める東京都民には何の事だか殆ど分からない。
わたしは根室高校を卒業してから、35年間東京で生活していましたからよく理解できます。
根室を知らないのですから、まして北方四島なんて知る由もないという東京都民が大多数です。
壮絶だった沖縄返還闘争とはまったく様相を異にしています。
四島に日本人が一人も済んでいないことや、もともと国後や択捉のアイヌの土地ですから、道民にさえ執着が薄いのかもしれません。
返還運動どうのあり方を根本から見直さないといけないのですが、利権化し国の予算化した似非返還運動をやっている人々からは、あたらしい芽も智慧も出てこないでしょう。
根室の漁師も羅臼の漁師も、本音では北方領土返還に反対であることはオホーツク沿岸の住民の共通の了解事項です。
国後島の安全操業水域一つとっても、島が返還されたら、そこで漁はできなくなります。国後島の漁民の前浜ですから、そんなところで羅臼や根室の漁師が漁をしたら泥棒行為になります。いまはロシア側に入漁料を支払って堂々と網を仕掛けることができます。
返還されたら、羅臼の漁師の水揚げは半減するかもしれません。利害が複雑に絡んでいます。
by ebisu (2013-11-15 12:51)
11月26日に市立病院の院長先生の公開講座が文化会館で開かれわざわざ質疑応答に30分も取ってありますから、これはもうebisさんが塾を1時間中抜けをして問題提起してくれるために根室市の方でセッティングしてくれたと言わざるをえませんから、必ず必ずebisuさんに行って実りのある市民公開講座にしてほしいと思います
by もやしさんま (2013-11-15 23:25)
15日の北海道新聞夕刊に折り込みチラシが入っていましたね。
どうして土曜日のお昼辺りとか日曜日にやってくれないのでしょう。そのほうが参加者が多いでしょうに。
仕事優先ですから、原則、中抜けはしません。「釧路の教育を考える会」も日曜日だけ出席しています。
1.「ピンピンコロリの法則~元気で長生きの秘訣~」40分
2.「地域における市立根室病院の役割~市民とともに歩むために~」(15分)
逆の時間配分にしてもらいたいですね。
1番目がメインのようですから、2番目の話題は、質疑応答時間が10分かな?
これではわたしが仕事に穴を開けてまでして講演会に行っても意味がないでしょう。議論になりません。
地域医療の議論に2時間ほしいですね。
ぜひ、日曜日に地域医療について討論会をやりたいものです。
もやしさんまさん、行って日曜討論会を提案してくれませんか?
日曜日ならebisuは出席できます。
たのしくて有意義な地域医療討論会になるでしょう。
by ebisu (2013-11-16 00:53)