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#2471 Gone With the Wind (風とともに去りぬ)をテクストに知的遊びのはじまり Oct. 31, 2013 [81.Gone with the Wind]

 二つ目のコメント投稿用ダミーを設定します。
 後志のおじさんが、Gone With the Wind から文例をひろって問題提起してくれるそうです。

 <コメント欄より抜粋>
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.....忙しくて短くなった晩酌の時間に、Gone With the Windを読み始めまして、なかなか面白い表現に出会っています。辞書にちょうどよい訳語がなかったり、気持ちの迸りが先にでていて「日本の学校で学ぶ英語」ってなんだ?が満載で楽しいです。もう少ししたら、文例をあげてコメントできると思いますので、皆様ご鞭撻よろしくお願いいたします。.....
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 ebisuはは自分の専門分野である経済学関係や仕事の関係でコンピュータシステム、言語学、経営学、管理会計学、医療関係などの専門書を読み漁り、知識獲得のための「道具として」英語に触れてきたので、文学関係の「原書」はほとんど読んでいません。文学書の英文は苦手ですが、これを機会に皆さんと一緒に勉強させてもらうつもりです、お付き合いください。

 Hirosukeさんや合格先生の独自視点からの解説がどのように議論が向かうのか、その方向をながめるだけでも楽しみです。

-----------------------------------------
原典か・・・。

僕なんか、
英文マニュアルとかメールとか、
洋楽とか映画とか。

文学なんか、
翻訳しか読んでません。

これが本当の【原点回帰】?

by Hirosuke (2013-10-31 19:13)

今の中学生は知らないよね、
"Gone With the Wind "なんて。

僕は、
このタイトル、
中学生の時に見ました。

何度もテレビで映画が放送されてたから。

だけど、
「風と共に」は理解したものの、
なぜ「去りぬ」となるのか不思議でした。

「去らぬ」と「去りぬ」と「去れぬ」の区別すら、
知らなかったからね。

高校生なら大丈夫かな~?

それゆえに
古(いにしえ)の世界へと、
いざ我等と共に再び行かむ!

by Hirosuke (2013-10-31 20:04)

-----------------------------------------

 Gone With the Wind をテクストにしたコラボレーションは四人の遊び、どうぞ読んでいるあなたもこの知的遊戯に飛び入り参加なさってください。


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【『風とともに去りぬ』本と映画の著作権について】夜10時追記

    'copyright extension opponents ready for new fight'

 今日届いたジャパンタイムズ(10/29付け)の記事の見出しです。著作権に関する記事ですが'Gone With the Wond'の映画の宣伝ポスターが貼り付けられています。URLをクリックしてみてください。
http://www.japantimes.co.jp/culture/2013/10/28/entertainment-news/copyright-extension-opponents-ready-for-new-fight/

 このポスターのキャプションには、「1998年に著作権の延長に関する法案が成立しなければ2011年末に著作権が消滅していたのに」、「映画は2014年末に著作権が失効するのに」と書いてあります。インターネットの記事のほうにはキャプションがありませんので、新聞に載っているキャプションを書いておきます。四人で議論したsubjunctiveが使われていますね。

  Public domain? Fiddle-dee-dee: Without the 1998 Copyright Term Expansion Act, the book "Gone with the Wind" would have fallen into the public domain at the end of 2011, and the film would fall into the public domain at the end of 2014.

 少しだけ本文を引用しておきます。

===============================

Copyright extension opponents ready for new fight

Holders of works want 1998 act to lengthen protection past 2019

by Timothy B. Lee

The Washington Post

For most of history, a great character or story or song has passed from its original creator into the public domain. Shakespeare and Charles Dickens and Beethoven are long dead, but Macbeth and Oliver Twist and the Fifth Symphony are part of our shared cultural heritage, free to be used or reinvented by anyone on the planet who is so inclined.

But 15 years ago, U.S. President Bill Clinton signed the Sonny Bono Copyright Term Extension Act, which retroactively extended copyright protection. As a result, the great creative output of the 20th century, from Superman to “Gone With the Wind” to Gershwin’s “Rhapsody in Blue,” were locked down for an extra 20 years.

It was a windfall for the families and corporations that owned these lucrative copyrights. But it meant these iconic works would be off-limits to those who wanted to reuse or reinvent them without permission. And hundreds of thousands of lesser-known works are not available at all, because there is no cost-effective way to obtain permission to republish them.

The copyright extension that Clinton signed will expire in five years. Copyright holders such as Disney and the Gershwin estate have a strong incentive to try to extend copyright extension yet further into the future.

......以下省略
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Hirosuke

原典か・・・。

僕なんか、
英文マニュアルとかメールとか、
洋楽とか映画とか。

文学なんか、
翻訳しか読んでません。

これが本当の【原点回帰】?

by Hirosuke (2013-10-31 19:13) 

Hirosuke

今の中学生は知らないよね、
"Gone With the Wind "なんて。

僕は、
このタイトル、
中学生の時に見ました。

何度もテレビで映画が放送されてたから。

だけど、
「風と共に」は理解したものの、
なぜ「去りぬ」となるのか不思議でした。

「去らぬ」と「去りぬ」と「去れぬ」の区別すら、
知らなかったからね。

高校生なら大丈夫かな~?

それゆえに
古(いにしえ)の世界へと、
いざ我等と共に再び行かむ!

by Hirosuke (2013-10-31 20:04) 

後志のおじさん

軽い気持ちで「読んでます。」とかいたら、なんだかすごいことになってしまって……。少しずつ書いてみます。――――the Civil Warを目前にしたGeogia州北部Taraの農場での会話のシーンから物語が始まります。Scarlet O'Hare was not beautiful,but men seldom realized it when caught by her charm……ありがちな人物設定ですね。ここで、次の文がScarletの様子を端的にまとめています。 'Nawsuh,Ah din' notice y'all say anything ter mek her mad.Look ter me lak she sho glad ter see you an' sho had missed you,an' she cheep along happy as a bird,tell 'bout de time y'all got ter talkin' 'bout Mist' Ashley an' Miss Melly Hamilton gittin' mah'ied.Den she quiet down lak a bird w'en de hawk fly ober.'
何を言っているか分かりますか?
by 後志のおじさん (2013-11-01 23:01) 

ebisu

いきなりガツンときましたね、早くもめげそうです。

>'Nawsuh,Ah din' notice y'all say anything ter mek her mad.

Nawsuh ナウス???

din' notice⇒didn't noticeかな?
だとすると、Nawsuh はNow she と読めそう。

y'all⇒you all

ter⇒to
mek her mad⇒ make her mad

>Look ter me lak she sho glad ter see you an' sho had missed you,an' she cheep along happy as a bird,

Look to me like she so glad to see you and so had missed you, and she cheep along happy

she cheep はcheepsとなっていないのはsubjunctive?

>tell 'bout de time y'all got ter talkin' 'bout Mist' Ashley an' Miss Melly Hamilton gittin' mah'ied.

tell about the time you all got to talking about Mr. Ashley and Miss Melly Hamilton getting married.

>Den she quiet down lak a bird w'en de hawk fly ober.'

Then she quiet down like a bird when the hawk fly over.

だから文学作品はきらいだ、なんて言うより楽しんだほうがトク。
少しは当たっていそうですね。
これはわたしにはなぞなぞのレベルですよ、でもなぜかとっても楽しい。
ごちそうさま。
by ebisu (2013-11-02 00:26) 

ebisu

ところで、2冊になったペンギンブックスですか、それとも厚い一冊本のほうですか、amazonに注文してみますので、教えてください。
by ebisu (2013-11-02 00:28) 

Hirosuke

>何を言っているか分かりますか?

分かりません!

南部訛りがキツ過ぎて。

日本人の発音に似てるかも?

by Hirosuke (2013-11-02 00:30) 

ebisu

おはようございます。

>'Nawsuh,Ah din' notice y'all say anything ter mek her mad.

Nawsuh, I didn't notice you will say anything to make her mad.

nawsuh がわかりませんね。Ahが音からどうやらIだときがつきました。
*hとhがつくのは母音が伸びる訛のようです。
"ナウス"、なんでしょうね。

y'all をyou will だとすると、あとででてくる
y'all got ter talkin' 'bout
はwillのあとにgotがきているのでおかしいようですね。

thの音がどうやら、deとなるようです。

進行形のingが in' となるのも訛のようです。歌にはよく出てきますが、あれは南部訛だったのですか。

gittin' ⇒ getting
あれ、母音が換わってる。

母音の変化や子音の変化にある程度規則性があるようですね。

光洋中学校の生徒が examine をイグザマインと発音するので、「先生に、どこに留学したか確認してみたら?」と言ったら、あとで「オーストラリアでした」と報告がありました。
英語の発音は訛が母音に出るので、すこしくらい発音が悪くてもいい、だけど子音の発音だけは日本語にないものがたくさんあるから、きちんとトレーニングすべきだとも言ったような気がします。発音トレーニングようのいいDVDやCDがたくさん出ています。

南部訛の英語が理解できるようになると英語を読む楽しみが増えそうです。

それにしても nawsuh はなんだろう?

by ebisu (2013-11-02 08:31) 

Hirosuke

>gittin' ⇒ getting
>あれ、母音が換わってる。
 ↓
何を隠そう、
当地(栃木県)を含む北関東より以北でも、
同様の母音変化による訛りが存在します。

当地の古い方々は、
ほとんど【イ】と【エ】が同じ発音で、
どっちで言ってるんだか区別できません。

微妙に同じなんですが、
微妙に逆な感じです。

何度か行った東北各地でも同様でした。

「いーからいーから」⇒「えーがらえーがら」
「えらいのぉ」⇒「いらぇのぉ」

そうそう、
会津も同じ感じでした。

by Hirosuke (2013-11-02 09:04) 

Hirosuke

>nawsuh がわかりませんね。
>Ahが音からどうやらIだときがつきました。
   ↓
 ノーサー
   ↓
No, Sir,

・・・かも?

by Hirosuke (2013-11-02 09:08) 

後志のおじさん

ebisuさん。5cm位の厚さの一冊本です。'AVON FICTION'――――状況を書かなかったのは不親切でした。すみません。Scarlet(16才。女学校卒業。社交会デビュー済)と話し込んでいたのは彼女の幼なじみの双子の青年たち(19才)。彼らは、戦争に行くことが一番の関心で大学を退学させられたばかり。でも、母親に叱られるのが怖くて、Scarletに夕食を誘って貰いたい。ところが途中からScarletの返事がおかしくなってやむなく別の避難所に向かう。その途中で、立ち聞きしていた2人の付き人の奴隷に様子を尋ねての、黒人奴隷の返答なのです。―――――ですから、HirosukeさんのNo,Sir正解です。ebisuさんもほとんどOKですが、「正しい英語はしゃべれないんだぞ」くささを出すための表記ですから、読み手が不備を補って理解する必要があります。ちなみにbe動詞は抜けています。時制もおかしい。cheepとtellは、cheepとtellではありません。――――私の読みは明日書きます。(意地悪だなあ。我ながら。)
by 後志のおじさん (2013-11-02 22:22) 

Hirosuke

僕の「知恵袋」(25)
ing の g の発音って無視していいんですか?
 [英語講師として]
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2009-06-08-1

by Hirosuke (2013-11-03 00:02) 

ebisu

本は二分冊ではなく、厚いほうですか、ありがとうございます。

いかにもなまっていて、そして知的レベルが低いという感じがでていますね。
程度の差はあれ、現実の米国はこの手の英語が飛び交っているのでしょうね。
東部の品のよい英語が「標準英語」で広く使われているという思い込みは危ういということ。

南部訛をキーにネットで検索していたら、南部に留学した高校生の長文の体験物語をみつけました。
http://www.ko-takahashi.com/georgia/georgia_index_f.html

日本語の方言と事情が似ていますね。知的レベルに地域差がそれほどないところが米国と日本の違いかな。人種差による言葉の違いもない。
日本では育ちの違いが言葉づかいにあらわれますね、その点は米国も同様。

Gone with the Wind をテクストにとりあげることで、学校英語の世界がどれほど狭いものかを知ることができそうですね。そこが狙いだったのでしょう。

楽しみは、小出しにどうぞ。高校生や大学生も楽しんでいることでしょう。

>ちなみにbe動詞は抜けています。時制もおかしい。cheepとtellは、cheepとtellではありません。――――私の読みは明日書きます。

なんだろう?
by ebisu (2013-11-03 00:46) 

ebisu


>ing の g の発音って無視していいんですか?

#2457へのHirosukeさんのコメントが答えを出しているように思えますが、・・・

------------------------------------
昔も今も米語です。

それもニューヨーク近辺の。

テキサス州民とワシントン州民は話が通じないと言われており、それゆえ、ブッシュ大統領が当選した際には、「大丈夫か、ワシントン。」と囁かれたものでした。

英語と米語の違い・・・追って書きます。

by Hirosuke (2013-10-28 22:47)

------------------------------------

「ニューヨーク近辺の米語」では g は聞こえる、南部訛では~ingの g が脱落するという風にHirosukeさんのコメントを読んではいけませんか?
実際には、この種のことが一杯あるのではないでしょうか。

友人のEさんから、体験談を交えた面白いメールをもらっています。後で紹介します。
by ebisu (2013-11-03 01:16) 

Hirosuke


>南部訛では~ingの g が脱落する
   ↓
現在では多分そうだと思います。

ただし、
この台詞に関しては、
元来の南部訛なのか、
黒人に独特の訛なのかは、
検討を要します。

昔テレビで、
南部黒人の古老のインタビューを見ました。

彼女は頻繁にdoを連発しました。

よく聞くと、
本でも手紙でも料理でも何でも、
doしちゃっているのでした。

本題に戻ると、
この台詞主の特徴として、
~ingの g が脱落し二重母音も単純化し、
be動詞が抜け時制も怪しく、
どうやら動詞も混同している。

となると、
この台詞に関しては、
ただの南部訛と言うよりは、
まともな教育が施されていない、
アメリカに来て間もない黒人奴隷だから、
と判断するべきなのかなと。

by Hirosuke (2013-11-03 07:49) 

後志のおじさん

No,Sir,I didn't notice you all say anything to make her mad. Look to me like she sure glad to see you and sure had missed you and she keep along happy as a bird,till about the time you all got to talking about Mr.Ashley and MissMelly Hamilton getting married. Then she quiet down like a bird when the hawk fly over.―――――私の読みです。文法上の誤りは直していません。
by 後志のおじさん (2013-11-03 11:43) 

Hirosuke

◆解説 for 中高生◆

YAMATO高校♪合唱部 『わが◆マイルストーン』2

歌(アメリカン・ポップス)の世界には、
南部訛と思われる発音や表現が、
白人による曲でも多くあるよ。

その発端として功績ある黒人は、
ジャズ出身のダミ声ルイ・アームストロング、
あくまでもロマンチックなナット・キング・コール、
・・・etc.

白人ミュージシャンが歌いながらも、
最初に世界的に大ヒットした南部歌としては、
カーペンターズの「ジャンバラヤ」かな。

日本でも大ヒットした有名な曲だから、
爺ちゃん・婆ちゃん・父さん・母さん世代なら、
みんな誰でも知ってるよ。

中高生が良く知ってる「ラップ」だって、
実は黒人起源らしい。

これらの大元は、
ジャズとかゴスペルね。

今では他にも、
「ブラック・コンテンポラリー」とか、
様々なジャンルが存在していて、
黒人音楽ってアメリカだけではなく、
世界を席巻(せっけん)する勢い。
      ↑ 
意味不明なら、辞書で調べてね。

by Hirosuke (2013-11-03 21:03) 

後志のおじさん

keep along happyのところだけ、中高生向けに註釈を入れておきます。keep alongって辞書にでていませんから。―――――keep、何か(物でも、状況でも、雰囲気でも何でも)を「そのまま」持ち続けているイメージです。along、一定の方向に動いているイメージ。→kept happyはhappyであり続けた。kept along happyで、始めからずっとhappyだった。→訳すなら「ずっと楽しそうでした。」位になるのです。


by 後志のおじさん (2013-11-04 23:45) 

ebisu

cheepはkeepだったのですか。
なるほど、キがチに転音したのですか、なるほど言葉をよく知らない無教養な黒人という感じが出ていますね。

南部方言について、友人のEさんから11/2にメールが届いているので紹介します。

======================
Gone with the Windの原文の紹介は面白いですね。

当時の南部の識字率の低さがよく表れている文だと思います。



日本人は外国に行っても日本人とばかりつるんでいる人が多いので英語がどれほど多様なものか、案外知られていません。

たとえばニューヨークでタクシーに乗れば、ドライバーの8割近くはアメリカ在住歴が数年程度の移民ばかりなので、英語なのか何語なのかわからないことが多く、たとえば48th Streetなどと言おうものならどこへ連れてゆかれるかわからないので、Street Four-Eightとはっきりと、ゆっくり言う必要がありますが、その返事の半分はわからないと思った方が精神衛生上、よい結果をもたらします。

とくに中近東系の英語はまったくチンプンカンプンです。

オーストラリアの英語もまことに恐るべきもので、昔、大ヒットした映画My Fair Ladyの前半に出てきて大いに客を笑わせたコックニーがそのまま現役で使われています。

グレート・バリア・リーフで空撮をしていたとき、私は操縦士の隣に座りいろいろと指示を出していたのですが、まったく往生しました。

あの映画にあったmake⇒mike take⇒tikeなどまだかわいいものです。
  Hey, can you see a boat over there ? Go ahead !
  Yes, Sir ! I see bike !
  Bike ? I said a boat. Understand ? A Boat !
  Yes, Sir ! I said the bike !

こんな遣り取りを何度も繰り返しながら真っ青なサンゴ礁の上を何時間も空撮するのですから、じつにくたびれました。

アメリカ人もオーストラリアでは自分の英語に自信を失くすと聞いて私も少しは安心しましたが、それでもあるシドニーの大学の先生が日本人が英語の勉強をしにオーストラリアに留学するというのは気違い沙汰だと言っていたのはじつに印象的でした。

なにしろI am a boy.というだけでも必ず例の4文字言葉が入り、それも I xxxx am xxxx a xxxx boy.と徹底的にやるのですから仕事が終ったらサッサと帰らなければ脳味噌が破壊されると思いましたね。

以前、ハーンの原文テキストを送った時にWilliam Adamsの手紙も送ったと思うのですが、あれと比較すれば19世紀のアメリカ南部の識字率の低さがどれほどのものであったか、よく分かると思います。

あの手紙は英語の綴りが出来上がっていない時期のものですからスペルだけを見れば暗号文みたいですが、耳で聞いた文として考えれば、現代の文章と大して変わりません。

ところが、それから250年後のアメリカ南部で話されていた英語はコックニー以下であり、それを北部の人間に笑われていたわけですから、南部人の劣等感、屈辱感は国を分裂させるほどのものに肥大したのでしょう。

さらには欲望ばかり肥大した南部人をひそかに見下した黒人に「あいつらはどうせ字が読めないのだから」と見透かされて、ちょっと聞いただけでは間抜けな英語と思うようなBlack Englishをつくりあげ、Gone with the Windにもあるように黒人メイドの言葉で白人を笑わせながら、じつはその間抜けな英語で秘かに暗号通信を交わしていたという歴史も頷けます。

Black Englishで書かれた最高の書は黒人文学のパイオニアともいうべきRichard WrightのNative Sonでしょう。

これは1940年に出版されたものでしたが、私は2度挫折しました。

ようやく読めたのは90年前後にCNNの黒人カメラマンと親しくなっていろいろな話をするようになってからでした。

なにしろ You is ! だとかhe done eat.や ‘t done doneだとかが会話文には溢れ、Ah’m a hard-workin’ man. Ah fixes the streets wid a pick an’ shovel ever’ day,

when Ah git a chance.のような文が続くわけですから、民族間の誤解や憎悪などは簡単にはできるものではないと実感させられます。

そういった世界に身を置いてみると、日本人が習っている英語はじつに品の良い英語でコンプレックスを感ずる必要などまったくないものです。

もっと堂々と英語を話せばよいのですが、<正しい英語>という妄想に捉われてしまいついつい腰が引けてしまうのも、中学や高校の英語教育のせいでしょうね。

先生たちが英語による実地のsurvivalをしたことがないのでその多様性を知らず、したがって自信がもてず、大して意味のない文型や前置詞など文法的な説明にしか頼れるものがないので、学生は大学生になるときには英語や古文、漢文が大嫌いという人間を育ててしまうのですね。

Gone with the WindについてはAlice Randallという人が2001年に続編と称する作品The Wind Done Goneを書き、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストにも書評がのりかなり話題となりましたが、これは南部訛りや黒人英語臭さは消していました。

今はCNN Englishとでも言うべき英語が報道の世界の共通語になりつつあり、それが普通の会話でも使われて昔なら×を喰らったような表現が堂々とABCやNBCでも使われているので、あまり厳密に考えない方がよさそうですね。
======================

たぶん、後志のおじさんがこれを材料にとりあげた意図の一端はEさんの言うように、

>もっと堂々と英語を話せばよいのですが、<正しい英語>という妄想に捉われてしまいついつい腰が引けてしまうのも、中学や高校の英語教育のせいでしょうね。

そして、英語の多様性に気がつくべきだということなのでしょう。
by ebisu (2013-11-05 00:21) 

Hirosuke

>今はCNN Englishとでも言うべき英語が
>報道の世界の共通語になりつつあり、
>それが普通の会話でも使われて
>昔なら×を喰らったような表現が
>堂々とABCやNBCでも使われているので、
>あまり厳密に考えない方がよさそうですね。

そうなのですよ。

たった1語の分詞でも後置する例とか、
見かけますからね。

今やネイティブでも、
【be made of】と【be made from】を、
区別なく使う人が多いのですよ。

そういう世の中の実態を、
学校でも教えれば良いと思うのですが、
これを未だに出題し続けている【入試】や、
【英検】や【TOEIC】いう別の実態も・・・。

【権威ある大学教授】の知ってる英語って、
100数十年前~せいぜい数十年前、
・・・ですからねぇ。

by Hirosuke (2013-11-05 08:38) 

後志のおじさん

おかげさまで、雪がつく前に営業用の畑仕事完了できました。(いくらの値がつくやら。今年は相場がいいらしいから少し期待。)菜園には自家用の白菜や大根など、まだありますが、30センチ積もるまで放っておいて大丈夫。(それ以上でも平気ですが、収穫が面倒になる。)冬も野菜を買うことはありません。(もやしは除く。)――――――9ページ下から4行めからのどうっていうことのない文ですが、描いている風景がいいです。Now that the sun was setting in a welter of crimson behind the hills across the Flint River, the warmth of the April day was ebbing into a faint but balmy chill.北海道の6月を思わせます。どうっていうことのない文ですが、「訳」を作るのは難しい(直訳では何を言っているのか分かりにくい)文に思います。次の段落も'imaginative'(←高校生の方重要単語です。imaginable,imaginaryと混同しないように)で楽しいですが、それはまた後にします。


by 後志のおじさん (2013-11-08 23:24) 

後志のおじさん

a welter of crimsonって?――――訳語が辞書にでていない、いい例です。愛用のprogressive(どうみてもWebsterの訳辞書ですけど)では、―――welter→混乱、ごった返し、ごたまぜ、うねり、逆巻き、―――――crimson→深紅色(顔料、染料)―――welterofcrimsonって、「深紅色のごった返し」………?となりますね。――――日が沈んでいく空です。イメージを働かせると、「夕焼け空」とか、そこから、夕焼け空の赤の色あいが少しずつ違っている様子とかがイメージできるのでは?―――やうやうしろくなりゆくやまきはすこしあかりて紫たちたる雲のほそくたなひきたる。の夕方バージョンにも読めます。―――――a faint but balmy chillこれ、6月の後志の夕方7時頃です。faint(ちょっと)でもbalmy(穏やかで心地好い)chill(ピリッとくる感じ)。andではなくbutであるところがいいです。――日中、暑かったのが日差しが斜めになると、ほっとするような涼しさが訪れる感じが読み取れます。――――
by 後志のおじさん (2013-11-09 22:53) 

ebisu

Now that the sun was setting in a welter of crimson behind the hills across the Flint River,

the warmth of the April day was ebbing into a faint but balmy chill.


was ***ing in
was ***ing into

川の向こうの山陰に空を茜色に染めあげながら沈む太陽、春が来て暖かくなり始めた空気の温かみが名残を惜しむかのように残り頬を撫でる、陽が落ちると同時にそうした空気の温かみも次第に薄れ夜のしじまの中に失われていく・・・

(いい情景ですね、同じような夕方が後志にも根室にもある。根室では5月、6月の夕暮れには太陽は真っ赤に空を染め上げ海に溶けながら沈んでいきます。海に沈む1分間ほど前ににじみながら下部がゆらゆら海へと伸びます。まるで大きな円い太陽が溶けながら液状になって海に呑み込まれるように見えるのです。)

こういう表現の巧みさを感じさせるところが文学作品の強みです、わたしたちは作者が描ききってみせたイメージの世界に遊ぶことができますね。

頭の中にまだ肌寒い春の夕焼けの情景が浮かべばそれで充分。

それにしても、雪が降る直前に仕事が終わる、いいタイミングでしたね。今夜はビールでも飲みながらまた、『風とともに去りぬ』を読んでいるのでしょうか?
by ebisu (2013-11-10 00:30) 

ebisu

雨と強風が吹き荒れていたが2時頃にはもう雨が上がっていた。

はるか西の空は蒼く輝き、手前には真っ白い雲が斑に茜色に染め上げられている。茜色と暗く灰色になった陰の部分、これが' a welter of crimson' か。
秋の風は今日は珍しく暖かい。
by ebisu (2013-11-10 17:07) 

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