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#2463 shall(神) と will(人間) をめぐる議論 Oct 24. 2013 [80.英語談義 (コメント欄から)]

 授業で、shallや命令文から大胆に世界史へと話しを飛ばす技をおもちのHirosukeさん(#84)。
 晴耕雨読を絵に描いたような生活スタイルを築き上げた後志のおじさん(#80&#85)、誰もが思っても手にすることができないのは、たいへんな困難があるから。強力な意志を感じます。
 合格先生のshallとwillの解釈(#86)はebisuはいままで目にしたことがありませんから、目を啓かれる思いです。
 人はそれぞれ異なる運命を背負って人生を歩んでいますが、その一端を開示(#88)したHirosukeさんは、ブログ上で自伝的小説YAMATO高校♪合唱部 『わが◆マイルストーン』2*を連載しています。
*http://hironagayuusuke.blog.so-net.ne.jp/

 後志のおじさんが、北海道の教育改革、道産子の学力向上に手を貸してくれる(#91)かもしれません、大いに期待しています。

 前置詞とそのイメージ解説が中学生のころにあったら、英文を読み浮かんだイメージを意訳してもいいよと先生が言ってくれたら、救われたのにとZAPPERさん(#93)。大西泰斗先生(1961年生まれ)はそのころまだ二十歳くらいではないでしょうか。(笑)
 いい時代ですね、勉強したい生徒達には素晴らしい教材がそろっています。

 英文法が英語嫌いをつくりだしている具体例を合格先生が自分の高校時代の経験を開示して示してくれています⇒#97。

 高校時代に英語が苦手でも大丈夫ってことですよ、大学でしっかり勉強すればいい。それもパスしたら社会人になってから一念発起してチャレンジしたらいいのです。 高校時代は古文・数学・英語が苦手だったと、Hirosukeさん⇒#98 ほらね、やっぱり中高でつまづいたって、いいのです、ようはあきらめないこと、興味がでたときに努力を続けることです。
 そういう点で合格先生とHirosukeさんとebisuは共通しているようです⇒#100
 いまも修行(勉強)中の身を強く自覚し、そのように行動している点では、四人共通ですね。人に物を教える立場にある間は当たり前のことです。そういう気力がなくなったら、ニムオロ塾は廃業と思っています。それがプロってものです。


「#2446 仮定法とは何か(1) : Boys be ambitious. Oct. 11, 2013 」コメント欄より
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-11

 【#83~#100】
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#83

>少し前のHirosukeさんのコメントに
>「God bless you」を「Bless you」と言う事もある、
>と書いてありますが、これは、・・・
   ↓
合格先生、解説ありがとうございます!

by Hirosuke
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#84

いわゆる【命令形】に話を戻します。

一般的にはYouの省略と解説されています。

だから中学生には、
-------------------------------------
「~は」なしで いきなり動詞 「しろ」「しなさい」
-------------------------------------
とか、
---------------------------------------
「誰が?」「オマエに決まっとるやろ!←(ビシッ)」
---------------------------------------
とか教えてますが、
このカタチの本当のキモチは、
-----------------------------------
◆God bless you!◆⇒◆Bless you!◆
-----------------------------------
とも言われたり書かれたりするのと同じらしいと、
世界史を勉強している高校生とかには、
キリスト教の教義を含めて話したりしてます。

学術的に正しいかは脇に置くとして、
生徒は先のshallと同じようにして、
世界史と英語を一石二鳥で学び取れるので、
「ほほぉー。」と納得してくれます。

by Hirosuke (2013-10-16 09:15) 
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#85

後志のおじさんは時間をたくさんもってらっしゃる。
頭に描いては見ても、そこまで徹底している人は世の中にほとんどいない。晴耕雨読を絵に描いたような暮らし。

自活しているところが仏道修行者である良寛とは違いますが、その点を除けば近い。
頭をぶん殴られたこころもちがします。
なんて余分なことばかりしているのだろう。

でも、現実の生活を変えられません。
せめて心境だけでもお近づきになりたいもの。
ええ、無理なことはわかっています。

ネットを通じてこうしてお話しできるというのはなんと幸せなことなのでしょう。
あなたが後志の地で暮らしているだけで、あなたの周囲に集まる子ども達の中からいつか世の中を照らす者が出てくるのかもしれません。

by ebisu (2013-10-16 09:18) 
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#86

世の中には知らないことが広がっている。まるで原野に立って風景を眺めているときのような気がする。

-------------------------------------
I will marry him.

I shall marry him.
の違いもよく判らなかった。せいぜい、shallの方がちょっと強い意味で「絶対結婚するの」と思っていました。
 でもshallの方は、運命ですから、「私、彼と結婚する運命なの」~言い換えると「私、運命の人と結婚するのよ」といったニュアンスなんですね。
-------------------------------------

合格先生、素晴らしい解説ありがとう。
この例でshallの意味がよくわかりますね、中高学生が飛び上がって喜びそうです。

コメント欄での議論を通じて、自分が知りえていることなんて実に小さく、学ぶべき領域は実に広大であることを思い知らされました。

こうした議論を開示することで、何人かの中高生そして大学生や社会人の学習意欲を掻き立てることができるのでしょう。

掛け値なし、本欄よりコメント欄が百倍面白い、仮定法の最終回が終わったら、皆さんの議論は(4)として本欄へアップ。

by ebisu (2013-10-16 09:31)
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#87

命令文の主語の省略は、「命令するのだから主語はつねにyouに決まっている、日本語でもそうだろ」なんて説明よりも、「godの省略という解釈も成立つよ」と言いながらキリスト教と世界史へと誘う授業のほうが、わたしが生徒なら百倍楽しい。

Hirosukeさん、あなたがいままでいくつかの苦難に遭ったのは、八百万の神々の何人かがあなたを塾稼業に専念させるために与えた試練のような気がしてきました。天職という言葉はこういうときに使うのがふさわしい。

ときどきクロスオーバすべきなんですね。生徒の知的興味をかきたてるにはそれが一番いい。
それぞれ自分の得意分野を持ち出せば授業がユニークになりたのしい。
教えている分野の他に二つ三つ、得意の専門分野があるかないかは授業内容にたいへんな差をつけることになる。

コメント欄は本欄より百倍楽しい⇒百倍楽しいコメント欄は本欄へアップ
by ebisu (2013-10-16 09:48) 
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#88

【運命】だと思ってたんだけどな・・・。

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第2章 初恋(8) 結婚 http://hironagayuusuke.blog.so-net.ne.jp/2011-10-09
[中2時代 1979]
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第4章 母方の(2) お嫁さん http://hironagayuusuke.blog.so-net.ne.jp/2011-10-12-2
[少年時代]
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「言いわけ弱虫」と呼ばれようとも。
with 『魔法のコトバ by スピッツ』 http://hironagayuusuke.blog.so-net.ne.jp/2012-11-30
[・・・Season 2 ・・・]
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【神】って残酷・・・。


by Hirosuke (2013-10-16 12:04) 
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#89

人生はときに残酷。人によって程度の差は多いにあります、でもその中から学べること、そういう苦難に出遭った周りに人々が自らの苦難を通してあなたに教えてくれていることがあるはず。
ああ、すべてがありがたいと思える日がいつか来るといいですね。

いつのころからか、人生にあったいくつかのことがそのときは辛かったはずなのに、ありがたいと、それがなければいまの自分はないと、感謝の念がわくようになりました。
あなたのこころにも平穏が訪れますように。
by ebisu (2013-10-16 12:18)

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#90

>元々の黒人の宗教観というのは、
   ↓
あぁ、そうだったんですね。


>死を迎えた日=魂が自由を手に入れた日、
>という発想で、だから、おめでたい日なのだ、
   ↓
なんとなく最近、
そう思い始めていたのです。


>ジャズも、
>そういった宗教観の元に生まれたわけです
    ↓
これは物語の推進力になりそうです。


>黒人霊歌=ゴスペルの
     ↓
だって僕の物語は、
YAMATO高校♪合唱部 『わが◆マイルストーン』2
なんですから。

by Hirosuke (2013-10-16 12:38) 
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#91

私の今の暮らしって、自分でも勤め人時代に実現したかった形だから(永遠のキャンプ生活?)不満はありませんけど、やはり、生半可な苦労ではなかったことは確かです。綱渡りみたいなものでしたよ。――――――
逆に、ebisuさんを始め、合格先生、Hirosukeさん(本当は真っ先に揚げたいZAPPERさんも)とのやりとりを通じて、北海道の知のレベルを上げるために自分にも少しできることがあるのではないか?畑はしばらく、他の方に預けて少しそういったことをやるべきではないか?と最近思い始めています。―――――
鷹揚羆さんのブログにありましたが、「初心者ほど、力のある者が教えなければならない。」至言だと思います。しかるに、後志の英語の授業は、教科書巻末の単語の訳語を読み上げるだけ。子供たちは、パズルみたいに訳語を組み合わせて訳文を作っています。あとは正解の「教師用教科書」のコピーを配っておしまい。
―――――――
私自身永遠に終わることのない勉強中の身ですが、後志の英語の「センセー」を1とするなら100位はあるだろう。それなら、北海道内で、英語の本質に迫れる人物を作る大切な初めの一歩を(中学・高校英語のことです。)サポートするのもいいかと。
―――――
営農資金返済完了まで後2年半。ゆっくり、爪をとぎながら考えてみます。

by 後志のおじさん (2013-10-16 23:38) 
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#92

うれしいね、教育改革の火の手が広大な北海道に広がっていく。
腰をすえて無理のないようにゆっくりおやりください。
by ebisu (2013-10-17 09:47)
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#93

中学時代は英語が得意でした。
でも、でも(涙)…。
前置詞とイメージ。
どなたかがそうしたことを教えてくれたなら、「意訳はダメ」なんて言われなかったら…。
涙がチョチョぎれます!^^
by ZAPPER (2013-10-17 11:28)
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#94

僕は【文法用語】が【憎】い!(怒)

by Hirosuke (2013-10-17 13:46) 
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#95

「仮定法」については、日本語にセンスのない英米文学者達が勝手な命名をしてきたということが明らかです。名が体をあらわさぬ命名は百害があります
漢字が特定のイミを表している表意文字だけに始末が悪い。漢字のセンスのいい生徒達がつまづいてしまいます。

数学では「無理数」です。irrational number 本当は「比で表せない数」という意味で、簡単に「非分数」と翻訳すればよかったのです。

>僕は【文法用語】が【憎】い!(怒)

同感。
外国語を漢字に翻訳するセンスがダメになっていますね。漢文素読能力も国語能力も明治期の人々に比べて、戦後のわたし達の能力は著しく低下してしまったのでしょう。

そうすると、小学校から英語を必修化し、テレビや携帯、ネットゲームなどにさらされているいまの子どもたちは、本を読む時間を奪われていますから、著しく幼児化し、伝統文化のすぐれた部分を急速に失っていくのでしょう。
学徒出陣をした者たちが残した「手紙=遺書」は年齢からは考えられないほど大人びた文章をたくさん書き残しています。ああいう文章の書ける二十歳はもうほとんどいないでしょう。哲学書など読みませんから。

国語は文化の根底にあるもののひとつですから、教育をおろそかにしたら、文化や日本的価値観の伝承が困難になる。
by ebisu (2013-10-17 14:09)
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#96

>前置詞とイメージ。
>どなたかがそうしたことを教えてくれたなら、「意訳はダメ」なんて言われなかったら…。

わたしもそう思います。

前置詞とイメージ、大西泰斗先生の本が高校生のときに出ていたらと思います。いまの中高生は幸せです、求めれば質のよいものがいくらでも手に入る。その代わり、別の誘惑もある。ネットゲーム、スマホ、ライン、過度な部活・・・本読む暇なんてないという中学生がたくさんいますね。
こんなんで世の中大丈夫かいな?
大丈夫なわけありませんね。

やれる範囲でやれと、直球勝負でいいと天がわたし達にサインを送ってくれています。(笑)

by ebisu (2013-10-17 14:17
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#97

 英文法については、半分賛成、半分反対です。
 例えば、主語・述語などの語順に関する者や文型の「英語に直接かかるもの」は、最低限必要でしょう。それに対し「未来形」や「不定詞」などの「日本語の訳から見たもの」は、あまり必要ないかと。willとbe goiug toを同じと教えたり、本来のtoの意味を置き去りにして、toの後に動詞の原型が来たら用法別で訳せ、というのは、あまりにも乱暴だと思います。仮定法についても、「助動詞の過去形+have+過去分詞」が来たら、「~だったら良かったのに」で訳せ、だとニュアンスがつかめないでしょう。
 自分の高校時代の英語の教師は、とにかく文法で「分詞構文」だの「関係詞」だの、やたらうるさかったですね。終いには訳をやってから、そこで文法に当てはめるという、本来、英文の意味をとらえるための文法であるはずのものが、本末転倒状況だろ、と思えるような授業~英語の原義からかけ離れているんじゃないか、と思えるような授業でした。少なくても自分はそう思っていました。

 ですから、たぶん、自分と同年代の人たちは、ここにコメントしていらっしゃる後志のおじさん、hirosukeさん、そして、ebisuさんのように、言語学者レベルの能力をお持ちでないと英語を使えない、とギブアップしているのではないかと思います。当然、高校時代、偏差値40台の英語レベルの自分から見ると、皆さんがすごくうらやましく感じます。

 例えば、前述のmarryという単語一つとってもそうです。
 marryは「結婚する・させる」と言う意味で、受動態になっても同じ意味。他動詞だから能動態で使うときは「~と結婚する」という日本語の訳になってもwithは使わない。受動態やgetを使うときは前置詞はtoにしなさい、なんです。そして、最後に、これは特別な単語なので例外として覚えておきましょう。たいていの人はこれでお終いだったと思います。なぜ、こういう使い方になるのか、という事は全く教えてくれませんでした。聞きに行っても「辞書に書いてあるでしょ」でお終いでした。そういう積み重ねが英語を嫌いにしていった要因かな、と思っています。
by 合格先生 (2013-10-17 16:21) 
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#98

>言語学者レベルの能力を
>お持ちでないと英語を使えない、
>とギブアップしているのではないか

そんな皆様、ご安心ください。

僕は高校時代に、
まず古文、次に数学、そして英語と、
次々に挫折した身でございます。

だから僕は、
国語も古文も含めて、
【文法用語】が【憎】いんです!(怒)

by Hirosuke (2013-10-17 23:26)
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#99

何故そんなに憎むのか。

こんな人生になったからです。
     ↓
「僕の病気は【四重奏】」
http://hironagayuusuke.blog.so-net.ne.jp/

YAMATO高校♪合唱部 『わが◆マイルストーン』2

by Hirosuke (2013-10-17 23:50)
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#100

ふふふ、わたしは高校時代に受験英語の洗礼は受けていません。
皆さんとは逆のコースをたどりました。

大学へ行くつもりはまったくありませんでした。中学2年生のころに大学へ行かずに独学で公認会計士になる目標を立てました。高校は当然商業科を選択、入試では8割程度の得点はとりましたよ。当時は9教科でした。
高校時代に公認会計士の受験参考書を揃えて勉強を開始。当時は7科目ありました。簿記論、会計学、原価計算、経済学、経営学、商法、監査論です。
近代経済学が面白くて、マルクス経済学にまで手を出しました。のめりこんでしまったのです。近代経済学と対比しながら独力で『資本論』を読み始めました。次第にマルクス経済学へシフトしていきました。時代の影響も大きかった。そこからヘーゲル哲学へ芋づる式に手が出ました。数行の文章がわからなければビリヤードをしながら手がすくと頭の中で文章を思い出し何度も反芻しながら考えました。
毎日家業のビリヤードを数時間手伝っていましたから、普段は土日以外はまとまった勉強時間が取れません。だから、夏休み、冬休み、春休みに家業を手伝うかたわら、10時間ほど勉強時間を作りました。あの当時は脳の容量が小さかったのか集中力が強すぎたのか、2週間を越し始めたあたりから危なくなります。脳が勝手に暴走し始めてとまらなくなるのです。いくらでもインプットできる状態になってしまいます。眠れなくなります、意志通りにはならない、勝手に脳が暴走しはじめますが、要求にこたえ続けると危ない、止まらなくなる恐怖をなんどか感じました。そこまでいったら、3日間はクールダウン。

学校の勉強は、ほとんど授業時間のみ、授業が終わった後で目をつぶり、黒板に書かれた文字を頭の中で再現してイメージとして記憶していました。案外簡単で数分で済みます。ビリヤードやるのと同じ要領なんです。小学生のときから頭の中で無限にビリヤードをやることができました。鮮明なイメージがカラーで浮かびます。だから夢も色つきのものが普通でした。時間がなかったので数分でイメージを固定するしかやりようがありませんでした。そういう能力に気がついたのが中学2年生のときでした。それを勉強に応用しだしてからはじつに点数を取るのが簡単になってしまいました。

高校時代は公認会計士7科目の勉強三昧、だから、英語と数学は不足を感じて大学へ入学してから勉強しました。英語は専門書やジャパンタイムズが読みたくて。大学院へ進学するときに先輩が週に一度半年ぐらい本を読むのに付き合ってくれました。青森大学のT教授です、いま経営学部長だったかな。あの当時は英語の読解力にずいぶん差がありました。いい先輩に恵まれた。

分詞構文なんて実際の英文ではほとんど出てきません。英字新聞で出てきたら90%以上の確率で日本人のスタッフライターが書いたものです。逆に、重文で後のほうの文が主語が同じときに分詞化するのは修辞上のお約束のようですから頻繁に出てきます。しかし、これを説明している高校英文法の参考書はまだ見たことがありません。ワードオーダすら受験英語ではあまり説明されていません。実務的な知識がずいぶんと欠落しているように感じます。
英語の専門知識は8割がた、英語の本で構築しました。日本語の専門書を読むよりも一石二鳥だったからです。問題集もOxford出版から出されているものなど、海外で出版されたものを10冊くらいはやったでしょう。好奇心が強いのでしょうね。
経営管理をやっていたときには米国で出版された管理会計の本や経営戦略や実行予算などを解説した経営学の本を洋書で読み漁りました。仕事で統合システム開発をしていたときにはやはり、日本語の専門書と、時代に先端を行くシステムなので、日本語の本がなくて、何冊も英書を読み、すぐにそれを実務で使っていました。一時期は人口知能と自動翻訳に興味が出て、チョムスキーの言語学に関する著作を3冊ほど読みました。翻訳が出ていないんです。
検査試薬の開発を製薬メーカと共同でやった前後は、海外の医学雑誌20誌くらいに眼を通していました。
だから、英会話は苦手です。やっていないことはできないものです。音読トレーニングは多少やりました、あれは気持ちがいい。

仕事で必要だったのは本を読み、それをただちに実務で使うことでした。システム開発に関するさまざまな技術は実務で使ってみないと身につきません。仕事があってのことです。
仕事に恵まれていました。ずいぶんと贅沢に仕事をさせてもらいました。4回転職しましたが、その都度大きな仕事を任せてくれた上司と社長にを感謝です。
大きな会社は便利なもので「社内転職」ということができます。まったく異なる部門に異動します。もちろん、その部署に必要なスキルのあることが前提です。
基礎学力の高さがあれば、たいがいの部門で、その部門プロバーの人たちと同じか、異質の技術をもっている分だけ有利に競えます。仕事でこそ、クロスオーバした能力が求められます。

残念ながら、英語に関しては言語学者ほどの知識はもちあわせておりません。わたしのは好奇心の赴くままに本を読んで得た知識の寄せ集めにすぎません。
早い話しが、仕事に関連する分野で興味が湧いたり必要に迫られて本を読み漁ってきただけですから、好い加減なものです。
だから、受験英語で合格先生のような苦労をしておりません。(笑)

好奇心の赴くままに勉強したらいい、好きこそ物の上手なれとはよくいったものです。
結果はご覧のとおりです、ebisuの元々の専門は管理会計学と理論経済学ですが、他にもシステム開発技術、経営学、医学関係など、必要に応じて海外で出版された専門書が読めるようになりました。
 忘れていました、言語学の本も、チョムスキーだけですが、構造言語学に関する著作を原書で何冊か読んでいます。自動翻訳や人工知能に興味のあったことが2年間ぐらいありましたから。ときどき、具体的な表層構造(Surface Structure)の分析に深層構造(Deep Structure)が使われていますがこれは生成変形文法です。英文の精読には欠かせない技術です。

 ebisuにはわからないことだらけですが、世の中のことをいくらかわかった気にさせてくれる基礎学力のパワーはまことにありがたいものです。
 ですが正直なところを申し上げれば、やはりなんにも分かっていないような気がします。とくに『ソクラテスの弁明』(岩波文庫)や友人・遠藤利國の書いた『百%の真善美 ソクラテス裁判をめぐって』(2013年刊 未知谷)を読んだ後は、木っ端微塵に粉砕され、己の小ささに恥ずかしくなります。ソクラテスはまぎれもなく智の巨人であり、弁明術の恐るべき達人であります。
 
by ebisu (2013-10-18 01:56) 

================================

(注) 漢字変換ミスと思われる箇所や、改行を入れたほうが読みやすいと判断した箇所など、自分の分も含めて修正してあります。オリジナルは元のコメント欄にあるので、そちらと対照していただければ、すぐにわかるようになっています。投稿時刻の順に並んでいるので、すぐにみつかるでしょう。
 わたしのコメントは随時修正・加筆していますが、校正作業ぐらいのつもりでやっているのでよろしくご了解願います。もちろん、論旨を変える様なことはございません、あった場合にはその旨理由とともに書き込みます。


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コメント 2

Hirosuke

>死を迎えた日・・・・おめでたい日
   ↓
これは僕が言ったんじゃなくて、
合格先生が教えてくれた言葉です。



by Hirosuke (2013-10-25 15:17) 

ebisu

はい、失礼しました。
すぐに削除するか、訂正しておきます。
  m(_ _)m
by ebisu (2013-10-25 22:13) 

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