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#2460 町立松前病院内紛劇に思う:市立根室病院のありさまと比較 Oct. 23, 2013 [31.市立根室病院経営改革メモ]

 町立松前病院が揺れているが、根室とは事情が正反対。
 
  どこが違うのかというと、太字の部分がまったく異なる。かたや町立病院経営を黒字化に導いた事務局長、そしてわがふるさとの市立根室病院経営赤字を2倍(16億円)に膨らませた前事務長が参事職として事務長の上に君臨、そのような「暴挙」にすら異論をさしはさまない根室市議会、世の中の常識から遠く隔たる極東の不思議の国、根室。同じ北海道でも、松前町と根室市はこんなにも違う。
 「通年」市議会、それも改革だが一番肝心なのは議論のナカミ。


10/22付け北海道新聞14面第2社会欄より
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/499353.html
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常勤医、10人中7人辞意 町立松前病院院長に追随 前事務局長人事で町、議会と対立

(10/22 00:12)

 【松前】地域医療の先駆的な取り組みで知られる町立松前病院(渡島管内松前町)で、その中心的存在の木村真司院長(49)が先月末、辞職願を提出したのに続き、21日までに副院長ら6人も追随し、常勤医10人中7人が来春で退職の意向を示す異例の事態となっている。石山英雄町長は慰留に努めるとしているが、院長らの町や町議会への不信感は根深く、渡島西部の地域医療を揺るがしかねない状況だ。

 木村院長の辞意の原因は、同病院の前事務局長の人事をめぐる町議会や町との対立。院長は、病院経営の黒字化などに尽力した前事務局長を評価し、今年3月末の定年の際、継続雇用を望んだが、町議会や町はこれに反対した。「資質に疑問がある」などが理由としているが、背景には前事務局長と町議会の一部との人間関係の摩擦があるとされている。

 院長は4月、自らの裁量で前事務局長を非常勤嘱託員として再雇用。撤回を求める町議会との溝は深まり道が仲裁に入ったものの、処遇を明確化する条例改正案を町議会が否決したため、前事務局長は9月末で任期切れのため退職となり、院長は同月27日、石山町長に辞職願を提出した。

 これを受け今月4日には八木田一雄副院長(42)ら2人も辞職願を提出。その後も外科部長(60)ら4人が続き、来年3月末で退職の意向を示したのは院長を含め計7人となった。<北海道新聞10月22日朝刊掲載>

 

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 北海道新聞さん、地域医療に関するいい記事をありがとう。根室に住んでいるわたしたちも参考にしたい。
 ついでと言ってはなんだが、病院事業の決算が全会一致で市議会で承認されたから、町立松前病院と比較して市立根室病院のありさまを市議の面々がどのように考えているのか、根室支局は直撃取材してほしい(親子二代で60年間北海道新聞を定期購読している読者の一人からのお願い)。はて、地域医療問題の委員会はあったかな?

(病院建設特別委が中途半端なまま空中分解してから地域医療政策を論ずる常任委員会があるのかどうか、さっぱりわからぬ。
 仕事には権限と責任が伴う。与えられた権限を駆使して、仕事の責任を全うした上で、報酬が与えられる。報酬はやった仕事に対する対価である。報酬にふさわしい仕事をし、市議としての責任を全うしてもらいたい。
 世のため人のため、ふるさとの未来のために働こう。
 わたしはそういう気持ちで11年前にふるさとに戻った、そして小さな私塾の塾長としてその通りの仕事をしている。ブログでの「激辛」情報発信も同じ気持ちからだ。)



 #2455 避けて通れぬ問題 :市立根室病院経営改革  Oct. 19, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-18-1

 #2442 市立根室病院の経営改革をどうやるか(1) Oct. 9, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09


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