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#2335 最後の駆除は141匹:NEMUROざりがに探偵団 Jun. 21, 2013 [87.根室の話題]

 写真には昨年見知った人が二人写っていた。一人はつなぎを着て池に入ってタモを縦横無尽に振るったお姉さん、もう一人は後姿で写っている高橋代表。

6月18日北海道新聞根室地域版より
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最後の駆除は141匹

【根室】特定外来生物「ウチダザリガニ」の防除団体「NEMUROざりがに探偵団」(高橋克己代表)は16日、明治公園で最後の活動に取り組み、141匹を駆除した。
 同団体は2010年7月に結成し、明治公園や牧の内、南部沼(ナンブトウ)などで計1万匹近いウチダザリガニを駆除してきた。だが高橋代表の転勤などに伴い、活動が困難に。来年3月で環境省の認定が切れることもあり、最後の活動となった。
 今回は子供や保護者など8人が参加。タモ網で同公園内のひょうたん池の底をさらい、抱卵した個体などを含む141匹を捕獲した。高橋代表は「もし引き継いでくれる人がいれば喜んで協力していきたい。本当は活動を続けてほしいが、非常に残念だ」と話していた
 (笠原悠里)
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 代表の高橋さんご苦労様、そしてありがとうございます。
 道新根室支局の担当記者も日曜日の取材ありがとう、あいかわらずがんばっているね。手を抜かない仕事がとってもいいね、写真を撮っているあなたの姿もわたしにはみえます。
 最後だったのに、「釧路の教育を考える会」の年次総会とぶつかってウチダザリガニの駆除に参加できなかったのが残念、めぐり合わせの悪いこともある。

 根室の町の灯りがまたひとつ絶えた、哀愁の町ねむろ。

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コメント 2

YO乃介

NEMUROざりがに探偵団の高橋です。
重ねてのご紹介ありがとうございます。

一年ぶりの根室は変わっているものもあれば、変わっていないものもありました。変わっていないものは、これからもそのままの姿を守らなければいけません。
成長する姿も見ることができました。シンです。この歳になって、子供は我々にとってかけがえのない宝物だと実感できました。
子供はすべて明るい可能性を秘めた原石です。
ebisuさんの書き連ねるこのブログも、大人たちが原石の磨き方を忘れていることに対する警鐘でしょうか?そう思えてなりません。
自分はウチダザリガニを始めとする外来種問題を解決することに夢を追っていますが、これは40歳をすぎて気付いたことです。人間やる気になれば何歳でも可能です(笑)
小さいとき不真面目で勉強ができなくても、素直な性格で大人に育てば、いくらでもやり直しがきくのではないでしょか。
だからこそ、うるさい大人が必要なのかも。
おそらく根室の活動はこれが最後ですが、不思議と感傷的になることはありませんでした。次なる芽を感じたせいもありますし、またこの地を訪れるだろうと思っています。
思うまま書いて、取りとめもありませんが、(また長いです)最後に自分の書いたフェイスブックの投稿を載せます。
ebisuさんにも感謝の念でいっぱいです。


橋にかかる黄色い旗の波はシマフクロウを護るため。
一年ぶりの根室は大型ショッピングセンターがオープンし、市立病院も建て替えられていた。
街は変わっても、根室の自然は変えてはいけない。生き物でいえば、タンチョウは子育てにやってくるし、オジロ・オオワシは冬越しでにぎわう。高山植物も普通に見られる。根室は貴重な自然の宝庫だ。
南部沼(なんぶとう)はタンチョウが飛来していた。バードウォッチャーが興味ありげにこちらを見ていたが、気にしないよう胴長をはき沼のふちを歩いた。ウチダザリガニ一尾を捕獲する。これがタンチョウの餌になるのだから皮肉なもの。

NEMUROざりがに探偵団(おそらく)最後の活動。
明治公園には資金面で応援してくれるコカコーラの広報担当者も、わざわざ札幌から駆けつけてくれた。
最初は屋外講座。今回もスケッチブックが活躍した。
防除活動開始。
沼底を網でさらうと、多いときには5尾のウチダがかかった。
最初に会った頃、小学生だったシンも中学3年生になった。すっかり大きくなり遠慮深さも身についた。このまま素直に成長してほしい。こいつはスゴい奴なのだ。覗き込んでウチダを発見し手を突っ込む。ハサミを指に挟ませてウチダを捕獲する。凄腕トップレベルのウチダハンターだ。
5歳の男の子は最初は触れもしなかったが、小さい個体から挑戦し、最後は大きい個体も掴んでバケツに移せるようになった。
小一時間ほどの活動で、140尾ほどの成果。個体数減少には役に立たないが、何より続けることが大切と考えているので、有望な団体・個人の出現を願ってやまない。
消毒作業には新型タライが登場。かなりゆったり浸かれます。
計測作業はメンバーも慣れたものでテキパキとこなしてくれる。自分は熱湯処分に専念できる。
「トラウマになりそう」と言いながらもコカコーラさん試食。お味はいかがでしたか。
5歳の男の子は身を乗りだして「おいしい」とパクパク。最後に「あー楽しかった」とつぶやいた。最高の言葉を頂戴した。

迷ったが根室に一泊。夜はオヤジどもで打ち上げ。外来種から生物多様性から、果ては教育論まで語り合った。
理想を追うオヤジどもは美しいのだ、と自惚れる。

関わりのあった総ての皆さんに、感謝感謝、大感謝。
by YO乃介 (2013-06-21 23:19) 

ebisu

YO乃介ことNEMUROざりがに探偵団の高橋さん、投稿ありがとうございます。
一緒に呑みたかったな。教育論まで出たのですか、楽しそう。
母校の中学校のI先生にも声をかけて呑みたかった。

この投稿を本欄へアップしますが、ご了解ください。
根室に若い芽が育っている。増えているのはザリガニだけではないぞ!(笑)
by ebisu (2013-06-22 00:22) 

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