#2259 専門医と技術認定医の違い Apr. 9, 2013 [28. 医者と患者のコミュニケーション]
専門医と技術認定医はどこがどう違うのか、患者の側からみるとさっぱりわからないが、#2257のコメント欄で学会ごとに整理・解説していただいたので、本欄へアップします。
俎上にあげられたのは4学会のみですが、それだけでも学会ごとにばらばらなのがよくわかります。医学会の数がいくつあるのか存じませんが、技術認定医や専門医に共通のガイドラインをつくって整理するのは難事業なのでしょうね。共通の土俵がない。
最後から二つ目のコメントでプレミアムモルツさんが触れていますが、日本の「専門医制度」は歴史的経緯もあっていろいろ問題が多いようです。あいまいなところが多いのが欠点でもあり、見ようによっては利点でもある。皆さんはどのように考えますか?
どのような診療科と専門医が必要なのかというもともとの問題意識にもどって、具体的な論点を二つ提示したいと思います。
人口2.5万人の町で、135ベッドの病院だと、どのような診療科を揃え、常勤医指数は何人が必要なのかということ。
収入を20~24億円とすると現実的にどのような「総合病院」が可能なのでしょう?
大病院が120km離れているところに位置している人口2.5万人の町ではどのような診療科、病棟をそろえるべきなのか。その場合に売上の規模と経費はどれくらいになるのでしょう。
これらの問は地域医療ビジョンにかかわる問題であると同時に、市財政の問題でもあります。
===============================
認定専門医制度が日本にもあるのですね。
社団法人 日本専門医制評価・認定機構
http://www.japan-senmon-i.jp/
===============================
【専門医と技術認定医のちがい】
日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/index.htm
循環器専門医は、心臓・血管系に関する豊富な知識と技能を有し、心筋梗塞、狭心症、高血圧、動脈硬化、弁膜症、心不全、不整脈、などの循環器疾患の適切な診断・治療及び予防ができる能力を有する。
日本心血管インターベンション学会 http://www.cvit.jp
日本心血管インターベンション治療学会では、日本心血管インターベンション学会及び日本心血管カテーテル治療学会が統合したことを機に、医療知識、医療技術の水準を高めそれを社会に還元していくために、専門医認定医制度を導入しました。
今後の専門医方針
現在、学会活動の柱である専門医制度の試験、特に実技評価のあり方について検討をしています。先日開催された学会内の倫理委員会において、専門医実技評価施行の倫理性について議論されました。結論は以下の通りです。
1. 専門医試験において実技評価は必須である。
2. 実技評価の方法として、実際の患者さんの治療を試験の場とすることは、以下の条件を担保することを前提に許容される。
Ⅰ. 患者さんの治療が実技評価として行われることにより不利益が生じる可能性があることも含めたインフォームドコンセントの取得
Ⅱ. 施設の倫理委員会の承認
Ⅲ. より安全な実技評価試験の模索
Ⅳ. 学会として実技評価を行うことの正当性の社会への告知
以上の倫理委員会答申を受け、今後の専門医実技評価をどのような形で行うかについては、引き続き専門医認定医制度審議会での議論を継続していきます。
日本消化器内視鏡学会 http://www.jges.net/index.php/
消化器内視鏡認定医
指導施設での研修(5年以上)について;
卒業年(医師免許取得年)が2007年以前の方で、2013年2月末日をもって5年以上指導施設で研修している必要があります。
消化器内視鏡実績表(診療実績基準:専門医制度規則 別表1)について;
指導施設での研修期間中の検査施行数を報告して頂きます。指導施設認定期間外に施行したものについては診療実績として認められません。
日本内視鏡外科学会 http://www.jses.or.jp/index.html
日本内視鏡外科学会技術認定取得者
以下に掲載するリストは、本学会会員で、その自由意志により、本制度規則の要件を満たし、認定申請を行い、審査手続きを経て認定された医師の一覧です。 内視鏡下手術を安全かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量を有していることを認定しております。
ただし、手術をして良い、あるいはしてはならない等の規制をするものではありません。また、非会員や認定申請をされていない医師にも同等の技術を持った方がいることをご承知下さい。なお、本学会事務局では、個別の医師に対する連絡の斡旋や、連絡先の照会などは個人情報保護法に基づき一切行っておりませんのでご了承下さい。
学会専門医は技術認定をおこなっているわけではないのですが、腹腔鏡手術に関しては以前の事故で技術認定医を認定しています。
専門医と技術認定医のちがいがあります。
ほとんどの学会専門医は技術認定は行っていません。
日本心血管インターベンション学会は今後技術試験も入れると明記していますが、はたして今までのようにならなければいいのですが。
ちなみに麻酔科認定医は技術試験は昔から行っています。
===============================
上記コメント名前未記入でした。
日本の医療の問題でもありますが、なれ合いで専門医を取得、いやあげあっていた時代の遺物です。
===============================
最後に一言
研修医のとき教わった言葉です。
専門医とは
疾患の診断、検査、患者教育、治療を全てできること
です。
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にほんブログ村
俎上にあげられたのは4学会のみですが、それだけでも学会ごとにばらばらなのがよくわかります。医学会の数がいくつあるのか存じませんが、技術認定医や専門医に共通のガイドラインをつくって整理するのは難事業なのでしょうね。共通の土俵がない。
最後から二つ目のコメントでプレミアムモルツさんが触れていますが、日本の「専門医制度」は歴史的経緯もあっていろいろ問題が多いようです。あいまいなところが多いのが欠点でもあり、見ようによっては利点でもある。皆さんはどのように考えますか?
どのような診療科と専門医が必要なのかというもともとの問題意識にもどって、具体的な論点を二つ提示したいと思います。
人口2.5万人の町で、135ベッドの病院だと、どのような診療科を揃え、常勤医指数は何人が必要なのかということ。
収入を20~24億円とすると現実的にどのような「総合病院」が可能なのでしょう?
大病院が120km離れているところに位置している人口2.5万人の町ではどのような診療科、病棟をそろえるべきなのか。その場合に売上の規模と経費はどれくらいになるのでしょう。
これらの問は地域医療ビジョンにかかわる問題であると同時に、市財政の問題でもあります。
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認定専門医制度が日本にもあるのですね。
社団法人 日本専門医制評価・認定機構
http://www.japan-senmon-i.jp/
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【専門医と技術認定医のちがい】
日本循環器学会 http://www.j-circ.or.jp/index.htm
循環器専門医は、心臓・血管系に関する豊富な知識と技能を有し、心筋梗塞、狭心症、高血圧、動脈硬化、弁膜症、心不全、不整脈、などの循環器疾患の適切な診断・治療及び予防ができる能力を有する。
日本心血管インターベンション学会 http://www.cvit.jp
日本心血管インターベンション治療学会では、日本心血管インターベンション学会及び日本心血管カテーテル治療学会が統合したことを機に、医療知識、医療技術の水準を高めそれを社会に還元していくために、専門医認定医制度を導入しました。
今後の専門医方針
現在、学会活動の柱である専門医制度の試験、特に実技評価のあり方について検討をしています。先日開催された学会内の倫理委員会において、専門医実技評価施行の倫理性について議論されました。結論は以下の通りです。
1. 専門医試験において実技評価は必須である。
2. 実技評価の方法として、実際の患者さんの治療を試験の場とすることは、以下の条件を担保することを前提に許容される。
Ⅰ. 患者さんの治療が実技評価として行われることにより不利益が生じる可能性があることも含めたインフォームドコンセントの取得
Ⅱ. 施設の倫理委員会の承認
Ⅲ. より安全な実技評価試験の模索
Ⅳ. 学会として実技評価を行うことの正当性の社会への告知
以上の倫理委員会答申を受け、今後の専門医実技評価をどのような形で行うかについては、引き続き専門医認定医制度審議会での議論を継続していきます。
日本消化器内視鏡学会 http://www.jges.net/index.php/
消化器内視鏡認定医
指導施設での研修(5年以上)について;
卒業年(医師免許取得年)が2007年以前の方で、2013年2月末日をもって5年以上指導施設で研修している必要があります。
消化器内視鏡実績表(診療実績基準:専門医制度規則 別表1)について;
指導施設での研修期間中の検査施行数を報告して頂きます。指導施設認定期間外に施行したものについては診療実績として認められません。
日本内視鏡外科学会 http://www.jses.or.jp/index.html
日本内視鏡外科学会技術認定取得者
以下に掲載するリストは、本学会会員で、その自由意志により、本制度規則の要件を満たし、認定申請を行い、審査手続きを経て認定された医師の一覧です。 内視鏡下手術を安全かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量を有していることを認定しております。
ただし、手術をして良い、あるいはしてはならない等の規制をするものではありません。また、非会員や認定申請をされていない医師にも同等の技術を持った方がいることをご承知下さい。なお、本学会事務局では、個別の医師に対する連絡の斡旋や、連絡先の照会などは個人情報保護法に基づき一切行っておりませんのでご了承下さい。
学会専門医は技術認定をおこなっているわけではないのですが、腹腔鏡手術に関しては以前の事故で技術認定医を認定しています。
専門医と技術認定医のちがいがあります。
ほとんどの学会専門医は技術認定は行っていません。
日本心血管インターベンション学会は今後技術試験も入れると明記していますが、はたして今までのようにならなければいいのですが。
ちなみに麻酔科認定医は技術試験は昔から行っています。
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上記コメント名前未記入でした。
日本の医療の問題でもありますが、なれ合いで専門医を取得、いやあげあっていた時代の遺物です。
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最後に一言
研修医のとき教わった言葉です。
専門医とは
疾患の診断、検査、患者教育、治療を全てできること
です。
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2013-04-09 22:40
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ブラックな話
どこの医療施設にも大体X線装置は置いてあります。ではあの機械のスイッチを押して放射線を出すことが出来るのは?
正解は、「医師」「歯科医師」「診療放射線技師」だけです。
ここで「ええ~っ?」と思われる方も多いでしょう。そうです。良い所に気付きました。皆さんのご経験から「あそこでは・・・」と言う場所が直ぐに思い浮かびますよね。皆さんが不審に思われた所は多分違法行為が罷り通っています。
しかし監督官庁である厚生労働省などは誰かから密告まれて大げさに成らない限り一向に取り締まろうとはしません。
何故でしょう。
まあ一つには、厳密にやろうとすれば手が足りない。そしてそのために放射線技師を雇えない日本中の零細診療所が摘発され現場が成り立たなくなる。つまりスピード違反の取締と全く同じです。制限速度を多少越えた程度で一々取り締まっていたら(それも公平にやろうとしたら)今の警察では人的に全く足りません。また法定速度の順守は現実にはかなりの交通渋滞を引き起こすでしょう。しかしだからと言って放置すればスピード違反の天国と成り危険です。時々「ネズミ取り」で見せしめを行います。
この問題、撮影直前までの体位を取らせたりの準備は誰でもOKです。その後前述の3種の人間しかシャッターボタンを押せないわけですが、準備が出来たら医師や歯科医師が文字通り月光仮面のように”疾風のように現れてスイッチを押し、疾風のように去って行く”のでしょうか(笑)。しかしX線室内に閉じ込められた患者からは誰がボタンを押したかは見えません。まあ大体がセットした人間と同じ声で「はい、終わりました。ご苦労様!」などと聞こえます。
一人一人の患者に対応する善良な診療機関ならばX線を撮る度に医師がX線室まで赴きシャッターを押していることも考えられますが、何人もの患者を椅子に座らせ次から次へと診療して回る様な歯科クリニックなどでは、シャッターが落ちる時に診察室の奥で患者と話している歯科医師の声が聞こえたりします。その声からは自分が法律を犯していると言う自覚など微塵も感じられません。
まさか日本医師会や歯科医師会からの巨額の政党献金が利いているわけでは無いでしょうね(笑)
いずれにしても、大学生なら未成年でも飲酒喫煙はOKと思い込んでいる連中が居るように、合法・違法の境界線は”阿吽の呼吸”でその都度移動するのかも知れません。
もっとも何処の医療現場でも真面目な医師の殆どは”労働基準法を犯して”頑張っていますが。これも国が真面目に法を順守した途端に日本中の医療機関が崩壊します。(笑)
「知らぬが仏」
「寝た子は起こすな」
「藪から棒」
by 紋次郎 (2013-04-10 17:05)
この話しはグレーではなくブラックですね。
でも、まかり通っています。
医者がスイッチを押そうが他の誰が押そうが、結果は一緒。
推し方にうまい下手があるでなし・・・
>「知らぬが仏」
>「寝た子は起こすな」
>「藪から棒」
お後がよろしいようで・・・
by ebisu (2013-04-10 22:48)
専門医の在り方に関する検討会
>俎上にあげられたのは4学会のみですが、それだけでも学会ごとにばらばらなのがよくわかります。医学会の数がいくつあるのか存じませんが、技術認定医や専門医に共通のガイドラインをつくって整理するのは難事業なのでしょうね。共通の土俵がない。
専門医の在り方に関する検討会では基本18専門医と新たに総合診療医の19の専門医を基本専門医とすることとなりました。
ただ今のある領域に限られた深い狭い診療ではなく、やはりある程度の深さと幅広い診療ができることを求めているようです。
検討会でどのような議論がされているか垣間みることができますが、それぞれの思惑がからんでいます。
問題は学会に所属しないと専門医はもらえません。
学会に所属しないでも専門医が取得出来るようになると患者側から公平な判断ができると考えます。
まだ中間報告の段階ですから今後の経緯を見守る必要があります。
>どのような診療科と専門医が必要なのかというもともとの問題意識にもどって、具体的な論点を二つ提示したいと思います。
>人口2.5万人の町で、135ベッドの病院だと、どのような診療科を揃え、常勤医指数は何人が必要なのかということ。
>収入を20~24億円とすると現実的にどのような「総合病院」が可能なのでしょう?
>大病院が120km離れているところに位置している人口2.5万人の町ではどのような診療科、病棟をそろえるべきなのか。その場合に売上の規模と経費はどれくらいになるのでしょう。
大病院が120km離れているところに位置している人口2.5万人の町の統計情報が必要です。
死亡原因疾患、救急搬送される原因疾患及び患者数、生活習慣病の患者数等の情報があれば、医学的、社会的に分析できると考えます。
それをもとに必要な診療科、必要な患者教育等が可能と思います。さらに無用な受診を避けるため症状の対処法等を教育することも必要です。
全てを一気に出来ません。必要なところから手をつけていくことが大事だと思います。
回答になるかどうかわかりませんが、参考になれば。
総合内科専門医 総合診療医 総合診療科
総合内科専門医
今で内科専門医となっていましたが総合内科専門医と名称変更。しかし名称のみの変更です。
総合診療医
専門医の問題点
これだけ細分化された診療科の専門医は実際の臨床現場ではそれ以外の診断、検査、教育、治療は出来ないことが多いです。
特に地域医療では自分の専門外の疾患の方も外来を受診します。
専門外だからという言い訳で診療を拒否する医師、適当に診断しないで症状に効果がある薬を処方する医師もいます。
総合診療医 名称は決まりましたが、まだ役割が明確でありません。
厚生省の検討会の報告書等を参考にして自分なり解釈してみました。
専門診療科はなくても多岐の診療科で小児科、産婦人科、整形外科、外科系、内科系、脳神経外科等の疾患が診断、検査、教育、治療が出来る医師らしいですがなかなか解釈が難しいです。このような医師が養成されてくると小児科の患者さんも内視鏡検査も心臓カテーテル検査も抗がん剤治療も内分泌検査も骨折の治療も出来る医師があらわれるかもしれませんね。
ただある専門診療科を持ちさらにそれが複数にわたることと専門診療科も現在のようにそれほど深くなくてもいいようですが判断するのが難しいですね。
報告書の一文で地域医療で頻度の高い疾患と傷害の初期治療と必要に応じた継続治療を全人的に提供出来る医師と定義されています。
開業医については総合医と呼ぶかとどうかは議論継続中だそうです。
海外では病院と医師は分離しています。総合診療医は外来または訪問診療をしていて、入院が必要な状態になった時に病院を借りて、通常連携している専門医と相談しながら治療します。そして退院をさせてから自分で継続的に診療をしていきます。
日本でも一部の市中病院で開業または診療所等の入院施設がない医師のため専用のベッドを設けて、一緒に治療をしているところもあります。
総合診療科
本当に総合診療科が機能している病院で実際に働いたことがないので正確な知識がありません。
自分がいた大学病院では創設されましたが、1年でなくなりました。
この頃は診断をして治療をするのではなく専門診療科に紹介することが主な仕事でした。
昔の京大病院には病院の受付に医師がいました。この医師が来院した患者の症状を聴いて診療科を振り分けていました。診断をしていたわけです。
現在総合診療科とは病院のなかの専門外来に属さない疾患を扱い、必要に応じて専門診療科への振り分けを扱う診療科で、さらに振り分けるだけでなく自分の専門診療科については診断、検査、教育、治療をしていくことしているようです。この診療科も創設当時も今もまだ明確な定義がわかりずらいです。
総合内科専門医は内科専門医からの変更で内科系の疾患についての専門医であり、総合診療医は診療科を問わずに診れる医師なのでしょう。
専門診療科を問わずに診断、(検査)、教育、治療をして、必要な時に専門医と連携する医師を総合診療医なのでしょうか。
総合診療はまだ読み切れないことが多いですが、現時点での解釈では常にその患者を診ることを目的としてさらに診れる疾患が多岐にわたり、専門医に紹介する疾患が少ない医師なのかという印象を受けます。
現在日本での無床診療所の医師の役割は診断、(検査)、教育は出来ますが、入院という治療が足りていません。
総合医ではなく無床診療所の医師も総合診療医と同じように入院治療に参加できるといいのですが。
総合診療医は今の定義だと勘違いして診断だけして振り分けることが出来る医師のようにならなければいいのですが。
総合診療医であろうとなかろうと基本的に診断、検査、教育、治療ができる疾患が多い医師が地域医療には必要なのだと思います。
レントゲン撮影について
がん検診車の運用が出来なくなっていますのでいずれ厚生労働省から再度指針が出されるのかまたは法改正になるのかと思います。
by Premium malts (2013-04-11 07:24)
Premium malts さんへ
おはようございます。
日本の法律は現場を知らない人たちが起草するようで、厳格に実施すると問題の起きるものや細部の具体的な記述がないものがほとんどのようです。それを省令で補ったり「通達」で補ったりと行政の権限が大きくなるように仕組まれています。
健診車やがん検診車のレントゲン撮影もその中の一事例でしょう。
>がん検診車の運用が出来なくなっていますのでいずれ厚生労働省から再度指針が出されるのかまたは法改正になるのかと思います。
法律に明記するほうがいいですね。
>専門医の在り方に関する検討会では基本18専門医と新たに総合診療医の19の専門医を基本専門医とすることとなりました。
学会横断的な検討会が立ち上げられていたのですね。これはおどろきです。
>まだ中間報告の段階ですから今後の経緯を見守る必要があります。
大きな仕事ですから、まとまったらいいですね。
さて、根室の規模の町にはどのような診療科が必要かという本題をとりあげていただいてありがとうございます。
>大病院が120km離れているところに位置している人口2.5万人の町の統計情報が必要です。
>死亡原因疾患、救急搬送される原因疾患及び患者数、生活習慣病の患者数等の情報があれば、医学的、社会的に分析できると考えます。
>それをもとに必要な診療科、必要な患者教育等が可能と思います。
なにがあれば、具体的な診療科が決められるのか、項目を列挙してくれました。
特別に他の町と大きく異なることはないと思います。老人人口が前回の国勢調査のときで総人口2.9万人中7700人です。これから団塊世代が老人人口に加わるので数年で1万人を超えるでしょうね。十年後には2.5万人で老人人口が1万人と考えておいていいのでしょう。
死亡原因疾患は死亡届や市立病院からの情報で行政側では把握できそうです。
>総合内科専門医 総合診療医 総合診療科
>専門診療科はなくても多岐の診療科で小児科、産婦人科、整形外科、外科系、内科系、脳神経外科等の疾患が診断、検査、教育、治療が出来る医師らしいですがなかなか解釈が難しいです。
理想論としては分かりますが、現実論ではなさそうです。どうやってこれだけのスキルを有する医師を育てられるのか、具体的なプログラムを描くことはできないでしょう。
試行錯誤が一世代は続けなければならないような気がします。
開業医が専門医と連携して病院のベッドを借りて、入院診療をするという米国の事例は分業体制の進んでいる米国ならではの方法論に見えます。日本は縄張り争いがあるので、このような方法をとるのはむずかしいのではないでしょうか?仕組みづくりができたら可能かもしれませんね。一例を挙げると施設の利用料金の問題、施設側のやる仕事と開業医のやる仕事の区分け(業務責任範囲)の問題などが考えられるでしょう。
>総合診療医であろうとなかろうと基本的に診断、検査、教育、治療ができる疾患が多い医師が地域医療には必要なのだと思います。
もう一度読み直して、地域医療について具体的な問題とそうした問題へのアプローチの仕方について考えてみたいと思います。
ありがとうございます。
by ebisu (2013-04-11 09:14)
ebisuとやら!いっそおまはんが医者になりはって根室で働きはったらええやないけ!
貴様の下品なブログなんかしらふで相手にできるわけないやろがこの愚か者!
「賢者様、相変わらず進歩がありませんね。繰り返し申し上げますが一体何がどのように下品なブログなのか具体的に書いてください。今後賢者様のコメントは削除させていただいてもよろしいでしょうか?とか返事してけつかったら承知せえへんどこの馬鹿者が~
by 愚者への提言 (2013-04-12 22:57)
お下品どすぇ、賢者はん。
あんさん、関西の恥さらしやす。
もう止めときなはれ。
by Hirosuke (2013-04-12 23:58)
「賢者」さんへ
三十年ほど前にEさんと一緒に8年間個人指導した生徒がいますが、医者になっています。
根室に戻ってから10年たちますが医師志望の生徒を数人送り出しています。
現在もそういう生徒がニムオロ塾に在籍しています。
何人か医者になる生徒がでるでしょう。
私の役割はそういうことです。
そしてわたしにはもっともっと大事なやるべきことがあります。天が私に与えたライフワーク、そのためにいろんなものを棄て、大きな回り道をしてきました。
まっすぐに歩いたのでは届かないことがあります。熟成が必要ですからもうすこし回り道を続けます。
あなたのコメントは削除しませんよ、「賢者」のあなたが酔いから醒めて
「恥ずかしいので#xxxxへ書き込んだコメント消してもらえませんか」
そういうコメントをいただいたら、すぐにも処理いたします。
そんなにお酒が好きなら、一度一緒に呑みませんか?
酒の席ならすきなだけくだをまいていただいてけっこうですよ。(笑)
by ebisu (2013-04-13 11:06)
私もお酒は好きです
by もやしさんま (2013-04-13 22:04)
もやしさんまさんは地元ですから、一緒に飲めますね。
by ebisu (2013-04-14 00:12)