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#2207 「武藤久慶氏(道庁義務教育課長)」講演会のお知らせ  Feb. 11, 2013 [64. 教育問題]

 北海道教育庁学校教育局義務教育課長である武藤久慶氏の講演会があるので、中高生の保護者のみなさん、そして学校の先生たちに聴講を薦めたい。


 場所:根室高等学校
 日時:2月15日(金曜日) 18:30~20:30
 主催:根室市PTA連合会

 中学生や高校生も、北海道の教育政策がなにを目標にして、どういうやり方で進められているのか、つぶさに聴いてみたらいい。こんなチャンスはめったにない。

 講師は文部省から北海道庁への出向であり、いずれ本省にもどって日本の教育政策をリードする立場になる。本省からの出向とはそういうものだ。なるかならぬかは保証の限りではないが、直接講話を聴いて日本の教育界をリードするに足る人物かどうかの品定めをしてみたらいい。仕事から判断すると豪腕の持主のようだ。こんな機会は根室では10年に一度もないだろう。

 つい先だって、北海道教育委員会は全国一斉学力テストの分析を公表したが、それを担当した部署は義務教育課だろうと私は推定している。(他にこの仕事を担当できる分掌の組織がないからで)だとしたら、この人物は「管内別分析」を指揮した本人だろう。
 あの分析は全国に先駆けて北海道教育庁がやった画期的な仕事である。あれだけで済ますはずがない、内容がまだ不十分だからだ。さらにバージョンを上げた分析をやるだろうと期待していい。
 全国最低レベルの北海道の子ども達にとってたいへんな味方が現れたと考えていい。
 ぜひ、講演会に集い、彼の言うところをじっくり聴いてほしい。一度もあったことのない人物を褒めたことは初めてかもしれない。仕事を見れば会わずとも人物は想定がつく。
 ebisuは授業中で時間の取れないのが残念だ。

 

*「全国学力・学習状況調査 北海道版 結果報告書」
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gakuryoku.htm

 「同結果報告書 管内版 根室管内」
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/gky/gks/h2411/14h2411nemuro.pdf

 学力テスト分析では北海道が全国一だろう。ぜひ眼を通してほしい。

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コメント 4

エトピリカ

昨日講演聞きにいきました。大変参考になりましたが、数々の現状をデータ化し説明してくれた。ただ塾長さん参加者は様々な立場の方々がいて武藤さんが「こうした学力低下や生活は誰の責任か」との問いにある校長さんが家庭にあるといい また母親らしき方は学校や家庭と答えた。 正しい答えなどないそうだ自分は心の中でこう叫んだ 大人が責任の擦り合いしてる無責任さが一番子供を駄目にしてると… 校長さんが責任ないゆうな事言ったら子供が1日の中で一番長くいる時間は睡眠除くと学校であり 勿論親の協力も必要だが 塾長さんがいつもおっしゃるように部活に力注ぎ過ぎるといつ、どこで子供は勉強するのだろうか疑問に思うまたまた市教委はパフォーマンスのような事を一時的にやってるね 木曜の放課後文化会館で…
もっと学力低下について家庭や学校や地域にアンケートを配りそれぞれの分野で 意見を聞くといいですね(笑)
by エトピリカ (2013-02-16 07:37) 

ebisu

エトピリカさん、おはようございます。

聴きに行ってくれましたか、うれしいですね。
ebisuは授業の時間帯ですからいけませんでしたが、会場に座って若き官僚の話に耳を傾けたかった。

現在の北海道教育長高橋教一氏、そして前北海道教育長の吉田洋一氏はなかなかすぐれた教育者であり、北海道の教育改革に意欲的です。この人たちは本気です。

そこへ文部科学省から北海道教育庁教育局義務教育課長として若き官僚の武藤さんという方がこられたようです。
類は友を呼ぶ、世代を超えて教育改革の必要な者たちがこの大地に集まりつつあります。「釧路の教育を守る会」や「釧路市基礎学力保障条例」もそうした流れの一つでしょう。官でも民でも同時に方向の同じ動きが出てきました。学校現場でも同調する声が上がってくるはずです。
どうやらこの義務教育課長は現教育長の懐刀といった役割ですが、いずれ本省へもどり日本の教育改革を担う重要なお一人と思っています。

こういう優秀な官僚の話しを聞く機会は、極東の根室では数十年に一度のことです。だから、教育に関心のある人たちに聴いてほしいと思って弊ブログで講演会のスケジュールをご案内しました。参加してくれたエトピリカさんにあらためて礼を言いたい。ありがとう。

それにしても学校の責任を棚に上げて学力低下を家庭の責任と主張するレベルも意欲も低い校長がいるのは残念なことです。しかし、まともな校長先生も根室には数人はいらっしゃいます。
市教委はどうしようもないですね、やったふりばかり、わたしがふるさとに戻ってからもう十年ですが、教育長が渡辺⇒鈴木⇒柴山と変わりましたが、学力向上に本気でないことだけは変わりません。
根室市の教育長や教育部長は当然昨日の講演会を聴いているでしょう。「馬の耳に念仏」でないことを祈ります。

私のブログはけっこう教育関係者(学校の先生や教育行政関係者)に読まれています。
きっと誰かがあなたのこの投稿を若き教育改革の旗手、武藤さんに伝えてくれます。
講演会でバカな校長先生がお一人発言があったようですが、北海道でこういう人たちを相手に教育行政の現場で改革の旗を振ることは苦労の多いことだと思います。
しかし、この地で苦労することが、本省へ戻り日本の教育改革を行うときに、良質のコヤシとなっているでしょう。サクモツは肥沃な土壌の上で健康に育つもの、若き官僚の成長にに期待しています。
ebisuもそのうちにお会いして講演会を聴いてみたいですね。(心の底からの笑)


by ebisu (2013-02-16 11:11) 

ZAPPER

札幌と釧路で行われたシンポジウムの際、武藤課長と二言三言だけですが挨拶を交わさせていただきました。

あれぞ真のエリート。
それが私の印象です。

一度ゆっくりと酒を酌み交わしたいものです。
しかし道教委や市教委にとっては我々は「煙たい存在」(?)でしょうから(笑)、ちょっと望み薄かも知れませんね!
by ZAPPER (2013-02-17 11:01) 

ebisu

ZAPPERさん、こんにちわ。

立場が違っても、真摯に仕事と向き合っている人たちがいることは心強い。
それぞれの立場で、釧路と根室のこどもたちの学力向上に全力を尽くす、そういう姿をこどもたちに見せることも武藤さんやわたしたちの役割なのでしょう。

それぞれがベストを尽くして、その上で立場の違いを超えて楽しく酒を飲める日が来るかもしれません。
北海道教育庁は組織を挙げて取り組む、私たちも坦々とやるべきことをやりましょう。
学校の先生たちの中にも心意気に感じる人たちが出てきて、教育現場を変えてしまう。
いまは、ゆっくり、じっくりやるのがいい。

そうですか、武藤課長とお会いしてましたか。「釧路の教育を守る会」副会長という肩書きが物を言ってますね。どんどん人脈を広げてください。根室から応援しています。
by ebisu (2013-02-17 11:45) 

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