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#2117 西浜町ショッピングセンター開店:ホクレンショップ探索 Nov. 4, 2012 [85.サイクリング]

 今日は一日オホーツク海から北風が吹いていた。午前中に西浜町にできたショッピングセンター内のホクレンショップ(11月1日開店)にMTBで出かけた。
 運動公園のあたりは川が風の通路になるのか風当たりがきつい、帽子を飛ばされやしないかと左手で抑えながら走った。こんな風の強い日は自転車に乗るものではないなと思いながら、気温9度、強風下でMTBをたのしんでいる自分がいる、おかしなものだ。

 マルハンの駐車場は案外すいていた、三分の一ぐらいだっただろうか、午前中だから客が少ないのだろう。SC(ショッピング・センター)の入り口のところは牛丼店だが、まだ開店は先のようだ、内装工事をしていた。ホーマックは品物を運び入れていた。そういえばK's電気を見落とした。
 ホクレンショップは省エネ型の証明がたくさん天井に設置されており、明るい。暖系色の照明だ、なるほど生徒が言っていたように明るい。
 私はモカ珈琲が好きなのだが、挽いた豆が業務用のパックで売られていた。珈琲は引いているときの香りが楽しみの半分だから豆はその都度挽きたい、できれば石臼で、珈琲は石臼で挽くに限る。
 店内に肉を焼いている匂いが漂っている。焼肉が食べたくなるような演出で、道内産の肉をたくさん並べているところがホクレンショップらしい。ここいら辺りがこの見せの店の"売り"か。

  目立ったのはパン屋さんである。パンが大きく種類が多い。根室のパン屋さんはプライスも大きさも東京のパン屋さんとほとんど一緒であるが、道産子ホクレンショップに入っているパン屋さんは味と大きさで勝負をかけようという意気込みが並べられた商品にあらわれていた。SCはマチの西のハズレにあるから、中心街にあるパンの専門店2店との棲み分けがどうなるのだろう。値段とサイズと品揃えでは勝負ありにみえた、あとは地の利の差が売上にどう影響するかだ。品揃えが多いだけに、在庫の量も生産量もヤママンの2倍はあるだろう。ニーノの4倍?
 売れ残ったらタイムサービスで半値で処分するか、棄てるかどちらかを選択しなければならぬ。生産量・売れ筋の判断に当分悩まされるのだろう。SCもマチのパン専門店もどちらもリスクが大きい競争だ。

 日曜日だから、客の入りはいいようだった。サッポロコープ、マルシェデキッチン、イーオンはどうだったのだろう。客の40%ぐらいが新しくできたホクレンショップへ流れていたかもしれない。
 地の利の話しのついでに位置関係を書いておく。一番東に位置する曙町のサッポロコープから西浜町SCまで、約4kmである。だから曙町よりも東側の地域で、往復8kmを越える距離を走って買い物をするには、西浜町SCにそれなりにお店が揃っているかどうかが決め手になる。いくつか出店を見合わせたのか、とりやめたのか、予定したよりも出店数が減った。それでもホクレン(食料品)、K's電気店、ホーマック、牛丼店と揃うと集客力が大きくなる。第2段階の出店が複数あるかどうかも、勝敗の行方を決める要因の一つだろう。

 帰りにホクレンショップを出て、歩道を少し走ったら、強風に煽られて帽子が飛びそうになり、左手で抑えようとしたとたんに飛んだ。右手であわててブレーキをかけたらバランスをくずしてしまった。右手一本ではハンドルを押さえ切れなかった。力が足りない、こういうところが胃癌の切除をしてから筋力が衰えコントロールが利かなくなった部分だ。徐行していたのでディスクブレーキだからMTBは路面をつかまえてスリップなしにがっちりとまった。前輪のブレーキを強く引いたので、てバランスを崩したから、次の瞬間には身体が前につんのめるように転倒していた。すぐ近くにいた警備の人が車道に飛んだ帽子を取ってきてくれた。アハハ、情けねえ。
 転ぶ瞬間を脳はとらえているのだが、コンマ何秒かの間の身体の動きができない、これでは受身がとれない。わずかに身体をひねればダメージが数分の一にできるのだがそれができない。老化とはこういうことなのだ。
 土の道路ならダメージが少ないだろうが、そんな人に優しい路はもうない。ひたすらスピードが出せるように道路は戦後六十数年間整備され続けてきた。走りやすくなったしありがたい、その代わり危険が増したということ。アスファルトは硬いから年寄りの自転車は転倒したときに骨折しかねない。ましてや、時速50kmw超えているときに転倒したら骨折どころか命にかかわるだろうと気がついたしだい。
 自転車でブレーキをかけるときは、車をまっすぐにして両手でハンドルをしっかり押さえて、両手でかけるのが原則。帽子に気をとられて一瞬基本が飛んでしまった。格好が悪いが帽子には細いリードをつけておいて飛んでも身体から離れないようにすべきだ。風の強いときに何度かそうしたことがあったがかなりな強風でも大丈夫だったのでうっとうしくてつけるのをやめた。またきちんとつけようと思う。
 事前の準備と基本が大事だ。自転車はまっすぐバランスを取って、両手でハンドルをにぎり左手のほうを幾分多く引く。MTBならがっちり停まる。ロードバイクはタイヤが細いから、姿勢をまっすぐにしてブレーキングしないとタイヤが滑る。街乗りする時は急停止できるていどまでしかスピードを出さぬほうがいい。

 途中、トンネルの連絡通路から運動公園へ乗りいれたて遊んだ。短く刈られた草の上を走るのは気持ちがいい。川のほとりまで降りてみた。ウミネコが十数羽水辺でたむろして近づくと一斉に飛び立った。湿原を流れ下る川の水は透明で水草がくっきり見え冷たそうだった。公園内には犬を遊ばせている人が二人いるのみ、あとは人影が見えない。

 午後3時頃にロードバイクで牧の内のサイクリングコースを走ってきた。風が強いせいだろうか、それとも時間が遅いからだろうか、野球場にもテニスコートにもサッカーグラウンドにも、ラグビー場にも生徒は一人もいない。
 根室高校の行きはゆるい下りが多いから浜から吹く北風に煽られながら5kmを10分ほどで走り抜いた。いい調子の走りで気分がよかった。
 先週見た大きな角を生やした牡鹿だろうか、一頭だけ道路を横切っていった。風が強いのでところどころに大きな落ち葉がアスファルトをこすって飛んで、かさかさ音を立てる。
 気温は8度、風が強いからちょっと汗ばむ程度だ。帰りは向かい風気味のところが三分の一ぐらいできつい。4時少し前にもどってきた。
 先週で今年のサイクリングはオワリかと思ったが、道路が凍結するまで走れそうだ。

 MTB: 9km  累計走行距離571km
 ロードバイク: 14km  累計走行距離1161km


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【11月6日追記】
 ホクレンショップのパン屋さんのことを書いたが、生徒が三人食べたというので、味を聞いてみた。
「めっちゃうまかった」
 大きくて美味しいというのが彼らの評価である。
 私は今日、ヤママンでローストされた鶏肉とパンを買ってきた。女房はニーノのパンのファンである。道内産の小麦を使っているところが気に入っているらしい。
 開店当初はしばらくの間、腕のよい職人が応援に入っているはずだから、品質のよい安定した製品が提供できる。だから、そうした臨時の応援スタッフが抜ける1ヵ月後に同じ品質の製品が提供できるか否かがその後の売上を決めることになる。
 三店三様、腕をさらに磨いておいしいパンをつくり続けてほしい。
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Hirosuke

北方4島ビザなし交流、樽床北方相が見直し示唆
http://news.so-net.ne.jp/article/abstract/763213/
読売新聞

by Hirosuke (2012-11-04 23:19) 

ebisu

根室は北方領土の見える町、ありがとうございます。
オフクロが択捉島で生まれ、婆さんの墓が蕊取村にある島民二世です。
担当大臣は頻繁に変わります。視察に来る人も来ない人もある。
ビザなし交流と一緒で、大臣もまた観光旅行のようなもの。大臣という立場で視察なんて一生に一度だけ、個人で来たらできるはずのない豪華な視察ができます。代償は引揚者団体の元島民のあいもかわらぬ戯言を肯いて聞くだけ。
引揚者が中心の団体が主体で運動をやる限り、この問題は主体的な解決がつかないことは、戦後60年をすぎてもまだ分からない様子。
この問題では、一貫して外務省と千島歯舞居住者連盟が癌というのが島民二世としてのわたしの意見です。

弊ブログの「北方領土」というカテゴリーをクリックしていただければ、強力な北方領土返還の具体論があります。
Hirosukeさんは読んでくれたことがあるでしょうから、まだお読みでない方が読んでくれたらうれしい。効果の強い処方ですから、ちょっと毒がありますよ。
#195「少し過激な北方領土返還論」:MIRV(多核弾道ミサイル)開発・組み立て・解体ショー
⇒ロシアをぎゃふんといわせ北方領土を返還させるための具体論
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07


もうひとつ、CCCPCAMERAさんというハンドルネームの方が、北方領土問題に関するブログを立ち上げています。
広範囲にさまざまな資料を読み、分析して、問題の所在を客観的に提示してくれています。根室にも何度か足を運んでくれたようです。
千島歯舞居住者連盟はこういう人たちとコミュニケーションして、学ぶことがあるはずです。
by ebisu (2012-11-05 09:14) 

ebisu

つけくわえます。
ビザなし交流のことです。
船を新造しました。

ビザなし交流には単純わりして、渡航費用に一人約30万円かかっています。これが利権化しています。
30万円の観光旅行がタダでできるのです。

北方領土問題や墓参などを口実に、一部の団体や特定の全国組織の食い物になっています。
その一方で、元島民二世であるわたくしのような者が墓参ですら行くことがかなわないという現実があります。
元島民だった叔母は4年前に亡くなり、叔父はふるさとへ行きたがっていましたが、かなわず、高齢ですから2度の手術をしたあと最近は健康上の理由があり、もう行く事はできません。

こういう事実を熟知しているのに引揚者の偏狭な団体に過ぎない千島歯舞連盟は都合が悪いから問題としてとりあげようともしない。だから、元島民にすら返還署名にそっぽを向かれてしまうのです。
しょせんは補助金目当てのけちな根性の人々が牛耳るつまらない団体。外務省とこういう団体が担ってきた運動なんてインチキだらけ。具体的な解決策を考え出す智慧すらもない。

ロシア側でもタダで日本観光旅行ができるので、やはり利権化しているようにみえます。ビザなし交流には受け入れ側のロシアの人間がそれぞれついていますから、そういう人たちが何度も何度もビザなし交流で日本観光旅行をしているのでしょう。もちろん受け入れには日本外務省から対価が支払われているようです。
同じ人たちが主体ですから、毎回同じところに行くのでは不満が出ます。だから前回は京都、今度は秋田、次は・・・などと「視察先」が毎回変わります。
来ているメンバーをよくみたら同じ人がかなりいるでしょう。
バカバカしくって、ビザなし交流のニュースが流れるたびに、元島民二世のebisuは苦虫を潰しています。(笑)

大きな絵を描いて、返還を仕事ととらえて具体的に現実に移していくような仕事人がいないのです。国も、根室もその点では同じ。戦略を描いて、具体的な仕事に分解して、仕事を成し遂げることのできる、そういう才能をもった人材が足りない。

こんな実態のビザなし交流がもう20年も続いています。税金の無駄ですから、もうやめたほうがいい。

by ebisu (2012-11-05 10:39) 

もやしさんま

日ロ双方の一部の人達にとって、ビザなし交流は金の卵を産む雌鶏ですね。ですから領土問題が解決して構図が変わったら、果たして新しい金の卵を受けられるかわからないので、いま金の卵に与る人は、現状維持になるでしょうね。その金の卵の金は日本国民の税金から捻出しているんですよね。
いやになっちゃいますね。あああ。


by もやしさんま (2012-11-07 00:15) 

ebisu

実態を知れば知るほど好い加減なのにあきれます。

>日ロ双方の一部の人達にとって、ビザなし交流は金の卵を産む雌鶏ですね

なるほどそういう風に見えてきました。

by ebisu (2012-11-07 01:04) 

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