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#2116 根室沖の真鯛から100Bq/kg超のセシウム検出 Nov. 4, 2012 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 釧路水産試験場のホームページをみても、放射能検査に関する情報がない。水産庁は放射能検査をしてデータを公表しているのに、なぜ釧路水産試験場は検査を実施しないのだろう?

 中部大学教授の武田邦彦氏が11月1日付けのブログに、次のような情報を載せている。
「(5)<1ヶ月前に海道根室沖のマダイから1キロ100ベクレルを超えるセシウムが検出されました。ただ北海道沖のサカナの汚染は種類が少なく、まだ厳重に注意するというレベルではありません。」

 武田氏は食品のセシウム許容値を安全性を考慮して40Bq/kgとしているが、放射性廃棄物の管理基準である100Bq/kgを超える真鯛が根室沖で獲れたというのである。違法だから食品として摂取してはいけないし、棄ててもいけない。放射性廃棄物として法律の定めるところに従って管理しなければならない。

 回遊魚で白身の魚は福島から遠く離れた根室沖で獲れた物でも放射能汚染がひどい魚種があるということ、放射能汚染が拡大している事実を示すものだろう。
 汚染濃度が高いと推測されるキーは「回遊魚∩白身魚」である。サンマも回遊魚だが、青身魚だからリスクは半分あると見るのが妥当だろうか。回遊経路が四国九州沿岸で産卵し、幼魚が福島沖を北上して道東沖に来るから気になっている。わたしが食べるので気になっているのではない。わたしはサンマが大好きだから、多少の汚染があっても食べる、まあ、50Bq/kg前後なら許容範囲だ。わたしが気にしているのは若い人たちのことだ。これから子どもを作る若い人たちのリスクが気になってしかたがない。なぜか、それは取り返しがつかないからだ。遺伝子が傷害されることで本人が癌を発症するだけでなく、これから生まれてくる子どもやその子どもにどんな影響がでるかわからいからである。遺伝子が傷害されて起きるありとあらゆる病気のリスクが大きくなる。奇形に見られるような形態異常は遺伝子が傷害されて生じる異常の一例に過ぎないのである。

 わたしは釧路水産試験場がサンマや沖合いでとれる魚の放射能検査をしない理由が分からない。かれらの基本業務ではないのか?水産試験場がそこでとれる水産物の安全をチェックしないのでは困る。

 漁師の家庭が魚を多く食べるから、要注意だ。20歳前の娘や孫にこんな高濃度に放射能汚染された魚を食べさせてはいけない。タラも白身だからリスクが大きいと思ったほうがいい。数ヶ月前の水産庁公表データだが青森沖で獲れたタラが60B/kgだった。このような実態では魚種ごとにセシウム濃度の公表がないと消費者としては不安が募る
  根室の地元漁師が沖合いで獲った魚を娘や孫に食べさせられないなんて、ひどい冗談のようだが事実で、笑えないブラックジョークだ。
 はるか遠くで起きた原発事故は根室に無縁ではなかった。風のシミュレーションから気流に乗って放射性物質が根釧原野にもふりそそいだことが判明している。首都圏よりも濃度が高いということだったが、根室支庁が測定地点を明らかにせずに、検査した結果問題なしと発表した。

 わたしは福島県郡山に本社のある会社に15ヶ月間出向していたことがあるが、その郡山でも放射能汚染がひどい。あの地に骨を埋めてもいいと思って出向した懐かしい土地だ。朝早く目が覚めると、6時に近くの温泉の朝湯に浸かってから、仕事をすることもあった。気苦労の多い仕事だったが、朝湯にひたると気分はのんびりできた。人も風土もいいところだった。

<福島県郡山市の日干しダイコンが1キロ3421ベクレルと安全なレベル(1キロ40ベクレル)の約100倍の汚染がでました。同じダイコンを室内で乾燥したものは100ベクレルを切ったと報告されています(20121028日)。
つまり福島ではまだ空気中にかなりのセシウムが再飛散していることを示していますので、日干しのもの(干し柿、日干しの魚など)に注意するとともに、福島の人はできるだけマスクをしてください。日干しダイコンだけが汚染されるのではなく、人間の肺も汚染されますので。


 以上は、武田邦彦ブログからの引用である。
*「食品汚染速報」
 
http://takedanet.com/2012/11/post_8506.html

 肺に取り込まれた放射性物質は体外にはほとんど排出不可能である。空気中にこれだけ高濃度の放射性物質が漂っていることに驚かざるをえない。事故後1年8ヶ月になるのに明らかになるたびに公表数値は上がるように見える。それでも武田教授は福島原発80km圏からの退避勧告をしないのはなぜだろう?影響の大きさを考えてのことなら、政府や東電や原子力安全保安院と同じ穴に狢になるから、理由がなにかあるのだろうか?

 郡山には「三五八(さごはち)漬け」という美味しい漬物があるが、これでは県外で製造しないと食べることができない。ときどき生協の宅配で注文して食べている。漬物用ダイコンを外で干したら3000Bq/kgを超えてしまうのでは還暦を過ぎた私でも食べる気はしない。そんな放射能汚染された食品は食品と呼べる代物ではなく、放射性廃棄物というべきである。
 いまごろ言い出しているから、去年干してつくった漬物も似たような濃度なのだろう。放射能汚染の実態は政府公表数値とはぜんぜん違っているのではないだろうか?こんな数値の出るようなところに、子どもたちを住まわせてはいけない。子どもを被験者とした放射能被曝実験をしているに等しい。こんな環境下でも郡山市民は毎日暮らしている
 日本人はふるさとを離れることは辛く、なまなかなことではできないのだ。だとしたら、ふるさとを根こそぎ奪う原発は日本人にはいらないもの、あってはならぬものなのだ

 グリーンピースが福島市の放射能汚染状況を調べているが、国の公表値が実態を表していないと具体例を挙げて指摘している。
*「政府の放射能測定は信頼できない」10月23日
 
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2908880/9724913

「【10月23日 AFP】国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は23日、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故の被災地である福島県の福島市内と飯舘村で放射線調査を実施した結果として、日本政府による放射線測定は信頼できないと結論づけた。

 グリーンピースは前週、4日間かけて福島市内と飯舘村で放射線調査を実施。その結果、福島市の一部の公園や学校では放射線量が毎時3マイクロシーベルトを超えている場所もあったという。日本政府による被ばく線量の上限は毎時0.23マイクロシーベルト

「政府が設置したモニタリングポストでは放射線量が一貫して過小評価されていた」と、グリーンピースの放射線専門家、リアナ・トゥール(
Rianne Teule)氏は述べ、一部の放射線測定器については周囲の金属やコンクリートの構造物が放射線を遮断していたと付け加えた。

 また、「政府のモニタリングポストの設置場所は当局が除染している。しかしモニタリングポストから数歩離れた場所をわれわれが測定したところ、放射線量が大幅に上昇した」とトゥーレ氏は指摘した。

さらに「除染作業は大幅に遅れており、グリーンピースがこれまで何度も特定してきたホットスポットも依然として残っていた」と述べ、「特に遊具周辺にホットスポットが多くあり、放射線リスクに最もぜい弱な子どもたちが放射線にさらされている点を憂慮している」と語った。(c)AFP/Kyoko Hasegawa」
  


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**#1556 ついに始まった被曝の初期症状: パンドラの箱が空いてさまざまな遺伝病が飛び出す Jun. 18, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-06-18

 #1693 福島の25年後の姿がチェルノブイリにある :病気に苦しむ子どもたちの作文 Oct. 20, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-10-20

 #2069 福島県のこどもたちの35.3%に放射性ヨウ素による甲状腺異常が現れた Aug. 29, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-29

 #2074 悪魔の所業: 福島県の子どもたちを避難させずに人体実験 Sep. 4, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-04-1

  #2084 甲状腺癌症例アリ、妊婦と子どもの避難を急げ:Fukushima finds first child thyroid cancer after 3/11 Sep.15, 2012 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-15?comment_success=2012-09-16T10:53:00&time=1347760380

 #2085 甲状腺癌症例アリ、妊婦と子どもの避難を急げ(2) Sep. 16, 2012
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-16

 #2107 甲状腺癌症例あり、妊婦と子どもの避難を急げ(3) :山下俊一の嘘 Oct. 28, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-10-28

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コメント 4

もやしさんま

たぶん武田先生の言っているのは「胆振沖のマダラ」を「根室沖のマダイ」と間違えているのだと思います。北海道民以外にとっては胆振も根室も同じようなことごっちゃになっている。
たしかにどこかがちゃんと測定してないとだめですけれど、きっと釧路水産試験場の業務は別なところですね。
測定データーはここにありました。
http://monitoring-hokkaido.info/

正直なところ私は放射能の測定なんてしたことないから何をどう考えればいいのか分からないです。
100ベクレルのマダラにガイガーカウンター当てたらどうなるんですかね?精度にもよるでしょうけれど。

by もやしさんま (2012-11-06 23:30) 

ebisu

もやしさんまさんへ

データありがとうございます。クリックして確認してみました。
胆振沖の真鯛は12Bq/kgとなっているので、武田教授がアップしたデータとは一桁違いますから、武田教授は別なソースから引用したのでしょう。

根室沖で真鯛が獲れるのもちょっと疑問がありますが、でもずいぶん暖かい海で獲れる魚がこの数年間増えているので、なんともよくわかりません。
データーソースを提示してくれるといいのですが、科学者らしくないですね。たくさん書きすぎて手が回らないのが実情かも知れません。あとから直すのでしょうが、タイプミスが散見されますから。

測定は材料をミンチにしてやるのでしょう。内臓を外すしてやっているようです。
by ebisu (2012-11-07 01:00) 

もやしさんま

武田先生のその文章の直前に新潟の真鯛の話があって、しかもちょうどひと月前のデーターで胆振沖に100Bqのマダラがありますので勘違いの書き間違いの可能性が大ですね。
まあ本人に聞くのが一番ですけれど。

by もやしさんま (2012-11-07 23:29) 

ebisu

もやしさんまさんへ

クリックすると旧いデータをみれるんですね。私の見落としでした。
ご指摘のように10月9日胆振沖で獲れた真鯛が100Bq/kgとありました。
もやしさんまさんのご指摘のように、武田先生、このデータを記憶していて胆振沖と根室沖と記憶違いの可能性がありますね。

どうして10月9日に捕獲された真鯛だけが一ケタ大きいデータだったのでしょう?

十代の女の子がこんな魚に当たったと思うと、ぞっとします。放射性廃棄物を食べたということになります。
 会社にRI管理区域があって、仕事で何度もお客様をご案内していたことがあるので、黄色いキャスクに保管しなければならないような濃度の魚をたべようという感覚はありません。

ところでストロンチウムはどうなんでしょうね。骨を外してミンチにして計測しているので、骨に沈着するストロンチウムは検出できません。やるつもりはないのでしょう。
ほかで原発事故があったときにはじつに貴重なデータとなるのですが・・・被害拡大を予測したり、食べてはいけないものを時間軸と空間軸の中で規定できるのですがね・・・
深刻な原発事故を起こした日本人が世界と人類に貢献できるチャンスでもあります。
やれることがたくさんあります。
by ebisu (2012-11-08 00:11) 

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