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#1954 味わいのある記事:「歯舞 コンブの浜 春」 May 30, 2012 [17. ちょっといい話]

 昨日(5月29日)の北海道新聞根室地域版に載った記事を紹介したい。上中下の三回シリーズの記事である。
 一回目はコンブ獲りの「カギ棹」つくりを取材している。
「長さ10メートル直径12センチほどの(三重県尾鷲産ヒノキの)幹だけを使う」
強いしなり具合がコンブ獲りをいう仕事に最適なのだそうだ。友知の上野造船所でつくっている。一本一本手で鉋をかけて削って仕上げるのだが、原木は歯舞漁協が買い付けている。今年も180本を買い付けた。担当者は責任重大だ。
 貝殻島コンブ漁について「島を実効支配する旧ソ連との民間協定で1963年にスタート」と北方領土問題へもさりげなく触れた。

 コンブ漁はこういう手作りの道具に支えられている。どのように手作りの技術が継承されていくのだろうか。いい目をしていつくしむように原木に鉋をかけている上野さんは66歳だ。職人の手は仕事の集積だ、丹念な仕事を長年やり続けると手そのものが立派な道具と化すから、職人同士なら手を見ただけで腕前がわかるものなのだろう。写真の中の上野さんは両手の太い指でやさしく鉋を握りながら左手の小指側ではそのかかり具合を確かめるように削った木肌をなでている。

 担当記者は赴任して3年目だが、持ち味がでたいい取材だ。今朝の朝刊には船づくりの取材記事が載っていた。

 道新記者はだいたい3年で転勤になることが多い。みなさん基礎能力が高いから、三年目になると根室固有の問題に関心が深まりいい取材記事を連発するようになる、それは残り時間がすくなくなっていることでもある。病院建て替え問題や学力問題の取材に力を入れた前任記者が引き継ぎ、砂時計はひっくり返された。さらさらと砂は2年3ヶ月落ち続けており、残りは四分の一。
 遅咲きの根室の桜は盛りを過ぎて散り始めている。

 力のこもったサブタイトルも紹介しておかねばならぬ。

 カギ棹 しなり独特 漁師の命

 「歯舞 コンブの浜 春」というタイトルはこのシリーズが春⇒夏⇒冬と続くことを予告しているようでもある。担当記者の決意表明を聞いたような気がするのは私だけではあるまい。
 明日の朝刊が楽しみだ。歯舞の何を取り上げたのだろう?

*#1955 タクヤとカズキのデビュー :「歯舞 コンブの浜 春(下)」  May 31, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-05-31

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