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#1907 ロードレーサーで疾走する原野に残雪あり Apr. 15, 2012 [85.サイクリング]

 住宅街は風もなく暖かい、春になったのだからそろそろ大丈夫だろうと牧の内の"サイクル専用ロード"を走ってみた。ここはオリジナル12km、原野中央部を走りT字路を左に折れてオホーツク海へ出て左へ曲がれば25km、オホーツク海を右へ折れてノサップまでを往復すると50kmと自在にコース設定ができる。すれ違う車は一番長いコースでも20台程度だろう。今日は一台もすれ違わなかった。お気に入りは元塾生の家の前を通る”牧の内⇒オホーツク25kmコース"だ。

 風を切って走ると寒いから冬用サイクルパンツに防寒着を着込んで滑り止めのついた軍手、ヘルメットをしっかり締めてスタートした。 
 根室高校の前を通り過ぎ、直線に入るとロードレーサーだから体力はなくてもスピードは出せる。25~30kmの巡航速度で走ると次第に顔が冷たくなり、ついで足先と手が冷えてくるのがわかる。根室高校前を過ぎると原野だから道路沿いの防雪フェンス沿いの日陰になったところは雪だまりになってた。スピ-ドを上げると原野の雪をなめるように吹いてくる風が冷たい。グローブは薄手のものと冬用のものと二重にしないと指が冷たくなり握力が失われる。ムリをせずに牧の内のT字路まで行くつもりが半分くらいで引き上げてきた。4時過ぎだったから気温は5度くらいだっただろう。いま7時前だが2度だ。
 サイクリングにはまだちょっと早すぎたようだ。(笑い)

 データをメモっておく。
 (ロードレーサー:走行距離は8km。累積走行距離852km)
 (マウンテンバイク:累積走行距離412km)                     

 3月に春休みをとり東京へ行ったが、日野市にある自宅近くを散歩していると梅が漂っていた。昨年亡くなったおふくろは梅が好きだった。長年住んでいたところが梅ヶ枝町だったこともあるのかも知れぬ。50年間そこに自宅兼店舗があった。オヤジが亡くなり数年した後で、長年住んだ家を取り壊すとき、一人で四隅に塩を盛ってお酒を地の神に捧げたと話していた。お別れには型どおりの儀式が必要だ。
 日野市は樹木が多いので飛んでくる野鳥も種類が多い。根室の庭で時折見かけるセキレイのような飛び方をする鳥もいる。ホーホケキョと鶯が鳴いていた。根室の原野でもサイクリングをしていると鶯か一定の間隔でホーホケキョケキョケキョと鳴く。どこまで走っても聞こえるから縄張りがあるのだろう。仕事でSRLのF創業社長に同行し金沢の訪問先の会社を出て車に乗るときにふと鳥のさえずりに気づき「あ、ヒバリですね」と空を仰いだ。根室の原野でもよくヒバリが囀っている。
 気候がかなり異なるのに同じ種類の鳥が国内に広く分布していることに驚かされる。
 あと2ヶ月もすれば根室も日中は18度くらいになり鶯が初鳴きしヒバリが囀る。海辺には渡り損ねたのか定住しているのか大鷲やオジロ鷲が飛んでいる。
 寒いけど、ふるさとの春は格別だ。

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 戻ってくる途中で、ヘアーカットヤングの人の車とすれ違った。久しぶりだった、頭を下げたら気がついてくれた。根室の自転車屋さんの老舗、阿部自転車店が閉店したが、その後を継いでやってくれている。ヘアーカットと自転車屋の二足の草鞋だ、どちらも技術がいる商売で、器用な人だ。マウンテンバイクの組み立ては彼がやってくれた。マチに自転車専門店がひとつあるのはありがたい、感謝。
 各分野の専門店をマチに一つずつは残したいものだ、そのためには経営が成り立つようにファンが利用することだ。それぞれの専門店の名にふさわしいセンスと技術を蓄積し次の世代へと引き継いでいただきたい。
(ビリヤード店を開業する人がいればわたしのもっている技術を伝授してあげられるのだが・・・、セミプロクラスの技術・理論、そしてタップの削り方や台の調整の仕方など。アーティステック・ビリヤード世界銀の町田正のお父さんがコーチしてくれたことどもを書き留めた図面による研究ノート、スリークッション世界チャンピオンの小林先生に質問したことを書きとめたノート等々。でも根室で店をやる人はいないだろうな。)
 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」、感謝を込めて、自転車を買うならヤング自転車店をお薦めする。この店にはサイクリングファンが集う。

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