#1840 小中学校の土曜日補習体制は常識? Feb. 12, 2012 [64. 教育問題]
「釧路の教育を考える会」月田さんがアップした出雲市の学力向上対策調査レポートを紹介する。実績を上げている地域の噂を耳にするとすぐに動いて調査報告をしてくれる。これまでに東京品川区の小学校、秋田県の三市の調査とと忙しいが、そのつどブログで報告レポートをアップしてくれるのでありがたい。
根室の市議の中からも学力問題について参考になる調査をする人が出てほしい。副業市議の弱点はこうした調査に手間をかける時間がないことかも知れぬが、本来の仕事だから努力する人が現れてほしい。
根室の場合はそれ以前に教育へ問題関心があるのかないのかが問われているのかもしれない。市議たちも具体的な生の情報を入手する術がないだろう。50歳を過ぎた市議がほとんどだから、小中高生のこどものいる市議は少ないから関心が薄いのは年齢層の偏りが影響しているのだろうか。40代の市議が増えれば教育への関心が強くなるのだろうか。
市民の関心が薄ければ、市議は動かない?ならばふるさとの子供たちの学力を上げるために関心をもとうではないか。各人各様、自分ができることからやろう。
学力の高い地域はそれなりの努力をしていることが月田市議のこれまでのレポートからわかる。どれも当たり前のことをしているように見える。放課後補習体制や土曜補習体制を敷いていることは共通事項として挙げていいだろう。そういう対策まだしていない地域(たとえば根室)の学力が低いのはむしろ当たり前だろう。やるべきことはハッキリしている、やればいいだけだ。
ブログ"情熱空間"より転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/5192696.html#comments
==================================================
根室の市議の中からも学力問題について参考になる調査をする人が出てほしい。副業市議の弱点はこうした調査に手間をかける時間がないことかも知れぬが、本来の仕事だから努力する人が現れてほしい。
根室の場合はそれ以前に教育へ問題関心があるのかないのかが問われているのかもしれない。市議たちも具体的な生の情報を入手する術がないだろう。50歳を過ぎた市議がほとんどだから、小中高生のこどものいる市議は少ないから関心が薄いのは年齢層の偏りが影響しているのだろうか。40代の市議が増えれば教育への関心が強くなるのだろうか。
市民の関心が薄ければ、市議は動かない?ならばふるさとの子供たちの学力を上げるために関心をもとうではないか。各人各様、自分ができることからやろう。
学力の高い地域はそれなりの努力をしていることが月田市議のこれまでのレポートからわかる。どれも当たり前のことをしているように見える。放課後補習体制や土曜補習体制を敷いていることは共通事項として挙げていいだろう。そういう対策まだしていない地域(たとえば根室)の学力が低いのはむしろ当たり前だろう。やるべきことはハッキリしている、やればいいだけだ。
ブログ"情熱空間"より転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/5192696.html#comments
==================================================
2012年02月10日
土曜日の有効活用
月田議員による、コミュニティスクール視察の第2弾。
島根県は出雲市の模様です。
全国各地で、土曜日を「補習日」に充てる公立小中学校が増えています。
しかし残念ながら、我が北海道では未だその気配なし。
それなのに、土曜日はおろか日曜祝祭日までもが「部活三昧」。
根本的に、おかしくはありませんかね。
●月田光明ブログくしろよろしく
第2052回 出雲のウィークエンドスクール
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51647092.html
《引用開始》
コミュニティスクール先行事例調査の二日目は島根県出雲市。
ここは、平成18年度中には、全国で初めて所管する全小中学校(49校)がコミュニティスクールに指定されています。
ですから、今年で6年目。
地域学校運営理事会(全国的には運営協議会)を構成する理事の任期は3年(再任は妨げない)ということなので、すでに2クールを終えようとしている段階です。
それだけに成果もあり、また反省もあり・・。
でも、前に向かって進んでいる事実だけは動かしようがありません。
さて、出雲市も小中一貫でコミュニティスクールを成功させようと取り組んでいました。
地域学校運営理事会ブロック協議会(各中学校区ごと)を、年に3~4回程度開催し小中の理事さん達による意見交換の場を持っています。
また、この協議会では市の教育委員を招いた「語る会」や、保育園・幼稚園との連携も重要だとして、月1回各園長が参加する会なども開かれているとのことです。
これとは別に小中一貫教育推進委員会を市として設置し、全小中学校から2名づつ教員が参加し議論を続けています。
加えて、中学校区ごとに部会を置いて、個別のテーマを掘り下げる試みも行っていました。
ユニークな挑戦というか斬新さに唸った取り組みは「ウィークエンドスクール」。
言うなれば土曜日に行う学習サポートです。
年に26回(月2~3回)市内10会場(基本的に学校以外の公共施設)で自主学習の機会を作っています。
小中合同で、児童生徒はどこの会場に行っても自由。
各会場の塾長・副塾長は元校長か元教頭。
学習サポートを担っているのが島根大学の学生です。
午前開校が5校、午後開校が5校。
それぞれに2時間半程度、一人の学生が10人前後の児童生徒を見ています。
平成16年に始まったこのウィークエンドスクール。
全児童生徒数の5%強は参加しているらしい。
やろうと思えば、こうした対策も立てられるんですね。
「できない」「ムリ」と言っている限りは何も始まらないということです。
チームティーチングにも工夫が施されていました。
小学校の授業に中学校教員が参加。
国語、算数、体育など教科を限定せずに「分かる授業」のレベルアップを図っています。
その他、違う意味で驚いたのが、予算配分権の付与。
学校管理費等学校予算の組み替え権限を理事会に与えているのです。
実際に、中学校5校で組み替えた実績が生まれました。
理事会の自覚、参画意識を高めようとする狙いなんだとか・・。
なかなか大胆なことをやるもんです。
最後に、学力問題。
島根県は、県独自の学力計測を年に1回、春に実施しています。
対象は、小学校4~6年生、中学生は全員です。
全国調査の翌週に行うこのテスト。
何と県は、市町村名を明らかにして平均正答率と順位を一般に公表しています。
ちなみに、出雲市は県内では上位をキープ。
また、出雲市の学校ごとの結果は、市の校長会で同じように発表。
教職員までは、これらの結果は完全に共有されていますが、保護者には順位だけは伏されています。
それでも、自分の学校の正答率を市平均、県平均と比較できますので、保護者が実状を知る手掛かりにはなっているはずです。
このことで、島根県の教育が歪んだなんてことは全くない、と。
いやはや、今日もまた、北海道の遅れを痛感する調査となりました。
早くなんとかしないと、益々その差が開くばかりです。
・・・今に見ておれよ、と!
《引用終了》
==================================================
にほんブログ村
島根県は出雲市の模様です。
全国各地で、土曜日を「補習日」に充てる公立小中学校が増えています。
しかし残念ながら、我が北海道では未だその気配なし。
それなのに、土曜日はおろか日曜祝祭日までもが「部活三昧」。
根本的に、おかしくはありませんかね。
●月田光明ブログくしろよろしく
第2052回 出雲のウィークエンドスクール
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51647092.html
《引用開始》
コミュニティスクール先行事例調査の二日目は島根県出雲市。
ここは、平成18年度中には、全国で初めて所管する全小中学校(49校)がコミュニティスクールに指定されています。
ですから、今年で6年目。
地域学校運営理事会(全国的には運営協議会)を構成する理事の任期は3年(再任は妨げない)ということなので、すでに2クールを終えようとしている段階です。
それだけに成果もあり、また反省もあり・・。
でも、前に向かって進んでいる事実だけは動かしようがありません。
さて、出雲市も小中一貫でコミュニティスクールを成功させようと取り組んでいました。
地域学校運営理事会ブロック協議会(各中学校区ごと)を、年に3~4回程度開催し小中の理事さん達による意見交換の場を持っています。
また、この協議会では市の教育委員を招いた「語る会」や、保育園・幼稚園との連携も重要だとして、月1回各園長が参加する会なども開かれているとのことです。
これとは別に小中一貫教育推進委員会を市として設置し、全小中学校から2名づつ教員が参加し議論を続けています。
加えて、中学校区ごとに部会を置いて、個別のテーマを掘り下げる試みも行っていました。
ユニークな挑戦というか斬新さに唸った取り組みは「ウィークエンドスクール」。
言うなれば土曜日に行う学習サポートです。
年に26回(月2~3回)市内10会場(基本的に学校以外の公共施設)で自主学習の機会を作っています。
小中合同で、児童生徒はどこの会場に行っても自由。
各会場の塾長・副塾長は元校長か元教頭。
学習サポートを担っているのが島根大学の学生です。
午前開校が5校、午後開校が5校。
それぞれに2時間半程度、一人の学生が10人前後の児童生徒を見ています。
平成16年に始まったこのウィークエンドスクール。
全児童生徒数の5%強は参加しているらしい。
やろうと思えば、こうした対策も立てられるんですね。
「できない」「ムリ」と言っている限りは何も始まらないということです。
チームティーチングにも工夫が施されていました。
小学校の授業に中学校教員が参加。
国語、算数、体育など教科を限定せずに「分かる授業」のレベルアップを図っています。
その他、違う意味で驚いたのが、予算配分権の付与。
学校管理費等学校予算の組み替え権限を理事会に与えているのです。
実際に、中学校5校で組み替えた実績が生まれました。
理事会の自覚、参画意識を高めようとする狙いなんだとか・・。
なかなか大胆なことをやるもんです。
最後に、学力問題。
島根県は、県独自の学力計測を年に1回、春に実施しています。
対象は、小学校4~6年生、中学生は全員です。
全国調査の翌週に行うこのテスト。
何と県は、市町村名を明らかにして平均正答率と順位を一般に公表しています。
ちなみに、出雲市は県内では上位をキープ。
また、出雲市の学校ごとの結果は、市の校長会で同じように発表。
教職員までは、これらの結果は完全に共有されていますが、保護者には順位だけは伏されています。
それでも、自分の学校の正答率を市平均、県平均と比較できますので、保護者が実状を知る手掛かりにはなっているはずです。
このことで、島根県の教育が歪んだなんてことは全くない、と。
いやはや、今日もまた、北海道の遅れを痛感する調査となりました。
早くなんとかしないと、益々その差が開くばかりです。
・・・今に見ておれよ、と!
《引用終了》
==================================================
にほんブログ村
2012-02-12 15:58
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
いつも弊ブログをご引用いただき恐縮に存じます。
やはり、現地に赴いて初めて分かる事実や空気感は重要です。
これも自分の役割と自覚して、これからもレポートし続けたいと思います。
最近は、他の会派議員から同行したいと申し出て来るようになりました^^
by つー (2012-02-20 12:04)
軽いフットワークによる現地取材、コンパクトにまとめられたレポート。座って読めるのですからありがたい。
一緒に行きたいという他の会派議員が現れたことはいいことですね。数を集めることも大事なこと。
根室の議員の中から「一緒に連れてって!」と声をかける人が出るとうれしい。
輪が広がることを期待しています。
by ebisu (2012-02-21 10:11)